8月29日(土)、全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)3日目のトラック最終日が行われた。日本大学が男子3種目を制し、27連覇へ向けて翌日のロードへとつないだ。大会の模様をフォトレポートでお届けする。

男子チームスプリント表彰男子チームスプリント表彰 photo:Hideaki.TAKAGI最終日は男子6種目、女子2種目の決勝が行われ、日本大学が男子3種目を制し、ほか種目も入賞して総合27連覇へ向けて翌日のロード種目を迎える。

個人では朴敏午(富士大学)が前日の1kmTTに続いてスプリントでも優勝、短距離2冠となった。1kmでは歴代記録に0秒2まで迫り、この日のスプリントでは2本とも2位選手が早々にあきらめるほどの圧勝だった。
また和田見里美(中京大学)も前日のポイントレースに続いて3km個人追抜きも制し、中距離2冠となった。このレース、中盤までは田中まい(日本体育大学)が先行気味だったが終盤で逆転、女王の貫禄を見せた。
女子個人追抜き 1位の和田見里美(中京大学)女子個人追抜き 1位の和田見里美(中京大学) photo:Hideaki.TAKAGI

トラック最終種目の団体追抜きはインカレの華だ。それこそ大学対抗の熱い応援のもと、母校の栄誉をかけて歯を食いしばる。予選で好タイムを出した日本大学が2位の法政大学に6秒差をつけ優勝。

そして最後の表彰は前日の男子ポイントレースだった。審議が長引きこのタイミングでの表彰となった。前日の晩に結果が発表されたが、正式なサイン入りのリザルト掲示はこの日の朝。それからアピールがあり審議、午後になって訂正結果が発表された。伊藤雅和(鹿屋体育大学)が3位に、そして湯浅徹(明治大学)が優勝となった。関係者の間に課題は残るだろう。3日間を通じて警告、降格が目立った。いずれにしても翻弄されるのは選手たち。すっきりとしないトラック最終日となった。
ケイリン決勝 優勝の石倉龍二(日本大学)ケイリン決勝 優勝の石倉龍二(日本大学) photo:Hideaki.TAKAGI


結果
男子チームスプリント
1位 日本大学 1分16秒553
2位 鹿屋体育大学 1分17秒456(予選時)
3位 早稲田大学 1分18秒083

女子3km個人追抜き
1位 和田見里美(中京大学)3分59秒242
2位 田中まい(日本体育大学)4分00秒331
3位 明珍裕子(朝日大学)4分06秒650

男子個人追抜き 1位の穂刈大地(法政大学)男子個人追抜き 1位の穂刈大地(法政大学) photo:Hideaki.TAKAGI
男子4km個人追抜き
1位 穂苅大地(法政大学)4分44秒196(以下予選時タイム)
2位 佐々木龍(早稲田大学)4分48秒429
3位 井関太一(朝日大学)4分53秒855

ケイリン
1位 石倉龍二(日本大学)
2位 野口大誠(中央大学)

タンデムスプリント 優勝の中央大学(石田・巴)タンデムスプリント 優勝の中央大学(石田・巴) photo:Hideaki.TAKAGI3位 櫻井正孝(東北学院大学)

タンデムスプリント
1位 中央大学(石田・巴)
2位 朝日大学(大場・山田)
3位 順天堂大学(井手・木村)

女子スプリント
1位 前田佳代乃(鹿屋体育大学)
2位 近藤美子(鹿屋体育大学)
3位 松本世良(順天堂大学)

男子スプリント
1位 朴敏午(富士大学)
2位 阿部力也(日本大学)
3位 古庄豊全(日本大学)
団体追抜き 表彰団体追抜き 表彰 photo:Hideaki.TAKAGI

4km団体追抜き
1位 日本大学 4分26秒156(予選時)
2位 法政大学 4分27秒306(予選時)
3位 朝日大学 4分28秒621
前日に行われた男子ポイントレースの表彰。審議が長引いた前日に行われた男子ポイントレースの表彰。審議が長引いた photo:Hideaki.TAKAGI

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