2019/07/29(月) - 12:00
デビューと共に大注目を集めているキャノンデールのCAAD13。今回は7月中旬に開催された国内テストライドイベントに参加したショップ店長たちに聞いたインプレッションを紹介します。新世代アルミレーシングバイクの走りとは?その魅力とは?
まず紹介するのは、シルベストサイクル藤岡徹也店長と、ZING² FUKUOKA-IWAIの小川了士店長による対談セッション。会場に近いつづら折れの林道に繰り出し、ウェットコンディションの中登り下りを試してもらった。CAAD10、12を乗り継いだ藤岡店長、そしていちサイクリスト目線で見る小川店長のCAAD13の評価は?
― お二人は過去のCAADに乗られてきたと聞きました。CAAD13はそれらと比べていかがでしたか?
藤岡:CAAD10もCAAD12も過去に所有していました。CAAD12に初めて乗った時はその乗り心地の良さにめちゃくちゃ驚いたのですが、CAAD13は更に乗り心地が伸びている。硬いながらもググッと進むアルミらしい加速感はCAAD12の方が強かったように感じますが、CAAD13はよりカーボンらしいスムーズな走りなんですね。少し"溜め"があって、そこからスーッと伸びてくれる。もっともっと踏みたくなる、CAADシリーズならではの良さは残されていますね。
小川:私の第一印象も"滑らか"という一言に尽きますね。私個人はレースには出ませんが、いちサイクリストとして見た時にもすごくメリットがあるバイクだと感じます。今日はウェットかつスリッピーな路面で試しましたが、トラクションの掛かり方がすごく良くて、安心して走ることができるんです。多くの方にとって扱いやすいバイクだなと感じましたね。
― アルミと聞くと硬さや重さなどマイナスイメージを持つこともありますが...
両名:全くありませんでしたね!
小川:もしブラインドテストをしても、私だったらカーボンバイクと間違えてしまうかもしれない。そのくらい完成度は高いし、CAAD12よりも登りで振りやすくなったような気がします。登りの走りは軽いですよ。
藤岡:確かに。ディスクブレーキ化も働いていると思いますが、より低重心になったような印象です。速度が上がってもスーッと進んでいく印象が強いし、コーナリング中の安定感、安心感も強い。この専用ハンドルとステムの組み合わせもあるんでしょう。今回はスラムForce eTap AXSとHollowGram 45ホイールをセットした高級完成車でしたが、フレームもコンポーネントやパーツに全く見劣りしませんし、この仕様で欲しいな、と(笑)。ハンドル角度を調整できる専用エアロハンドルもユーザーフレンドリーで良いですよね。
小川:本当ですね。カラーもシックだし、すごくそそられる一台だと感じました。エアロハンドルにありがちな過剛性もありません。すごく快適でバランスが良かったですね。ロングライド派ユーザーにとってはアルテグラや105の完成車が中心となるでしょう。150km、200kmと距離を伸ばしてもこの快適性なら疲れが溜まりにくいはずだし、体重の軽い女性であってもしなやかさは体感できる部分だと思うんです。しなやかさゆえ、路面に弾かれてしまうことも少ないでしょうね。
藤岡:本当に個人的な好みを言えば、もっとアルミらしいゴチッとした硬さ、加速感の強さがあっても良いのですが、それを望む方は少数派でしょうからね(笑)。完成車パッケージは乗り心地を重視したホイールとタイヤでしたが、レースとして使うならもっと軽く進むものに交換すれば戦闘力は上がると思いますよ。
― ブレーキはディスクとリムが選べますが、お二人ならどちらをお勧めすますか?
