2020/10/20(火) - 09:03
琵琶湖一周「ビワイチ」は約180kmとハードルが高いが、漁船タクシーを使って湖上をショートカット。お好みのスポットのみを走って楽しめる「プチ・ビワイチ」を琵琶湖マリオットホテルが提案する。高級リゾートホテルでの温泉やレストランも楽しめるというお気楽でユニークなサイクリングの提案だ。
滋賀県の琵琶湖マリオットホテルは、漁船タクシーと同ホテルの温泉やレストランの割引クーポンをセットにした新プラン「レッツ・ゴー・プチ・ビワイチ」を販売し、11月29日まで金・土・日曜と祝日限定で実施する。琵琶湖の3つの港から自由に乗船・下船地を決めて“ビワイチ”をショートカットできる漁船タクシーが利用できるほか、同ホテルの温泉とレストランをお値打ちな料金で利用でき、気軽にビワイチのおいしいところを楽しめるだけでなく、高級リゾートホテルでのちょっとぜいたくなひとときも味わえるぜいたくなプランだ。
レッツ・ゴー・プチ・ビワイチってどんなサービス?
「レッツ・ゴー・プチ・ビワイチ」は、漁船タクシーと琵琶湖マリオットホテルのレストランと温泉の割引クーポンからなる。
漁船タクシーは、守山市の木浜漁港、近江八幡市の長命寺港、高島市の大溝港の3港から乗船・下船地を自由に選んでビワイチのルートをショートカットできる。乗船地と下船地を単に結ぶだけではない。長命港—大溝港を結ぶ路線では沖島の近くを通ったり、大溝港—木浜港を結ぶ路線では観光スポットとして知られる白鬚神社や浮御堂を海から眺めたり、琵琶湖大橋をくぐったりすることもできる。これらは移動中のサービスの一環として行われるので、追加料金は不要だ。
利用するには同ホテルに予約が必要。予約時に希望の乗船・下船場所と乗船時間を連絡し、漁船タクシーの空き状況が確認できれば予約確定となる(ただし乗船・下船地はそれぞれ別にする必要があり、同じ港で上船・下船する遊覧船としての利用はできない)。
当日は、予約時に伝えた乗船時間前に乗船場所に集合すれば利用できる。乗船時間前は自由に行動できるので、思い思いのプランでビワイチが楽しめる。
漁船タクシーの航路。木浜漁港、長命寺港、大溝港の3港から乗船・下船地を選ぶことができる
琵琶湖マリオットホテルの割引クーポンは、館内のレストランの料金が10%オフになるほか、日帰り温泉は通常料金が1人1045円(税込)のところ245円引きの800円で入浴できる。
●乗船・下船場所:木浜漁港(守山市)、長命寺港(近江八幡市)、大溝港(高島市)
●乗船可能時間:9:00〜15:30
●料金:1人2000円(税別、乗船料、乗船時の保険、記念品(ビワイチグッズ)含む)
●利用可能人数:1隻あたり2人から7人まで(最大2隻14人まで)
●割引クーポン内容
・琵琶湖マリオットホテルのレストランの利用料金10%オフ(利用可能時間11:00〜17:00)
・琵琶湖マリオットホテルの日帰り温泉入浴料金が1人1045円(税込)→800円に
※乗船希望日5日前の15:00までに要予約
※当日の天候により運行休止の場合あり(前日まで運行可否を判断し、運行中止の場合は連絡あり)
※キャンセル料:3日前から利用料金の100%(悪天候や天災などによる運行中止の場合を除く)
予約・問い合わせ
琵琶湖マリオットホテル
TEL:077-585-6100
MAIL:reservation@biwako-marriott.com
たとえば古い町並みが残る近江八幡の水郷エリアや、「新・日本街路樹百景」のひとつで500本のメタセコイアが道沿いに2.4kmにわたって植えられている高島エリアのメタセコイア並木など、琵琶湖からは少し離れているがおすすめの観光スポットを巡るルートにも挑戦しやすくなる。琵琶湖の周囲を1周することばかりが目標になりがちなビワイチで、あらゆるレベルのサイクリストが気軽にビワイチのおいしいところを味わえるようになるのは魅力だ。
