2014/01/12(日) - 23:41
1月12日に行われた湘南ベルマーレシクロクロス2013-14第2戦。中井中央公園内に用意されたテクニカルコースを攻略したのは山本和弘(C-Project)。共に先頭争いを繰り広げた武井享介(チーム フォルツァ!)を力でねじ伏せた。
関東の新年レース初めとなった湘南ベルマーレシクロクロス2013-14第2戦。その舞台となったのは、周囲を南足柄エリアの山々に囲まれた神奈川県足柄上郡中井町にある中井中央公園。
起伏に富む公園内へと据え付けられた特設コースは第1戦とはうって変わり、やや長めのホームストレート以外はほぼ全てがアップダウンで構成されたもの。
舗装路の急勾配や階段横の下り急斜面、深い芝生のバンク、長い階段上り、タイトターン、追い抜き不可の遊歩道などテクニカルセクションが連続して現れる上、厚着が不要なほどの暖かな気温は前夜からの霜を溶かし、スリッピーな泥区間を生み出した。
関東での新年初公式レースということもあり、最高峰クラスであるC1には山本和弘(C-Project)や、武井享介(チーム フォルツァ!)、小坂正則(スワコレーシング)ほか、ホストチームの湘南ベルマーレから前日コース設営にも携わった辻善光、新ジャージのお披露目となった斉藤亮(ブリヂストン・アンカー)、池田祐樹(トピーク・エルゴン)など、豪華な顔ぶれが揃った。
43名エントリーのC1クラス、最前列からホールショットを取ったのは今シーズン好調を見せる武井享介。これに山田誉史輝(BIKERANCH/DIRTFREAK)や小坂正則らが追従する形でスタート直後の急勾配を駆け上がり、団子状態でテクニカルな下りセクションに突入した。
1周目を終えた時点で武井享介、小坂正則、山本和弘という3名が若干抜け出した形となり、これを追うのはホストチームの威信を賭けて走る辻や、湘南ベルマーレシクロクロス第1戦のC2で圧勝した品川真寛(YOU CAN)ら。
しかし地脚に勝る先頭3人は快調なペースでレースを進め、レース1/3を消化した時点で後続との間隔を確固たるものとしていく。
先頭グループが1周4分フラットでレースを進めたため、ラップ数は先頭で計14周回。80%ルールによる足切りと頻発する落車によって多くの選手が脱落を余儀なくされる一方、キレた走りでダウンヒルを飛ばすのは山本和弘と武井享介。
中盤に小坂正則が遅れると、この後は2人による先頭争いが終盤まで続くことに。スタートで出遅れた斉藤亮は一桁まで順位を上げたものの、終盤になってパンクによるリタイアを喫することとなる。
そして残り2周の段階で、「ここでアタックすると決めていた」という山本和弘がスパートをかけると、武井享介を5秒ほど離すことに成功する。
この時点で山本の前輪はスローパンクしていたものの、「ある程度の差がついたので、このまま最後まで行ってしまおうと思いました。」とレースを続行。パンク前と同じペースで最終ラップをこなした山本は、最終的に武井を21秒引き離し、両手で何度もガッツポーズ。最良の形で2014年をスタートさせた。
「コースは常に上っているか下っているかで、久しぶりにMTBのレースを思い出しましたね。武井さんと二人になってからは、下りでは僕の方が余裕があると分かっていたので落ち着いていることができました。」と語る山本。
「2014年のスタートとしてはバッチリ。オフシーズンのロードトレーニングとシクロクロスを上手く組み合わせて、ロードのシーズンインをしたいですね。今年はまずロードで1勝することが目標。弾みとなるレースでした。」と加えた。
湘南ベルマーレシクロクロス2013-14 第2戦 C1結果
1位 山本和弘(C-Project) 57'01"
2位 武井享介(チーム フォルツァ!) +21"
3位 小坂正則(スワコレーシング) +2'27"
4位 山田誉史輝(BIKERANCH/DIRTFREAK) −1Lap
5位 安藤光平(Team Cuore)
6位 代田和明(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
7位 辻善光(湘南ベルマーレ)
8位 中間森太郎(TEAM edco CYCLOCROSS with giro)
9位 飯塚隆文(スワコレーシング)
10位 鈴木祐一(Rise Ride)
C2
1位 澤木紀雄(GIANT/MET/T-serv)
2位 植川英治(キヤノンCC)
3位 山田将輝(Limited846/DIRTFREAK)
4位 伊藤博彦(シクロポリスARP)
5位 藤田拓海(SNEL CYCLOCOSSTEAM)
C3午前
1位 佐野友哉(TEAM YOUCAN)
2位 森久(project-K)
3位 菊地良太(FASTLANE Racing)
C3午後
1位 日比谷篤史(monokusa racing)
2位 込山弘光(ハートビュー)
3位 佐藤真一
C4
1位 木本哲司(Team BONSAI Astronautics)
2位 蛯子裕樹(Bike 伊豆 beautiful)
3位 笹倉潤
女子
1位 宮内佐季子(Team CHAINRING)
2位 斉藤佳寿実
3位 清水沙羅(Champion System)
マスターズ
1位 瀬戸幸正(ベーグルワン)