小川:私はディスクブレーキ。やっぱり安心感は絶対的に違うし、今はフレームもコンポーネントも成熟してきていますからね。選択肢が増えていることも数年前とは違ってきています。
藤岡:僕もディスクブレーキですね。先ほども述べたような低重心化と、ウェットコンディションでの絶対的な優位性は間違いありません。速く走りたいという意味でもプラスに働くでしょうし、実業団レースでもまだまだ少数派ながら確実に使用率は増えています。よほど酷くない限り雨でもレースはありますし、急制動を掛ける場面もあります。そうした状況では大きな武器ですよ。
小川:ディスクブレーキ自体ももちろんメリットですが、やはりスルーアクスルがもたらす剛性強化は大きいと感じますね。ほんの僅かなレベルですが、狙ったラインが取りやすく、それでいて安定していますもんね。
藤岡:手間やコストの掛かる角形断面のチューブを使っていたり、あるいはこのカラーリングもそうですし、人と違うもの、普通じゃないものを好む方にも好かれる仕上がりだと思いますね。CAAD10、12と乗ってきましたし、本当に、この仕様で欲しくなってしまいました。
小川:本当にこの良さは乗ってもらわないと分からない。もっともっと乗り込みたいなと思わせてくれるバイクでしたね。
藤岡徹也さん(シルベストサイクル)
大阪府箕面市にあるシルベストサイクルみのおキューズモール店で店長を務める。マトリックスやNIPPOに所属した経歴を持つ元プロロードレーサーで、ツール・ド・フクオカ優勝、ツール・ド・熊野の個人TT2位などの実績を持つ。現在は実業団レースやロングライド、トライアスロンなど幅広く自転車を嗜みスタッフとして「自転車の楽しさを伝える」ことをモットーに活動している。
CWレコメンドショップページ
シルベストサイクル ショップHP
小川了士さん(ZING² FUKUOKA-IWAI)
九州随一の繁華街である天神地区からほど近くに店舗を構える「ZING² FUKUOKA-IWAI」で店長を務める。高校時代からツーリングの面白さに気づき、20代後半からレースバイクにも乗る幅を広げた。ロングライドやヒルクライムを楽しみながら、店舗ではボディージオメトリーフィットの公認フィッターとしても活動。
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ZING² FUKUOKA-IWAI ショップHP
以下はCAAD13をテストした各ショップ店長の一言インプレッション。全員が口を揃えたのはCAAD12を上回る完成度の高さ、そして飛躍的に向上した快適性についてだった。
正直"アルミでこの形はどうなんだろう"と疑問でしたが、乗って納得。すごく安定感の高いバイクだなと感じました。悪天候でも安心してハンドサインが出せたし、28cタイヤとの組み合わせも良い。ロードバイクには25cくらいが...と思っていましたが、CAAD13はフレーム自体が良く走ってくれるので28cのメリットが活きますね。ブルベのような超ロングライドでも良いだろうな、と思ってしまう安心感でした。個人的にはディスクブレーキ推しですが、リムブレーキを使うユーザーもまだ大多数ですから、選択肢があるのは嬉しいことだと思いますね。
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ワタキ商工株式会社 ニコー製作所 ショップHP
自分の愛車でもあるCAAD12とCAAD13の大きな違いはジオメトリー。良い方向に変わっており、ハンドルが切りやすくなりましたし、それでいてコーナリング中に安定するキャノンデールらしいハンドリングはそのままでした。すごく不思議ですね。振動吸収性は抜群に向上してますし、カーボンバイクにまったく引けを取りません。SUPERSIX EVOを買おうと思っていたのに、これは困ってしまいました(笑)。
ストラーダバイシクルズ 彦根店 ショップHP
乗り心地良いな、最高だな、っていうのが一番の驚きでした。それでいてアルミらしいリニアな反応や、ぐいぐいと進んでいく感じもしっかりと残されているので、走っていて楽しかったですね。乗り心地が良くて、万能に使いやすく、速くて楽しいバイク。CAAD12に初めて乗った時も"あれ、これSUPERSIX EVOじゃないの?"と驚きましたが、CAAD13は全体的な性能面でCAAD12を越えてきているように感じます。CAADシリーズはキャノンデールストアの主力製品ですが、CAAD13なら今まで以上に自信を持って強くプッシュできる。そんなバイクだと感じました。
