2014/01/12(日) - 08:00
2007年に当時としては驚愕の790gという重量を引っ下げ登場したスコットのレーシングマシン「ADDICT」が復活。ヒルクライマーからスプリンターまで幅広く愛用された軽量バイクは、更なる重量削減と剛性アップを果たし進化を遂げた。
今から10年以上も前、スコットは当時最先端のカーボン技術を投入し、フレーム重量880gという驚愕の軽さを実現したCR-1を発表した。しかしそれは単に軽さを求めただけではなく、プロ選手の高出力にも十分に耐え得る、およそ世界初と言って良い「超軽量プロスペックレーサー」。その存在は瞬く間に自転車界を席巻し、現在まで続く肉薄・大口径チューブのトレンドを創り出したエポックメイキングなバイクだ。
スコットの進化は止まらない。CR-1の登場から4年後の2007年には更なる軽さを追求し、フレーム重量790gを達成した新型フラッグシップモデル「ADDICT(アディクト)」が登場する。これにはシマノとの共同開発によって誕生したプレスフィット式ボトムブラケット「BB86」が投入され、スプリンターをも満足させる剛性を実現した。
アディクトは現代最強のスプリンターの一人、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)の愛機としてミラノ~サンレモ優勝や、ツール・ド・フランスでのステージ優勝など幾多の勝利に貢献してきたのである。
その後、一旦はラインナップから姿を消したアディクトだが、2014年モデルで遂にカタログへと復活を見た。生まれ変わったアディクトのコンセプトはエアロ&コンフォート。空力を高めた「フォイル」と快適性重視の「ソレイス」両モデルの特徴を取り入れた、オールラウンド用ピュアレーシングモデルである。
新型アディクトはフレーム素材別に4モデルが設定され、今回テストを行うTEAM ISSUEはハイエンドモデルのSLに次ぐセカンドグレードながら、従来フラッグシップモデルに導入されていたHMXカーボンを採用している。これは下位グレードと比較して20%高い強度を有し、化粧カーボンを廃すことで軽さを追求した材料だ。
フレームデザインは従来モデルの面影を感じさせるセミスローピングとしながら、エアロダイナミクスを考慮した設計が行なわれている。ダウンチューブはメルセデス・ベンツF1チームとの共同開発により誕生したカムテール形状の「F01テクノロジーチューブシェープ」とし、円断面と比較して20%の空気抵抗削減、時速45kmでの走行時には15ワットの出力低減を実現した。
アディクトは、ヘッドからダウンチューブ、そしてチェーンステーまでのボトムラインは剛性を確保しつつ、トップチューブ〜シートステー部分は柔軟性を増して快適性を高めるという近年のロードバイクトレンドに則った設計が行われている。
ヘッドの下ワンは1-1/4インチのテーパー形状で安定感の高いハンドリング性能を確保した。ボトムブラケットは初代アディクトが世界で初めて導入したBB86を引き継いでおり、駆動効率低下の原因となるねじれを抑えている。ジオメトリーはトップチューブを長くし、ヘッドチューブを短く、フォークアングルを大きく取ったレースフィットだ。
アディクトではIMPと名付けられた独自のモノコック工法が採用されており、大きな負荷が掛かる部分には引張強度の高い材料を配し安全性と軽量化を両立。ヘッド周辺部を例に取ると、11%の素材量低減と軽量化を実現してみせている。
前後のドロップエンド及びフロントディレーラーの台座もカーボン製と、軽量化に対する意気込みを感じさせるアディクト。今回のテストバイクはセカンドグレードでありながらも完成車重量6.17kg、フレーム単体775g、フォーク単体305g(いずれもMサイズ、カタログ値)をマークするに至った。
販売パッケージは完成車とフレームセットの2タイプ。完成車はコンポーネントにシマノ9000系デュラエース(機械式)、ホイールにDTスイスと共同開発のシンクロスRL1.1カーボンクリンチャー、ハンドル/ステム/シートピラーにはシンクロス製カーボンパーツをアッセブルする。
スコットがサポートを行うUCIワールドツアーチーム”オリカ・グリーンエッジ”を連想させるネオングリーンを纏ったアディクトのセカンドグレード「TEAM ISSUE」。エアロ&コンフォートをコンセプトにリニューアルした軽量バイクの性能は如何に。早速、新保光起氏と鈴木祐一氏によるインプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「オールラウンドなヒルクライム性能が魅力的な1台」新保光起(Sprint)
