ロード・MTB問わず高性能なホイールをリリースしているフランスのマヴィック。2015ラインナップより先行モデルとして、XCレース&高速トレイルライド向けの軽量ホイール「Crossmax SL」とエンデューロアドベンチャー向けホイール「Crossmax XL」が登場した。



マヴィック Crossmax SL

マヴィック Crossmax SL(フロント)マヴィック Crossmax SL(フロント) (c)アメアスポーツジャパンマヴィック Crossmax SL(リア)マヴィック Crossmax SL(リア) (c)アメアスポーツジャパン


「Crossmax SL」は近年高速化が進んでいるワールドカップXCOや、高速トレイルライド向けに開発された、チューブレス対応のアルミホイール。26インチ、27.5インチ、29インチの3種類のサイズが揃い、いずれもこれまでのハイエンドモデル「Crossmax SLR」よりも更に軽い重量に仕上がっている。

リムには春先に発表された創業125周年のアニバーサリーモデル「キシリウム125」で採用された「ISM4D」テクノロジーを投入。素材はCrossmax SLRのリムと同じくマクスタルだが、スポークホール周辺を残してリム全体をまんべんなく削り、徹底的に無駄な部位を削ぎ落とした。

ISM4Dテクノロジーによって大幅な軽量化を実現したリムISM4Dテクノロジーによって大幅な軽量化を実現したリム (c)アメアスポーツジャパン胴体をカーボンとし軽量化を図ったハブ胴体をカーボンとし軽量化を図ったハブ


徹底的に無駄な部位を削ぎ落とすISM4Dテクノロジー徹底的に無駄な部位を削ぎ落とすISM4Dテクノロジー (c)アメアスポーツジャパン結果、Crossmax SLRと比較して同等の剛性を維持しながらリム単体で10%、ホイールセットでは26インチで50g、29インチで100gの軽量化に成功。登坂性能と加速性の大幅な向上を実現した。同時に丸みを帯びた断面形状によって空力性能も高められているという。もちろん、滑らかな継ぎ目を実現する「SUP溶接」、リムに直接ネジを切る「Fore」テクノロジーは従来モデルから踏襲されている。

スポークはマヴィック独自のアルミ合金「ジクラル」製で、前後共に20本組。リアはイソパルスとすることで左右のテンションバランスを高め、軽量化に貢献しつつ高い反応性を維持している。

ハブは胴体にカーボンを採用することで軽さを追求する一方、封入されるベアリングは耐久性を重視。リアハブのラチェット部分にはITS-4システムを取り入れ、駆動ロスを低減している。固定方法はフロントが9mmQRと15mmスルーアクスル、リアが9mmQR、12X135mm及び12X142mmスルーアクスルに対応。ローター取付部は6ホールのみとなる。

マヴィック Crossmax SL
リム形式:チューブレス(UST)/クリンチャー
サイズ:26インチ、27.5インチ、29インチ
リム素材:マクスタル
スポーク:ジクラル製、F20本/R20本
ローター取付部:6ホール
固定方式:
フロント 9mmQR/15mmスルーアクスル
リア 9mmQR/12X135mm及び12X142mmスルーアクスル
重 量:1390g(26インチ)、1520g(29インチ)
価 格:150,000円(税別)
発売予定:2014年11月



マヴィック Crossmax XL

マヴィック Crossmax XL(フロント)マヴィック Crossmax XL(フロント) (c)アメアスポーツジャパンマヴィック Crossmax XL(リア)マヴィック Crossmax XL(リア) (c)アメアスポーツジャパン


「Crossmax XL」はアドベンチャーライドやアグレッシブなエンデューロライド向けとして、耐久性に特化したチューブレス対応のアルミホイール。リムはISMテクノロジーによって強度を維持しつつ無駄な部位を省き、2.4インチ幅のタイヤに対応するため、リム幅を23mmに。しかしながら21mm幅のCrossmax Enduroと同等の重量に仕上がっている。スポークはジクラル製で、前後共に24本組とし、FOREテクノロジーなどと併せて横剛性を高めている。

マヴィック Crossmax Questマヴィック Crossmax Quest (c)アメアスポーツジャパンサイズは26インチ、27.5インチ、29インチの3種類がラインナップされる固定方法はフロントが9mmQRと15mmスルーアクスル、リアが9mmQR、12X135mm及び12X142mmスルーアクスルに対応。ローター取付部は6ホールのみとなる。ホイール単体重量は26インチ前後で1660g。

またマヴィックが提唱する「WTS(ホイール・タイヤ・システム)」を採用し、Crossmax XLの性能を最大限に引き出す2.4インチ幅の新型タイヤ「Crossmax Quest」が付属する。このモデルはコンタクトコンパウンド、高めで適度に間隔の開いたノブ、2.4インチのエアボリュームの組み合わせによって優れたグリップ性能を実現しつつ、Guard+テクノロジーでケーシングを強化することで、耐パンク性との両立を図っている。もちろん、タイヤは単体でも販売される。

マヴィック Crossmax XL
リム形式:チューブレス(UST)/クリンチャー
サイズ:26インチ、27.5インチ、29インチ
リム素材:マクスタル
スポーク:ジクラル製、F20本/R20本
ローター取付部:6ホール
固定方式:
フロント 9mmQR/15mmスルーアクスル
リア 9mmQR/12X135mm及び12X142mmスルーアクスル
タイヤ:マヴィック Crossmax Quest
重 量:1660g(26インチ、ペア)、3150g(26インチ・タイヤ装着時、ペア)
価 格:135,000円(税別)
発売予定:2014年11月

マヴィック Crossmax Quest
形 式:USTチューブレスレディ
コンパウンド:コンタクトコンパウンド
ケーシング:66TPI、ガード+
サイズ(重量):26X2.4(690g)、27.5X2.4(780g)、29X2.35(810g)
価 格:8,000円(税別)
発売予定:2014年11月

リンク

最新ニュース(全ジャンル)

リクセン&カウル 定番マウントシステムと扱いやすさが魅力のバイクパッキングシステム Gakuto Fujiwara 2024/11/28(木) - 16:00
新製品情報2025