また、漁船タクシーに乗ることそのものも、多くの人にとっては非日常的な体験と言えるだろう。白鬚神社や浮御堂は、琵琶湖畔の観光スポットとしておなじみだが、通常のビワイチで楽しめるのは観光ガイドでよく見るのと同じ琵琶湖バックの風景だ。しかし、漁船タクシーでは、湖からこれらの名所を眺めることができる。さらにいつもは渡るだけの琵琶湖大橋を下から眺めたり、橋の下をくぐったりできるのも漁船タクシーならではの楽しさだ。こうした非日常的な体験は、ビワイチの思い出をひと味違うものにしてくれるはずだ。
レッツ・ゴー・プチ・ビワイチには琵琶湖マリオットホテルで使えるクーポンが付いている。サイクリングのシメに温泉で疲れを癒し、汗を流してさっぱりできるのはうれしい。また、琵琶湖を一望するレストランでランチやアフタヌーンティーをお値打ちな料金で楽しむこともできる。
もし日程に余裕があるなら、琵琶湖マリオットホテルに宿泊するのもおすすめだ。同ホテルは、和室以外の客室に自転車を持ち込めるようになっているサイクリストに優しいホテルなのだ。
琵琶湖を臨むデラックスルームは40平方メートル、大津方面の夜景が楽しめる一般的なスーペリアルームは広さ30平方メートルと自転車を持ち込んでもゆったりと過ごせる広さがある。このほか、個室露天風呂のある温泉ビューバス付きプレミアルームなども用意されている。いずれの部屋も日常を忘れ、ゆったりとくつろげる空間だ。
琵琶湖マリオットホテルの1階には、ジャイアントストア・びわ湖守山もある。レンタサイクルも利用できるので、手ぶらでビワイチサイクリングを楽しめる(レンタル料金は別途必要)。レンタルできる車種はロードバイクのほか、クロスバイクやキッズ車、Eバイクまであるので、家族でレンタサイクルを楽しむこともできそうだ。漁船タクシーとEバイクを組み合わせれば、初心者をサイクリングに誘いやすくなるだろう。
自分のバイクで走るとしても、もし愛車が不意に現地でメカトラブルに見舞われた場合にもジャイアントストアで対応してもらえるのは心強い。
取材・文:浅野真則
滋賀県の琵琶湖マリオットホテルは、漁船タクシーと同ホテルの温泉やレストランの割引クーポンをセットにした新プラン「レッツ・ゴー・プチ・ビワイチ」を販売し、11月29日まで金・土・日曜と祝日限定で実施する。琵琶湖の3つの港から自由に乗船・下船地を決めて“ビワイチ”をショートカットできる漁船タクシーが利用できるほか、同ホテルの温泉とレストランをお値打ちな料金で利用でき、気軽にビワイチのおいしいところを楽しめるだけでなく、高級リゾートホテルでのちょっとぜいたくなひとときも味わえるぜいたくなプランだ。
レッツ・ゴー・プチ・ビワイチってどんなサービス?
「レッツ・ゴー・プチ・ビワイチ」は、漁船タクシーと琵琶湖マリオットホテルのレストランと温泉の割引クーポンからなる。
漁船タクシーは、守山市の木浜漁港、近江八幡市の長命寺港、高島市の大溝港の3港から乗船・下船地を自由に選んでビワイチのルートをショートカットできる。乗船地と下船地を単に結ぶだけではない。長命港—大溝港を結ぶ路線では沖島の近くを通ったり、大溝港—木浜港を結ぶ路線では観光スポットとして知られる白鬚神社や浮御堂を海から眺めたり、琵琶湖大橋をくぐったりすることもできる。これらは移動中のサービスの一環として行われるので、追加料金は不要だ。
利用するには同ホテルに予約が必要。予約時に希望の乗船・下船場所と乗船時間を連絡し、漁船タクシーの空き状況が確認できれば予約確定となる(ただし乗船・下船地はそれぞれ別にする必要があり、同じ港で上船・下船する遊覧船としての利用はできない)。
当日は、予約時に伝えた乗船時間前に乗船場所に集合すれば利用できる。乗船時間前は自由に行動できるので、思い思いのプランでビワイチが楽しめる。
漁船タクシーの航路。木浜漁港、長命寺港、大溝港の3港から乗船・下船地を選ぶことができる
琵琶湖マリオットホテルの割引クーポンは、館内のレストランの料金が10%オフになるほか、日帰り温泉は通常料金が1人1045円(税込)のところ245円引きの800円で入浴できる。
「レッツ・ゴー・プチ・ビワイチ」概要
●期間;11月29日までの金・土・日曜日と祝日●乗船・下船場所:木浜漁港(守山市)、長命寺港(近江八幡市)、大溝港(高島市)
●乗船可能時間:9:00〜15:30