剛性の高さが軽快感に繋がっており、テンポ良くライディングできるレーシングバイクという第1印象です。様々なタイプの登りで活躍できる、オールラウンドなヒルクライム性能が魅力的ですね。
他社の最新モデルと比較すると非常にオーソドックスな設計が施されており、一見すると細身のフレームに不安を覚えますが、スコットの全モデルに共通する軽さと高い剛性を兼ね備えたバイクに仕上がっています。見た目と乗り味のギャップには少々驚かされました。
BB周りやヘッド周りのオーバーサイズ化に加え、カーボン積層にその理由があるのだと思います。テストバイクはセカンドグレードですが、フォイルのハイエンドモデルと共通のカーボン素材であるため、プロライダーの高出力にも十分応えてくれるレスポンスの良さがありました。
ダンシングでもフレームがたわまずロスが発生しないため、緩斜面から短距離の激坂、長距離のヒルクライムまで、どんなシチュエーションでも不得意な場面は見当たりませんでした。レースではアタックを掛ける際と追走時、どちらでも恩恵を感じることができるはずです。
フロントフォークの仕上がりが良く、デュラエースのストッピングパワーにも十分に対応するため、下りでの安心感も高い。比較的BBハイトが高く、リアセンターが短いものの腰高感を感じることなく、サドルにどっしりと体重を乗せられるほど挙動が安定していますね。
レーシングマシンであるため、ロードインフォーメーションは確実に伝わってきます。しかし、ハンドル回りやシートピラーをカーボンとすることで不快感の原因になる大きな衝撃はカットしていると感じました。快適性を重視するのであれば、サドルやレーサーパンツに工夫をすれば良いです。
プロツアーでも活躍できる性能を持つフレームとデュラエースの組み合わせを考えれば、非常にお買い得なバイクと言えるでしょう。ヒルクライムに特化しつつもオールラウンドな性質を持つことから、パーツアッセンブル次第で様々な性格に振れると思います。ヒルクライムレースをメインとする方や、トップカテゴリーのホビーレースで活躍したいハイアマチュアにおすすめの1台です。
「プロスペックの高い剛性感を持つヒルクライム向きのオールラウンダー」鈴木 祐一(Rise Ride)
高トルクのペダリングに適したヒルクライム向きのオールラウンダー。明らかにレースをターゲットに据えており、非常に軽量ながら入力をロスすることなく推進力に変換してくれるバイクです。ジオメトリーやルックスはオーソドックスですが、前乗りした時にフレーム性能が最大限発揮される、ヒルクライムマシンだなと感じました。
反応性に長けるバイクですが、BB周りやリアバック全体を意図的に変形させ、そのウィップによって路面を捉え推進力を生み出しているようなイメージです。
レーシングバイクというだけあって絶対的な剛性値は高く、ある程度のパワーが出せるライダーではないと単純に硬いバイクという印象になってしまうでしょう。大きな振動は十分に逃がしていますが、乗り味はリジットでまさにレーシングバイクです。
基本的に様々なタイプの登りを得意としていますが、中でも一定勾配の登りが得意ですね。性能を存分に発揮させるためには高い出力が必要になるバイクですが、スプリント的にパワーを掛けた場合はウィップが大きくなり、若干ですがレスポンスが低下する印象があります。
ヒルクライムマシンながらエアロ形状のチューブを導入した理由は、プロのレースでは巡航時ですら高い速度域を維持し続け無くてはならず、僅かな空気抵抗でも低減できれば確実にアドバンテージになるからでしょう。ハイスピードレンジで負荷が高いながらも速度が一定な巡航時に効果を感じることが出来ました。
トッププロを満足させられるフレームにデュラエースとカーボンホイールを組合せたバイクとしては非常にコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。フレームとコンポーネントの相性は良好で、ダウンヒルを含めた様々なシチュエーションでブレーキの性能を活かし切れている様に感じます。
