通算10度のツール・ド・フランス優勝を誇るイタリアンレーシングブランド、ピナレロ。上位グレードのテクノロジーを多く搭載したミッドレンジの完成車「RAZHA」に、新カラー「スカイレプリカ」が登場した。



ピナレロ RAZHA(スカイレプリカ、アッセンブリーは国内仕様と異なる)ピナレロ RAZHA(スカイレプリカ、アッセンブリーは国内仕様と異なる) (c)ピナレロ・ジャパン
「RAZHA(ラザ)」は、素材に24HMUDを採用するカーボンミドルグレードのフルカーボンロード。2015モデルより大幅なアップデートが施され、ツールを2度制した先代のDOGMA 65.1の流れを汲む上位モデル「MARVEL」と共通のフレーム形状に。ピナレロのアイデンティティであるThink Asymmetricテクノロジーを手頃に体感することが可能となった(インプレッションはこちらから)。

チームスカイのバイクを思わせるデザインだチームスカイのバイクを思わせるデザインだ (c)ピナレロ・ジャパンクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のピナレロ DOGMA 65.1 THINK2クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のピナレロ DOGMA 65.1 THINK2 photo:Makoto.AYANO同様にフロントフォークの形状もMARVELと共通となり、ヘッドチューブとフォーククラウンのインテグレーテッドデザインが特徴的な「ONDA 2V」デザインによってエアロダイナミクスを向上。BBはプレスフィットではなく信頼性に優れるイタリアン規格を採用し、また、将来のアップグレードを見据え電動/機械式コンポーネントのいずれにも対応するTHINK2システムを新たに搭載するなど、細部に渡ってアップデートが施されている。

今回登場したRAZHA スカイレプリカは、フォーク、トップチューブ、シートステーにスカイブルーのストライプをあしらい、チームスカイが2014シーズン途中まで使用していたDOGMA 65.1を思わせる仕上がりとなっている。

販売パッケージはメインコンポーネントにシマノ105を採用した完成車とされ、ホイールには同じくシマノのWH-RS010を組み合わせている。ハンドルやステム、シートポストはピナレロのオリジナルパーツブランドのMOstで統一。サイズは42EZ~59.5までの11種類とミドルグレードながら豊富な展開だ。

42EZは女性専用設計のややアップライトなジオメトリー「EZ-FIT」を採用。パーツアッセンブルは基本的に通常モデルと共通だが、小柄な女性でも無理なく最適なライディングポジションがとれる様に、クランク長が165mm、ハンドル幅が400mm(外-外)とされている。取り扱いはピナレロ・ジャパン。



ピナレロ RAZHA スカイレプリカ
フレーム:カーボン 24HMUD
フォーク:ONDA 2V カーボン 24HMUD
BB:イタリアン
メインコンポーネント:シマノ 105
ホイール:シマノ WH-RS010
サイズ:42EZ(EZ-FITのみ)、44SL、46.5SL、50、51.5、53、54、55、56、57.5、59.5(57.5サイズ以上は受注発注)
価格:253,000円(税抜)


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