2014/11/09(日) - 09:18
開催中のサイクルモードと併せて企画されたナイターレース「STAR LIGHT MAKUHARI 」。夜の公園を舞台にしたナイターレースは多くの観客を呼び、ホットなショーになった。
11月8日にスタートしたSTAR LIGHT MAKUHARI 初日。初日土曜日は朝9時からのC3からスタートし、C2、マスターズと各カテゴリーのシクロクロスレースが続く。そしてサイクルモードの閉場時間が迫る夕暮れ時から徐々にハイライトへと移っていく。
女子のL1がゴールする頃には日がとっぷりと暮れた。そして会場のあちこちに設置されたライトが点灯された。幕張副都心の公園でのナイターレースという、ファンや観戦者たちの興味を大いにそそる企画の核心部へと入っていく。
マリンスタジアム、そして副都心のビルの明かりを遠景に、まずはユニークなスポンサーレースがスタートする。これは輪会関係者にまずはシクロクロスを体験してもらうことを目的としたレースで、仮装やファットバイクで出走する人もいてユニーク。スポークにはイルミネーションが取り付けられ、ナイトレースのオードブルとして面白い演出だった。
そしてXCE、クロスカントリーエリミネーターがスタートする。このXCEは簡単に言って「平地で行う4Xのような競技」で、瞬発力、持久力、テクニック、戦略が求められる。44人がエントリー。
5人ひと組でスタートするヒート制のレースで、毎ヒート上位3人が勝ち上がっていく。決勝に進む選手は8回走らなくてはいけない。
優勝者に8万円が用意されたこのレースを制したのは小野寺健(ミヤタ・メリダマウンテンバイクチーム)。小笠原崇裕 (THE BIKE JOURNAL)とのスプリントを制した。3位には門田基志(ジャイアント)。
そしてメインレースとも言えるシクロクロスのカテゴリー1は19時半を回ってのスタート。57人の豪華な招待選手たちを集め、多くの観客たちが見守るなかスタートした。
ホールショットをとったのは小橋勇利 (JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)。そしてジャパンカップCX覇者小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、今季連戦連勝を重ねる山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)、2013茨城シクロクロス覇者重田兼吾(Team CUORE 順天堂大学)らが続く。この4人がパックとなって周回を重ねる。
強烈なドロップオフと登り返しの難所「二曲坂」や、勢いをつけてようやくクリアできる短い急坂、逆キャンバーの連続したコブ、ハンドル操作と体重移動をフル動員してこなす連続タイトコーナーなどが設定されたコースはエキサイティング。そこにナイトレースならではの光の演出が加わり、観客たちの興奮も最高潮に。弱虫ペダルのブームのため、会場には女性の観客も多く詰めかけて観戦。今までにない雰囲気の1時間になった。
山本、小坂、小橋、重田の4人のパックは残り5周まで崩れずハイペースを刻んだが、二曲坂の激下りで小坂が痛恨のコースミス。ストップを強いられ、3人から大きく遅れてしまう。山本、小橋、重田の3人は、最終盤に重田が離され、山本と小橋の一騎打ちに。ライトを装備していた小橋に対して、ライト無しで臨んだ山本。最終週まで勝負が持ち越された。
「先頭に出れば暗いセクションで道の状態が見えず、ふたりで走ることを選択していた。最後に決められるところで一気に勝負に出た」と話す山本が小橋を離してゴールした。山本は今季茨城シクロクロス、東北シクロクロス第3・4戦での勝利に続いて4勝目を挙げた。
ナイターレースという斬新な企画のスターライト幕張。選手、観客の大興奮を見れば間違いなく大成功だったと言えそうだ。
クロスカントリーエリミネーター
優勝 小野寺健(ミヤタ・メリダマウンテンバイクチーム)
2位 小笠原崇裕 (THE BIKE JOURNAL)
3位 門田基志(ジャイアント)
シクロクロス カテゴリー1
優勝 山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)
2位 小橋勇利 (JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)
3位 重田兼吾(Team CUORE 順天堂大学)
4位小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI,Makoto.AYANO
フォトギャラリー2(CW Facebookフォトアルバム)
