2009/07/19(日) - 13:18
ツール・ド・フランス第14ステージを闘い終えた選手たちのコメント。
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)出典:letour.fr
「ずっとこのチャンスを待ち続けていた。このチャンスのために、今年のツールはここまで大人しく走っていたんだ。今日に至るまで一切ステージ上位には顔を見せなかったけど、今日はチャンスだと思ったから逃げに乗った。天候は自分に味方していたけど、序盤は(ハイペースで)キツい展開だったよ。逃げても逃げてもメイン集団とのタイム差は20秒のまま。『まだプッシュしないといけないのか』と思いながら逃げていた。脚がいっぱいになりそうなとき、ようやくタイム差が広がり始めたんだ。」
「逃げグループには12人が入っていたけど、向かい風だったから誰もが早めのアタックを躊躇っていた。逃げグループの中で動きが始まったのは残り15kmを切ってから。忍耐強くタイミングを待ち続けた。向かい風の中、待ち続けていいタイミングで飛び出した。」
「カチューシャにとってツール・ド・フランスのステージ初優勝。チームに勝利をもたらせてとても嬉しい。これは2001年に初めてステージ優勝を飾った時とはまた違う感覚だ。当時はまだ若くて、何を成し遂げたのか分かっていなかった。『ただ飛び出して勝った。』そんな感じだった。今日は勝利の喜びを実感している。信じられないような気分だ。」
リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)出典:letour.fr
「先週の疲れがチーム全体に残っていたのできついステージだった。逃げにチームメイト(ロッシュ)が乗っていたので本来は集団をコントロールする必要がない。でもヒンカピーが逃げたことでマイヨジョーヌを失う危険性があった。残り50kmを切ってからラヴニュ監督から『さあいくぞ!逃げを捕まえるぞ!』という指示が飛んできた。実際捕まえるのは無理だったけど、マイヨジョーヌを守るためにタイム差を詰める必要があった。」
「チームメイトには『僕は(マイヨジョーヌを失っても)気にしない。ジャージキープに挑戦したいならそれは大歓迎。でもジャージキープに力を使いたくないのなら、それはそれでOK。みんなここ数日間ずっと働き続けている。だから(失っても)本当に問題ない』と言ったんだ。」
「結果的に僅か5秒差でマイヨジョーヌを守った。ツールはここまで大満足の出来。チームメイトの献身的な働きには本当に感謝しているよ。」
マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)出典:letour.fr
「今日は逃げに乗ってステージ優勝を争える脚があると思っていた。終盤の(残り12kmの)短い上りでアタックしたけど、残念ながら向かい風で後続を引き離せなかった。その下り区間でイワノフが飛び出した。彼は本当に強かった。彼が向かい風の中をゴールまで突っ切ったことにちょっど感動したよ。もちろんコロンビアの選手(ヒンカピー)が逃げに乗っていなければ、逃げ切るのは難しかったと思う。でも今日の逃げグループには強力な選手が揃っていた。」
ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)出典:astana-cyclingteam.com
「ジョージ(・ヒンカピー)にマイヨジョーヌを穫ってもらいたかった。実現していたら最高だっただろう。終盤にかけてガーミンがあからさまにチームコロンビア・HTCに対抗して、最後の数秒を詰めたんだ。ジョージはマイヨジョーヌに値する。マイヨジョーヌ以上に値する男だ。」
アスタナのヨハン・ブリュイネール監督 出典:astana-cyclingteam.com
「今日はスプリンター向きのステージだったので、レース前半からセオリー通り集団をコントロールした。ヒンカピーかルメヴェルにマイヨジョーヌが渡るように、逃げグループとのタイム差をコントロールしたんだ。ジョージ(・ヒンカピー)と長い付き合いがあることも影響したけど、何よりも、彼がマイヨジョーヌを獲得すれば、チームコロンビアが明日のステージで集団コントロールを担ってくれる。でもアージェードゥーゼルがマイヨジョーヌを守るために集団のペースを上げた。それは当然のことだけど、アージェードゥーゼルは明日のステージでレースをコントロールしないだろう。だから他チームにマイヨジョーヌが動いて欲しかった。」
「レース終盤には理解し難いことが起こった。ガーミンがスピードを上げて追走を始めたんだ。何故かは分からない。戦略的に何の意味も無い動きだ。ガーミンは他のアメリカチームがマイヨジョーヌを獲得するのを嫌ったのか?誰もが自分の利益を追求するのは当然のこと。でも他チームの成功を邪魔するだけの行為は正しいことじゃない。レースはビジネスではない。仮にそうだとしたらスポーツ精神に反することだ。」
サクソバンクのビャルヌ・リース監督 出典:team-saxobank.com
「不運にも決定的な逃げグループに乗ってすぐ、イェンス(・フォイクト)はパンクした。アンラッキーなことに、その時はまだチームカーが前まで上がっていなかったんだ。明日のコースは我々サクソバンク向きだ。レース展開もエキサイティングなものになるだろう。おそらく有力選手たちは同じグループで最後の上りの麓に達する。そこから爆弾が爆発したような展開が見られるハズ。」
