2010/07/02(金) - 10:46
人気イベント「カクタスカップ in 峰の原」にレポーターが参加してお届けする実走レポート第1弾は、標高差1,000mを登るというMTBヒルクライムに挑戦! ちょっと運動不足気味のレポーターは不安いっぱい。はたしてどうなることやら。
・リピート率高し!
「久し振り! 調子はどう?」そんな言葉がスタート地点で交わされ、リピーターの多い大会であることを感じさせる、『カクタスカップin峰の原』。スタート地点に集まった参加者たちを見れば、多くの人はすでに何度か参加されているらしく、お互い顔見知りでなんとなく和気あいあい。こんなところもローカルレースであるカクタスカップの良いところです。
カクタスカップのヒルクライムレースにはロードとMTBの2クラスがあります。
コース設定は峰の原高原の麓にある温泉施設「湯っ蔵んど」をスタートして、メイン会場となる長野県峰の原高原スキー場に至る距離15.1km、標高差1,000mを登るタフなコースです。
コース中盤まではロードクラス、MTBクラスともに同じ舗装路を上りますが、MTBクラスはコース終盤4kmでダート区間を走るレイアウトで、楽しさ(キツサ?)倍増のコース設定です。
・高原の涼しさはどこへ?
時期的にはすっかり梅雨のはずですが、この日の長野地方は快晴で、最高気温はなんと31.6度! 標高の高いゴール地点は涼しいはずですが、スタート地点は標高も低く、アスファルトの照り返しもあり「暑い」のひと言...。
午前9時30分にエントラント総勢約60名のヒルクライムのスタートが切られました! 今回私はMTBクラスに参加。スタートはロードクラスと同時です。
やはり、ロードの人は速い! 着いて行こうという気持ちも起きないほどのスピード差で、コラテックのサポート選手をはじめとしたトップグループはどんどん飛ばします。私はと言えば、アップをしたにもかかわらず集団のペースについて行くことができず。まあ、暑いし、長丁場ですので序盤はマイペースで走ります。
・ああ、練習しとけば良かったぁ〜
コースは路面状態の良いアスファルトで、すごく走りやすい。しかし、照りつける太陽と緩くない斜度は容赦なく体力を奪っていきます。特にコース中盤のダムの横のポイントはホントにキツイ...。何度か地面に足を着きそうになりましたが、雄大で素晴らしい景色を見ながらゴマカシ、ゴマカシ走ります。
あまりにスピードが遅すぎて、中盤以降はフロントチェーンリングを潔くインナーへ。クランクを回せども、さっぱり進まない状況ですが、景色は楽しめます(笑)。
・MTBクラスだけのお楽しみはジープロード♪
ダム横を過ぎてからは斜度が少し緩くなりますが、残り6km地点でロードクラスと一緒に走る舗装路区間に別れを告げ、MTBクラスはお待ちかねの約4kmのダート区間へ突入していきます!
ここでやっと砂利のジープロード、草地の激坂を走りながら、「ノブの高いブロックタイヤを履いてきて正解」「MTB最高!」などと叫びつつ先を目指します。ただ、全体のタイムを狙うのであれば、ダート区間はそれほど長くなく路面もしっかり締まっていたので、舗装路をターゲットとしたスリック系のタイヤが良さそうです。でもコース終盤ゆえ、このダート区間がキツイのなんのって...ねぇ。あやうく意識が飛びそうになりました。
・激闘は終わるのか?
ダート区間を終え、コース終盤2kmは舗装路へ戻り、ロードクラスと同じゴール地点へと向かいます。長かったヒルクライムでしたが、気を紛らわせて、同じようなペースの参加者と互いに励まし合いながらゴール!「やった!!」
タイムは1時間30分ぐらい? 順位はさておき、楽しいヒルクライムでした♪
ゴールした後は、MTBクラス3位の選手とお互いに健闘を讃え合い、「また来年も来るぞ〜!」と、峰の原高原にこだまさせながら。カクタスカップの楽しさを再認識したレースでした!
ゴール後はさっそくひとっ風呂浴びに温泉の「湯っ蔵んど」へ。午前中からお湯に浸かって青い空と緑いっぱいの峰の原の自然を眺めていると、なんとも幸せな気分になりました。
あぁ、こうやってカクタスカップのリピーターになっていくのか。
タイヤチョイスやバイク選択、ペース配分など。MTBでヒルクライムの体験アドバイスを紹介!
