2014/02/08(土) - 21:57
対岸のレインボーブリッジが全く見えないほどの吹雪に見舞われたお台場海浜公園で、シクロクロス東京が開催された。初日の土曜日はC2からC4、マスターズなどの7レースが開催。最終種目のC1は大雪警報によってキャンセルされた。
前夜から降り続いた雪によって、会場のお台場海浜公園は真っ白。名物のビーチセクションも雪に覆われる。海から吹き付ける風と雪の勢いは時間とともに増し、やがて横殴りの雪となった。午後には積雪が10cmを超え、コース上から路面が全く見えないほどに。大雪警報が発令されたため、最終レースのCategory1の中止が決まるとともに、Category2のレース時間が40分から30分に短縮された。
多くの選手に下車を強いる砂浜セクションと(雪が積もって滑りやすい)舗装路、樹々の間を抜けるセクション、そしてKONAフライオーバーが組み合わされたコースで、Category2 + Juniorのレースを引っ張ったのは山田将輝(Limited846/DIRT FREAK)だった。
後方から勢い良く追い上げる小笠原崇裕(The BIKE JOURNAL)や、関西で「でいぶ」の愛称で親しまれている平尾浩一(662-496部)を振り切った山田が吹雪のレースを制した。山田はジュニア対象選手のため、小笠原と平尾がCategory1に昇格する。
Category Masterは瀬戸幸正(ベーグルワン)と藤井修(きゅうべえsports)、大河内二郎(シルクロード)、小田島貴弘(Club SY-Nak)の4名がバトルを繰り広げ、最終周回で抜け出した瀬戸が勝利している。
この日大きな注目を集めたのは、元全日本チャンピオンの辻浦圭一の出場だった。シクロクロスで2002年から9年連続で日本の頂点に立った辻浦は、難病の重症筋無力症を患い、レースから身を退いていた。
日頃からシクロクロスバイクでトレイルライドを楽しんでいたというが、レース出場は2012年のカスティール・サイクルクロス・マツモト以来1年半ぶり。筋力低下によってかつて日本の頂点に君臨し続けた王者の走りは影を潜めたが、4位に入って表彰台に。「身体が言うことを聞きませんでしたが、楽しかった」と、ゴール後の辻浦は達成感ある表情で話した。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
Category2 + Junior
1位 山田将輝(Limited846/DIRT FREAK) 26:17
2位 小笠原崇裕(The BIKE JOURNAL) +0:11
3位 平尾浩一(662-496部) +1:18
4位 金子恵治(TEAM TAMAGAWA) +2:35
5位 藤田拓海(SNELCYCLOCROSSTEAM) +2:54
6位 チャンドラー・デリンク +3:05
Category Master
1位 瀬戸幸正(ベーグルワン) 26:56
2位 藤井修(きゅうべえsports) +0:02
3位 大河内二郎(シルクロード) +0:51
4位 小田島貴弘(Club SY-Nak) +1:06
5位 水竹真一(チームスキップ) +1:51
6位 浅井秀樹(cycleclub 3UP) +1:55
Category3-1
1位 山下裕大(イナーメ信濃山形) 22:06
2位 渡邊卓人(25LAS Bicycle Works) +0:22
3位 片山雄司(たかだフレンド) +0:27
4位 斉藤豊(W.V.OT) +0:51
5位 福田昌弘(なるしまフレンド) +0:55
6位 浅井海成(大阪府立大学) +1:00
Category3-2
1位 織田聖 20:00
2位 永田隼也(AKIコーポレーション) +0:45
3位 石政徹(TEAMTAMAGAWA) +1:32
4位 白石浩之(TEAM SOLD OUT RACING) +1:43
5位 岡田寛大(ARAI MURACA) +2:01
6位 深沢晃司 +2:08
Category4-1
1位 黒澤真 13:58
2位 小堺猛弘(taiki☆works) +0:34
3位 積田連(ツミタモータードットコム) +0:53
4位 岩佐真吾 +0:54
5位 小菅一弘(WEMO2005) +1:40
6位 藤村英司(A:Ge by team-rh.com) +1:54
Category4-2
1位 有川毅 14:23
2位 岡豊洋 +0:29
3位 小清水拓也(東海大学自転車部) +1:30
4位 辻浦圭一 +1:36
5位 丸山昭夫(PIT TSURUOKA) +1:43
6位 本多将貴 +2:00
Category L2
1位 橋本弘子 +19:34
2位 高山英恵 +0:01
3位 長谷川綾(GuTaro swim) +0:03
4位 高瀬英子 +0:25
5位 松田裕美 +3:01
