2015/03/07(土) - 21:01
3月7日にお台場のMEGA WEBにてTeam UKYOの2015年チームプレゼンテーションが開催された。会場ではロードレースチームに加えてSUPER GT参戦チームの陣容も披露され、多くのファンの注目が集まった。
Team UKYOの2015年シーズン体制発表会の場となったのは昨年に引き続いての開催となったお台場のMEGA WEB。ロードレースチームはもちろん、片山右京氏が監督を務めSUPER GTに参戦するGOODSMILE RACINGのお披露目も行われ、会場には多くの自転車ファン、モーターファン、そして関係者らが詰めかけた。
2012年に発足したロードレースチームは今年で4シーズン目。昨年チームとして5勝を挙げ、総合力でホセ・ビセンテ(スペイン)を2年連続のJプロツアー個人総合優勝に導くなど、常にレース毎に優勝候補の一角であり続けた。
今年チームにはシマノレーシングでエースを務めてきた畑中勇介と、かつてエウスカルテルでグランツール出場経験を持つパブロ・ウルタスン(スペイン)、スカイダイブドバイから移籍したクライマーのオスカル・プジョル(スペイン)、昨年ツアー・オブ・ジャパンを総合30位で完走したダニエル・ホワイトハウス(オーストラリア)という4名が加入。昨年から契約を更新した土井雪広、サルバドール・グアルディオラ(スペイン)、窪木一茂、平井栄一、住吉宏太、湊諒、山本隼という7名と合わせ、総勢11名の布陣でシーズンインを迎える。
「キャプテンの土井(雪広)と畑中の2名がチームの中心役を担う」と言うのは片山監督だ。強力な外国人選手が加入したことについては「ライバルチームにも強豪選手が存在するため、戦力としてはほぼ同等だと感じている」とも。
チームが目標に据えるのは3年連続のルビーレッドジャージ(Jプロツアー個人総合優勝)と、チーム総合優勝。来年にはプロコンチネンタル登録を行い、最終的にはツール・ド・フランスへの出場を目指す。片山監督は「今年はツアー・オブ・ジャパンをはじめとする国内UCIレースが指標となり、そこで総合優勝が必要不可欠となる」と加える。
キャプテンを務める土井が目指すのは全日本選手権優勝であり、「現時点で、他のレースは考えてないと言いきってしまって良いです」と意気込む。ホセが離脱しているものの「昨年と比べてチーム力は10%くらい向上していると思う」とこれまでの合宿で強く手応えを感じているという。新たに加入したメンバーについては「強いけれど、みんなレースを走る上で強くなる。だからチーム皆で同じ目標を持ってレースを走ることが重要です。チームの仲もとても良いですし、絶対に勝ちにいきますよ」とコメントを残した。
また、新加入の畑中は「新しいメンバーが多いため、従来とイメージは大きく変わっています」とチームを評する。「勝つためにチームに加入しましたから、国内のレースはヒルクライム以外全て勝ちにいきます。また若い選手に教えることも好きですし、方やオスカル選手やパブロ選手はトップカテゴリーを経験している。それがチームにとって貴重な経験となるし、とてもバランスがとれていますね」と加えた。
どんな場面でも勝機を狙える土井と畑中に加え、登りの厳しいコースではクライマーのプジョルがエースを担い、平坦では昨年のいわきクリテリウムで優勝した窪木をウルタスンがフォローする。若手選手は自身の可能性を見いだして伸ばし、展開によっては結果も狙うことが目標だ。
更にチームにはアドバイザーとしてラポムマルセイユで監督業を務める福島晋一氏が加入し、専属のメカニック、ドクター、マッサーなどバックアップ体制も昨年と比較して強化が図られているという。
チームは3月15日の宇都宮クリテリウムで初陣を迎えた後、1週間後の3月22日から開幕するツール・ド・台湾(UCI2.1)に参戦するという。
Team UKYO2015年陣容
土井雪広
畑中勇介 2014年シマノレーシング所属
サルバドール・グアルディオラ
パブロ・ウルタスン(スペイン)2014年ピノロード所属
オスカル・プジョル(スペイン)2014年スカイダイブドバイ所属
窪木一茂
平井栄一
住吉宏太
山本隼
湊諒
ダニエル・ホワイトハウス(オーストラリア)
監督:片山右京
名誉監督:中野浩一
