2009/08/04(火) - 09:35
8月2日、ドイツ・ボーフムで第12回スパルカッセン・ジロ(UCI1.1)が開催され、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)が雨のスプリントを制した。カヴェンディッシュは早くも今シーズン20勝目の大台に乗せた。
ドイツ中部のドーフムでスパルカッセン・ジロが開催されるのは今年で12回目。1998年の第一回大会は、前年にツール・ド・フランスを制したヤン・ウルリッヒ(ドイツ)が優勝している。
レースの舞台はボーフムを起点とする高低差100m弱の14.6kmの周回コースで、ここを12周、合計177kmで争われる。レースにはチームコロンビア・HTCとミルラムのプロツアー2チームと、スキル・シマノやサーヴェロ、ISDなどのプロコンチネンタルチーム/コンチネンタルチームが出場した。
レースは前半から地元ドイツのコンチネンタルチーム所属選手5名が逃げ、メイン集団から最大で3分のリード。しかしチームコロンビア・HTCとミルラムのコントロールによりゴールまで1周半を残して逃げは吸収され、最後は30名ほどに縮小した集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
雨によって濡れた最終ストレートでスプリントバトルを繰り広げたのはカヴェンディッシュとゲラルド・チオレック(ドイツ、ミルラム)。ツール・ド・フランスで大活躍したカヴェンディッシュの勢いは止まらず、元チームメイトのチオレックを破り、片手を突き上げてゴールした。
2月のツアー・オブ・カタールでのステージ2勝に始まり、ミラノ〜サンレモ優勝、ジロ・デ・イタリアでステージ3勝、ツールでステージ6勝など、コンスタントに勝利を重ねるカヴェンディッシュ。早くも昨年の18勝を上回り、シーズン20勝目の大台に乗せた。
チームコロンビア・HTCは他のチームより少ない5名のメンバーでレースに挑戦していた。チームのロルフ・アルダグ監督は「決して簡単なレースではなかった。周回コースの距離は短くて、急な上り坂が2区間あった。ゴールに向けての下りもハイスピードで、おまけに雨が一日中降っていたんだ。序盤から5人が逃げたけど、カヴェンディッシュのためにチームは逃げを吸収。カヴェンディッシュがスプリントで敵無しだ」とコメント。
「大成功のツールを終えて、まだカヴェンディッシュは勝ち続けている。今日の出場選手は全員ツールを走った選手なんだ。ツールを終えると気が抜ける選手もいるけど、コロンビアのメンバーは違う。今日カヴェンディッシュはまだまだ勝利への集中力を切らしていないことを見せつけてくれたよ」と語っている。
ツールでステージ優勝を飾ったハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)が4位。スキル・シマノはロバート・ワグナー(ドイツ)が5位、ロイ・カーヴァス(オランダ)が9位に入っている。スキル・シマノは来シーズンに向けてUCIプロツアーライセンスを申請予定だ。
レース展開や監督コメントはチームコロンビア・HTCのチーム公式サイトより。
スパルカッセン・ジロ2009結果
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)4h16'30"
2位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、ミルラム)
3位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、FCラインランド・プファルツ)
4位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)
5位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ)
6位 エリック・バウマン(ドイツ、ニュトリクシオン・スパルカッセ)
7位 ニコ・エークホウト(ベルギー、アンポスト・ショーンケリー)
8位 セプ・ファンマルク(ベルギー、ヨングフラーンデレン)
9位 ロイ・カーヴァス(オランダ、スキル・シマノ)
10位 ピーテル・ ファンスペイブロック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
ドイツ中部のドーフムでスパルカッセン・ジロが開催されるのは今年で12回目。1998年の第一回大会は、前年にツール・ド・フランスを制したヤン・ウルリッヒ(ドイツ)が優勝している。
レースの舞台はボーフムを起点とする高低差100m弱の14.6kmの周回コースで、ここを12周、合計177kmで争われる。レースにはチームコロンビア・HTCとミルラムのプロツアー2チームと、スキル・シマノやサーヴェロ、ISDなどのプロコンチネンタルチーム/コンチネンタルチームが出場した。
レースは前半から地元ドイツのコンチネンタルチーム所属選手5名が逃げ、メイン集団から最大で3分のリード。しかしチームコロンビア・HTCとミルラムのコントロールによりゴールまで1周半を残して逃げは吸収され、最後は30名ほどに縮小した集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
雨によって濡れた最終ストレートでスプリントバトルを繰り広げたのはカヴェンディッシュとゲラルド・チオレック(ドイツ、ミルラム)。ツール・ド・フランスで大活躍したカヴェンディッシュの勢いは止まらず、元チームメイトのチオレックを破り、片手を突き上げてゴールした。
2月のツアー・オブ・カタールでのステージ2勝に始まり、ミラノ〜サンレモ優勝、ジロ・デ・イタリアでステージ3勝、ツールでステージ6勝など、コンスタントに勝利を重ねるカヴェンディッシュ。早くも昨年の18勝を上回り、シーズン20勝目の大台に乗せた。
チームコロンビア・HTCは他のチームより少ない5名のメンバーでレースに挑戦していた。チームのロルフ・アルダグ監督は「決して簡単なレースではなかった。周回コースの距離は短くて、急な上り坂が2区間あった。ゴールに向けての下りもハイスピードで、おまけに雨が一日中降っていたんだ。序盤から5人が逃げたけど、カヴェンディッシュのためにチームは逃げを吸収。カヴェンディッシュがスプリントで敵無しだ」とコメント。
「大成功のツールを終えて、まだカヴェンディッシュは勝ち続けている。今日の出場選手は全員ツールを走った選手なんだ。ツールを終えると気が抜ける選手もいるけど、コロンビアのメンバーは違う。今日カヴェンディッシュはまだまだ勝利への集中力を切らしていないことを見せつけてくれたよ」と語っている。
ツールでステージ優勝を飾ったハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)が4位。スキル・シマノはロバート・ワグナー(ドイツ)が5位、ロイ・カーヴァス(オランダ)が9位に入っている。スキル・シマノは来シーズンに向けてUCIプロツアーライセンスを申請予定だ。
レース展開や監督コメントはチームコロンビア・HTCのチーム公式サイトより。
スパルカッセン・ジロ2009結果
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)4h16'30"
2位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、ミルラム)
3位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、FCラインランド・プファルツ)
4位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)
5位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ)
6位 エリック・バウマン(ドイツ、ニュトリクシオン・スパルカッセ)
7位 ニコ・エークホウト(ベルギー、アンポスト・ショーンケリー)
8位 セプ・ファンマルク(ベルギー、ヨングフラーンデレン)
9位 ロイ・カーヴァス(オランダ、スキル・シマノ)
10位 ピーテル・ ファンスペイブロック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
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