2010/11/25(木) - 00:05
ギャラリーも入れると500人以上!夜の堺はエンデューロで盛況。初のナイターエンデューロは誰もが満足。参加者は思い思いのペースで2時間を楽しんだ。
11月20日(土)、大阪府堺市堺区の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(NTC)の外周道路を使った2時間のナイターエンデューロが行われた。スタートは21時。19時頃から参加者が自走や車で次々に到着。ピットも作られて雰囲気が盛り上がる。
会場のNTCは、堺市が開設したサッカーをはじめとするスポーツのトレーニング・試合が行える施設で、2010年4月にオープンしたてのものだ。そして施設の指定管理者であるジェイズパークグループが、自転車のまち・堺でのイベントとしてこの2時間ナイターエンデューロを企画した。
会場は大阪湾に面する埋立地のほぼ突端で施設はこのNTCだけなので、周辺道路はすべて自転車関係者だけ。対岸はシャープの液晶パネル工場「グリーンフロント堺」がある。元々この一帯は自転車の練習地でもあり、近辺のサイクリストにとっては練習へ行く感覚だ。
コースは1周2.2kmの完全フラットコース。街灯に加えて投光機も準備されて走路は明るい。参加者たちは思い思いのライトをつけて安全確保にもぬかりない。
マトリックスからは安原監督、松村マネージャー、阿部良之、向川尚樹、山下貴宏、涌本正樹、小牧裕也そして安原大貴(日本大学)が参加。エスコート役として参加者とともに走って安全管理する。
大会MCはご存知がらぱさんで大盛り上がり。テンポいいアナウンスで参加者も盛り上がる。ギャラリーにとっても嬉しい情報が入るので、がらぱさんは欠かせない存在だ。そして翌朝にはシクロクロスのマキノ高原大会に顔を出すというタフさも。
スタート前の注意事項は安原監督から。爆笑の中にも優しさがあふれる話で、参加者の気持ちも引き締まる。1周のローリング走行ののち正式スタート。2時間の大会が始まった。
今回の参加者は359名。ソロが多く、常時250人ほどがコースを走っている状況だ。先頭集団はマトリックスがコントロールし、約20人ほど。なんと平均時速44kmでゴール。先頭のソロ1位と2位の差は20cmほど。
山本雅之さん(ブリヂストンサイクル西日本)
ロードソロで惜しくも2位だった山本雅之さん(ブリヂストンサイクル西日本)は、1週間前のツール・ド・おきなわ市民210kmでなんと9位だ。
「正直負けて悔しいですね。優勝した田中さんにかなり引いてもらったこともあり脚は貯めていたはずですが。まだまだスプリント力がないですね」
「おきなわを最終戦にしようと思ったのですが、ネットでこの大会を知り参加しました。第1回でこれだけ多くの参加者があって、自転車熱、スポーツ車への関心の高まりを感じますね」
「中央大学自転車競技部OBです。4年次のインカレ後から一年間以上全く乗らず、今春から再び始めました」
「おきなわは1回目の普久川ダム上りから速くて油断して千切れてしまいました。その後に第2集団から飛び出して追い上げて、ゴールは9位でした。来年は優勝したいですね。もっともっと練習します」
夜も更けていく湾岸で500人ほどが盛り上がりを見せた大会。主催者だけでなく参加者も驚いた参加人数の多さ。告知期間が1ヶ月ほどだったにもかかわらずこれだけの参加者が集まったのはやはり立地と時刻だ。いつもの練習感覚で、あるいは仕事を終えてから、と誰もが気軽に来ることができたと参加者は口にする。
主催者の深井正吉氏(ジャパンフットボールマーチャンダイズ)
主催のジェイズパークグループ代表団体ジャパンフットボールマーチャンダイズの深井氏は語る。
「たくさんの参加者があって感謝すると同時に驚いています。ここで初めて自転車の大会を開きました。ここ堺は自転車のまち。世界に誇るシマノさんがいらっしゃる。そしてたくさんの企業があります。チームも選手も多い。だから自転車の大会を開きました」
「もうひとつ、サッカーと自転車競技はヨーロッパで盛んなスポーツです。それを同じ場所で大会を開くことに意義があると考えました。お互いの競技を知り、相互に興味を持って頂くことに繋がると嬉しいです。それぞれにとって必ずやプラスになると思います」
「今後はもちろん続けたいですね。もっとたくさんの参加者に来ていただいて。開催時期や時間、出走台数など検討材料を今日のこの大会で得ました」
熱い大会の模様はフォトギャラリーで。
結果
ロード/ソロ
1位 田仲良忠 40周 2時間00分20秒042 (AVS43.87km/h)
2位 山本雅之(ブリヂストンサイクル西日本)+00秒013
3位 高谷薫(sckk)+01分09秒41
ロード/チーム
1位 桑山会 堺支部(桑山和也/内田晋平/田窪遼/岡畑純平)39周 2時間02分16秒820
2位 WHITE JACK(前川圭助/北村洋志)+1Lap
3位 SSJ(西田高宏/佐々木正美)+2Lap
オープン
1位 一撃(間友明/長尾宣治)38周 2時間00分20秒522
2位 ペイスターズ(荏原浩明)37周 +1Lap
3位 トリックスペシャル(山田修弘)36周 +2Lap
男女混合
1位 TEAM MAGO sakatani(孫崎義之/虹奈/大樹)38周 2時間01分40秒310
2位 チームケンズ京都(杉原賞紀/恒川由衣/内山勇)+2Lap
3位 MdS Y's Road OSAKA(中村淳平/池尾武士/吉本真由美)+3Lap
