ツール・ド・フランス2010開幕。難コースに挑むシマノユーザーの選手達

まずはシマノ製品を使用し、今年の全長約3600kmの難コースに挑む有力選手達を写真入りで紹介しよう。
個人総合争いはアルベルト・コンタドールをはじめ、史上最多の8度目の優勝を目指すランス・アームストロング、ジロを制して勢いに乗るイヴァン・バッソらが参戦。シマノ使用チームからは昨年のジロ・デ・イタリア覇者、デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)がこの争いに加わってくる。静かな男が燃やす闘志に期待したい。
そしてゴール前をにぎわすスプリント賞候補筆頭はやはりこの人、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームHTCコロンビア)。昨年ツールでは破竹の勢いでステージ計6勝、シャンゼリゼゴールを制して締めくくった。
彼の強力なスプリントを支えるのはPROのハンドルバーやステム。左右に振っても余計なブレがなく、正確にパワーを伝達してくれるため、安心して激しいスプリントをこなすことが可能だ。シマノ&PRO製品がインストールされたバイクを駆る、世界チャンピオン3度のオスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)とともにゴールスプリントを華やかなものにしてくれるだろう。




群雄割拠のツール・ド・フランス2010、そんな過酷なステージレースを戦う機材として、シマノの製品は多くのチームや選手から絶対的な信頼を集めている。ランス・アームストロングが達成した前人未踏のツール7連覇も、昨年のマーク・カヴェンディッシュのステージ6勝という快挙も、シマノの製品が支えたもの。他にも数多くの勝利を量産し続けているのは周知の事実だ。
それではシマノの最新モデルから、選手の活躍を足元で支えるホイールと、注目が高まっているPROブランドの製品を中心に、レース会場から届いたばかりの最新写真を中心に紹介していこう。
PRO

PRO製品は、ツール・ド・フランス2010でも数多くのチームに採用されている。個人総合争いの有力候補の一角、デニス・メンショフを擁するラボバンク、昨年のツールでステージ6勝を飾った最強スプリンター、マーク・カヴェンディッシュの所属するチームHTC・コロンビア、フランセーズデジューの3チームはパーツとディスクホイールを、チームスカイはディスクホイールを使用する。





PROのラインナップは、ハンドルとステムだけを見ても非常に幅広いラインナップを展開する。ツール出場選手の多くが使用するバイブシリーズ、TTステージで選手御用達のミサイルシリーズ、比較的求めやすい価格を実現したPLT、XLT、ALTシリーズまで、用途や予算に応じてさまざまな選択肢が用意されている。また、ハンドル幅や形状、ステムの突き出し量といったサイズ展開も豊富で、あらゆるライダーに最適なサイズが選べるのも特徴だ。
「軽さと強度の高い次元での両立」というプロ選手の厳しい要求にも応えつつ、性別や体格、競技レベルといったホビーライダーの十人十色のニーズも満足させられること——。これがPRO製品の最大の強みだ。
シマノホイール


そして左のロゴがシマノホイールを使用してツール・ド・フランス2010に参加しているチームだ。左上からラボバンク、チームスカイ、フランセーズデジュー、エウスカルテル。いずれもPROや他のシマノ製品を同時に採用しているチームばかりで、シマノ製品への信頼性の高さがうかがえる。



シマノ・イノベーション — シマノのホイールテクノロジー




シマノでは、軽量性と耐久性の相反する要素のバランスを、重い素材を削っていくことで軽量化を図るのではなく、軽い素材を選択し、必要なところに必要なだけ補強していく独自の手法を採用。
より軽量でありながら優れた耐久性を兼ね備え、「勝利」をキーワードに、パーフェクトなライディングパフォーマンスの持続を実現している。PROのカーボンホイールに加え、DURA-ACEをはじめとした豊富なラインナップを取り揃え、あらゆるレベルとシチュエーションに対応する。



次のページからは、プロレーサーが実際にツールで使う機材を現地からのフォトレポートでお届けする。 ツールでは、プロトタイプや来年以降に発売予定のモデルがたびたび選手たちによって試されている。それは、ツールが世界最大のロードレースであるとともに、新しい機材を試して製品開発にフィードバックする最大にして最高のテストの場でもあるからだ。
今回のレポートでは、秘密のベールに包まれたプロトタイプや未発表の機材もピックアップするので、ぜひ注目してほしい。
提供:シマノ 企画/制作:シクロワイアード