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)出典:letour.fr
「ずっとこのチャンスを待ち続けていた。このチャンスのために、今年のツールはここまで大人しく走っていたんだ。今日に至るまで一切ステージ上位には顔を見せなかったけど、今日はチャンスだと思ったから逃げに乗った。天候は自分に味方していたけど、序盤は(ハイペースで)キツい展開だったよ。逃げても逃げてもメイン集団とのタイム差は20秒のまま。『まだプッシュしないといけないのか』と思いながら逃げていた。脚がいっぱいになりそうなとき、ようやくタイム差が広がり始めたんだ。」
「逃げグループには12人が入っていたけど、向かい風だったから誰もが早めのアタックを躊躇っていた。逃げグループの中で動きが始まったのは残り15kmを切ってから。忍耐強くタイミングを待ち続けた。向かい風の中、待ち続けていいタイミングで飛び出した。」
「カチューシャにとってツール・ド・フランスのステージ初優勝。チームに勝利をもたらせてとても嬉しい。これは2001年に初めてステージ優勝を飾った時とはまた違う感覚だ。当時はまだ若くて、何を成し遂げたのか分かっていなかった。『ただ飛び出して勝った。』そんな感じだった。今日は勝利の喜びを実感している。信じられないような気分だ。」
リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)出典:letour.fr
「先週の疲れがチーム全体に残っていたのできついステージだった。逃げにチームメイト(ロッシュ)が乗っていたので本来は集団をコントロールする必要がない。でもヒンカピーが逃げたことでマイヨジョーヌを失う危険性があった。残り50kmを切ってからラヴニュ監督から『さあいくぞ!逃げを捕まえるぞ!』という指示が飛んできた。実際捕まえるのは無理だったけど、マイヨジョーヌを守るためにタイム差を詰める必要があった。」
「チームメイトには『僕は(マイヨジョーヌを失っても)気にしない。ジャージキープに挑戦したいならそれは大歓迎。でもジャージキープに力を使いたくないのなら、それはそれでOK。みんなここ数日間ずっと働き続けている。だから(失っても)本当に問題ない』と言ったんだ。」
「結果的に僅か5秒差でマイヨジョーヌを守った。ツールはここまで大満足の出来。チームメイトの献身的な働きには本当に感謝しているよ。」
マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン)出典:letour.fr
「今日は逃げに乗ってステージ優勝を争える脚があると思っていた。終盤の(残り12kmの)短い上りでアタックしたけど、残念ながら向かい風で後続を引き離せなかった。その下り区間でイワノフが飛び出した。彼は本当に強かった。彼が向かい風の中をゴールまで突っ切ったことにちょっど感動したよ。もちろんコロンビアの選手(ヒンカピー)が逃げに乗っていなければ、逃げ切るのは難しかったと思う。でも今日の逃げグループには強力な選手が揃っていた。」
ランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)出典:astana-cyclingteam.com
「ジョージ(・ヒンカピー)にマイヨジョーヌを穫ってもらいたかった。実現していたら最高だっただろう。終盤にかけてガーミンがあからさまにチームコロンビア・HTCに対抗して、最後の数秒を詰めたんだ。ジョージはマイヨジョーヌに値する。マイヨジョーヌ以上に値する男だ。」
アスタナのヨハン・ブリュイネール監督 出典:astana-cyclingteam.com
「今日はスプリンター向きのステージだったので、レース前半からセオリー通り集団をコントロールした。ヒンカピーかルメヴェルにマイヨジョーヌが渡るように、逃げグループとのタイム差をコントロールしたんだ。ジョージ(・ヒンカピー)と長い付き合いがあることも影響したけど、何よりも、彼がマイヨジョーヌを獲得すれば、チームコロンビアが明日のステージで集団コントロールを担ってくれる。でもアージェードゥーゼルがマイヨジョーヌを守るために集団のペースを上げた。それは当然のことだけど、アージェードゥーゼルは明日のステージでレースをコントロールしないだろう。だから他チームにマイヨジョーヌが動いて欲しかった。」
「レース終盤には理解し難いことが起こった。ガーミンがスピードを上げて追走を始めたんだ。何故かは分からない。戦略的に何の意味も無い動きだ。ガーミンは他のアメリカチームがマイヨジョーヌを獲得するのを嫌ったのか?誰もが自分の利益を追求するのは当然のこと。でも他チームの成功を邪魔するだけの行為は正しいことじゃない。レースはビジネスではない。仮にそうだとしたらスポーツ精神に反することだ。」
サクソバンクのビャルヌ・リース監督 出典:team-saxobank.com
「不運にも決定的な逃げグループに乗ってすぐ、イェンス(・フォイクト)はパンクした。アンラッキーなことに、その時はまだチームカーが前まで上がっていなかったんだ。明日のコースは我々サクソバンク向きだ。レース展開もエキサイティングなものになるだろう。おそらく有力選手たちは同じグループで最後の上りの麓に達する。そこから爆弾が爆発したような展開が見られるハズ。」
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