2011/01/18(火) - 16:18
東京都とその近県、そして大阪、名古屋に24のプロショップを展開するワイ・インターナショナル。その中でも新宿区にある「ワイズロード新宿本館」が1月13日にリニューアルされた。オープンに際してドイツの有力ブランド フォーカスの本社スタッフも来店して、充実したラインナップを前に今後の抱負を語った。
それまでの新宿本館は、売り場面積の4割近くをクロスバイクが占めていたが、昨年12月20日に、同ビルのワンフロア下になる地下2階にクロスバイク専門店の「新宿クロスバイク館」をオープン。
これにより、JR山手線内最大という売り場面積200坪の新宿本店は改装され、ロードバイク、MTB、ピスト、小径車といった完成車の品揃えがさらに充実することになった。
特徴的なのはメーカーごとにコーナー化されているディスプレイ方式。従来から行なわれていたというが、使用できるフロア面積の増加したことでコーナー化されるブランドも数多くなり、店内には30程のブランドが展示され、在庫台数は500台を誇るという。
店長の永留誠さんは「こうして各ブランドをコーナー化することで、メーカーとしても製品の特徴やコンセプトをアピールしやすいと思います。そして、一度にこれだけの多くのブランドを実際に見ることができる店舗はなかなか無いので、お客様には自転車選びを存分に楽しんでいただけるはずです」とショップの魅力を語る。
店内には各メーカーのバイクがポップと共に陳列されるなど、効果的にユーザーへと情報が発信される。広い店舗面積を生かして、動線も広く確保されており、豊富な展示車種の中からゆっくりと自分の1台を選ぶことができそうだ。
スポーツバイクの購入は、カタログを見るだけで商品を注文しなければならないケースも多いが、これだけ多くの展示車があれば、実際に現物を見た後に注文できるモデルも多いので納得した買い物ができる。ユーザーにとってはうれしい限りだ。
また、また、ワイズロード独自開発のフィッティングシステム「バイオレーサー」を導入し、 十二分な広さを持つメンテナンスルームなど、ユーザーサポートも充実している。
そして、このワイズロード新宿本店が入るBYGSビルには、同じフロアにウエア専門店の「ウエア館」、地下2階に「クロスバイク館」がある。さらに、徒歩数分の場所にはフレームから好きなパーツを選んで完成車を組み上げることを専門とし、さらにマニアックなパーツを揃える「新宿カスタム」の店舗があり、ワイグループでは新宿に4店舗を構えることで、様々なサイクリストのニーズに応えてくれる。
さて、今回新宿本店のリニューアルによってドイツの有力ブランド、フォーカスのコーナーが新設された。ロードバイクを中心に10台近い完成車が展示されているが、これだけ多くのモデルを一度に見ることができるのは、日本国内でも新宿本店だけとなる初の試みだ。既に2011年モデルのイザルコプロシリーズのほか、人気モデルのカヨ、そしてスペシャルなTTバイクなどの展示もされているので、フォーカスを購入候補に挙げているサイクリストで、まだ現物を見たことがなければ、ぜひ脚を運んでみるといいだろう。
「フォーカスをこうした形で店頭展開するのは初めてです。他の総合ブランドとは違ってレース志向も強い商品構成で品質に優れており、どれもクセのないモデルなのでお客様にお勧めしやすいブランドですね」と、店長の永留さんはフォーカスの魅力を語る。
そして、このフォーカスコーナーのオープンに際し、同社のプロダクツマネージャーであるヨルグ・アレンツ氏も来店。フォーカスでは今シーズンからロシアのプロツアー登録チーム、チームカチューシャにバイクを供給しているが、アレンツ氏は日本に立ち寄った後、16日からオーストラリアで始まるプロツアーの第1戦、ツアー・ダウンアンダーでカチューシャのチームと合流して、選手やメカニックからバイクについての印象をヒヤリングするなど、今後のサポートや製品開発についての情報を収集するという。
「フォーカスは比較的新しいブランドですが、昨年まではミルラムへのバイク供給により製品開発を行ない、新しいイザルコシーズを始め高性能なバイクを発売することで、ヨーロッパでのブランドイメージを高めることに成功しました。2011年からの5年間はインターナショナルなトップブランドとなるために、さらなるニューバイクの開発に力を注ぎます。今年からパートーナーとなったカチューシャは、P・ポッツァートやJ・ロドリゲス、そしてS・イワノフといった強力な選手を擁する、世界でもトップクラスのチームです。2011年は新しいイザルコチームを供給しますが、カチューシャの選手達からのフィードバックによってさらに素晴らしいバイクの開発ができると信じています。今年はパリ〜ルーベやツール・ド・フランドルといった春のクラシックレースでの勝利、そして、ツール・ド・フランスでの区間優勝をチームには期待しています」と、アレンツ氏はフォーカスの今後の豊富を語った。
ここ数年のロードバイクブームとフレームのカーボン化によって技術力の高いドイツブランドは世界的に知名度を上げているが、その中で最も躍進を遂げているのがフォーカスと言えるだろう。
カチューシャへのバイク供給からフィードバックされ開発されるニューモデルをはじめ、今後のフォーカスは今まで以上にサイクリストにとって目が離せないブランドなりそうだ。
ワイズロード新宿本館
住所:東京都新宿区新宿2-19-1BYGSビルB1F
電話番号:03-3350-1288
