2014/09/08(月) - 04:15
平均時速48キロに迫るハイレベルなレースを展開した3人。ホセ・ビセンテ(チーム右京)が連覇達成、ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー)、佐野淳哉(那須ブラーゼン)が続いた。女子は怪我から復帰の豊岡英子(パナソニックレディース)が制した。
JBCFの個人タイムトライアルが平地系に変わって4回目、栃木県渡良瀬遊水地に移って3回目のJBCFタイムトライアルチャンピオンシップが9月7日(日)に行なわれた。過去2回開催は雨天だったが、朝方は雨が残ったもののE3のレース開始ごろには雨もやみ、そして昼からは青空さえのぞく好天に。
コースは渡良瀬遊水地の谷中湖を巡る1周5.3キロで平坦、ブレーキを要するカーブは1箇所だけという、まさにTTバイクが本領発揮するもの。Eクラスでも後輪ディスクと前輪ディープ、ブルホーンバーとワンピースは当たり前。TT専用バイクも多い。TTバイクはここ数年で一気に浸透している。P1クラスタはここを3周する15.9kmでレースは行なわれた。
スタートは1分30秒間隔。前戦までのJPTチームおよび個人ランキングの低い順にスタートしていく。まず好タイムを出したのは13番目スタートの大場政登志(クロップス×チャンピオンシステム)。2013年全日本選手権個人TTチャンピオンの大場はここまでで始めての6分台のラップを刻んで20分55秒7で最終的に6位に。
昨年4位で期待された窪木一茂(チーム右京)1周目のラップはトップを更新したがその後が続かなかった。大場のタイムを更新したのは42番目スタートの阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)。さらに昨年3位のダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)がそれまでのタイムを大きく更新する20分01秒0のトップタイムをマーク。
最終から3番目スタートの佐野淳哉(那須ブラーゼン)は今年の全日本選手権個人TT2位。佐野は2周目終了時点でモニエに13分26秒3の同タイムで並ぶ暫定トップ。佐野は3周目もラップを縮めたがモニエにわずか0.9秒及ばず。次に出走のホセ・ビセンテは2周目終了時に暫定トップ、さらに3周目も全体でトップのラップタイム6分32秒5を記録。
最終走者の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)は第1回大会の覇者。堅調にラップタイムを刻み4位に。この瞬間、ホセ・ビセンテが昨年に続いての連覇を達成、同時にルビーレッドジャージを増田から取り返した。ホセ・ビセンテの19分53秒98は、2012年に西薗良太が記録した20分11秒83を大幅に更新するコースレコード。
今年は昨年に続いて外国人選手の強さが目立ったが、佐野は日本人選手として表彰台の一角に食い込み、同レベルの強さを見せ一矢を報いた。
次回のJプロツアーはツール・ド・北海道を挟んだ9月21日の広島での経済産業大臣旗杯ロードだ。
結果
P1クラスタ 15.9km
1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)19分53秒98
2位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+06秒
3位 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+07秒
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+36秒
5位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+53秒
6位 大場政登志(クロップス×チャンピオンシステム)+1分01秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(チーム右京)
U23リーダー 雨澤毅明(那須ブラーゼン)
Fクラスタ 5.3km
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)8分02秒72
+13秒
3位 矢野智子(MOJYUMA Area075)+27秒
Jフェミニンリーダー 棟近陽子(EURO-WORKS Racing)
E1クラスタ 5.3km
1位 林航平(TOKYO VENTOS)6分54秒41
2位 佐藤秀和(サイクルフリーダム レーシング)+04秒
3位 今泉喜樹(VC Fukuoka Oceans)+05秒
4位 風間博之(サイクルフリーダム レーシング)+09秒
5位 岩佐昭一(サイクルフリーダム レーシング)+11秒
6位 川田優作(Honda栃木)
E2クラスタ 5.3km
1位 青柳雅人(セオレーシング)7分16秒59
2位 宇田川陽平(ブラウ・ブリッツェン)+03秒
3位 船山崇(ACQUA TAMA)+05秒
4位 早川信明(イナーメ信濃山形-EFT)+06秒
5位 李宗雨(クラブシルベスト)+07秒
6位 川村豪士(W.V.OTA-twin)
E3クラスタ 5.3km
1位 土屋幸生(ブランシュ・レーシン・グチーム)7分17秒36
2位 冨安雄一郎(SQUADRA CORSE cicli HIDE)
3位 山倉幹丈(AQULS内房レーシング)+02秒
4位 伊藤晋一(G.S.POSITIVO)+08秒
5位 伊藤太平(エクストリームつくば)+09秒
6位 工藤宏之(エルドラード・エスペランサ)+11秒