2位 小室篤哉(アヤトトライアスロン)
3位 曽我聡
text&photo:So.isobe
関東の新年レース初めとなった湘南ベルマーレシクロクロス2013-14第2戦。その舞台となったのは、周囲を南足柄エリアの山々に囲まれた神奈川県足柄上郡中井町にある中井中央公園。
起伏に富む公園内へと据え付けられた特設コースは第1戦とはうって変わり、やや長めのホームストレート以外はほぼ全てがアップダウンで構成されたもの。
舗装路の急勾配や階段横の下り急斜面、深い芝生のバンク、長い階段上り、タイトターン、追い抜き不可の遊歩道などテクニカルセクションが連続して現れる上、厚着が不要なほどの暖かな気温は前夜からの霜を溶かし、スリッピーな泥区間を生み出した。
関東での新年初公式レースということもあり、最高峰クラスであるC1には山本和弘(C-Project)や、武井享介(チーム フォルツァ!)、小坂正則(スワコレーシング)ほか、ホストチームの湘南ベルマーレから前日コース設営にも携わった辻善光、新ジャージのお披露目となった斉藤亮(ブリヂストン・アンカー)、池田祐樹(トピーク・エルゴン)など、豪華な顔ぶれが揃った。
43名エントリーのC1クラス、最前列からホールショットを取ったのは今シーズン好調を見せる武井享介。これに山田誉史輝(BIKERANCH/DIRTFREAK)や小坂正則らが追従する形でスタート直後の急勾配を駆け上がり、団子状態でテクニカルな下りセクションに突入した。
1周目を終えた時点で武井享介、小坂正則、山本和弘という3名が若干抜け出した形となり、これを追うのはホストチームの威信を賭けて走る辻や、湘南ベルマーレシクロクロス第1戦のC2で圧勝した品川真寛(YOU CAN)ら。
しかし地脚に勝る先頭3人は快調なペースでレースを進め、レース1/3を消化した時点で後続との間隔を確固たるものとしていく。
先頭グループが1周4分フラットでレースを進めたため、ラップ数は先頭で計14周回。80%ルールによる足切りと頻発する落車によって多くの選手が脱落を余儀なくされる一方、キレた走りでダウンヒルを飛ばすのは山本和弘と武井享介。
中盤に小坂正則が遅れると、この後は2人による先頭争いが終盤まで続くことに。スタートで出遅れた斉藤亮は一桁まで順位を上げたものの、終盤になってパンクによるリタイアを喫することとなる。
そして残り2周の段階で、「ここでアタックすると決めていた」という山本和弘がスパートをかけると、武井享介を5秒ほど離すことに成功する。
この時点で山本の前輪はスローパンクしていたものの、「ある程度の差がついたので、このまま最後まで行ってしまおうと思いました。」とレースを続行。パンク前と同じペースで最終ラップをこなした山本は、最終的に武井を21秒引き離し、両手で何度もガッツポーズ。最良の形で2014年をスタートさせた。
「コースは常に上っているか下っているかで、久しぶりにMTBのレースを思い出しましたね。武井さんと二人になってからは、下りでは僕の方が余裕があると分かっていたので落ち着いていることができました。」と語る山本。
「2014年のスタートとしてはバッチリ。オフシーズンのロードトレーニングとシクロクロスを上手く組み合わせて、ロードのシーズンインをしたいですね。今年はまずロードで1勝することが目標。弾みとなるレースでした。」と加えた。
湘南ベルマーレシクロクロス2013-14 第2戦 C1結果
1位 山本和弘(C-Project) 57'01"
2位 武井享介(チーム フォルツァ!) +21"
3位 小坂正則(スワコレーシング) +2'27"
4位 山田誉史輝(BIKERANCH/DIRTFREAK) −1Lap
5位 安藤光平(Team Cuore)
6位 代田和明(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
7位 辻善光(湘南ベルマーレ)
8位 中間森太郎(TEAM edco CYCLOCROSS with giro)
9位 飯塚隆文(スワコレーシング)
10位 鈴木祐一(Rise Ride)
C2
1位 澤木紀雄(GIANT/MET/T-serv)
2位 植川英治(キヤノンCC)
3位 山田将輝(Limited846/DIRTFREAK)
4位 伊藤博彦(シクロポリスARP)
5位 藤田拓海(SNEL CYCLOCOSSTEAM)
C3午前
1位 佐野友哉(TEAM YOUCAN)
2位 森久(project-K)
3位 菊地良太(FASTLANE Racing)
C3午後
1位 日比谷篤史(monokusa racing)
2位 込山弘光(ハートビュー)
3位 佐藤真一
C4
1位 木本哲司(Team BONSAI Astronautics)
2位 蛯子裕樹(Bike 伊豆 beautiful)
3位 笹倉潤
女子
1位 宮内佐季子(Team CHAINRING)
2位 斉藤佳寿実
3位 清水沙羅(Champion System)
マスターズ
1位 瀬戸幸正(ベーグルワン)
2位 小室篤哉(アヤトトライアスロン)
3位 曽我聡
text&photo:So.isobe
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