2013/01/24(木) - 12:22
1月20日(日)、南国沖縄で1年のロングライドイベントの幕開けとなる"美ら島オキナワ"CenturyRun"が開催され、今年もシクロワイアード編集部は取材におじゃまさせて頂いた。まずは前日編のレポートからお届けします。
「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズとする南国ロングライドイベント"美ら島オキナワセンチュリーラン。 1年で最も早い時期に開催される大会イチバンの魅力は何と言っても、南国・沖縄ならではの温暖な気候と、最高のロケーションだ。
1月とあって雪国はもちろん、関東でも寒く走るのが億劫になっているライダーが多いこの季節にあって、この真冬でも晴れれば気温20℃以上という沖縄は、まさにサイクリストにとって楽園と断言できる場所。国内各地からのアクセスも良い沖縄本島を舞台に美ら島オキナワセンチュリーランは開催される。
サイクリングに最高の環境や、ランチやエイドステーションなどのサポート面も充実していることから大人気を博し、4回目の開催となった2013年大会は過去最高の1560名がエントリーした。
おととし、昨年に引き続きシクロワイアード編集部からは私・磯部をはじめ編集部のメンバーが。そして呼んでもないのについてきたメタボ会長が実走取材のために大会前日に沖縄入りをした。羽田からおよそ1時間半をかけて降り立った那覇空港は、薄着の長袖で十分な陽気だ。
1月とあって流石に驚くような暑さでは無かったが、それでも関東に比べれば過ごしやすいことこの上無い。やっぱり南国の取材は最高である。
ワンデー開催となる美ら島オキナワセンチュリーランだが、豪華な前日イベントも忘れてはいけない。受付が行われるメイン会場では晴天の下、今年も様々なステージイベントやトークショーが行われた。
「ビギナーや女性ライダーに優しい大会」にふさわしく、パンクなどのリカバリー方法や走り方のレクチャーなどが行われ、もっと突っ込んだ所ではピナレロ・ジャパン協賛で東レ担当者によるカーボンファイバーの講座など、その内容は初心者のみならず、コアなマニアまで満足できるものだった。
さて、会場を見回していると、中国語や韓国語もちらほらと聞こえてくる。聞いたところ韓国や台湾、香港からも参加者やメディアが集ったとのことで、海外からの注目度も高い事がうかがえた。
美ら島オキナワセンチュリーランが4年目にしてこれほど注目を浴びているのは、沖縄の観光協会ともいえる「沖縄観光コンベンションビューロー」が、沖縄県を「サイクリングアイランド」としてPRを推し進めているからというのもある。
「普段からサイクリングに来てほしい」というスタンスで行われている活動のその中心に、この大会は据えられている。イベントの位置づけとしては、「レースはツール・ド・おきなわ、サイクリングは美ら島センチュリー」として、沖縄の2大サイクルイベントとして成長させたい考えのようだ。
自転車関連の企業を多く持ち、自転車先進国として突き進む台湾と連携を強める沖縄の自転車スポーツ界。それにならって様々な整備を進めることで、国内はもとより近隣の国からも参加者を募るほどにまでなったという。今回海外からの参加人数は30名ほどだったが、来年以降はさらに多くの参加者を募りたいという。もっとも台湾や香港は東京よりも近く、アクセスもとても良いのだ。
さらに会場では、協賛ブランド各社のバイクが多数展示され、往復3kmというロングコースでたっぷり試乗を楽しむこともできた。その中には180万円のデローザ・プロトスはじめ、サーヴェロのS5やR5、BMC・インペックなど、100万円を余裕で超える高額バイクの姿も。ピナレロ・ジャパンのブースでは初級グレードのバイクから最高級モデルのピナレロ・ドグマ65.1think2まで、バイクの量や質も豊富に用意されていた。
さらに事前予約制でイベント当日にバイクをレンタルできるプランもあり、今年も直ぐに予約が埋まってしまったという。高級ブランドのハイエンドバイクをレンタルして走れるなんて、美ら島オキナワセンチュリーランに参加した人だけの特権だ。
そしてミニベロやグッズなどが当たるジャンケン大会で前日イベントは終了を迎えた。
4年目にして晴れ! 待望の好天予想が嬉しい
この大会、内地の寒い地域の人にとっては暖かいことがより魅力的だと思う。北海道は札幌から参加の親子は「マイナス13度から来ました。外で自転車に乗るのは昨年の10月以来。肌出して走れるなんて、沖縄は最高です!」と、降りそそぐ太陽を浴びながら嬉しそうに話してくれた。
明日の天気は晴れ予報。大雨に見舞われた昨年とは違って、最高のイベントとなりそうだ。参加者の皆さんはゆったりとしたリゾートの夕べを過ごしに会場を後にしていった。
この日、大会関係者からは「4回めにして晴れ」という言葉が合言葉のように話された。そう、今までの大会はなぜか雨にたたられてきた。ようやく、好天に恵まれることが保証されて明日のイベント当日を迎える。いい大会になりそうだ。
シクロワイアード編集部では、160kmコースと100kmコースを実走取材しました。各コースの実走レポートに続きます。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano,So.Isobe
