さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランスが、さいたま新都心を舞台に開催。クリス・フルームやルイ・コスタらトップスターが、20万人(主催者発表)という観衆の目の前を駆け抜けた。まずは速報でお伝えしよう。

さいたま新都心のビル街を駆け抜けるプロトン。後半は晴れ間も見えたさいたま新都心のビル街を駆け抜けるプロトン。後半は晴れ間も見えた (c)Makoto.AYANO
13時から始まったポイントレース中では激しい雨に見舞われたものの、15時にはすっかりと青空が広がり、本戦となるクリテリウムは青空の下で開催を迎えた。

レース中はアルカンシエルを着るルイ・コスタ(ポルトガル、モビスターチーム)やマイヨジョーヌのクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)、マイヨヴェールのペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング)が3人で抜け出すなど、各スター選手が20万人を数えた大観衆を沸かせる走りを展開。レースは最終盤にアタックしたフルームが独走でゴールラインを駆け抜け、ガッツポーズを披露した。

クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)と握手する清水勇人さいたま市長クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)と握手する清水勇人さいたま市長 photo:Kei Tsuji果敢に逃げ、観客を沸かせる別府史之(オリカ・グリーンエッジ)果敢に逃げ、観客を沸かせる別府史之(オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsuji

逃げるクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)ら3名逃げるクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)ら3名 photo:Kei Tsuji

優勝したクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)のコメント
こんなに素晴らしい雰囲気のなかで優勝できて嬉しい。日本のレースはツアー・オブ・ジャパンにつづいて2回めだったが、今回は遥かに自転車人気の高まりを感じることができた。こんなイベントが日本で行われるようになるとはその当時想像することができなかった。そのなかで優勝することができてこれ以上嬉しいことはない。

今日は強豪スプリンターのサガンがいたので、勝てるとは思っていなかったが、終盤の集団お動きがいい方向になった。マイヨジョーヌの力ということができるだろう。来年もマイヨジョーヌを着てさいたまに来られるか? その前に来年のツール・ド・フランスに勝たなくてはいけないが、努力して凱旋することができたら嬉しい。

クリテリウム3位、山岳賞を獲得したルイ・コスタ(ポルトガル、モビスターチーム)のコメント
3位という成績に満足はしていないが、大観衆が声援を送ってくれた日本のファンの前ではしれたことが嬉しい。

Vサインでフィニッシュするクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)Vサインでフィニッシュするクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) photo:Kei Tsujiさいたまクリテリウム表彰台さいたまクリテリウム表彰台 photo:Kei Tsuji


さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス2013結果
1位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)       1h17'10"
2位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング)   +07"
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスターチーム)
4位 トム・フィーラース(オランダ、アルゴス・シマノ)           +12"
5位 窪木一茂(マトリックスパワータグ)
6位 中島康晴(愛三工業レーシング)
7位 小室雅成(イナーメ・信濃山形)
8位 西谷泰治(愛三工業レーシング)
9位 吉田隼人(シマノレーシング)
10位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスターチーム)


text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO,Kei.Tsuji