営業時間:11:00〜20:00 ・定休日無し
text:Tsukasa.Yoshimoto
photo:Takashi.Kayaba
それまでの新宿本館は、売り場面積の4割近くをクロスバイクが占めていたが、昨年12月20日に、同ビルのワンフロア下になる地下2階にクロスバイク専門店の「新宿クロスバイク館」をオープン。
これにより、JR山手線内最大という売り場面積200坪の新宿本店は改装され、ロードバイク、MTB、ピスト、小径車といった完成車の品揃えがさらに充実することになった。
特徴的なのはメーカーごとにコーナー化されているディスプレイ方式。従来から行なわれていたというが、使用できるフロア面積の増加したことでコーナー化されるブランドも数多くなり、店内には30程のブランドが展示され、在庫台数は500台を誇るという。
店長の永留誠さんは「こうして各ブランドをコーナー化することで、メーカーとしても製品の特徴やコンセプトをアピールしやすいと思います。そして、一度にこれだけの多くのブランドを実際に見ることができる店舗はなかなか無いので、お客様には自転車選びを存分に楽しんでいただけるはずです」とショップの魅力を語る。
店内には各メーカーのバイクがポップと共に陳列されるなど、効果的にユーザーへと情報が発信される。広い店舗面積を生かして、動線も広く確保されており、豊富な展示車種の中からゆっくりと自分の1台を選ぶことができそうだ。
スポーツバイクの購入は、カタログを見るだけで商品を注文しなければならないケースも多いが、これだけ多くの展示車があれば、実際に現物を見た後に注文できるモデルも多いので納得した買い物ができる。ユーザーにとってはうれしい限りだ。
また、また、ワイズロード独自開発のフィッティングシステム「バイオレーサー」を導入し、 十二分な広さを持つメンテナンスルームなど、ユーザーサポートも充実している。
そして、このワイズロード新宿本店が入るBYGSビルには、同じフロアにウエア専門店の「ウエア館」、地下2階に「クロスバイク館」がある。さらに、徒歩数分の場所にはフレームから好きなパーツを選んで完成車を組み上げることを専門とし、さらにマニアックなパーツを揃える「新宿カスタム」の店舗があり、ワイグループでは新宿に4店舗を構えることで、様々なサイクリストのニーズに応えてくれる。
さて、今回新宿本店のリニューアルによってドイツの有力ブランド、フォーカスのコーナーが新設された。ロードバイクを中心に10台近い完成車が展示されているが、これだけ多くのモデルを一度に見ることができるのは、日本国内でも新宿本店だけとなる初の試みだ。既に2011年モデルのイザルコプロシリーズのほか、人気モデルのカヨ、そしてスペシャルなTTバイクなどの展示もされているので、フォーカスを購入候補に挙げているサイクリストで、まだ現物を見たことがなければ、ぜひ脚を運んでみるといいだろう。
「フォーカスをこうした形で店頭展開するのは初めてです。他の総合ブランドとは違ってレース志向も強い商品構成で品質に優れており、どれもクセのないモデルなのでお客様にお勧めしやすいブランドですね」と、店長の永留さんはフォーカスの魅力を語る。
そして、このフォーカスコーナーのオープンに際し、同社のプロダクツマネージャーであるヨルグ・アレンツ氏も来店。フォーカスでは今シーズンからロシアのプロツアー登録チーム、チームカチューシャにバイクを供給しているが、アレンツ氏は日本に立ち寄った後、16日からオーストラリアで始まるプロツアーの第1戦、ツアー・ダウンアンダーでカチューシャのチームと合流して、選手やメカニックからバイクについての印象をヒヤリングするなど、今後のサポートや製品開発についての情報を収集するという。
「フォーカスは比較的新しいブランドですが、昨年まではミルラムへのバイク供給により製品開発を行ない、新しいイザルコシーズを始め高性能なバイクを発売することで、ヨーロッパでのブランドイメージを高めることに成功しました。2011年からの5年間はインターナショナルなトップブランドとなるために、さらなるニューバイクの開発に力を注ぎます。今年からパートーナーとなったカチューシャは、P・ポッツァートやJ・ロドリゲス、そしてS・イワノフといった強力な選手を擁する、世界でもトップクラスのチームです。2011年は新しいイザルコチームを供給しますが、カチューシャの選手達からのフィードバックによってさらに素晴らしいバイクの開発ができると信じています。今年はパリ〜ルーベやツール・ド・フランドルといった春のクラシックレースでの勝利、そして、ツール・ド・フランスでの区間優勝をチームには期待しています」と、アレンツ氏はフォーカスの今後の豊富を語った。
ここ数年のロードバイクブームとフレームのカーボン化によって技術力の高いドイツブランドは世界的に知名度を上げているが、その中で最も躍進を遂げているのがフォーカスと言えるだろう。
カチューシャへのバイク供給からフィードバックされ開発されるニューモデルをはじめ、今後のフォーカスは今まで以上にサイクリストにとって目が離せないブランドなりそうだ。
ワイズロード新宿本館
住所:東京都新宿区新宿2-19-1BYGSビルB1F
電話番号:03-3350-1288
営業時間:11:00〜20:00 ・定休日無し
text:Tsukasa.Yoshimoto
photo:Takashi.Kayaba
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