オーストラリアのアデレードで開幕したサントス・ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダー。女子ワールドツアー初戦の初日は、昨年区間2位だったアリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ)が圧巻のスプリントで勝利した。

アデレードで開幕した2026年の女子ワールドツアー photo:CorVos

ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダー2026第1ステージ image:Santos Tour Down Under
男子に先立ち、女子の2026年ワールドツアーが開幕した。その初戦となったのは今年もサントス・ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダーで、アデレードを舞台に女子は1月17日(土)から19日(月)までの3日間で争われるステージレースだ。
初日はウィランガの周回コースを巡る、大会史上最長距離の137.4km。コースには3度「ローワー・ウィランガヒル」(平均4.2%)が登場し、3度目の頂上がフィニッシュ地点となる丘陵ステージとなった。世界王者のマグドレーヌ・ヴァリエール(カナダ、EFエデュケーション・オートリー)を含む87名が出場し、真夏のオーストラリアを走り出す。残り100km地点でアレッシア・ヴィジリア(イタリア、ウノエックス・モビリティ)が単独で飛び出した。

単独で逃げ続けたアレッシア・ヴィジリア(イタリア、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos

アルカンシエルを今年初披露したマグドレーヌ・ヴァリエール(カナダ、EFエデュケーション・オートリー) photo:CorVos
メイン集団ではFDJユナイテッド・スエズが先頭で隊列を組み、昨年までチームメイトだったヴィジリアを追いかける。逃げに対し途中3分半までリードを許したものの、1度目、そして2度目のフィニッシュ地点を越えたあたりから、徐々にそのタイムは縮まっていく。特にアムベル・クラーク(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が、エースであるアリー・ウォラストン(ニュージーランド)のために強烈な集団牽引を見せた。
山岳賞ジャージの着用を確定させたヴィジリアは、プロ通算4勝目を狙い、フィニッシュへ向かう。しかしSDワークス・プロタイムやEFエデュケーション・オートリーも牽引に加わったプロトンの追い上げにより、残り300mでヴィジリアを吸収。直後にウォラストンがスプリントを開始した。
その圧倒的なスピードにはフェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム)はついていけず、驚異的な追い上げを見せたジョシー・ネルソン(イギリス、ピクニック・ポストNL)も届かなかった。フィニッシュラインまで一切の力を緩めることなく、懸命に踏み続けたウォラストンが勝利した。

圧巻のスプリントで初日を制したアリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ) photo:CorVos

アリー・ウォラストン(ニュージーランド)と共に勝利を喜ぶFDJユナイテッド・スエズ photo:FDJ United - SUEZ
昨年(2025年)のツアー・ダウンアンダーは初日2位だった悔しさを、直後のカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース優勝で晴らし、今年念願のステージ優勝を手に入れたウォラストン。「この上なく嬉しい。正直、調子は良くなく、すごく緊張していて集団のなかで苦しんでいた。だけどチームの皆が良い位置まで自分を運んでくれた。昨年と同じ展開にしないよう、早い段階から仕掛けた」と、勝利を振り返った。


男子に先立ち、女子の2026年ワールドツアーが開幕した。その初戦となったのは今年もサントス・ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダーで、アデレードを舞台に女子は1月17日(土)から19日(月)までの3日間で争われるステージレースだ。
初日はウィランガの周回コースを巡る、大会史上最長距離の137.4km。コースには3度「ローワー・ウィランガヒル」(平均4.2%)が登場し、3度目の頂上がフィニッシュ地点となる丘陵ステージとなった。世界王者のマグドレーヌ・ヴァリエール(カナダ、EFエデュケーション・オートリー)を含む87名が出場し、真夏のオーストラリアを走り出す。残り100km地点でアレッシア・ヴィジリア(イタリア、ウノエックス・モビリティ)が単独で飛び出した。


メイン集団ではFDJユナイテッド・スエズが先頭で隊列を組み、昨年までチームメイトだったヴィジリアを追いかける。逃げに対し途中3分半までリードを許したものの、1度目、そして2度目のフィニッシュ地点を越えたあたりから、徐々にそのタイムは縮まっていく。特にアムベル・クラーク(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が、エースであるアリー・ウォラストン(ニュージーランド)のために強烈な集団牽引を見せた。
山岳賞ジャージの着用を確定させたヴィジリアは、プロ通算4勝目を狙い、フィニッシュへ向かう。しかしSDワークス・プロタイムやEFエデュケーション・オートリーも牽引に加わったプロトンの追い上げにより、残り300mでヴィジリアを吸収。直後にウォラストンがスプリントを開始した。
その圧倒的なスピードにはフェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム)はついていけず、驚異的な追い上げを見せたジョシー・ネルソン(イギリス、ピクニック・ポストNL)も届かなかった。フィニッシュラインまで一切の力を緩めることなく、懸命に踏み続けたウォラストンが勝利した。


昨年(2025年)のツアー・ダウンアンダーは初日2位だった悔しさを、直後のカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース優勝で晴らし、今年念願のステージ優勝を手に入れたウォラストン。「この上なく嬉しい。正直、調子は良くなく、すごく緊張していて集団のなかで苦しんでいた。だけどチームの皆が良い位置まで自分を運んでくれた。昨年と同じ展開にしないよう、早い段階から仕掛けた」と、勝利を振り返った。
サントス・ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダー2026第1ステージ結果
| 1位 | アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ) | 3:28:31 |
| 2位 | ジョシー・ネルソン(イギリス、ピクニック・ポストNL) | |
| 3位 | フェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | |
| 4位 | ノエミ・リュエッグ(スイス、EFエデュケーション・オートリー) | |
| 5位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 6位 | マルタ・ラフ(ポーランド、SDワークス・プロタイム) | |
| 7位 | フィーン・ファンエインデ(ベルギー、フェニックス・プレミアテック) | |
| 8位 | ソフィー・エドワーズ(オーストラリアナショナルチーム) | |
| 9位 | マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ) | |
| 10位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) |
個人総合成績
| 1位 | アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ) | 3:28:21 |
| 2位 | ジョシー・ネルソン(イギリス、ピクニック・ポストNL) | +0:04 |
| 3位 | オリヴィア・バリル(カナダ、モビスター) | +0:05 |
| 4位 | フェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +0:06 |
| 5位 | マルタ・ラフ(ポーランド、SDワークス・プロタイム) | +0:08 |
| 6位 | マルゴー・ヴィジー(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:09 |
| 7位 | ルース・アドヘースツ(オランダ、リドル・トレック) | |
| 8位 | ノエミ・リュエッグ(スイス、EFエデュケーション・オートリー) | +0:10 |
| 9位 | サラ・ヴァンダム(カナダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 10位 | フィーン・ファンエインデ(ベルギー、フェニックス・プレミアテック) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ) |
| 山岳賞 | アレッシア・ヴィジリア(イタリア、ウノエックス・モビリティ) |
| ヤングライダー賞 | ジャスティナ・ツァプラ(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) |
| チーム総合成績 | ヴィスマ・リースアバイク |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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