2014/05/18(日) - 23:15
ツアー・オブ・ジャパンが大阪・堺からスタート。ウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)がコースレコードを更新して優勝。フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)は驚きの3位に
第1ステージ堺は大阪府堺市の大仙公園を1周する2.65kmの個人TT。1位2位はドラパック勢でクラークが2012年に続いて優勝。今までのコースレコードは開催中のジロで序盤にマリアローザを着続けたマイケル・マシューズ(当時チームジャイコ・スキンズ)が2010年に出した3分14秒31。これを0秒22縮める3分14秒09を記録。
2位はオーストラリアU23のTTチャンピオン、ジョーダン・ケルビーで3分17秒01。この2人のタイムが突出しており、3位以下にはポッツァートの3分19秒12などが並ぶ。ポッツァートは「アップせずに走ってきつかった」と語るが、クラシックシーズンを終えて1ヶ月間自転車に乗らなかったというそのポテンシャルの高さに驚く。
さらにポッツァートは午前中の国際クリテリウムで先頭を引いたり、降りてはサインや写真などファンサービスに努め、まさにプロフェッショナルの行動。堺会場はUCIプロチームのランプレ・メリダの活躍に終日沸いた。
日本人選手では昨年の優勝者、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が7位、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が10位、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が14位、野中竜馬(シマノレーシング)が15位、そして内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が16位と続いた。
午前中にはTOJ参加選手による堺国際クリテリウムが行われた。UCIポイントやツアーの成績とは別だが、集団ゴールでの実力をはかるレースでもあり、ここでも外国勢がその実力を見せた。中盤に3人の逃げができるが終盤に吸収。終始コントロールしていたランプレ・メリダのニッコロ・ボニファジオとヴィーニファンティーニ・NIPPOのグレガ・ボーレの戦いになり、好位置をキープしたボニファジオが優勝。日本勢では吉田隼人(シマノレーシング)が5位に入った。
続く第2ステージは1日置いて5月20日(火)に岐阜県美濃市で行なわれる。パンチャーあるいはスプリンターに有利なコース。集団ゴールならばボニファジオやボーレが、小集団ならばポッツァートやドラパック勢あるいはチーム右京やマトリックスパワータグのスペイン選手などが出てくるだろう。
結果
第1ステージ堺
1位 ウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)3分14秒09
2位 ジョーダン・ケルビー(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)+2秒92
3位 フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)+5秒03
4位 ジャック・ベッキンセール(アヴァンティレーシングチーム)+5秒04
5位 ブレントン・ジョーンズ(アヴァンティレーシングチーム)+5秒29
6位 ヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)+7秒04
7位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)+7秒31
8位 アンドレア・パリーニ(ランプレ・メリダ)+7秒54
9位 テイラー・ガンマン(アヴァンティレーシングチーム)+8秒09
10位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+8秒61
個人総合ポイント順位 第1ステージ終了時点
1位 ウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)10点
2位 ジョーダン・ケルビー(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)9点
3位 フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)8点
チーム総合順位 第1ステージ終了時点
1位 ドラパックプロフェッショナルサイクリング 9分53秒
2位 アヴァンティレーシングチーム +07秒
3位 ランプレ・メリダ +08秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
第1ステージ堺は大阪府堺市の大仙公園を1周する2.65kmの個人TT。1位2位はドラパック勢でクラークが2012年に続いて優勝。今までのコースレコードは開催中のジロで序盤にマリアローザを着続けたマイケル・マシューズ(当時チームジャイコ・スキンズ)が2010年に出した3分14秒31。これを0秒22縮める3分14秒09を記録。
2位はオーストラリアU23のTTチャンピオン、ジョーダン・ケルビーで3分17秒01。この2人のタイムが突出しており、3位以下にはポッツァートの3分19秒12などが並ぶ。ポッツァートは「アップせずに走ってきつかった」と語るが、クラシックシーズンを終えて1ヶ月間自転車に乗らなかったというそのポテンシャルの高さに驚く。
さらにポッツァートは午前中の国際クリテリウムで先頭を引いたり、降りてはサインや写真などファンサービスに努め、まさにプロフェッショナルの行動。堺会場はUCIプロチームのランプレ・メリダの活躍に終日沸いた。
日本人選手では昨年の優勝者、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が7位、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が10位、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が14位、野中竜馬(シマノレーシング)が15位、そして内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が16位と続いた。
午前中にはTOJ参加選手による堺国際クリテリウムが行われた。UCIポイントやツアーの成績とは別だが、集団ゴールでの実力をはかるレースでもあり、ここでも外国勢がその実力を見せた。中盤に3人の逃げができるが終盤に吸収。終始コントロールしていたランプレ・メリダのニッコロ・ボニファジオとヴィーニファンティーニ・NIPPOのグレガ・ボーレの戦いになり、好位置をキープしたボニファジオが優勝。日本勢では吉田隼人(シマノレーシング)が5位に入った。
続く第2ステージは1日置いて5月20日(火)に岐阜県美濃市で行なわれる。パンチャーあるいはスプリンターに有利なコース。集団ゴールならばボニファジオやボーレが、小集団ならばポッツァートやドラパック勢あるいはチーム右京やマトリックスパワータグのスペイン選手などが出てくるだろう。
結果
第1ステージ堺
1位 ウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)3分14秒09
2位 ジョーダン・ケルビー(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)+2秒92
3位 フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)+5秒03
4位 ジャック・ベッキンセール(アヴァンティレーシングチーム)+5秒04
5位 ブレントン・ジョーンズ(アヴァンティレーシングチーム)+5秒29
6位 ヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)+7秒04
7位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)+7秒31
8位 アンドレア・パリーニ(ランプレ・メリダ)+7秒54
9位 テイラー・ガンマン(アヴァンティレーシングチーム)+8秒09
10位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+8秒61
個人総合ポイント順位 第1ステージ終了時点
1位 ウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)10点
2位 ジョーダン・ケルビー(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)9点
3位 フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)8点
チーム総合順位 第1ステージ終了時点
1位 ドラパックプロフェッショナルサイクリング 9分53秒
2位 アヴァンティレーシングチーム +07秒
3位 ランプレ・メリダ +08秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
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