2013/09/16(月) - 22:11
国内マウンテンバイカーのメッカ、富士見パノラマリゾートで開催されたJシリーズ第4戦は、台風18号の接近に伴う悪天候が予想される中、土曜日にダウンヒルが開催された。
男子は富士見開催のレースでは常に優勝に絡む清水一輝(アキ・ファクトリーチーム)が安定感をも見せつける走りで優勝。女子は長年に渡って「走れば常勝」の地位にいる末政を「とても大きな目標」として頭角を現してきた若手のホープ、中川綾子(チームYRS)が自身初となるJシリーズでの勝利を飾った。
予想通りの悪天候となったコースはマッドコンディションとなり、コース後半に用意された「木落とし坂」と呼ばれる急斜面や、ゲレンデベースの施設内を通過する階段セクションなどは滑り易く、転倒者が続出。また降ったり止んだりの空模様から、時間と共に変化するコースコンディションの読みが難しく、どこまで攻めれるか、の見極めが勝敗を左右した。
タイムドセッションから好調を維持していたジャイアント陣営の青木卓也、浅野善亮は共に決勝で転倒。井手川直樹は決勝の重くなった路面を読み切れず、タイヤセレクトをミスしたようだ。
エリート予選と決勝の間に行われたエキスパートクラスのレースで路面状況はさらに変化し、路面は重くなり、コンクリートのセクションはスリッピーになっていた。ダウンヒル界の女王として君臨する末政実緒は世界選手権での負傷を押して出走したものの、コース序盤でフロントタイヤをパンクし、3位に甘んじた。
Jシリーズ初優勝となった中川は「(南アフリカでの)世界選手権を経験して、走りに度胸がついてきたように感じています。優勝の実感はまだよくわかりません。末政選手はパンクしていたんですよね? ずっと目標にしていたので嬉しいですけど、来週のウイングヒルズでもっと良い走りができるように頑張りたいと思います」とコメントした。
2位となった九島あかねと共に、若手の躍進によって女子ダウンヒルの勢力図が変化しつつある事を感じさせるレースとなった。
男子エリートクラス結果
1位 清水一輝(アキ・ファクトリーチーム) 2:56.082
2位 井本はじめ(ラヴバイクス) +1.927
3位 永田隼也(マーシュ・サンタクルズ) +3.917
4位 井手川直樹(ダビンチ・サンスピドットコム) +4.170
5位 浅野善亮(ジャイアント・ホットスピン) +4.435
6位 阿藤寛(トップノットレーシング) +5.003
7位 小山航(バンシー)+5.963
8位 青木卓也(チームジャイアント) +6.123
9位 九島勇気(玄武・ターナー) +8.657
10位 五十嵐優樹(重力技研・ストームライダース) +9.251
女子エリートクラス結果(女子スポーツクラス混走)
1位 中川綾子(チームYRS) 3:29.923
2位 九島あかね(玄武・ターナー) +9.953
3位 末政実緒(ダートフリーク・サラセン) +15.928
4位 吉川千香子(DKMC) +18.601
5位 木下倫子(ワコーズ・ゾーン) +21.335
エキスパートクラス結果
1位 井岡祐介(YKD) 3:15.599
2位 林佳亮(同大大学同大高等学校) +0.984
3位 岡野将之(ナカザワジム) +1.857
男子スポーツクラス結果
1位 九島凛(玄武) 3:24.530
2位 岡修平 +3.304
3位 春山聡志 +5.250
photo&text:Hiroyuki.NAKAGAWA/SLm
男子は富士見開催のレースでは常に優勝に絡む清水一輝(アキ・ファクトリーチーム)が安定感をも見せつける走りで優勝。女子は長年に渡って「走れば常勝」の地位にいる末政を「とても大きな目標」として頭角を現してきた若手のホープ、中川綾子(チームYRS)が自身初となるJシリーズでの勝利を飾った。
予想通りの悪天候となったコースはマッドコンディションとなり、コース後半に用意された「木落とし坂」と呼ばれる急斜面や、ゲレンデベースの施設内を通過する階段セクションなどは滑り易く、転倒者が続出。また降ったり止んだりの空模様から、時間と共に変化するコースコンディションの読みが難しく、どこまで攻めれるか、の見極めが勝敗を左右した。
タイムドセッションから好調を維持していたジャイアント陣営の青木卓也、浅野善亮は共に決勝で転倒。井手川直樹は決勝の重くなった路面を読み切れず、タイヤセレクトをミスしたようだ。
エリート予選と決勝の間に行われたエキスパートクラスのレースで路面状況はさらに変化し、路面は重くなり、コンクリートのセクションはスリッピーになっていた。ダウンヒル界の女王として君臨する末政実緒は世界選手権での負傷を押して出走したものの、コース序盤でフロントタイヤをパンクし、3位に甘んじた。
Jシリーズ初優勝となった中川は「(南アフリカでの)世界選手権を経験して、走りに度胸がついてきたように感じています。優勝の実感はまだよくわかりません。末政選手はパンクしていたんですよね? ずっと目標にしていたので嬉しいですけど、来週のウイングヒルズでもっと良い走りができるように頑張りたいと思います」とコメントした。
2位となった九島あかねと共に、若手の躍進によって女子ダウンヒルの勢力図が変化しつつある事を感じさせるレースとなった。
男子エリートクラス結果
1位 清水一輝(アキ・ファクトリーチーム) 2:56.082
2位 井本はじめ(ラヴバイクス) +1.927
3位 永田隼也(マーシュ・サンタクルズ) +3.917
4位 井手川直樹(ダビンチ・サンスピドットコム) +4.170
5位 浅野善亮(ジャイアント・ホットスピン) +4.435
6位 阿藤寛(トップノットレーシング) +5.003
7位 小山航(バンシー)+5.963
8位 青木卓也(チームジャイアント) +6.123
9位 九島勇気(玄武・ターナー) +8.657
10位 五十嵐優樹(重力技研・ストームライダース) +9.251
女子エリートクラス結果(女子スポーツクラス混走)
1位 中川綾子(チームYRS) 3:29.923
2位 九島あかね(玄武・ターナー) +9.953
3位 末政実緒(ダートフリーク・サラセン) +15.928
4位 吉川千香子(DKMC) +18.601
5位 木下倫子(ワコーズ・ゾーン) +21.335
エキスパートクラス結果
1位 井岡祐介(YKD) 3:15.599
2位 林佳亮(同大大学同大高等学校) +0.984
3位 岡野将之(ナカザワジム) +1.857
男子スポーツクラス結果
1位 九島凛(玄武) 3:24.530
2位 岡修平 +3.304
3位 春山聡志 +5.250
photo&text:Hiroyuki.NAKAGAWA/SLm
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