2014/03/21(金) - 09:16
ツール・ド・ランカウイを走ったチームバイクをスタートリスト順に紹介するシリーズもいよいよ最終回。総合優勝に輝いたタブリスペトロケミカルやシナジーバクサイクリングをはじめ、UCIコンチネンタルチームやナショナルチームのバイクをピックアップ。
タブリスペトロケミカル【KTM REVELATOR】
ゲンティンハイランド山頂フィニッシュを制し、総合優勝を果たしたミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン)を含め、タブリスペトロケミカルはオーストリアに拠点を置くKTMのREVELATORに乗った。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系。参考までに、実測ではなく手で持った感触からだが、チームバイクはおそらく大会最軽量。エースだけではなく、チームのイニシャルが刻まれたライトウェイトホイールを積極的に投入した。
シナジーバクサイクリング【フジ SST1.1】
マット・ブラマイヤー(アイルランド)の山岳賞獲得を始め、連日の逃げとスプリントでレースを盛り上げたアゼルバイジャンのシナジーバクサイクリングのバイクはフジのSST1.1。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系。ホイールは出場チーム中唯一となるHED、タイヤはオランダのヴェレデステイン。コンポーネントやパーツは各メーカーの最高級グレードだが、ペダルはシマノの105だ。
CCNサイクリング【パーリー ESX】
ブルネイのUCIコンチネンタルチームであるCCNサイクリングは、チームカラーに塗られたパーリーのESXに乗った。ダイレクトマウントのブレーキを採用したエアロロードという位置づけのフレームで、リアブレーキはトレックやメリダと同様にBB後部に装着されている。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系だが、クランクはSRM搭載のROTORで、ホイールはBlack Incなど凝ったセッティング。
ジャイアント・チャンピオンシステム【ジャイアント TCR ADVANCED SL】
マックスサクセススポーツ時代から引き続きジャイアントに乗る中国のジャイアント・チャンピオンシステム。フラッグシップモデルであるTCR ADVANCED SLをメインに使用した。他のアジアンUCIコンチネンタルチーム同様、コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系で、チェーンのみ金色のKMC X-LIGHTWEIGHT。タイヤはKENDA。ジャイアントのボリュームあるステムを全員が使用した。
インドネシアナショナルチーム【ユナイテッドバイク STERLING R011】
日本で馴染みのないインドネシア発のユナイテッドバイクに乗るインドネシアナショナルチーム。フラッグシップモデルであるSTERLING R011に統一した。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース7900系。ホイールはデュラエースだが、カンパニョーロのボーラウルトラ2を使用する選手も。パーツもFSAやPROなどが混在している。全体的な印象としてペダルは下位グレードのものを使用するチームが多い。逃げやスプリントに絡めず、10日間苦しい闘いを強いられた。
香港ナショナルチーム【キャノンデール SUPERSIX 他】
バイクを統一せずに各選手の所属チームバイクや個人の所有バイクで挑んだ香港ナショナルチーム。チームの指揮を執っていたのは引退したワン・カンポー。写真はロクチュン・ウーのキャノンデールSUPERSIXで、ホイールはステッカーが剥がされたデュラエース。全体的に一世代前の組み合わせで、何故かレース中もフロントライトを常備していた。隣のバイクはブル・ホーのコルナゴEXTREME-C。
マレーシアナショナルチーム【ビアンキ OLTRE XR】
マレーシアナショナルチームはバイクをビアンキOLTRE XRに統一。シートチューブには今はなきヴァカンソレイユ・DCMのロゴが入っている。コンポーネントをカンパニョーロのコーラス、ホイールをボーラウルトラ1で揃えるなど、極めて統一感のあるセッティングで挑んだ。開催国のナショナルチームだけにバイクへの関心度は他チームよりも高め。なお、22チーム中3チームがビアンキを使用。ウィリエールと並んで高いシェアを誇った。
text&photo:Kei Tsuji
タブリスペトロケミカル【KTM REVELATOR】
ゲンティンハイランド山頂フィニッシュを制し、総合優勝を果たしたミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン)を含め、タブリスペトロケミカルはオーストリアに拠点を置くKTMのREVELATORに乗った。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系。参考までに、実測ではなく手で持った感触からだが、チームバイクはおそらく大会最軽量。エースだけではなく、チームのイニシャルが刻まれたライトウェイトホイールを積極的に投入した。
シナジーバクサイクリング【フジ SST1.1】
マット・ブラマイヤー(アイルランド)の山岳賞獲得を始め、連日の逃げとスプリントでレースを盛り上げたアゼルバイジャンのシナジーバクサイクリングのバイクはフジのSST1.1。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系。ホイールは出場チーム中唯一となるHED、タイヤはオランダのヴェレデステイン。コンポーネントやパーツは各メーカーの最高級グレードだが、ペダルはシマノの105だ。
CCNサイクリング【パーリー ESX】
ブルネイのUCIコンチネンタルチームであるCCNサイクリングは、チームカラーに塗られたパーリーのESXに乗った。ダイレクトマウントのブレーキを採用したエアロロードという位置づけのフレームで、リアブレーキはトレックやメリダと同様にBB後部に装着されている。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系だが、クランクはSRM搭載のROTORで、ホイールはBlack Incなど凝ったセッティング。
ジャイアント・チャンピオンシステム【ジャイアント TCR ADVANCED SL】
マックスサクセススポーツ時代から引き続きジャイアントに乗る中国のジャイアント・チャンピオンシステム。フラッグシップモデルであるTCR ADVANCED SLをメインに使用した。他のアジアンUCIコンチネンタルチーム同様、コンポーネントはシマノの機械式デュラエース9000系で、チェーンのみ金色のKMC X-LIGHTWEIGHT。タイヤはKENDA。ジャイアントのボリュームあるステムを全員が使用した。
インドネシアナショナルチーム【ユナイテッドバイク STERLING R011】
日本で馴染みのないインドネシア発のユナイテッドバイクに乗るインドネシアナショナルチーム。フラッグシップモデルであるSTERLING R011に統一した。コンポーネントはシマノの機械式デュラエース7900系。ホイールはデュラエースだが、カンパニョーロのボーラウルトラ2を使用する選手も。パーツもFSAやPROなどが混在している。全体的な印象としてペダルは下位グレードのものを使用するチームが多い。逃げやスプリントに絡めず、10日間苦しい闘いを強いられた。
香港ナショナルチーム【キャノンデール SUPERSIX 他】
バイクを統一せずに各選手の所属チームバイクや個人の所有バイクで挑んだ香港ナショナルチーム。チームの指揮を執っていたのは引退したワン・カンポー。写真はロクチュン・ウーのキャノンデールSUPERSIXで、ホイールはステッカーが剥がされたデュラエース。全体的に一世代前の組み合わせで、何故かレース中もフロントライトを常備していた。隣のバイクはブル・ホーのコルナゴEXTREME-C。
マレーシアナショナルチーム【ビアンキ OLTRE XR】
マレーシアナショナルチームはバイクをビアンキOLTRE XRに統一。シートチューブには今はなきヴァカンソレイユ・DCMのロゴが入っている。コンポーネントをカンパニョーロのコーラス、ホイールをボーラウルトラ1で揃えるなど、極めて統一感のあるセッティングで挑んだ。開催国のナショナルチームだけにバイクへの関心度は他チームよりも高め。なお、22チーム中3チームがビアンキを使用。ウィリエールと並んで高いシェアを誇った。
text&photo:Kei Tsuji
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