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キャノンデール横浜ベイサイド ショップHP
歴代のCAADシリーズに乗ってきましたが、CAAD13は最も完成度が高く出来が良い。従来と圧倒的に違うのは乗り心地の良さ。CAAD8、10、12とどれも良く進む、各社のアルミバイクの中で見ても最も進むバイクでしたが、CAAD13は"進み+乗り心地が良い"。ハンドルやシートポストも全てSI(システムインテグレーション)なので、パッケージとしての纏まりが良いのもあるでしょう。私の一押しはシマノ105のディスクブレーキ完成車。21万円と物凄くリーズナブルですし、18万円のリムブレーキ完成車よりも安心で、パーツのアップデートにも耐える基本性能がある。サブバイクとして買っても損はしないでしょう。
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カミハギサイクル 小牧本店ショップHP
アルミのゴトゴト感が全くありませんね。びっくりしました。CAAD3の時代から乗っている身としてはどうしても"アルミ=硬い"というイメージがありますが、それが全くありません。ルックス的には似通ってしまうんですが、やはりこのリアバックの形が仕事をしているんでしょうね。乗り心地だけではなく、走り自体もしなやかで扱いやすいですし、誰でも、どんな走り方でもマッチしてくれるはずです。もちろん予算があればSUPERSIX EVOを選びたいですが、アルミだからダメという事が全く無いのが凄いんです。この値段でこの走りですから、120点をつけてあげたくなってしまいますね。
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SHOWAショップHP
2020モデルの中で一番驚きました。とにかく乗り心地が良くて良く進むんです。今回CAAD13、SUPERSIX EVO、SYSTEMSIXと乗りましたが、その中でもアルミでいてアルミじゃないくらいの万能性があって一番好み。レースであれば何発でもアタックを打てそうだし、レースに出ない方には本当に激オススメ。ディスクかリムかは悩み所だと思いますが、例えば長距離を走りたい人ほどディスクブレーキモデルを勧めたい。金額的にも105完成車はディスク入門機として最適で、後々カーボンホイールにアップデートすれば一段と走りに磨きをかけられるはず。この良さを是非感じてもらいたいと思いました。
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サイクルワークス Fin’sショップHP
CAAD13を乗り、語る。新世代アルミレーサーの走りとは
まず紹介するのは、シルベストサイクル藤岡徹也店長と、ZING² FUKUOKA-IWAIの小川了士店長による対談セッション。会場に近いつづら折れの林道に繰り出し、ウェットコンディションの中登り下りを試してもらった。CAAD10、12を乗り継いだ藤岡店長、そしていちサイクリスト目線で見る小川店長のCAAD13の評価は?
― お二人は過去のCAADに乗られてきたと聞きました。CAAD13はそれらと比べていかがでしたか?
藤岡:CAAD10もCAAD12も過去に所有していました。CAAD12に初めて乗った時はその乗り心地の良さにめちゃくちゃ驚いたのですが、CAAD13は更に乗り心地が伸びている。硬いながらもググッと進むアルミらしい加速感はCAAD12の方が強かったように感じますが、CAAD13はよりカーボンらしいスムーズな走りなんですね。少し"溜め"があって、そこからスーッと伸びてくれる。もっともっと踏みたくなる、CAADシリーズならではの良さは残されていますね。
小川:私の第一印象も"滑らか"という一言に尽きますね。私個人はレースには出ませんが、いちサイクリストとして見た時にもすごくメリットがあるバイクだと感じます。今日はウェットかつスリッピーな路面で試しましたが、トラクションの掛かり方がすごく良くて、安心して走ることができるんです。多くの方にとって扱いやすいバイクだなと感じましたね。
― アルミと聞くと硬さや重さなどマイナスイメージを持つこともありますが...
両名:全くありませんでしたね!
