2014/02/14(金) - 09:31
ドイツチャンピオンジャージを着るアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)が大集団スプリントで先頭に立つ。これまでツアー・オブ・カタールで勝利に見放されていたグライペルがようやく勝利を掴んだ。
第5ステージはカタール半島北部のズバーラフォートからマディナ・アル・シャマルまでの159km。この日も強風がコースに吹き付けたが、記録的なスピードをマークした前日ほどは吹かず。6km地点でステイン・デヴォルデル(ベルギー、トレックファクトリーレーシング)、ウラディミール・イサイチェフ(ロシア、カチューシャ)、ダニエル・ショルン(オーストリア、ネットアップ・エンデューラ)、パトリック・グレッチュ(ドイツ、AG2Rラモンディアール)の逃げが決まった。
スプリントポイントでのボーナスタイムを潰す逃げが早々に決まったため、前日と比べてレースは平穏に進行。最大6分50秒まで広がったタイム差を、スプリント狙いのロット・ベリソルが削って行く。終盤に登場する36.5kmと13.5kmの周回コースに差し掛かると、タイム差は急速に縮まった。
ゴールまで10kmを切って逃げが吸収されると、スプリンターチームによるリードアウトバトルが勃発。オメガファーマ・クイックステップが安全に集団前方に人数を集める中で、オリカ・グリーンエッジとネットアップ・エンデューラの2チームが強力にリードアウトして残り1kmに突入する。
するとそこからロット・ベリソルのトレインが発進。シーベルグとルーランズの2人が、ドイツチャンピオンジャージを集団先頭に導いた。
前日同様、他のライバルたちよりも早めにスプリントを開始したグライペル。その後ろにトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)の姿はなく、アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)を振り切ったグライペルが片手を突き上げた。
意外にもツアー・オブ・カタール初勝利を飾ったグライペルは「今日はエシュロンが形成されず、逃げを捕まえるためにバクとドックスの2人がずっと集団を率いてくれた。他のチームのヘルプは皆無だった。残り2kmまでボックマンスが集団を引いて、そこからシーベルグとルーランズがいつも通りのパーフェクトなリードアウトを見せてくれた。メンバー全員がそれぞれの仕事を完璧にこなしたおかげで、自分は残り200mからスプリントするだけだった」とコメントしている。
最終ステージを残してニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)が総合首位をキープし、ポイント賞リーダーのボーネンが総合2位につけるワンツー体制。翌日、ツアー・オブ・カタールはドーハの海岸通りでフィナーレを迎える。
選手コメントはロット・ベリソル公式サイトより。
ツアー・オブ・カタール2014第5ステージ結果
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 3h48'53"
2位 アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)
3位 テオ・ボス(オランダ、ベルキン)
4位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ティンコフ・サクソ)
5位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)
6位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、ロット・ベリソル)
7位 サム・ベネット(アイルランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
9位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)
10位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、キャノンデール)
個人総合成績
1位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) 13h08'31"
2位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +17"
3位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、ロット・ベリソル) +20"
4位 イアン・スタナード(イギリス、チームスカイ) +37"
5位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、ティンコフ・サクソ) +48"
6位 マルセル・シーベルグ(ドイツ、ロット・ベリソル) +56"
7位 ギヨーム・ファンケイルスブルク(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +57"
8位 ステイン・ファンデンベルフ(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +1'05"
9位 アンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) +1'18"
10位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) +1'23"
ポイント賞
トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
ヤングライダー賞
ギヨーム・ファンケイルスブルク(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
第5ステージはカタール半島北部のズバーラフォートからマディナ・アル・シャマルまでの159km。この日も強風がコースに吹き付けたが、記録的なスピードをマークした前日ほどは吹かず。6km地点でステイン・デヴォルデル(ベルギー、トレックファクトリーレーシング)、ウラディミール・イサイチェフ(ロシア、カチューシャ)、ダニエル・ショルン(オーストリア、ネットアップ・エンデューラ)、パトリック・グレッチュ(ドイツ、AG2Rラモンディアール)の逃げが決まった。
スプリントポイントでのボーナスタイムを潰す逃げが早々に決まったため、前日と比べてレースは平穏に進行。最大6分50秒まで広がったタイム差を、スプリント狙いのロット・ベリソルが削って行く。終盤に登場する36.5kmと13.5kmの周回コースに差し掛かると、タイム差は急速に縮まった。
ゴールまで10kmを切って逃げが吸収されると、スプリンターチームによるリードアウトバトルが勃発。オメガファーマ・クイックステップが安全に集団前方に人数を集める中で、オリカ・グリーンエッジとネットアップ・エンデューラの2チームが強力にリードアウトして残り1kmに突入する。
するとそこからロット・ベリソルのトレインが発進。シーベルグとルーランズの2人が、ドイツチャンピオンジャージを集団先頭に導いた。
前日同様、他のライバルたちよりも早めにスプリントを開始したグライペル。その後ろにトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)の姿はなく、アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)を振り切ったグライペルが片手を突き上げた。
意外にもツアー・オブ・カタール初勝利を飾ったグライペルは「今日はエシュロンが形成されず、逃げを捕まえるためにバクとドックスの2人がずっと集団を率いてくれた。他のチームのヘルプは皆無だった。残り2kmまでボックマンスが集団を引いて、そこからシーベルグとルーランズがいつも通りのパーフェクトなリードアウトを見せてくれた。メンバー全員がそれぞれの仕事を完璧にこなしたおかげで、自分は残り200mからスプリントするだけだった」とコメントしている。
最終ステージを残してニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)が総合首位をキープし、ポイント賞リーダーのボーネンが総合2位につけるワンツー体制。翌日、ツアー・オブ・カタールはドーハの海岸通りでフィナーレを迎える。
選手コメントはロット・ベリソル公式サイトより。
ツアー・オブ・カタール2014第5ステージ結果
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 3h48'53"
2位 アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)
3位 テオ・ボス(オランダ、ベルキン)
4位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ティンコフ・サクソ)
5位 マッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)
6位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、ロット・ベリソル)
7位 サム・ベネット(アイルランド、ネットアップ・エンデューラ)
8位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
9位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)
10位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、キャノンデール)
個人総合成績
1位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) 13h08'31"
2位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +17"
3位 ユルゲン・ルーランズ(ベルギー、ロット・ベリソル) +20"
4位 イアン・スタナード(イギリス、チームスカイ) +37"
5位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、ティンコフ・サクソ) +48"
6位 マルセル・シーベルグ(ドイツ、ロット・ベリソル) +56"
7位 ギヨーム・ファンケイルスブルク(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +57"
8位 ステイン・ファンデンベルフ(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +1'05"
9位 アンドリュー・フェン(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) +1'18"
10位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) +1'23"
ポイント賞
トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
ヤングライダー賞
ギヨーム・ファンケイルスブルク(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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Astage(アステージ) ポリカスコップ W約34×D約19.5×H約112.5cm PSM-340
アステージ(Astage)