●タイヤチョイスはやはりノブの低いスリックタイヤ系が良いです。太さも1.0や1.5ぐらいの細いのが重量的なアドバンテージもあるし、外周も短くなりローギアードになるのでお勧め。ただ終盤のダート区間は4kmほどあるのでノブが全く無いとホイールスピンして上りませんのでご注意を。
●バイクはメーカーは問いませんが、やっぱりコラテック? フレームはやはりハードテールで軽ければ軽いほど良!特に軽いホイールはあなたを表彰台へと導く大きな武器になるでしょう。MTBで気になるリアハブのノッチ数はクランク回しっぱなしなので気にしなくて大丈夫です。フロントサスペンションはロックアウト付きだと楽ですが、ダート区間では解除するのを忘れずに♪
●ギアはフロント3枚付いているので、それほど気にしなくても。ちなみにリアカセット11−32でしたが34Tは要らないかな?ダートの上りでインナーローに入れた程度です。ただある程度のスピードとケイデンスを維持していないと、人見知りをしない小さな虫がレース中、あなたを伴走してくれることになるでしょう。
●ウォーミングアップはマスト!!スタートして急に心拍が上がるので、一度心拍上げておくと楽です。
●距離表示は残り4kmぐらいから1km刻みで表示してくれていますが、序盤は距離表示がないのでサイクルコンピューターと心拍計は孤独な戦いの中であなたにとって唯一の心の友となるでしょう。
●ペース配分はMTBクラスとロードクラスの同時スタートなので、序盤はロードの速いペースに惑わされないように。途中からはペースが同じような人を目標に走らないと、つづら折れのコーナーが連続して先が見通せないコースなので、油断しているとすぐ単独走になっちゃいます。一人で走るとモチベーションを保つのが難しいのとスピードを維持するも難しくなります。しばらくすると無限に続くつづら折れのカーブで心も折れます・・・
●最後に大切なことをひとつ、「前夜の深酒は厳禁です♪」
MTBヒルクライム体験レポート、いかがでしたか?ヒルクライムレースにダート区間が加わっていることは珍しく、それがこのカクタスカップの魅力でもあります。次回は皆さんもぜひチャレンジしてみてください!きっと新たな楽しみが広がりますよ。
・リピート率高し!
「久し振り! 調子はどう?」そんな言葉がスタート地点で交わされ、リピーターの多い大会であることを感じさせる、『カクタスカップin峰の原』。スタート地点に集まった参加者たちを見れば、多くの人はすでに何度か参加されているらしく、お互い顔見知りでなんとなく和気あいあい。こんなところもローカルレースであるカクタスカップの良いところです。
カクタスカップのヒルクライムレースにはロードとMTBの2クラスがあります。
コース設定は峰の原高原の麓にある温泉施設「湯っ蔵んど」をスタートして、メイン会場となる長野県峰の原高原スキー場に至る距離15.1km、標高差1,000mを登るタフなコースです。
コース中盤まではロードクラス、MTBクラスともに同じ舗装路を上りますが、MTBクラスはコース終盤4kmでダート区間を走るレイアウトで、楽しさ(キツサ?)倍増のコース設定です。
・高原の涼しさはどこへ?
時期的にはすっかり梅雨のはずですが、この日の長野地方は快晴で、最高気温はなんと31.6度! 標高の高いゴール地点は涼しいはずですが、スタート地点は標高も低く、アスファルトの照り返しもあり「暑い」のひと言...。
午前9時30分にエントラント総勢約60名のヒルクライムのスタートが切られました! 今回私はMTBクラスに参加。スタートはロードクラスと同時です。
やはり、ロードの人は速い! 着いて行こうという気持ちも起きないほどのスピード差で、コラテックのサポート選手をはじめとしたトップグループはどんどん飛ばします。私はと言えば、アップをしたにもかかわらず集団のペースについて行くことができず。まあ、暑いし、長丁場ですので序盤はマイペースで走ります。
・ああ、練習しとけば良かったぁ〜
コースは路面状態の良いアスファルトで、すごく走りやすい。しかし、照りつける太陽と緩くない斜度は容赦なく体力を奪っていきます。特にコース中盤のダムの横のポイントはホントにキツイ...。何度か地面に足を着きそうになりましたが、雄大で素晴らしい景色を見ながらゴマカシ、ゴマカシ走ります。
あまりにスピードが遅すぎて、中盤以降はフロントチェーンリングを潔くインナーへ。クランクを回せども、さっぱり進まない状況ですが、景色は楽しめます(笑)。
・MTBクラスだけのお楽しみはジープロード♪
ダム横を過ぎてからは斜度が少し緩くなりますが、残り6km地点でロードクラスと一緒に走る舗装路区間に別れを告げ、MTBクラスはお待ちかねの約4kmのダート区間へ突入していきます!