小川:もしブラインドテストをしても、私だったらカーボンバイクと間違えてしまうかもしれない。そのくらい完成度は高いし、CAAD12よりも登りで振りやすくなったような気がします。登りの走りは軽いですよ。
藤岡:確かに。ディスクブレーキ化も働いていると思いますが、より低重心になったような印象です。速度が上がってもスーッと進んでいく印象が強いし、コーナリング中の安定感、安心感も強い。この専用ハンドルとステムの組み合わせもあるんでしょう。今回はスラムForce eTap AXSとHollowGram 45ホイールをセットした高級完成車でしたが、フレームもコンポーネントやパーツに全く見劣りしませんし、この仕様で欲しいな、と(笑)。ハンドル角度を調整できる専用エアロハンドルもユーザーフレンドリーで良いですよね。
小川:本当ですね。カラーもシックだし、すごくそそられる一台だと感じました。エアロハンドルにありがちな過剛性もありません。すごく快適でバランスが良かったですね。ロングライド派ユーザーにとってはアルテグラや105の完成車が中心となるでしょう。150km、200kmと距離を伸ばしてもこの快適性なら疲れが溜まりにくいはずだし、体重の軽い女性であってもしなやかさは体感できる部分だと思うんです。しなやかさゆえ、路面に弾かれてしまうことも少ないでしょうね。
藤岡:本当に個人的な好みを言えば、もっとアルミらしいゴチッとした硬さ、加速感の強さがあっても良いのですが、それを望む方は少数派でしょうからね(笑)。完成車パッケージは乗り心地を重視したホイールとタイヤでしたが、レースとして使うならもっと軽く進むものに交換すれば戦闘力は上がると思いますよ。
― ブレーキはディスクとリムが選べますが、お二人ならどちらをお勧めすますか?
小川:私はディスクブレーキ。やっぱり安心感は絶対的に違うし、今はフレームもコンポーネントも成熟してきていますからね。選択肢が増えていることも数年前とは違ってきています。
藤岡:僕もディスクブレーキですね。先ほども述べたような低重心化と、ウェットコンディションでの絶対的な優位性は間違いありません。速く走りたいという意味でもプラスに働くでしょうし、実業団レースでもまだまだ少数派ながら確実に使用率は増えています。よほど酷くない限り雨でもレースはありますし、急制動を掛ける場面もあります。そうした状況では大きな武器ですよ。
小川:ディスクブレーキ自体ももちろんメリットですが、やはりスルーアクスルがもたらす剛性強化は大きいと感じますね。ほんの僅かなレベルですが、狙ったラインが取りやすく、それでいて安定していますもんね。
藤岡:手間やコストの掛かる角形断面のチューブを使っていたり、あるいはこのカラーリングもそうですし、人と違うもの、普通じゃないものを好む方にも好かれる仕上がりだと思いますね。CAAD10、12と乗ってきましたし、本当に、この仕様で欲しくなってしまいました。
小川:本当にこの良さは乗ってもらわないと分からない。もっともっと乗り込みたいなと思わせてくれるバイクでしたね。
インプレッションライダーのプロフィール
藤岡徹也さん(シルベストサイクル)
大阪府箕面市にあるシルベストサイクルみのおキューズモール店で店長を務める。マトリックスやNIPPOに所属した経歴を持つ元プロロードレーサーで、ツール・ド・フクオカ優勝、ツール・ド・熊野の個人TT2位などの実績を持つ。現在は実業団レースやロングライド、トライアスロンなど幅広く自転車を嗜みスタッフとして「自転車の楽しさを伝える」ことをモットーに活動している。
CWレコメンドショップページ
シルベストサイクル ショップHP
小川了士さん(ZING² FUKUOKA-IWAI)
九州随一の繁華街である天神地区からほど近くに店舗を構える「ZING² FUKUOKA-IWAI」で店長を務める。高校時代からツーリングの面白さに気づき、20代後半からレースバイクにも乗る幅を広げた。ロングライドやヒルクライムを楽しみながら、店舗ではボディージオメトリーフィットの公認フィッターとしても活動。
CWレコメンドショップページ
ZING² FUKUOKA-IWAI ショップHP
吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
正直"アルミでこの形はどうなんだろう"と疑問でしたが、乗って納得。すごく安定感の高いバイクだなと感じました。悪天候でも安心してハンドサインが出せたし、28cタイヤとの組み合わせも良い。ロードバイクには25cくらいが...と思っていましたが、CAAD13はフレーム自体が良く走ってくれるので28cのメリットが活きますね。ブルベのような超ロングライドでも良いだろうな、と思ってしまう安心感でした。個人的にはディスクブレーキ推しですが、リムブレーキを使うユーザーもまだ大多数ですから、選択肢があるのは嬉しいことだと思いますね。