photo:Hideaki TAKAGI、Satoru KATO
text:Hideaki TAKAGI
JBCFの個人タイムトライアルが平地系に変わって4回目、栃木県渡良瀬遊水地に移って3回目のJBCFタイムトライアルチャンピオンシップが9月7日(日)に行なわれた。過去2回開催は雨天だったが、朝方は雨が残ったもののE3のレース開始ごろには雨もやみ、そして昼からは青空さえのぞく好天に。
コースは渡良瀬遊水地の谷中湖を巡る1周5.3キロで平坦、ブレーキを要するカーブは1箇所だけという、まさにTTバイクが本領発揮するもの。Eクラスでも後輪ディスクと前輪ディープ、ブルホーンバーとワンピースは当たり前。TT専用バイクも多い。TTバイクはここ数年で一気に浸透している。P1クラスタはここを3周する15.9kmでレースは行なわれた。
スタートは1分30秒間隔。前戦までのJPTチームおよび個人ランキングの低い順にスタートしていく。まず好タイムを出したのは13番目スタートの大場政登志(クロップス×チャンピオンシステム)。2013年全日本選手権個人TTチャンピオンの大場はここまでで始めての6分台のラップを刻んで20分55秒7で最終的に6位に。
昨年4位で期待された窪木一茂(チーム右京)1周目のラップはトップを更新したがその後が続かなかった。大場のタイムを更新したのは42番目スタートの阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)。さらに昨年3位のダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)がそれまでのタイムを大きく更新する20分01秒0のトップタイムをマーク。
最終から3番目スタートの佐野淳哉(那須ブラーゼン)は今年の全日本選手権個人TT2位。佐野は2周目終了時点でモニエに13分26秒3の同タイムで並ぶ暫定トップ。佐野は3周目もラップを縮めたがモニエにわずか0.9秒及ばず。次に出走のホセ・ビセンテは2周目終了時に暫定トップ、さらに3周目も全体でトップのラップタイム6分32秒5を記録。
最終走者の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)は第1回大会の覇者。堅調にラップタイムを刻み4位に。この瞬間、ホセ・ビセンテが昨年に続いての連覇を達成、同時にルビーレッドジャージを増田から取り返した。ホセ・ビセンテの19分53秒98は、2012年に西薗良太が記録した20分11秒83を大幅に更新するコースレコード。
今年は昨年に続いて外国人選手の強さが目立ったが、佐野は日本人選手として表彰台の一角に食い込み、同レベルの強さを見せ一矢を報いた。
次回のJプロツアーはツール・ド・北海道を挟んだ9月21日の広島での経済産業大臣旗杯ロードだ。
結果
P1クラスタ 15.9km
1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)19分53秒98
2位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+06秒
3位 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+07秒
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+36秒
5位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+53秒
6位 大場政登志(クロップス×チャンピオンシステム)+1分01秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(チーム右京)
U23リーダー 雨澤毅明(那須ブラーゼン)
Fクラスタ 5.3km
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)8分02秒72
+13秒
3位 矢野智子(MOJYUMA Area075)+27秒
Jフェミニンリーダー 棟近陽子(EURO-WORKS Racing)
E1クラスタ 5.3km
1位 林航平(TOKYO VENTOS)6分54秒41
2位 佐藤秀和(サイクルフリーダム レーシング)+04秒
3位 今泉喜樹(VC Fukuoka Oceans)+05秒
4位 風間博之(サイクルフリーダム レーシング)+09秒
5位 岩佐昭一(サイクルフリーダム レーシング)+11秒
6位 川田優作(Honda栃木)
E2クラスタ 5.3km
1位 青柳雅人(セオレーシング)7分16秒59
2位 宇田川陽平(ブラウ・ブリッツェン)+03秒
3位 船山崇(ACQUA TAMA)+05秒
4位 早川信明(イナーメ信濃山形-EFT)+06秒
5位 李宗雨(クラブシルベスト)+07秒
6位 川村豪士(W.V.OTA-twin)
E3クラスタ 5.3km
1位 土屋幸生(ブランシュ・レーシン・グチーム)7分17秒36
2位 冨安雄一郎(SQUADRA CORSE cicli HIDE)
3位 山倉幹丈(AQULS内房レーシング)+02秒
4位 伊藤晋一(G.S.POSITIVO)+08秒
5位 伊藤太平(エクストリームつくば)+09秒
6位 工藤宏之(エルドラード・エスペランサ)+11秒
photo:Hideaki TAKAGI、Satoru KATO
text:Hideaki TAKAGI
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