販売時のパッケージでも十分に高性能ですが、ヒルクライムを重視したフレームの性質を考えると更に軽いホイールに交換したくなりますね。個人的にはシマノのWH-9000-C24-TUなどがオススメですが、どのホイールがマッチするかをユーザー自身で考えてみるのも楽しいと思いました。
プロスペックのバイクであることから、ハイレベルなカテゴリーのレースで活躍したいホビーレーサーに最適な1台です。また、カタログよりも実物のほうが格好良く、パッケージ全体に統一感のあるルックスも非常にも魅力的だと感じました。見た目だけで買ってしまうのも有りですね。
スコット ADDICT TEAM ISSUE
フレーム素材:HMX
コンポーネント:シマノ 9000系デュラエース(機械式)
ホイール:シンクロス RL1.1 カーボンクリンチャー
サイズ:XXS/47、XS/49、S/52、M/54、L/56、XL/58、XXL/61
重量(Mサイズ):6.17kg(完成車)、775g(フレーム)、305g(フォーク)
価格(税抜):800,000円(完成車)、320,000円(フレームセット)
インプレライダーのプロフィール
鈴木 祐一(Rise Ride)
サイクルショップ・ライズライド代表。バイシクルトライアル、シクロクロス、MTB-XCの3つで世界選手権日本代表となった経歴を持つ。元ブリヂストン MTBクロスカントリーチーム選手としても活躍した。2007年春、神奈川県橋本市にショップをオープン。クラブ員ともにバイクライドを楽しみながらショップを経営中。各種レースにも参戦中。セルフディスカバリー王滝100Km覇者。
サイクルショップ・ライズライド
新保 光起(Sprint)
1995年に日本舗道レーシングチームよりプロデビュー。以後スミタ・ラバネロ・パールイズミから愛三工業レーシングと渡り歩き、2000年ツール・ド・北海道での山岳賞獲得や2002年ジャパンカップで日本人最高位の7位に入るなど、オールラウンダーとして活躍する。引退後は関東近郊のプロショップにて修行を積み、今年6月、横浜にプロショップ「Sprint(スプリント)」をオープン。普段はMTBでトレイルライドを楽しんでいる。
Sprint
ウエア協力:ビエンメ
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
今から10年以上も前、スコットは当時最先端のカーボン技術を投入し、フレーム重量880gという驚愕の軽さを実現したCR-1を発表した。しかしそれは単に軽さを求めただけではなく、プロ選手の高出力にも十分に耐え得る、およそ世界初と言って良い「超軽量プロスペックレーサー」。その存在は瞬く間に自転車界を席巻し、現在まで続く肉薄・大口径チューブのトレンドを創り出したエポックメイキングなバイクだ。
スコットの進化は止まらない。CR-1の登場から4年後の2007年には更なる軽さを追求し、フレーム重量790gを達成した新型フラッグシップモデル「ADDICT(アディクト)」が登場する。これにはシマノとの共同開発によって誕生したプレスフィット式ボトムブラケット「BB86」が投入され、スプリンターをも満足させる剛性を実現した。
アディクトは現代最強のスプリンターの一人、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)の愛機としてミラノ~サンレモ優勝や、ツール・ド・フランスでのステージ優勝など幾多の勝利に貢献してきたのである。
その後、一旦はラインナップから姿を消したアディクトだが、2014年モデルで遂にカタログへと復活を見た。生まれ変わったアディクトのコンセプトはエアロ&コンフォート。空力を高めた「フォイル」と快適性重視の「ソレイス」両モデルの特徴を取り入れた、オールラウンド用ピュアレーシングモデルである。
新型アディクトはフレーム素材別に4モデルが設定され、今回テストを行うTEAM ISSUEはハイエンドモデルのSLに次ぐセカンドグレードながら、従来フラッグシップモデルに導入されていたHMXカーボンを採用している。これは下位グレードと比較して20%高い強度を有し、化粧カーボンを廃すことで軽さを追求した材料だ。
フレームデザインは従来モデルの面影を感じさせるセミスローピングとしながら、エアロダイナミクスを考慮した設計が行なわれている。ダウンチューブはメルセデス・ベンツF1チームとの共同開発により誕生したカムテール形状の「F01テクノロジーチューブシェープ」とし、円断面と比較して20%の空気抵抗削減、時速45kmでの走行時には15ワットの出力低減を実現した。