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ワタキ商工株式会社 ニコー製作所 ショップHP
田中宏樹(ストラーダバイシクル彦根)
自分の愛車でもあるCAAD12とCAAD13の大きな違いはジオメトリー。良い方向に変わっており、ハンドルが切りやすくなりましたし、それでいてコーナリング中に安定するキャノンデールらしいハンドリングはそのままでした。すごく不思議ですね。振動吸収性は抜群に向上してますし、カーボンバイクにまったく引けを取りません。SUPERSIX EVOを買おうと思っていたのに、これは困ってしまいました(笑)。
ストラーダバイシクルズ 彦根店 ショップHP
高木友明(キャノンデール横浜ベイサイド)
乗り心地良いな、最高だな、っていうのが一番の驚きでした。それでいてアルミらしいリニアな反応や、ぐいぐいと進んでいく感じもしっかりと残されているので、走っていて楽しかったですね。乗り心地が良くて、万能に使いやすく、速くて楽しいバイク。CAAD12に初めて乗った時も"あれ、これSUPERSIX EVOじゃないの?"と驚きましたが、CAAD13は全体的な性能面でCAAD12を越えてきているように感じます。CAADシリーズはキャノンデールストアの主力製品ですが、CAAD13なら今まで以上に自信を持って強くプッシュできる。そんなバイクだと感じました。
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キャノンデール横浜ベイサイド ショップHP
上萩泰司(カミハギサイクル)
歴代のCAADシリーズに乗ってきましたが、CAAD13は最も完成度が高く出来が良い。従来と圧倒的に違うのは乗り心地の良さ。CAAD8、10、12とどれも良く進む、各社のアルミバイクの中で見ても最も進むバイクでしたが、CAAD13は"進み+乗り心地が良い"。ハンドルやシートポストも全てSI(システムインテグレーション)なので、パッケージとしての纏まりが良いのもあるでしょう。私の一押しはシマノ105のディスクブレーキ完成車。21万円と物凄くリーズナブルですし、18万円のリムブレーキ完成車よりも安心で、パーツのアップデートにも耐える基本性能がある。サブバイクとして買っても損はしないでしょう。
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カミハギサイクル 小牧本店ショップHP
松田順悦(SHOWA)
アルミのゴトゴト感が全くありませんね。びっくりしました。CAAD3の時代から乗っている身としてはどうしても"アルミ=硬い"というイメージがありますが、それが全くありません。ルックス的には似通ってしまうんですが、やはりこのリアバックの形が仕事をしているんでしょうね。乗り心地だけではなく、走り自体もしなやかで扱いやすいですし、誰でも、どんな走り方でもマッチしてくれるはずです。もちろん予算があればSUPERSIX EVOを選びたいですが、アルミだからダメという事が全く無いのが凄いんです。この値段でこの走りですから、120点をつけてあげたくなってしまいますね。
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SHOWAショップHP
遠藤健太(サイクルワークス Fin’s)
2020モデルの中で一番驚きました。とにかく乗り心地が良くて良く進むんです。今回CAAD13、SUPERSIX EVO、SYSTEMSIXと乗りましたが、その中でもアルミでいてアルミじゃないくらいの万能性があって一番好み。レースであれば何発でもアタックを打てそうだし、レースに出ない方には本当に激オススメ。ディスクかリムかは悩み所だと思いますが、例えば長距離を走りたい人ほどディスクブレーキモデルを勧めたい。金額的にも105完成車はディスク入門機として最適で、後々カーボンホイールにアップデートすれば一段と走りに磨きをかけられるはず。この良さを是非感じてもらいたいと思いました。
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サイクルワークス Fin’sショップHP
提供:キャノンデール・ジャパン text&photo:So.Isobe