「日本一早い桜と、碧い海を走る」をキャッチフレーズとする南国ロングライドイベント"美ら島オキナワセンチュリーラン。 1年で最も早い時期に開催される大会イチバンの魅力は何と言っても、南国・沖縄ならではの温暖な気候と、最高のロケーションだ。
1月とあって雪国はもちろん、関東でも寒く走るのが億劫になっているライダーが多いこの季節にあって、この真冬でも晴れれば気温20℃以上という沖縄は、まさにサイクリストにとって楽園と断言できる場所。国内各地からのアクセスも良い沖縄本島を舞台に美ら島オキナワセンチュリーランは開催される。
サイクリングに最高の環境や、ランチやエイドステーションなどのサポート面も充実していることから大人気を博し、4回目の開催となった2013年大会は過去最高の1560名がエントリーした。
おととし、昨年に引き続きシクロワイアード編集部からは私・磯部をはじめ編集部のメンバーが。そして呼んでもないのについてきたメタボ会長が実走取材のために大会前日に沖縄入りをした。羽田からおよそ1時間半をかけて降り立った那覇空港は、薄着の長袖で十分な陽気だ。
1月とあって流石に驚くような暑さでは無かったが、それでも関東に比べれば過ごしやすいことこの上無い。やっぱり南国の取材は最高である。
ワンデー開催となる美ら島オキナワセンチュリーランだが、豪華な前日イベントも忘れてはいけない。受付が行われるメイン会場では晴天の下、今年も様々なステージイベントやトークショーが行われた。
「ビギナーや女性ライダーに優しい大会」にふさわしく、パンクなどのリカバリー方法や走り方のレクチャーなどが行われ、もっと突っ込んだ所ではピナレロ・ジャパン協賛で東レ担当者によるカーボンファイバーの講座など、その内容は初心者のみならず、コアなマニアまで満足できるものだった。
さて、会場を見回していると、中国語や韓国語もちらほらと聞こえてくる。聞いたところ韓国や台湾、香港からも参加者やメディアが集ったとのことで、海外からの注目度も高い事がうかがえた。
美ら島オキナワセンチュリーランが4年目にしてこれほど注目を浴びているのは、沖縄の観光協会ともいえる「沖縄観光コンベンションビューロー」が、沖縄県を「サイクリングアイランド」としてPRを推し進めているからというのもある。
「普段からサイクリングに来てほしい」というスタンスで行われている活動のその中心に、この大会は据えられている。イベントの位置づけとしては、「レースはツール・ド・おきなわ、サイクリングは美ら島センチュリー」として、沖縄の2大サイクルイベントとして成長させたい考えのようだ。
自転車関連の企業を多く持ち、自転車先進国として突き進む台湾と連携を強める沖縄の自転車スポーツ界。それにならって様々な整備を進めることで、国内はもとより近隣の国からも参加者を募るほどにまでなったという。今回海外からの参加人数は30名ほどだったが、来年以降はさらに多くの参加者を募りたいという。もっとも台湾や香港は東京よりも近く、アクセスもとても良いのだ。
さらに会場では、協賛ブランド各社のバイクが多数展示され、往復3kmというロングコースでたっぷり試乗を楽しむこともできた。その中には180万円のデローザ・プロトスはじめ、サーヴェロのS5やR5、BMC・インペックなど、100万円を余裕で超える高額バイクの姿も。ピナレロ・ジャパンのブースでは初級グレードのバイクから最高級モデルのピナレロ・ドグマ65.1think2まで、バイクの量や質も豊富に用意されていた。
さらに事前予約制でイベント当日にバイクをレンタルできるプランもあり、今年も直ぐに予約が埋まってしまったという。高級ブランドのハイエンドバイクをレンタルして走れるなんて、美ら島オキナワセンチュリーランに参加した人だけの特権だ。
そしてミニベロやグッズなどが当たるジャンケン大会で前日イベントは終了を迎えた。
4年目にして晴れ! 待望の好天予想が嬉しい
この大会、内地の寒い地域の人にとっては暖かいことがより魅力的だと思う。北海道は札幌から参加の親子は「マイナス13度から来ました。外で自転車に乗るのは昨年の10月以来。肌出して走れるなんて、沖縄は最高です!」と、降りそそぐ太陽を浴びながら嬉しそうに話してくれた。
明日の天気は晴れ予報。大雨に見舞われた昨年とは違って、最高のイベントとなりそうだ。参加者の皆さんはゆったりとしたリゾートの夕べを過ごしに会場を後にしていった。
この日、大会関係者からは「4回めにして晴れ」という言葉が合言葉のように話された。そう、今までの大会はなぜか雨にたたられてきた。ようやく、好天に恵まれることが保証されて明日のイベント当日を迎える。いい大会になりそうだ。
シクロワイアード編集部では、160kmコースと100kmコースを実走取材しました。各コースの実走レポートに続きます。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano,So.Isobe
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