11月8日にスタートしたSTAR LIGHT MAKUHARI 初日。初日土曜日は朝9時からのC3からスタートし、C2、マスターズと各カテゴリーのシクロクロスレースが続く。そしてサイクルモードの閉場時間が迫る夕暮れ時から徐々にハイライトへと移っていく。
女子のL1がゴールする頃には日がとっぷりと暮れた。そして会場のあちこちに設置されたライトが点灯された。幕張副都心の公園でのナイターレースという、ファンや観戦者たちの興味を大いにそそる企画の核心部へと入っていく。
マリンスタジアム、そして副都心のビルの明かりを遠景に、まずはユニークなスポンサーレースがスタートする。これは輪会関係者にまずはシクロクロスを体験してもらうことを目的としたレースで、仮装やファットバイクで出走する人もいてユニーク。スポークにはイルミネーションが取り付けられ、ナイトレースのオードブルとして面白い演出だった。
そしてXCE、クロスカントリーエリミネーターがスタートする。このXCEは簡単に言って「平地で行う4Xのような競技」で、瞬発力、持久力、テクニック、戦略が求められる。44人がエントリー。
5人ひと組でスタートするヒート制のレースで、毎ヒート上位3人が勝ち上がっていく。決勝に進む選手は8回走らなくてはいけない。
優勝者に8万円が用意されたこのレースを制したのは小野寺健(ミヤタ・メリダマウンテンバイクチーム)。小笠原崇裕 (THE BIKE JOURNAL)とのスプリントを制した。3位には門田基志(ジャイアント)。
そしてメインレースとも言えるシクロクロスのカテゴリー1は19時半を回ってのスタート。57人の豪華な招待選手たちを集め、多くの観客たちが見守るなかスタートした。
ホールショットをとったのは小橋勇利 (JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)。そしてジャパンカップCX覇者小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、今季連戦連勝を重ねる山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)、2013茨城シクロクロス覇者重田兼吾(Team CUORE 順天堂大学)らが続く。この4人がパックとなって周回を重ねる。
強烈なドロップオフと登り返しの難所「二曲坂」や、勢いをつけてようやくクリアできる短い急坂、逆キャンバーの連続したコブ、ハンドル操作と体重移動をフル動員してこなす連続タイトコーナーなどが設定されたコースはエキサイティング。そこにナイトレースならではの光の演出が加わり、観客たちの興奮も最高潮に。弱虫ペダルのブームのため、会場には女性の観客も多く詰めかけて観戦。今までにない雰囲気の1時間になった。
山本、小坂、小橋、重田の4人のパックは残り5周まで崩れずハイペースを刻んだが、二曲坂の激下りで小坂が痛恨のコースミス。ストップを強いられ、3人から大きく遅れてしまう。山本、小橋、重田の3人は、最終盤に重田が離され、山本と小橋の一騎打ちに。ライトを装備していた小橋に対して、ライト無しで臨んだ山本。最終週まで勝負が持ち越された。
「先頭に出れば暗いセクションで道の状態が見えず、ふたりで走ることを選択していた。最後に決められるところで一気に勝負に出た」と話す山本が小橋を離してゴールした。山本は今季茨城シクロクロス、東北シクロクロス第3・4戦での勝利に続いて4勝目を挙げた。
ナイターレースという斬新な企画のスターライト幕張。選手、観客の大興奮を見れば間違いなく大成功だったと言えそうだ。
クロスカントリーエリミネーター
優勝 小野寺健(ミヤタ・メリダマウンテンバイクチーム)
2位 小笠原崇裕 (THE BIKE JOURNAL)
3位 門田基志(ジャイアント)
シクロクロス カテゴリー1
優勝 山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)
2位 小橋勇利 (JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)
3位 重田兼吾(Team CUORE 順天堂大学)
4位小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI,Makoto.AYANO
フォトギャラリー2(CW Facebookフォトアルバム)
フォトギャラリー
Amazon.co.jp
HOMESTAR Lite (ホームスターライト) 家庭用プラネタリウム「ホームスター」専用 カラー原板ソフト 「花火」
セガトイズ(SEGA TOYS)