2014/01/21(火) - 13:40
南米アルゼンチンで多くの強豪選手達が参加するツール・ド・サンルイスが開幕。第1ステージは逃げ切りが決まり、ガーミン・シャープの新加入選手フィリップ・ガイモン（アメリカ）がUCIレース初勝利という金星を挙げた。
南米アルゼンチンで開幕したツール・ド・サンルイス photo:Cor.Vos1月20日から26日までの7日間に渡るステージレース、ツール・ド・サンルイス（UCI2.1）がアルゼンチンで開幕。ツアー・ダウンアンダーと開催時期を重ね、本格シーズンイン前の調整レースとしての位置づけを高める大会だ。
フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ）やマルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア）が逃げる photo:Cor.VosレースのUCIカテゴリーは2.1ながら、今年は12のプロツアーチームと5つのプロコンチネンタルチーム、そしてコンチネンタルチームと南米のナショナルチームを合わせ計25チームが参加するなど、ワールドツアーレースと見劣りしない豪華な布陣に。
集団内を走るペーター・サガン（スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング） photo:Cor.Vosヴィンツェンツォ・ニーバリ（イタリア、アスタナ）やペーター・サガン（スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング）、ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）、ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）ら、本格的なシーズンインを前に多くの強豪選手がアルゼンチンに集った。
独走でゴールに飛び込むフィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） photo:Cor.Vos20日に開催されたアルゼンチン中部のサンルイスをスタートし、南東のヴィージャ・メルセデスへと至るオープニングステージは、序盤は3級山岳が用意されているが、中盤からは緩やかな下り基調のルートがゴールまで続くという難易度の低いもの。
そのため毎年ゴールでは大集団によるスプリントが繰り広げられるのが通例で、昨年はマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、オメガファーマ・クイックステップ）が、一昨年はフランチェスコ・キッキ（イタリア）が制している。しかし今年は大方の予想を裏切るように、大逃げが決まることとなる。
フィリップ・ガイモンやエミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム）、マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア）ら5名がスタートアタックを決めると、タイム差は最大11分までに拡大した。
逃げグループを追走したのは、カヴェンディッシュやトム・ボーネン（ベルギー）をスプリントで勝たせたいオメガファーマ・クイックステップ勢。しかし発射台役のアレッサンドロ・ペタッキ（イタリア）が胃腸炎によりスタート後30kmでリタイアすると追走のペースは落ち、結果逃げ切りを成功させることに。
逃げ切りを確定させた逃げ集団内では、落車によってデマールらが脱落。最後は共に逃げたコントレラスを12秒引き離したガイモンが独走勝利を決めた。ガイモンは今年ガーミン・シャープに加入したばかりの27歳。早速チームに初勝利を捧げると共に、初のUCIレース優勝を遂げた。
ツール・ド・サンルイス2014第1ステージ結果
1位 フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） 4h06'54"
2位 エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +12"
3位 マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア） +1'17"
4位 カルロス・メッシネオ（アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス） +1'26"
5位 クリスティアン・ダローザ（ブラジル、チクリズモ・ボッテキア） +3'52"
6位 アドリアン・アルバラード（チリ、チリナショナルチーム）
7位 クリスティアン・メイヤー（カナダ、オリカ・グリーンエッジ）
8位 サッシャ・モドロ（イタリア、ランプレ・メリダ） +4'35"
9位 ケニー・デハース（ロット・ベリソル）
10位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニ・ジョカトリ）
個人総合成績
1位 フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） 4h06'54"
2位 エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +12"
3位 マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア） +1'17"
4位 カルロス・メッシネオ（アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス） +1'26"
5位 クリスティアン・ダローザ（ブラジル、チクリズモ・ボッテキア） +3'52"
6位 アドリアン・アルバラード（チリ、チリナショナルチーム）
7位 クリスティアン・メイヤー（カナダ、オリカ・グリーンエッジ）
8位 サッシャ・モドロ（イタリア、ランプレ・メリダ） +4'35"
9位 ケニー・デハース（ロット・ベリソル）
10位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニ・ジョカトリ）
山岳賞
フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ）
新人賞
エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム）