アディクトは、ヘッドからダウンチューブ、そしてチェーンステーまでのボトムラインは剛性を確保しつつ、トップチューブ〜シートステー部分は柔軟性を増して快適性を高めるという近年のロードバイクトレンドに則った設計が行われている。
ヘッドの下ワンは1-1/4インチのテーパー形状で安定感の高いハンドリング性能を確保した。ボトムブラケットは初代アディクトが世界で初めて導入したBB86を引き継いでおり、駆動効率低下の原因となるねじれを抑えている。ジオメトリーはトップチューブを長くし、ヘッドチューブを短く、フォークアングルを大きく取ったレースフィットだ。
アディクトではIMPと名付けられた独自のモノコック工法が採用されており、大きな負荷が掛かる部分には引張強度の高い材料を配し安全性と軽量化を両立。ヘッド周辺部を例に取ると、11%の素材量低減と軽量化を実現してみせている。
前後のドロップエンド及びフロントディレーラーの台座もカーボン製と、軽量化に対する意気込みを感じさせるアディクト。今回のテストバイクはセカンドグレードでありながらも完成車重量6.17kg、フレーム単体775g、フォーク単体305g(いずれもMサイズ、カタログ値)をマークするに至った。
販売パッケージは完成車とフレームセットの2タイプ。完成車はコンポーネントにシマノ9000系デュラエース(機械式)、ホイールにDTスイスと共同開発のシンクロスRL1.1カーボンクリンチャー、ハンドル/ステム/シートピラーにはシンクロス製カーボンパーツをアッセブルする。
スコットがサポートを行うUCIワールドツアーチーム”オリカ・グリーンエッジ”を連想させるネオングリーンを纏ったアディクトのセカンドグレード「TEAM ISSUE」。エアロ&コンフォートをコンセプトにリニューアルした軽量バイクの性能は如何に。早速、新保光起氏と鈴木祐一氏によるインプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「オールラウンドなヒルクライム性能が魅力的な1台」新保光起(Sprint)
剛性の高さが軽快感に繋がっており、テンポ良くライディングできるレーシングバイクという第1印象です。様々なタイプの登りで活躍できる、オールラウンドなヒルクライム性能が魅力的ですね。
他社の最新モデルと比較すると非常にオーソドックスな設計が施されており、一見すると細身のフレームに不安を覚えますが、スコットの全モデルに共通する軽さと高い剛性を兼ね備えたバイクに仕上がっています。見た目と乗り味のギャップには少々驚かされました。
BB周りやヘッド周りのオーバーサイズ化に加え、カーボン積層にその理由があるのだと思います。テストバイクはセカンドグレードですが、フォイルのハイエンドモデルと共通のカーボン素材であるため、プロライダーの高出力にも十分応えてくれるレスポンスの良さがありました。
ダンシングでもフレームがたわまずロスが発生しないため、緩斜面から短距離の激坂、長距離のヒルクライムまで、どんなシチュエーションでも不得意な場面は見当たりませんでした。レースではアタックを掛ける際と追走時、どちらでも恩恵を感じることができるはずです。
フロントフォークの仕上がりが良く、デュラエースのストッピングパワーにも十分に対応するため、下りでの安心感も高い。比較的BBハイトが高く、リアセンターが短いものの腰高感を感じることなく、サドルにどっしりと体重を乗せられるほど挙動が安定していますね。
レーシングマシンであるため、ロードインフォーメーションは確実に伝わってきます。しかし、ハンドル回りやシートピラーをカーボンとすることで不快感の原因になる大きな衝撃はカットしていると感じました。快適性を重視するのであれば、サドルやレーサーパンツに工夫をすれば良いです。
プロツアーでも活躍できる性能を持つフレームとデュラエースの組み合わせを考えれば、非常にお買い得なバイクと言えるでしょう。ヒルクライムに特化しつつもオールラウンドな性質を持つことから、パーツアッセンブル次第で様々な性格に振れると思います。ヒルクライムレースをメインとする方や、トップカテゴリーのホビーレースで活躍したいハイアマチュアにおすすめの1台です。
