2015/02/09(月) - 13:16
10月から始まったベルギーのシクロクロスシリーズ、BpostBankトロフェーも最終第8戦。アルカンシエルを披露したマテュー・ファンデルポールが圧勝し、2位のワウト・ファンアールトが総合優勝を獲得した。
ベルギー、アントウェルペン州にあるリールがBpostBankトロフェーも最終戦の舞台。コースは湖を囲うように引かれており、その大半が硬く締まった砂地。柔らかい砂地区間もライン上は踏み固められ、ハイスピードなレースが展開された。
マテューの兄、スヴェン・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)やイェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス)らが好スタートを切り、やがてラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が先頭に立ちレースが動き出す。
ファンデルハールやトム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)がレース序盤を積極的にリードしていくが、比較的差が出にくいコースで後続を突き放すには至らない。代わって長らく先頭争いから遠ざかっていたスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)やワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)、世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)らが先頭グループを形成した。
集団から機会をうかがっていたファンデルポールがアタックすると、この動きをネイスがフォローする。しかし「新しいウェア(アルカンシエル)が僕にモチベーションを与えてくれた」と言うファンデルポールはネイスを徐々に引き離していく。
終止ハイペースを堅持したファンデルポールが追い上げを振り切って独走勝利。波に乗る世界王者がアルカンシエルデビュー戦を勝利で飾った。
20歳の世界王者は自身のレースについて「決して楽ではなかった」と振り返る。「最初の2周はペースがとても早く苦しんだが、突然先頭に立つ機会があった。そこで後続を突き放そうと踏んだことが勝利に繋がった」とコメントした。
2位争いの4名(ファンデルハール、ファンアールト、ネイス、パウエルス)は37秒遅れでゴールへ。横一列のスプリントでファンアールトが先着して2位に入った。
ファンアールトはこれによってフィニッシュタイムをさらに積算し、8戦の総合タイムでシリーズ総合成績を決めるBpostBankトロフェーシリーズの2014-15チャンピオンに輝いた。以下はファンアールトのコメント。
「今日はマテューの前に何もできなかった。強い者が勝ったんだ。今シーズンはかなり活躍できたけれど、肝心な場面で表彰台の上に上がれなかった。でもこの総合優勝はコンスタントに結果を出せた証。僕を倒せなかった選手がいたからこそ僕は強くなれるんだ。」
BpostBankトロフェー2014-2015第8戦
text:So.Isobe
photo:CorVos,www.sport.be/trofeeveldrijden
ベルギー、アントウェルペン州にあるリールがBpostBankトロフェーも最終戦の舞台。コースは湖を囲うように引かれており、その大半が硬く締まった砂地。柔らかい砂地区間もライン上は踏み固められ、ハイスピードなレースが展開された。
マテューの兄、スヴェン・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)やイェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス)らが好スタートを切り、やがてラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が先頭に立ちレースが動き出す。
ファンデルハールやトム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)がレース序盤を積極的にリードしていくが、比較的差が出にくいコースで後続を突き放すには至らない。代わって長らく先頭争いから遠ざかっていたスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)やワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)、世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)らが先頭グループを形成した。
集団から機会をうかがっていたファンデルポールがアタックすると、この動きをネイスがフォローする。しかし「新しいウェア(アルカンシエル)が僕にモチベーションを与えてくれた」と言うファンデルポールはネイスを徐々に引き離していく。
終止ハイペースを堅持したファンデルポールが追い上げを振り切って独走勝利。波に乗る世界王者がアルカンシエルデビュー戦を勝利で飾った。
20歳の世界王者は自身のレースについて「決して楽ではなかった」と振り返る。「最初の2周はペースがとても早く苦しんだが、突然先頭に立つ機会があった。そこで後続を突き放そうと踏んだことが勝利に繋がった」とコメントした。
2位争いの4名(ファンデルハール、ファンアールト、ネイス、パウエルス)は37秒遅れでゴールへ。横一列のスプリントでファンアールトが先着して2位に入った。
ファンアールトはこれによってフィニッシュタイムをさらに積算し、8戦の総合タイムでシリーズ総合成績を決めるBpostBankトロフェーシリーズの2014-15チャンピオンに輝いた。以下はファンアールトのコメント。
「今日はマテューの前に何もできなかった。強い者が勝ったんだ。今シーズンはかなり活躍できたけれど、肝心な場面で表彰台の上に上がれなかった。でもこの総合優勝はコンスタントに結果を出せた証。僕を倒せなかった選手がいたからこそ僕は強くなれるんだ。」
BpostBankトロフェー2014-2015第8戦
1位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)
2位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)
3位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)
4位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
5位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
6位 ヴィンセント・バエステンス(ベルギー、BKCPパワープラス)
7位 ティム・メルリエ(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
8位 マルセル・マイセン(ドイツ、コレンドン・クワドロ)
9位 フィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCPパワープラス)
10位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)
2位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)
3位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)
4位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
5位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
6位 ヴィンセント・バエステンス(ベルギー、BKCPパワープラス)
7位 ティム・メルリエ(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
8位 マルセル・マイセン(ドイツ、コレンドン・クワドロ)
9位 フィリップ・ワルスレーベン(ドイツ、BKCPパワープラス)
10位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)
1h02'16"
+37"
+52"
+53"
+1'01"
+37"
+52"
+53"
+1'01"
text:So.Isobe
photo:CorVos,www.sport.be/trofeeveldrijden
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