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos
南米アルゼンチンで開幕したツール・ド・サンルイス photo:Cor.Vos1月20日から26日までの7日間に渡るステージレース、ツール・ド・サンルイス（UCI2.1）がアルゼンチンで開幕。ツアー・ダウンアンダーと開催時期を重ね、本格シーズンイン前の調整レースとしての位置づけを高める大会だ。フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ）やマルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア）が逃げる photo:Cor.VosレースのUCIカテゴリーは2.1ながら、今年は12のプロツアーチームと5つのプロコンチネンタルチーム、そしてコンチネンタルチームと南米のナショナルチームを合わせ計25チームが参加するなど、ワールドツアーレースと見劣りしない豪華な布陣に。集団内を走るペーター・サガン（スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング） photo:Cor.Vosヴィンツェンツォ・ニーバリ（イタリア、アスタナ）やペーター・サガン（スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング）、ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）、ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）ら、本格的なシーズンインを前に多くの強豪選手がアルゼンチンに集った。独走でゴールに飛び込むフィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） photo:Cor.Vos20日に開催されたアルゼンチン中部のサンルイスをスタートし、南東のヴィージャ・メルセデスへと至るオープニングステージは、序盤は3級山岳が用意されているが、中盤からは緩やかな下り基調のルートがゴールまで続くという難易度の低いもの。そのため毎年ゴールでは大集団によるスプリントが繰り広げられるのが通例で、昨年はマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、オメガファーマ・クイックステップ）が、一昨年はフランチェスコ・キッキ（イタリア）が制している。しかし今年は大方の予想を裏切るように、大逃げが決まることとなる。
フィリップ・ガイモンやエミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム）、マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア）ら5名がスタートアタックを決めると、タイム差は最大11分までに拡大した。
逃げグループを追走したのは、カヴェンディッシュやトム・ボーネン（ベルギー）をスプリントで勝たせたいオメガファーマ・クイックステップ勢。しかし発射台役のアレッサンドロ・ペタッキ（イタリア）が胃腸炎によりスタート後30kmでリタイアすると追走のペースは落ち、結果逃げ切りを成功させることに。
逃げ切りを確定させた逃げ集団内では、落車によってデマールらが脱落。最後は共に逃げたコントレラスを12秒引き離したガイモンが独走勝利を決めた。ガイモンは今年ガーミン・シャープに加入したばかりの27歳。早速チームに初勝利を捧げると共に、初のUCIレース優勝を遂げた。
ツール・ド・サンルイス2014第1ステージ結果
1位 フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） 4h06'54"
2位 エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +12"
3位 マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア） +1'17"
4位 カルロス・メッシネオ（アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス） +1'26"
5位 クリスティアン・ダローザ（ブラジル、チクリズモ・ボッテキア） +3'52"
6位 アドリアン・アルバラード（チリ、チリナショナルチーム）
7位 クリスティアン・メイヤー（カナダ、オリカ・グリーンエッジ）
8位 サッシャ・モドロ（イタリア、ランプレ・メリダ） +4'35"
9位 ケニー・デハース（ロット・ベリソル）
10位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニ・ジョカトリ）
個人総合成績
1位 フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ） 4h06'54"
2位 エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +12"
3位 マルク・デマール（オランダ領キュラソー、ユナイテッドヘルスケア） +1'17"
4位 カルロス・メッシネオ（アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス） +1'26"
5位 クリスティアン・ダローザ（ブラジル、チクリズモ・ボッテキア） +3'52"
6位 アドリアン・アルバラード（チリ、チリナショナルチーム）
7位 クリスティアン・メイヤー（カナダ、オリカ・グリーンエッジ）
8位 サッシャ・モドロ（イタリア、ランプレ・メリダ） +4'35"
9位 ケニー・デハース（ロット・ベリソル）
10位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニ・ジョカトリ）
山岳賞
フィリップ・ガイモン（アメリカ、ガーミン・シャープ）
新人賞
エミリアーノ・コントレラス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム）
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos
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