6位 三原希望 +3:24
text&photo:Kei Tsuji
前夜から降り続いた雪によって、会場のお台場海浜公園は真っ白。名物のビーチセクションも雪に覆われる。海から吹き付ける風と雪の勢いは時間とともに増し、やがて横殴りの雪となった。午後には積雪が10cmを超え、コース上から路面が全く見えないほどに。大雪警報が発令されたため、最終レースのCategory1の中止が決まるとともに、Category2のレース時間が40分から30分に短縮された。
多くの選手に下車を強いる砂浜セクションと(雪が積もって滑りやすい)舗装路、樹々の間を抜けるセクション、そしてKONAフライオーバーが組み合わされたコースで、Category2 + Juniorのレースを引っ張ったのは山田将輝(Limited846/DIRT FREAK)だった。
後方から勢い良く追い上げる小笠原崇裕(The BIKE JOURNAL)や、関西で「でいぶ」の愛称で親しまれている平尾浩一(662-496部)を振り切った山田が吹雪のレースを制した。山田はジュニア対象選手のため、小笠原と平尾がCategory1に昇格する。
Category Masterは瀬戸幸正(ベーグルワン)と藤井修(きゅうべえsports)、大河内二郎(シルクロード)、小田島貴弘(Club SY-Nak)の4名がバトルを繰り広げ、最終周回で抜け出した瀬戸が勝利している。
この日大きな注目を集めたのは、元全日本チャンピオンの辻浦圭一の出場だった。シクロクロスで2002年から9年連続で日本の頂点に立った辻浦は、難病の重症筋無力症を患い、レースから身を退いていた。
日頃からシクロクロスバイクでトレイルライドを楽しんでいたというが、レース出場は2012年のカスティール・サイクルクロス・マツモト以来1年半ぶり。筋力低下によってかつて日本の頂点に君臨し続けた王者の走りは影を潜めたが、4位に入って表彰台に。「身体が言うことを聞きませんでしたが、楽しかった」と、ゴール後の辻浦は達成感ある表情で話した。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
Category2 + Junior
1位 山田将輝(Limited846/DIRT FREAK) 26:17
2位 小笠原崇裕(The BIKE JOURNAL) +0:11
3位 平尾浩一(662-496部) +1:18
4位 金子恵治(TEAM TAMAGAWA) +2:35
5位 藤田拓海(SNELCYCLOCROSSTEAM) +2:54
6位 チャンドラー・デリンク +3:05
Category Master
1位 瀬戸幸正(ベーグルワン) 26:56
2位 藤井修(きゅうべえsports) +0:02
3位 大河内二郎(シルクロード) +0:51
4位 小田島貴弘(Club SY-Nak) +1:06
5位 水竹真一(チームスキップ) +1:51
6位 浅井秀樹(cycleclub 3UP) +1:55
Category3-1
1位 山下裕大(イナーメ信濃山形) 22:06
2位 渡邊卓人(25LAS Bicycle Works) +0:22
3位 片山雄司(たかだフレンド) +0:27
4位 斉藤豊(W.V.OT) +0:51
5位 福田昌弘(なるしまフレンド) +0:55
6位 浅井海成(大阪府立大学) +1:00
Category3-2
1位 織田聖 20:00
2位 永田隼也(AKIコーポレーション) +0:45
3位 石政徹(TEAMTAMAGAWA) +1:32
4位 白石浩之(TEAM SOLD OUT RACING) +1:43
5位 岡田寛大(ARAI MURACA) +2:01
6位 深沢晃司 +2:08
Category4-1
1位 黒澤真 13:58
2位 小堺猛弘(taiki☆works) +0:34
3位 積田連(ツミタモータードットコム) +0:53
4位 岩佐真吾 +0:54
5位 小菅一弘(WEMO2005) +1:40
6位 藤村英司(A:Ge by team-rh.com) +1:54
Category4-2
1位 有川毅 14:23
2位 岡豊洋 +0:29
3位 小清水拓也(東海大学自転車部) +1:30
4位 辻浦圭一 +1:36
5位 丸山昭夫(PIT TSURUOKA) +1:43
6位 本多将貴 +2:00
Category L2
1位 橋本弘子 +19:34
2位 高山英恵 +0:01
3位 長谷川綾(GuTaro swim) +0:03
4位 高瀬英子 +0:25
5位 松田裕美 +3:01
6位 三原希望 +3:24
text&photo:Kei Tsuji
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