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スクアドラ滋賀守山

滋賀守山に根ざす老舗の2号店 地域自転車ムーブメントを率いるトレックストア
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スクアドラ滋賀守山の外観
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モデルチェンジしたばかりのスピードコンセプトを発見
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シマノの新型コンポーネントを装備したテストバイクも
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ロードバイク用のウェアも用意。女性向けのラインナップにも妥協なし
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特にMTB系はマニアックな品揃えだが、ポップが細かく用意されてわかりやすい
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トレックのロゴマークをイメージしたランプフレーム
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オリジナルのウッド製バイクスタンド。インテリアにこだわる方に人気だとか
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試着室も完備してます
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奥の壁にひっそりと飾られていたチャンピオンジャージ
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オフロード系シューズのラインナップもイイ感じ
名神高速の栗東ICからクルマでおよそ10分、もしくはJR東海道線守山駅から1km少し。ロングライドの名所として全国的に知られる琵琶湖に面し、サイクリング文化普及に力を入れる守山市へと2017年7月に開いたプロショップがある。それが「スクアドラ滋賀守山」。大阪で40年の歴史を持つ老舗、スクアドラが2号店としてオープンさせた気鋭のトレック専門店だ。

そのほとんどをスタッフさんが手作りして仕上げた50坪ほどの店内は、ウッド&スチールのインダストリアル調だ。バイクやパーツ類が余裕を持って並び、アーティストによるオリジナル製作のカウンターや、ディスプレイスタンドを兼ねて”いい音”を演出するターンテーブルなど、大人の遊びゴコロ感じるギミックが、居心地の良いこだわり空間に散りばめられている。

店内に並ぶのは、クロスバイクやロードバイクを中心に、MTBやシクロクロス、キッズバイク、さらにはEバイクといったトレックの展示車・試乗車たち。大阪の本店が複数ブランドを取り扱うが、滋賀守山店がトレックのみに絞っているのは、多ジャンルのバイクをより深い知識で提供するため。そして日本国内で初めてトレックブランドを扱ったショップの一つがスクアドラだったという経緯も、滋賀守山店がトレックをパートナーに選んだ理由だという。

「最高峰モデルが素晴らしいのはどのブランドでも当たり前ですが、トレックは一番求められるボリュームゾーンの完成度が高いんですよね。コストパフォーマンスも高いし、補償内容も充実していることも安心してオススメできるポイントですよね」と言うのは、店長を務める涌本正樹さん。「幅広い商品を実際に見てもらうことで、納得して選んで頂けるのはワンブランドならでは。試乗車を10台以上置いているもの同じ理由からです。これはオープンからずっと変えていない、当店のこだわりです」。

そんなCW取材班は2022年春にショップを再訪問。一度店内に足を踏み入れると、オープン時とは全く異なる充実ぶりにたいそう驚かされた。ロードバイクやクロスバイクはもちろん、巷のムーブメントに合わせてMTBやグラベルロードカテゴリーが圧倒的に広く、そして深く展開されていた。ウェアやヘルメット、シューズ、さらにはケミカル類をここまで在庫しているショップはかなり少ないはず。すでにオフロードライフを楽しんでいるユーザーはもちろん、これから足を踏み入れてみたい方には貴重な存在となってくれるはず。
そんなスクアドラ滋賀守山を盛り上げているスタッフは、かつてマトリックスパワータグで選手として走り、ヨーロッパ経験豊富な”最速店長”の涌本店長と、グラベルライドにハマっているという松下さん、そしてディレクターとして大阪本店とを忙しく行き来する草川さんという3名。いい意味で「個性がバラバラ」の、全員が乗る・イジる(整備)・接客・ユーザーライドとこなすマルチプレイヤーだ。

元プロ選手のショップと聞くと敷居が高いように聞こえるが、スクアドラ滋賀守山はさにあらず。「走り」のイメージを奥に引っ込めて(最速店長選手権の優勝ジャージも目立たない場所に飾ってあった)、落ちついた店内空間と、いつでも謙虚で物腰柔らかい涌本店長が気軽に訪れやすい雰囲気を作り出している。クロスバイクでも私服でも参加できる初心者ツーリングの定例開催などには、1から地域と共に自転車文化を作り上げていきたいという思いが込められているのだという。

スクアドラ全体のコンセプトは、常にユーザーファーストであることだ。老舗といえどショップの考えにユーザーを沿わせるのではなく、ユーザーの考えを優先し、できるだけ個々の思いに応えていく。そして特定の分野に固執するのではなく、40年という歴史の中で常にスポーツバイク界の時代の流れに合わせて柔軟に変化しつつ、総合的な自転車のある生活を提案してきた。

「今はロードバイク全盛ですが、スポーツサイクルショップとしてロード専門というものではなく、MTBに対しても積極的ですし、シクロクロスだってレース以外でも十分に遊べますよ、とご説明しています。お気軽なツーリングからレースまで、総合的に自転車遊びを 紹介できるお店でありたいと考えています」と、涌本店長は話してくれた。
「モノ売り以上に、コト売りでありたい」。つまり売りっぱなしではなく、ユーザーと共に乗ることで自転車ならではの楽しさを知ってもらうこともまた、スクアドラにとっての本願だ。大阪本店ではその昔からお客さんを集めて富士山や沖縄、台湾での泊りがけのツアーを企画したりと積極的にフィールドへと飛び出してきたし、当然滋賀守山店でもそのモットーを受け継ぎ、そして自転車振興に力を入れる守山市に根付かせようとしている。