相談役:今中大介
アドバイザー:福島晋一
text&photo:So.Isobe
Team UKYOの2015年シーズン体制発表会の場となったのは昨年に引き続いての開催となったお台場のMEGA WEB。ロードレースチームはもちろん、片山右京氏が監督を務めSUPER GTに参戦するGOODSMILE RACINGのお披露目も行われ、会場には多くの自転車ファン、モーターファン、そして関係者らが詰めかけた。
2012年に発足したロードレースチームは今年で4シーズン目。昨年チームとして5勝を挙げ、総合力でホセ・ビセンテ(スペイン)を2年連続のJプロツアー個人総合優勝に導くなど、常にレース毎に優勝候補の一角であり続けた。
今年チームにはシマノレーシングでエースを務めてきた畑中勇介と、かつてエウスカルテルでグランツール出場経験を持つパブロ・ウルタスン(スペイン)、スカイダイブドバイから移籍したクライマーのオスカル・プジョル(スペイン)、昨年ツアー・オブ・ジャパンを総合30位で完走したダニエル・ホワイトハウス(オーストラリア)という4名が加入。昨年から契約を更新した土井雪広、サルバドール・グアルディオラ(スペイン)、窪木一茂、平井栄一、住吉宏太、湊諒、山本隼という7名と合わせ、総勢11名の布陣でシーズンインを迎える。
「キャプテンの土井(雪広)と畑中の2名がチームの中心役を担う」と言うのは片山監督だ。強力な外国人選手が加入したことについては「ライバルチームにも強豪選手が存在するため、戦力としてはほぼ同等だと感じている」とも。
チームが目標に据えるのは3年連続のルビーレッドジャージ(Jプロツアー個人総合優勝)と、チーム総合優勝。来年にはプロコンチネンタル登録を行い、最終的にはツール・ド・フランスへの出場を目指す。片山監督は「今年はツアー・オブ・ジャパンをはじめとする国内UCIレースが指標となり、そこで総合優勝が必要不可欠となる」と加える。
キャプテンを務める土井が目指すのは全日本選手権優勝であり、「現時点で、他のレースは考えてないと言いきってしまって良いです」と意気込む。ホセが離脱しているものの「昨年と比べてチーム力は10%くらい向上していると思う」とこれまでの合宿で強く手応えを感じているという。新たに加入したメンバーについては「強いけれど、みんなレースを走る上で強くなる。だからチーム皆で同じ目標を持ってレースを走ることが重要です。チームの仲もとても良いですし、絶対に勝ちにいきますよ」とコメントを残した。
また、新加入の畑中は「新しいメンバーが多いため、従来とイメージは大きく変わっています」とチームを評する。「勝つためにチームに加入しましたから、国内のレースはヒルクライム以外全て勝ちにいきます。また若い選手に教えることも好きですし、方やオスカル選手やパブロ選手はトップカテゴリーを経験している。それがチームにとって貴重な経験となるし、とてもバランスがとれていますね」と加えた。
どんな場面でも勝機を狙える土井と畑中に加え、登りの厳しいコースではクライマーのプジョルがエースを担い、平坦では昨年のいわきクリテリウムで優勝した窪木をウルタスンがフォローする。若手選手は自身の可能性を見いだして伸ばし、展開によっては結果も狙うことが目標だ。
更にチームにはアドバイザーとしてラポムマルセイユで監督業を務める福島晋一氏が加入し、専属のメカニック、ドクター、マッサーなどバックアップ体制も昨年と比較して強化が図られているという。
チームは3月15日の宇都宮クリテリウムで初陣を迎えた後、1週間後の3月22日から開幕するツール・ド・台湾(UCI2.1)に参戦するという。
Team UKYO2015年陣容
土井雪広
畑中勇介 2014年シマノレーシング所属
サルバドール・グアルディオラ
パブロ・ウルタスン(スペイン)2014年ピノロード所属
オスカル・プジョル(スペイン)2014年スカイダイブドバイ所属
窪木一茂
平井栄一
住吉宏太
山本隼
湊諒
ダニエル・ホワイトハウス(オーストラリア)
監督:片山右京
名誉監督:中野浩一
相談役:今中大介
アドバイザー:福島晋一
text&photo:So.Isobe
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