「プロスペックの高い剛性感を持つヒルクライム向きのオールラウンダー」鈴木 祐一(Rise Ride)
高トルクのペダリングに適したヒルクライム向きのオールラウンダー。明らかにレースをターゲットに据えており、非常に軽量ながら入力をロスすることなく推進力に変換してくれるバイクです。ジオメトリーやルックスはオーソドックスですが、前乗りした時にフレーム性能が最大限発揮される、ヒルクライムマシンだなと感じました。
反応性に長けるバイクですが、BB周りやリアバック全体を意図的に変形させ、そのウィップによって路面を捉え推進力を生み出しているようなイメージです。
レーシングバイクというだけあって絶対的な剛性値は高く、ある程度のパワーが出せるライダーではないと単純に硬いバイクという印象になってしまうでしょう。大きな振動は十分に逃がしていますが、乗り味はリジットでまさにレーシングバイクです。
基本的に様々なタイプの登りを得意としていますが、中でも一定勾配の登りが得意ですね。性能を存分に発揮させるためには高い出力が必要になるバイクですが、スプリント的にパワーを掛けた場合はウィップが大きくなり、若干ですがレスポンスが低下する印象があります。
ヒルクライムマシンながらエアロ形状のチューブを導入した理由は、プロのレースでは巡航時ですら高い速度域を維持し続け無くてはならず、僅かな空気抵抗でも低減できれば確実にアドバンテージになるからでしょう。ハイスピードレンジで負荷が高いながらも速度が一定な巡航時に効果を感じることが出来ました。
トッププロを満足させられるフレームにデュラエースとカーボンホイールを組合せたバイクとしては非常にコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。フレームとコンポーネントの相性は良好で、ダウンヒルを含めた様々なシチュエーションでブレーキの性能を活かし切れている様に感じます。
販売時のパッケージでも十分に高性能ですが、ヒルクライムを重視したフレームの性質を考えると更に軽いホイールに交換したくなりますね。個人的にはシマノのWH-9000-C24-TUなどがオススメですが、どのホイールがマッチするかをユーザー自身で考えてみるのも楽しいと思いました。
プロスペックのバイクであることから、ハイレベルなカテゴリーのレースで活躍したいホビーレーサーに最適な1台です。また、カタログよりも実物のほうが格好良く、パッケージ全体に統一感のあるルックスも非常にも魅力的だと感じました。見た目だけで買ってしまうのも有りですね。
スコット ADDICT TEAM ISSUE
フレーム素材:HMX
コンポーネント:シマノ 9000系デュラエース(機械式)
ホイール:シンクロス RL1.1 カーボンクリンチャー
サイズ:XXS/47、XS/49、S/52、M/54、L/56、XL/58、XXL/61
重量(Mサイズ):6.17kg(完成車)、775g(フレーム)、305g(フォーク)
価格(税抜):800,000円(完成車)、320,000円(フレームセット)
インプレライダーのプロフィール
鈴木 祐一(Rise Ride)
サイクルショップ・ライズライド代表。バイシクルトライアル、シクロクロス、MTB-XCの3つで世界選手権日本代表となった経歴を持つ。元ブリヂストン MTBクロスカントリーチーム選手としても活躍した。2007年春、神奈川県橋本市にショップをオープン。クラブ員ともにバイクライドを楽しみながらショップを経営中。各種レースにも参戦中。セルフディスカバリー王滝100Km覇者。
サイクルショップ・ライズライド
新保 光起(Sprint)
1995年に日本舗道レーシングチームよりプロデビュー。以後スミタ・ラバネロ・パールイズミから愛三工業レーシングと渡り歩き、2000年ツール・ド・北海道での山岳賞獲得や2002年ジャパンカップで日本人最高位の7位に入るなど、オールラウンダーとして活躍する。引退後は関東近郊のプロショップにて修行を積み、今年6月、横浜にプロショップ「Sprint(スプリント)」をオープン。普段はMTBでトレイルライドを楽しんでいる。
Sprint
ウエア協力:ビエンメ
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
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