2013/03/25(月) - 20:21
3月25日(月)、さいたま市中央区の施設においてさいたま市とA.S.Oのツール・ド・フランスの冠イベントの調印式と記者発表会が行われた。
かねてから話題になっていたさいたま市でのツール・ド・フランス冠イベント。このたび、さいたま市及びさいたまスポーツコミッション(社団法人さいたま観光国際協会)がツール・ド・フランス主催者A.S.O(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)と10月26日の開催に向けて正式調印した。
会場となったのはさいたま新都心駅近くのラフレさいたま。フランス本国から来日したのはA.S.O社長のジャン・エティエンヌ・アモリ氏。さいたま市長の清水勇人氏とともにその場で開催契約書に調印した。
2013年ツール・ド・フランスの上位入賞選手と日本国内主要選手約50人が出場するレースの正式名称は「SAITAMA Criterium by Le Tour de France」となる。さいたま新都心周辺に1周約3.1kmの周回コースを設定し、これを10〜15周走行する予定の市街クリテリウムだ。ツール・ド・フランスの名前を冠した初のイベントとなる。
さいたまスポーツコミッションの代表を務める清水市長は、開催趣旨をスポーツの振興とスポーツによる地域振興、笑顔あふれるさいたま市のまちづくりにあるとし、性別、経験を問わない多彩なサイドイベントの開催を計画していることも話す。
自転車に関しては、環境への負荷の少なさ、経済的であるという優位性、健康に良い面ほか多くのメリットを上げつつ、持続可能な社会に向けての未来志向の乗り物とし、ファッション面でも優れた環境にやさしい自転車を生活に組み込んだライフスタイルの提案なども、市として取り組んでいきたいとしている。
自転車に熱を上げるさいたま市としては、自転車を生活の中で活用することで日本一の低炭素社会の実現、市のイメージアップに繋げたい考えだ。
埼玉県がLove Bicycle SAITAMAキャンペーンを展開するとおり、埼玉は出荷台数全国一位であり、「自転車王国」を目指している。その自転車を象徴する存在としてのツール・ド・フランスの名を冠した今大会の開催を決定したと言う。
「夢のサイクリングイベントを通じて、日本、埼玉より元気を発信し、世界中から震災時に受けた支援へのお返しをしたい。さいたま市だけでなく、日本としても誇れるイベントとなるようにしたい」と意気込みを語った。
調印式の後、A.S.O社長のジャン・エティエンヌ・アモリ氏よりは、まずA.S.Oの活動概要、そしてツール・ド・フランスのスポーツとしての規模や影響力の大きさを紹介。そのうえで次のように語る。
「さいたま市とともに大会を開催することは、新しい設定、新しい開催地となるが、価値は変わらないでしょう。自転車が21世紀への可能性を持つさいたま市で開催されるこのイベントを紹介できることは大いなる喜びだ。
ASOとしても初の試みだが、ツール・ド・フランスの価値、精神は変わらない。この大会が埼玉における自転車の発展に寄与し、世界中の目がさいたまに集まる機会となる。ASOはあらゆるレベルでさいたま市をサポートし、ツール・ド・フランスのクオリティで大会を開催、そして世界へ配信したい」と語った。
プレゼンテーション内では歴史上のツール・ド・フランス参加者として川室競(Kiso Kawamuro)や、別府史之と新城幸也の2009年のツール完走を紹介。日本でも長くTV放映が続いていることなどを挙げた。
そしてツール・ド・フランスの雰囲気がそのままさいたま市新都心で味わえるような、イベントの規模、お祭りの雰囲気、そしてなにより迫力のあるレースが味わえるイベントとすることをことを約束した。
ツール・ド・フランス上位入賞者と、日本の才能ある選手によっておよそ50人のプロトンが市街での2.7kmのコースを20周する(配布資料では3.1kmを10〜15周)、迫力と緊迫感あるレースを駆け抜けること、また大会期間中はレースだけでなくヴィラージュなどでも多くのイベントが行われ、市民が様々に楽しめるイベントになると話した。
清水市長は質疑応答に答え、大会のメリットを来訪者による宿泊や消費による経済効果、日本におけるサイクリングマーケットの拡大、自転車文化の醸成に貢献することなどを挙げ、来年以降も開催していく方針があることを話した。