ここでやっと砂利のジープロード、草地の激坂を走りながら、「ノブの高いブロックタイヤを履いてきて正解」「MTB最高!」などと叫びつつ先を目指します。ただ、全体のタイムを狙うのであれば、ダート区間はそれほど長くなく路面もしっかり締まっていたので、舗装路をターゲットとしたスリック系のタイヤが良さそうです。でもコース終盤ゆえ、このダート区間がキツイのなんのって...ねぇ。あやうく意識が飛びそうになりました。
・激闘は終わるのか?
ダート区間を終え、コース終盤2kmは舗装路へ戻り、ロードクラスと同じゴール地点へと向かいます。長かったヒルクライムでしたが、気を紛らわせて、同じようなペースの参加者と互いに励まし合いながらゴール!「やった!!」
タイムは1時間30分ぐらい? 順位はさておき、楽しいヒルクライムでした♪
ゴールした後は、MTBクラス3位の選手とお互いに健闘を讃え合い、「また来年も来るぞ〜!」と、峰の原高原にこだまさせながら。カクタスカップの楽しさを再認識したレースでした!
ゴール後はさっそくひとっ風呂浴びに温泉の「湯っ蔵んど」へ。午前中からお湯に浸かって青い空と緑いっぱいの峰の原の自然を眺めていると、なんとも幸せな気分になりました。
あぁ、こうやってカクタスカップのリピーターになっていくのか。
タイヤチョイスやバイク選択、ペース配分など。MTBでヒルクライムの体験アドバイスを紹介!
●タイヤチョイスはやはりノブの低いスリックタイヤ系が良いです。太さも1.0や1.5ぐらいの細いのが重量的なアドバンテージもあるし、外周も短くなりローギアードになるのでお勧め。ただ終盤のダート区間は4kmほどあるのでノブが全く無いとホイールスピンして上りませんのでご注意を。
●バイクはメーカーは問いませんが、やっぱりコラテック? フレームはやはりハードテールで軽ければ軽いほど良!特に軽いホイールはあなたを表彰台へと導く大きな武器になるでしょう。MTBで気になるリアハブのノッチ数はクランク回しっぱなしなので気にしなくて大丈夫です。フロントサスペンションはロックアウト付きだと楽ですが、ダート区間では解除するのを忘れずに♪
●ギアはフロント3枚付いているので、それほど気にしなくても。ちなみにリアカセット11−32でしたが34Tは要らないかな?ダートの上りでインナーローに入れた程度です。ただある程度のスピードとケイデンスを維持していないと、人見知りをしない小さな虫がレース中、あなたを伴走してくれることになるでしょう。
●ウォーミングアップはマスト!!スタートして急に心拍が上がるので、一度心拍上げておくと楽です。
●距離表示は残り4kmぐらいから1km刻みで表示してくれていますが、序盤は距離表示がないのでサイクルコンピューターと心拍計は孤独な戦いの中であなたにとって唯一の心の友となるでしょう。
●ペース配分はMTBクラスとロードクラスの同時スタートなので、序盤はロードの速いペースに惑わされないように。途中からはペースが同じような人を目標に走らないと、つづら折れのコーナーが連続して先が見通せないコースなので、油断しているとすぐ単独走になっちゃいます。一人で走るとモチベーションを保つのが難しいのとスピードを維持するも難しくなります。しばらくすると無限に続くつづら折れのカーブで心も折れます・・・
●最後に大切なことをひとつ、「前夜の深酒は厳禁です♪」
MTBヒルクライム体験レポート、いかがでしたか?ヒルクライムレースにダート区間が加わっていることは珍しく、それがこのカクタスカップの魅力でもあります。次回は皆さんもぜひチャレンジしてみてください!きっと新たな楽しみが広がりますよ。
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