●料金:1人2000円(税別、乗船料、乗船時の保険、記念品(ビワイチグッズ)含む)
●利用可能人数:1隻あたり2人から7人まで(最大2隻14人まで)
●割引クーポン内容
・琵琶湖マリオットホテルのレストランの利用料金10%オフ(利用可能時間11:00〜17:00)
・琵琶湖マリオットホテルの日帰り温泉入浴料金が1人1045円(税込)→800円に
※乗船希望日5日前の15:00までに要予約
※当日の天候により運行休止の場合あり(前日まで運行可否を判断し、運行中止の場合は連絡あり)
※キャンセル料:3日前から利用料金の100%(悪天候や天災などによる運行中止の場合を除く)
予約・問い合わせ
琵琶湖マリオットホテル
TEL:077-585-6100
MAIL:reservation@biwako-marriott.com
プチ・ビワイチで単に湖を1周するビワイチに+αの楽しみ方も
2019年にナショナルサイクリングルートのひとつに指定されたビワイチは、1周200kmのフルコースや琵琶湖大橋以北の北湖1周150kmなど、文字通り琵琶湖畔を1周するルートが有名だ。おおむねフラットなコースで初心者でもマメに休憩を取れば比較的完走は容易だが、途中でショートカットがしにくいことがビギナーにとっては不安要素のひとつだった。しかし、漁船タクシーを利用すれば、ビワイチのハードルはより低くなるだけでなく、湖の周囲を一筆書きする以外のコースも楽しめるようになる。たとえば古い町並みが残る近江八幡の水郷エリアや、「新・日本街路樹百景」のひとつで500本のメタセコイアが道沿いに2.4kmにわたって植えられている高島エリアのメタセコイア並木など、琵琶湖からは少し離れているがおすすめの観光スポットを巡るルートにも挑戦しやすくなる。琵琶湖の周囲を1周することばかりが目標になりがちなビワイチで、あらゆるレベルのサイクリストが気軽にビワイチのおいしいところを味わえるようになるのは魅力だ。
また、漁船タクシーに乗ることそのものも、多くの人にとっては非日常的な体験と言えるだろう。白鬚神社や浮御堂は、琵琶湖畔の観光スポットとしておなじみだが、通常のビワイチで楽しめるのは観光ガイドでよく見るのと同じ琵琶湖バックの風景だ。しかし、漁船タクシーでは、湖からこれらの名所を眺めることができる。さらにいつもは渡るだけの琵琶湖大橋を下から眺めたり、橋の下をくぐったりできるのも漁船タクシーならではの楽しさだ。こうした非日常的な体験は、ビワイチの思い出をひと味違うものにしてくれるはずだ。
レッツ・ゴー・プチ・ビワイチには琵琶湖マリオットホテルで使えるクーポンが付いている。サイクリングのシメに温泉で疲れを癒し、汗を流してさっぱりできるのはうれしい。また、琵琶湖を一望するレストランでランチやアフタヌーンティーをお値打ちな料金で楽しむこともできる。
もし日程に余裕があるなら、琵琶湖マリオットホテルに宿泊するのもおすすめだ。同ホテルは、和室以外の客室に自転車を持ち込めるようになっているサイクリストに優しいホテルなのだ。
琵琶湖を臨むデラックスルームは40平方メートル、大津方面の夜景が楽しめる一般的なスーペリアルームは広さ30平方メートルと自転車を持ち込んでもゆったりと過ごせる広さがある。このほか、個室露天風呂のある温泉ビューバス付きプレミアルームなども用意されている。いずれの部屋も日常を忘れ、ゆったりとくつろげる空間だ。
琵琶湖マリオットホテルの1階には、ジャイアントストア・びわ湖守山もある。レンタサイクルも利用できるので、手ぶらでビワイチサイクリングを楽しめる(レンタル料金は別途必要)。レンタルできる車種はロードバイクのほか、クロスバイクやキッズ車、Eバイクまであるので、家族でレンタサイクルを楽しむこともできそうだ。漁船タクシーとEバイクを組み合わせれば、初心者をサイクリングに誘いやすくなるだろう。
自分のバイクで走るとしても、もし愛車が不意に現地でメカトラブルに見舞われた場合にもジャイアントストアで対応してもらえるのは心強い。
取材・文:浅野真則
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