ジャパンカップクリテリウムを明日に控え、熱気が高まる宇都宮市。既に現地入りした選手たちはコースへと向かい試走を行った。レースに向けて調子を整える彼らの様子をお伝えします。

ランプレ・メリダは日光へのライドへ出かけたランプレ・メリダは日光へのライドへ出かけた (c)Makoto.AYANO陽気なジェリーベリー・プレゼンテッドバイケンダの選手たち陽気なジェリーベリー・プレゼンテッドバイケンダの選手たち (c)Makoto.AYANO


朝9時半、宿泊するホテルニューイタヤをイチバンに飛び出したのはランプレ・メリダの選手たち。朝早くから集まった熱心なファンへのサービスに務めながら、一路日光へ。東照宮など観光地をライドで巡ったようだ。

続いてホテルを出発したのは4名での参戦となるアモーレ・エ・ヴィータと、ジェリーベリーの2チーム。アメリカチャンピオンジャージを着るフレッド・ロドリゲスは好調のようで、古賀志林道の登りでも常に先頭を引っ張っていた。

ジャパンカップでお馴染みのキャノンデール・プロサイクリング。ファンの注目を浴びるのは、やり昨年優勝のイヴァン・バッソ(イタリア)とペーター・サガン(スロバキア)、そして凱旋レースを走る増田成幸の3名だ。

古賀志林道でウィリーを披露するペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング)古賀志林道でウィリーを披露するペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール・プロサイクリング) (c)Makoto.AYANO
再び古賀志林道を訪れてハッピーなイヴァン・バッソ(イタリア、キャノンデール・プロサイクリング)再び古賀志林道を訪れてハッピーなイヴァン・バッソ(イタリア、キャノンデール・プロサイクリング) (c)Makoto.AYANOユライとペーターのサガン兄弟(ともにスロバキア、キャノンデール)ファンからもらったイラストのお面を持ってニッコリユライとペーターのサガン兄弟(ともにスロバキア、キャノンデール)ファンからもらったイラストのお面を持ってニッコリ (c)Makoto.AYANO


走行中、天気を気にしていたのはバッソ。「日曜日の天気は(晴れるか)五分五分」と聞くと、顔を曇らせた。「今日は暑いけど、このコースで雨が降ると厳しいレースになるだろうね。」とやや不安をのぞかせていた。一方増田は「久々の日本なので嬉しいです。アキレス腱の不調もすっかり回復しているので、良い走りを見せたいですね。」と状態の良さを語ってくれた。

ちなみに、キャノンデール・ジャパンでは今日の走行データをSTRAVAにアップするそうだ。キャノンデール・ジャパンのTwitter(@CannondaleJapan)をフォローしてチェックしてみよう。ハッシュタグは #cdalejc 。そしてジャパンカップのハッシュタグは #jcrr だ。

チームスカイはダビ・ロペスガルシアがエースになるようだチームスカイはダビ・ロペスガルシアがエースになるようだ (c)So.Isobe
キャノンデールから遅れて古賀志の周回コースに姿を見せたのはガーミン・シャープ、そしてオメガファーマ・クイックステップ、スカイプロサイクリング、チャンピオンシステム・プロサイクリングの合同グループ。

昨年2位のリベンジを狙うダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ)は、ライド中にカメラマンに向けてジョークを飛ばしたりと終止リラックスした様子だった。

ガーミン・シャープのダニエル・マーティンとマット・ブラマイヤー(アイルランド、チャンピオンシステム)ガーミン・シャープのダニエル・マーティンとマット・ブラマイヤー(アイルランド、チャンピオンシステム) (c)Makoto.AYANO森林公園の周回コースを試走するリッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)やロビー・マキュアン(オーストラリア)森林公園の周回コースを試走するリッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)やロビー・マキュアン(オーストラリア) photo:Kei Tsuji

コースへ向けて走るサクソ・ティンコフ。先頭はマイケル・ロジャース(オーストラリア)と宮澤崇史だコースへ向けて走るサクソ・ティンコフ。先頭はマイケル・ロジャース(オーストラリア)と宮澤崇史だ photo:Yuya.Yamamoto「ガォオ〜」と吠えておどけるマッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)「ガォオ〜」と吠えておどけるマッテーオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) (c)Makoto.AYANO

西薗良太率いるチャンピオンシステム西薗良太率いるチャンピオンシステム (c)Makoto.AYANOレディオシャック・レオパードがホテルニューイタヤからコース試走へ出る。全員が初出場だレディオシャック・レオパードがホテルニューイタヤからコース試走へ出る。全員が初出場だ (c)Makoto.AYANO


話を聞いたところ、スカイプロサイクリングのエースをつとめるのはダビ・ロペスガルシア(スペイン)。ツアー・オブ・北京総合3位の好調さをキープしたまま宇都宮に乗り込んできたようだ。イアン・ボスウェルと、ジョセフロイド・ドンブロウスキーという若手アメリカ人選手2名は登りでペースを上げる場面も。エースとして走れる登坂力があるだけに期待したいところ。

そして到着が遅かったため、14時半過ぎにコース試走に出かけたのはレディオシャック・レオパードのメンバーたち。エースはジョージ・ベネット(ニュージーランド)が務め、ベン・ヘルマンス(ベルギー)の調子はかなり上向きだそうだ。



出場全チーム・選手が出揃うチーム・プレゼンテーションは、オリオンスクエアで本日・金曜日の19:00より開始される。宇都宮の街が自転車一色に染まるのはもうすぐだ。

本日の試走の様子はフォトギャラリーでお楽しみください!


text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO,So.Isobe,Yuya.Yamamoto

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