2026年新設のUCIコンチネンタルシリーズ初戦。 男子は北林力が新天地での初陣を独走勝利し大会2連覇を達成。女子は石田唯が2位表彰台を獲得した。
最高峰のMTBシリーズ、UCIワールドカップの出場権利に繋がる「UCIタイランドマウンテンバイクカップ」が1月14日にタイ、カンチャナブリ県で開催された。
同大会は今年からUCIコンチネンタルシリーズ、そしてアジア・マウンテンバイクシリーズの一戦となり、その成績がワールドカップ出場権に直結することに。アジア各国から多くの選手が参戦する中、ロサンゼルス五輪出場を目指す石田唯(TRKWorks)と、今シーズンからイタリアの「UNNO FACTORY RACING(アンノ・ファクトリーレーシング)」へ移籍した北林力らが参戦を果たした。
女子エリート:石田唯(TRKWorks)が2位フィニッシュ。表彰台とW杯出場権獲得

ロックセクションをこなす石田唯(TRKWorks) photo:Thailand Cycling Association
石田にとっては直前まで国内シクロクロスシーズンを戦っており、MTB実走は約2ヶ月半ぶり。さらに極寒の長野からの長距離移動直後という過酷なコンディションだったが、身体の動きは軽快だったという。スタート直後から優勝候補勢と共に先頭パックを形成したものの、先頭ライダーがロックセクションでミスし、このあおりを喰らった石田はストップ。この一瞬の足止めが致命的なタイムギャップとなり、先頭を独走するインドネシアのサユ・ベラの独走を許してしまった。
石田は後続の2名とセカンドパックを形成し、登坂セクションで再び単独2番手へ。そのまま2位銀メダルでMTBシーズン初戦を終えている。

2位でフィニッシュする石田唯(TRKWorks) photo:Thailand Cycling Association

611771568_875228925378960_6435504639005466483_n.jpeg (c)TRK Works 
石田唯と小林輝紀監督(TRKWorks) (c)TRK Works
石田は「シクロクロスシーズンということもあり久々のMTBでしたが、前日の試走で感覚とコース攻略をしっかり煮詰めることができました。暑さが苦手なので、スタート時刻の繰り上げは私にとって追い風でした。得意なセクションで攻めること、そして徹底したクーリングを意識し、今のベストパフォーマンスを出せたと思います。何より、久々のMTBレースが本当に楽しかった!」とコメントする。 もともとロード/トラック上がりの石田だが、今回の成績をもって目標だったポディウムとワールドカップ出場権を確保。「優勝したサユ・ベラ選手は強く今回は及びませんでしたが、アジアの仲間たちと共に世界に挑戦し続けたいです」とコメントを寄せている。
現地に同行した小林輝紀監督もまた「2ヶ月以上のブランクがあったXCOレースで、今納得できる走りができたことは2026シーズンの良いスタートと言えます。中盤の気温上昇にも耐え、目標であるポディウムを獲得したことは大きな収穫です」と総評している。
男子エリート:イタリアチームに移籍した北林力(UNNO FACTORY RACING)が独走勝利

先頭グループ内で様子を伺う北林力(UNNO FACTORY RACING) photo:Thailand Cycling Association
女子に続いて行われた男子エリート。注目は、今シーズンよりイタリアの「UNNO FACTORY RACING」へ移籍した北林力だ。昨年の同大会覇者である彼にとって、今回の参戦には明確な狙いがあった。
「今年から始まったアジア・コンチネンタルシリーズでのポイント獲得はもちろんですが、この直後に控えるスペイン遠征に向けて、実戦の中で調子を上げていくことが大きな目的でした」
年末に体調を崩し、練習不足への不安を抱えてのタイ入りだったが、いざ号砲が鳴れば北林が終始圧倒。熱帯特有の厳しい暑さが体力を削る中、北林は冷静に自身のペースをコントロール。「暑さの中で、あえてペースを落としてでも、確実に勝つことに集中した」と語る通り、クレバーな立ち回りで後続を寄せ付けない。終わってみれば、2位のザエナル・ファナニ(インドネシア)に1分以上の大差をつけてフィニッシュ。格の違いを見せつける独走劇で見事大会2連覇を成し遂げた。