photo&text:高木秀彰
11月20日(土)、大阪府堺市堺区の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(NTC)の外周道路を使った2時間のナイターエンデューロが行われた。スタートは21時。19時頃から参加者が自走や車で次々に到着。ピットも作られて雰囲気が盛り上がる。
会場のNTCは、堺市が開設したサッカーをはじめとするスポーツのトレーニング・試合が行える施設で、2010年4月にオープンしたてのものだ。そして施設の指定管理者であるジェイズパークグループが、自転車のまち・堺でのイベントとしてこの2時間ナイターエンデューロを企画した。
会場は大阪湾に面する埋立地のほぼ突端で施設はこのNTCだけなので、周辺道路はすべて自転車関係者だけ。対岸はシャープの液晶パネル工場「グリーンフロント堺」がある。元々この一帯は自転車の練習地でもあり、近辺のサイクリストにとっては練習へ行く感覚だ。
コースは1周2.2kmの完全フラットコース。街灯に加えて投光機も準備されて走路は明るい。参加者たちは思い思いのライトをつけて安全確保にもぬかりない。
マトリックスからは安原監督、松村マネージャー、阿部良之、向川尚樹、山下貴宏、涌本正樹、小牧裕也そして安原大貴(日本大学)が参加。エスコート役として参加者とともに走って安全管理する。
大会MCはご存知がらぱさんで大盛り上がり。テンポいいアナウンスで参加者も盛り上がる。ギャラリーにとっても嬉しい情報が入るので、がらぱさんは欠かせない存在だ。そして翌朝にはシクロクロスのマキノ高原大会に顔を出すというタフさも。
スタート前の注意事項は安原監督から。爆笑の中にも優しさがあふれる話で、参加者の気持ちも引き締まる。1周のローリング走行ののち正式スタート。2時間の大会が始まった。
今回の参加者は359名。ソロが多く、常時250人ほどがコースを走っている状況だ。先頭集団はマトリックスがコントロールし、約20人ほど。なんと平均時速44kmでゴール。先頭のソロ1位と2位の差は20cmほど。
山本雅之さん(ブリヂストンサイクル西日本)
ロードソロで惜しくも2位だった山本雅之さん(ブリヂストンサイクル西日本)は、1週間前のツール・ド・おきなわ市民210kmでなんと9位だ。
「正直負けて悔しいですね。優勝した田中さんにかなり引いてもらったこともあり脚は貯めていたはずですが。まだまだスプリント力がないですね」
「おきなわを最終戦にしようと思ったのですが、ネットでこの大会を知り参加しました。第1回でこれだけ多くの参加者があって、自転車熱、スポーツ車への関心の高まりを感じますね」
「中央大学自転車競技部OBです。4年次のインカレ後から一年間以上全く乗らず、今春から再び始めました」
「おきなわは1回目の普久川ダム上りから速くて油断して千切れてしまいました。その後に第2集団から飛び出して追い上げて、ゴールは9位でした。来年は優勝したいですね。もっともっと練習します」
夜も更けていく湾岸で500人ほどが盛り上がりを見せた大会。主催者だけでなく参加者も驚いた参加人数の多さ。告知期間が1ヶ月ほどだったにもかかわらずこれだけの参加者が集まったのはやはり立地と時刻だ。いつもの練習感覚で、あるいは仕事を終えてから、と誰もが気軽に来ることができたと参加者は口にする。
主催者の深井正吉氏(ジャパンフットボールマーチャンダイズ)
主催のジェイズパークグループ代表団体ジャパンフットボールマーチャンダイズの深井氏は語る。
「たくさんの参加者があって感謝すると同時に驚いています。ここで初めて自転車の大会を開きました。ここ堺は自転車のまち。世界に誇るシマノさんがいらっしゃる。そしてたくさんの企業があります。チームも選手も多い。だから自転車の大会を開きました」
「もうひとつ、サッカーと自転車競技はヨーロッパで盛んなスポーツです。それを同じ場所で大会を開くことに意義があると考えました。お互いの競技を知り、相互に興味を持って頂くことに繋がると嬉しいです。それぞれにとって必ずやプラスになると思います」
「今後はもちろん続けたいですね。もっとたくさんの参加者に来ていただいて。開催時期や時間、出走台数など検討材料を今日のこの大会で得ました」
熱い大会の模様はフォトギャラリーで。
結果
ロード/ソロ
1位 田仲良忠 40周 2時間00分20秒042 (AVS43.87km/h)
2位 山本雅之(ブリヂストンサイクル西日本)+00秒013
3位 高谷薫(sckk)+01分09秒41
ロード/チーム
1位 桑山会 堺支部(桑山和也/内田晋平/田窪遼/岡畑純平)39周 2時間02分16秒820
2位 WHITE JACK(前川圭助/北村洋志)+1Lap
3位 SSJ(西田高宏/佐々木正美)+2Lap
オープン
1位 一撃(間友明/長尾宣治)38周 2時間00分20秒522
2位 ペイスターズ(荏原浩明)37周 +1Lap
3位 トリックスペシャル(山田修弘)36周 +2Lap
男女混合
1位 TEAM MAGO sakatani(孫崎義之/虹奈/大樹)38周 2時間01分40秒310
2位 チームケンズ京都(杉原賞紀/恒川由衣/内山勇)+2Lap
3位 MdS Y's Road OSAKA(中村淳平/池尾武士/吉本真由美)+3Lap
photo&text:高木秀彰
フォトギャラリー
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