photo&text:Makoto.AYANO
かねてから話題になっていたさいたま市でのツール・ド・フランス冠イベント。このたび、さいたま市及びさいたまスポーツコミッション(社団法人さいたま観光国際協会)がツール・ド・フランス主催者A.S.O(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)と10月26日の開催に向けて正式調印した。
会場となったのはさいたま新都心駅近くのラフレさいたま。フランス本国から来日したのはA.S.O社長のジャン・エティエンヌ・アモリ氏。さいたま市長の清水勇人氏とともにその場で開催契約書に調印した。
2013年ツール・ド・フランスの上位入賞選手と日本国内主要選手約50人が出場するレースの正式名称は「SAITAMA Criterium by Le Tour de France」となる。さいたま新都心周辺に1周約3.1kmの周回コースを設定し、これを10〜15周走行する予定の市街クリテリウムだ。ツール・ド・フランスの名前を冠した初のイベントとなる。
さいたまスポーツコミッションの代表を務める清水市長は、開催趣旨をスポーツの振興とスポーツによる地域振興、笑顔あふれるさいたま市のまちづくりにあるとし、性別、経験を問わない多彩なサイドイベントの開催を計画していることも話す。
自転車に関しては、環境への負荷の少なさ、経済的であるという優位性、健康に良い面ほか多くのメリットを上げつつ、持続可能な社会に向けての未来志向の乗り物とし、ファッション面でも優れた環境にやさしい自転車を生活に組み込んだライフスタイルの提案なども、市として取り組んでいきたいとしている。
自転車に熱を上げるさいたま市としては、自転車を生活の中で活用することで日本一の低炭素社会の実現、市のイメージアップに繋げたい考えだ。
埼玉県がLove Bicycle SAITAMAキャンペーンを展開するとおり、埼玉は出荷台数全国一位であり、「自転車王国」を目指している。その自転車を象徴する存在としてのツール・ド・フランスの名を冠した今大会の開催を決定したと言う。
「夢のサイクリングイベントを通じて、日本、埼玉より元気を発信し、世界中から震災時に受けた支援へのお返しをしたい。さいたま市だけでなく、日本としても誇れるイベントとなるようにしたい」と意気込みを語った。
調印式の後、A.S.O社長のジャン・エティエンヌ・アモリ氏よりは、まずA.S.Oの活動概要、そしてツール・ド・フランスのスポーツとしての規模や影響力の大きさを紹介。そのうえで次のように語る。
「さいたま市とともに大会を開催することは、新しい設定、新しい開催地となるが、価値は変わらないでしょう。自転車が21世紀への可能性を持つさいたま市で開催されるこのイベントを紹介できることは大いなる喜びだ。
ASOとしても初の試みだが、ツール・ド・フランスの価値、精神は変わらない。この大会が埼玉における自転車の発展に寄与し、世界中の目がさいたまに集まる機会となる。ASOはあらゆるレベルでさいたま市をサポートし、ツール・ド・フランスのクオリティで大会を開催、そして世界へ配信したい」と語った。
プレゼンテーション内では歴史上のツール・ド・フランス参加者として川室競(Kiso Kawamuro)や、別府史之と新城幸也の2009年のツール完走を紹介。日本でも長くTV放映が続いていることなどを挙げた。
そしてツール・ド・フランスの雰囲気がそのままさいたま市新都心で味わえるような、イベントの規模、お祭りの雰囲気、そしてなにより迫力のあるレースが味わえるイベントとすることをことを約束した。
ツール・ド・フランス上位入賞者と、日本の才能ある選手によっておよそ50人のプロトンが市街での2.7kmのコースを20周する(配布資料では3.1kmを10〜15周)、迫力と緊迫感あるレースを駆け抜けること、また大会期間中はレースだけでなくヴィラージュなどでも多くのイベントが行われ、市民が様々に楽しめるイベントになると話した。
清水市長は質疑応答に答え、大会のメリットを来訪者による宿泊や消費による経済効果、日本におけるサイクリングマーケットの拡大、自転車文化の醸成に貢献することなどを挙げ、来年以降も開催していく方針があることを話した。
photo&text:Makoto.AYANO
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