独走勝利を挙げた北林力(UNNO FACTORY RACING) photo:Thailand Cycling Association

開幕戦を制した北林力(UNNO FACTORY RACING) (c)北林力 
北林力(UNNO FACTORY RACING)と山本幸平(アジアユニオンTCSレーシングチーム)。かつての師弟だ (c)北林力
「まずは無事に、初めてのアジア・コンチネンタルシリーズで勝つことができ、シーズン最高のスタートを切れました。体調面での不安を、心のコンディションの良さでカバーできたのが収穫です。これからのヨーロッパ遠征に向けて、大きな弾みがつきました」と話している。
また、この大会のU23レースには嶋崎亮我(Drawer THE CYCLING CLUB)が参戦して6位。さらに元全日本王者の山本幸平(Asia Union TCS Racing Team)は8日間のステージレース「ケープエピック」への調整のため男子エリートに参戦し、10分強遅れの11位でフィニッシュしている。
最高峰のMTBシリーズ、UCIワールドカップの出場権利に繋がる「UCIタイランドマウンテンバイクカップ」が1月14日にタイ、カンチャナブリ県で開催された。
同大会は今年からUCIコンチネンタルシリーズ、そしてアジア・マウンテンバイクシリーズの一戦となり、その成績がワールドカップ出場権に直結することに。アジア各国から多くの選手が参戦する中、ロサンゼルス五輪出場を目指す石田唯(TRKWorks)と、今シーズンからイタリアの「UNNO FACTORY RACING(アンノ・ファクトリーレーシング)」へ移籍した北林力らが参戦を果たした。
女子エリート:石田唯(TRKWorks)が2位フィニッシュ。表彰台とW杯出場権獲得

石田にとっては直前まで国内シクロクロスシーズンを戦っており、MTB実走は約2ヶ月半ぶり。さらに極寒の長野からの長距離移動直後という過酷なコンディションだったが、身体の動きは軽快だったという。スタート直後から優勝候補勢と共に先頭パックを形成したものの、先頭ライダーがロックセクションでミスし、このあおりを喰らった石田はストップ。この一瞬の足止めが致命的なタイムギャップとなり、先頭を独走するインドネシアのサユ・ベラの独走を許してしまった。
石田は後続の2名とセカンドパックを形成し、登坂セクションで再び単独2番手へ。そのまま2位銀メダルでMTBシーズン初戦を終えている。



石田は「シクロクロスシーズンということもあり久々のMTBでしたが、前日の試走で感覚とコース攻略をしっかり煮詰めることができました。暑さが苦手なので、スタート時刻の繰り上げは私にとって追い風でした。得意なセクションで攻めること、そして徹底したクーリングを意識し、今のベストパフォーマンスを出せたと思います。何より、久々のMTBレースが本当に楽しかった!」とコメントする。 もともとロード/トラック上がりの石田だが、今回の成績をもって目標だったポディウムとワールドカップ出場権を確保。「優勝したサユ・ベラ選手は強く今回は及びませんでしたが、アジアの仲間たちと共に世界に挑戦し続けたいです」とコメントを寄せている。
現地に同行した小林輝紀監督もまた「2ヶ月以上のブランクがあったXCOレースで、今納得できる走りができたことは2026シーズンの良いスタートと言えます。中盤の気温上昇にも耐え、目標であるポディウムを獲得したことは大きな収穫です」と総評している。
男子エリート:イタリアチームに移籍した北林力(UNNO FACTORY RACING)が独走勝利

女子に続いて行われた男子エリート。注目は、今シーズンよりイタリアの「UNNO FACTORY RACING」へ移籍した北林力だ。昨年の同大会覇者である彼にとって、今回の参戦には明確な狙いがあった。
「今年から始まったアジア・コンチネンタルシリーズでのポイント獲得はもちろんですが、この直後に控えるスペイン遠征に向けて、実戦の中で調子を上げていくことが大きな目的でした」
年末に体調を崩し、練習不足への不安を抱えてのタイ入りだったが、いざ号砲が鳴れば北林が終始圧倒。熱帯特有の厳しい暑さが体力を削る中、北林は冷静に自身のペースをコントロール。「暑さの中で、あえてペースを落としてでも、確実に勝つことに集中した」と語る通り、クレバーな立ち回りで後続を寄せ付けない。終わってみれば、2位のザエナル・ファナニ(インドネシア)に1分以上の大差をつけてフィニッシュ。格の違いを見せつける独走劇で見事大会2連覇を成し遂げた。



「まずは無事に、初めてのアジア・コンチネンタルシリーズで勝つことができ、シーズン最高のスタートを切れました。体調面での不安を、心のコンディションの良さでカバーできたのが収穫です。これからのヨーロッパ遠征に向けて、大きな弾みがつきました」と話している。
また、この大会のU23レースには嶋崎亮我(Drawer THE CYCLING CLUB)が参戦して6位。さらに元全日本王者の山本幸平(Asia Union TCS Racing Team)は8日間のステージレース「ケープエピック」への調整のため男子エリートに参戦し、10分強遅れの11位でフィニッシュしている。
男子エリート (4.1kmx7周回)結果
| 1位 | 北林力(UNNO FACTORY RACING) | 1:20:06 |
| 2位 | ザエナル・ファナニ(インドネシア、スリルファクトリーレーシング) | +1:02 |
| 3位 | イザ・ムハンマド(インドネシア、スリルファクトリーレーシング) | +3:20 |
| 11位 | 山本幸平(アジアユニオンTCSレーシングチーム) | +10:15 |
女子エリート (4.1kmx5周回)結果
| 1位 | サユ・ベラ(インドネシア、ポリゴンファクトリーレーシング) | 1:06:49 |
| 2位 | 石田唯(TRKWorks) | +3:19 |
| 3位 | タチアナ・ゲネレワ(カザフスタンナショナルチーム) | +3:41 |
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