「可能な限りどんどんイベントを開催したり参加することを大切にしています。コロナ禍で難しい面もありましたが、日々ユーザーの皆さんに楽しんでもらえるように頑張っています」と涌本店長。お店のオープン時間を12時と遅めに設定しているのも、午前中にユーザーと共に走る時間を取るための工夫だ。

「常に思うのは、私たちはコミュニティのハブ(中心)でありたいということ。お客様どうしが共通の趣味で知り合う場所であり、その時間を提供したい。皆さんが仲良くなって、飲みに行ったりして、仲間の輪がどんどん大きくなるんです。たくさんのお客様が繋がることで大きな大きな輪を作っていきたい、と思いますね」。

例えばビギナーライドはロードからクロス、MTBや小学生が乗るキッズバイクまで集まる人気イベントだ。涌本店長と草川マネージャーが同行して安全を確認しつつ、うどんやスイーツ、カフェを楽しんでから折り返す20〜30kmほどのライドで、それとは別で速さを求める方向けの練習会やマウンテンバイク向けのトレイルライドも。最近ではアパレルブランドのポップアップストアを開催するなど、オープン時からどんどんとパワーアップしている模様。

もちろんレースを目指す方には涌本店長が個別に良きアドバイザーとなってくれるし、そして何よりも、琵琶湖を始め、アップダウンも大きな峠へのアクセスも30分以内という地の利がここ守山にはある。
もちろん整備に関しても一切妥協せず、日々安心安全のバイクを「Assembled in スクアドラ」と銘打ってユーザーの元へと送り届けている。その基本モットーは組み付け制度と堅実性を向上させ、バイクの性能を100%引き出すこと。40年という歴史の中で培ったスクアドラ品質は若い滋賀守山店にも引き継がれている。

例えば、安全に直結するブレーキ関係。クロスバイクやエントリー向けロードバイクなどはディレイラーなどの基本コンポーネントがシマノ製であっても、価格を下げるためにブレーキ自体はノーブランドの廉価品が採用されている場合があるが、スクアドラでは制動力向上のために制動の弱いブレーキであればシマノ製に変更し、さらに扱いやすさや耐久性を踏まえてブレーキワイヤーも交換する。希望があればワイヤーのカラーコーディネイトも可能で、たとえキッズバイクであっても納車前には必要箇所のグリスアップと各部調整を忘れない。ここまで説明した全てが料金上乗せ無しというから、その凝りように恐れ入ってしまう。

スクアドラで購入したバイクであれば、ディレイラーやブレーキなどパーツ交換が伴わない簡単な調整は一生涯無料。さらに修理やオーバーホールなどに関しても割安な価格設定を行うことで、お店に持ち込みやすく、常に愛車を快適な状態でキープしてもらえるよう注力しているという。コンセプトショップだけに販売はトレックに限るが、持ち込みに関してはパーツの手配が可能な限りどんなブランドでもOK。本店と連携することで生まれる、トレック以外のバイクに関する知識の豊富さもスクアドラも持ち味と言えるだろう。本店ではオリジナルのスチールフレームを製作しているから、コアな要望にもきっと応えてくれるはずだ。

さらに、誰しもがビギナーだった頃に抱える不安、例えばパンク修理のハウツーや、輪行の作法、洗車やケミカル剤の正しい使用法などに対しては、基本的にその場で即時対応してくれる。今後は本格的な講習会を積極的に開催していきたいというから、お店のホームページやFacebookなどは随時チェックしておくべきだろう。

さて、そんなスクアドラだが、最後に店名の説明を。創業当初の名称「サイクルブティッククサカワ」からイタリア語で「チーム」や「仲間」を表すスクアドラに変更したのは、サイクルスポーツを愛する人々のチームとなり、仲間が集う場所でありたいという思いから。落ち着いた雰囲気で居心地の良い滋賀守山店は、そんな車輪(コミニュティ)のハブ役になり得る存在だ。40年の歴史をベースに、若い力が盛り上げる滋賀守山店に大きなポテンシャルを感じたのであった。

なお、本店のスクアドラ 大阪平野店はシマノが優れた技術と豊富な知識でユーザーを支えるサービス拠点「シマノサービスセンター(通称SSC)」となり、よりパワーアップして営業を行なっている。シマノシューズやレイザーの取り扱いはもちろん、デュラエースなどを扱う「プレミアムホイールショップ」認定も受け、持ち前の技術力が評価された形に。もちろん守山店とも密接なコミュニケーションが行われているため、守山店ユーザーが受ける恩恵も大きいはずだ。
店舗情報
郵便番号
524-0046
住所
滋賀県守山市今宿4-5-7
営業時間
12:00〜20:00

新型コロナ対策のため営業時間の短縮やご来店制限など変更されている場合があります。必ずホームページにて確認のうえご来店ください。
定休日
水曜日
TEL
077-596-3866
FAX
077-596-3867
E-mail
moriyama@squadra.co.jp
ウェブサイト
アクセス
名神高速道路栗東ICから10分、JR東海道線守山駅から徒歩10分

35.052533261141, 135.98481355

スタッフからのメッセージ
スクアドラは滋賀県 守山市のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、トライスロンバイク、キッズバイクその他スポーツバイクの専門店。滋賀県でTREK(トレック)の展示台数はNo1。試乗車もご用意しております。自転車に関するご相談やイベントなど初心者の方や女性、親子で安心して楽しめるサービスを行っております。