2019/12/30(月) - 13:28
キナンサイクリングチームがホストを務めるエンデューロレース、ヴェロフェスタ2019inモリコロパークが12月15日に愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開かれた。キナンサイクリングチームの選手たちが勢ぞろいし、上位を目指すガチンコ勢も仮装を楽しむファンライダーもそれぞれのペースで周回を重ねた。
キナンサイクリングチームの選手もサンタのコスプレで登場
名古屋市郊外の長久手市にある愛・地球博記念公園、通称モリコロパーク。ここで毎年12月にキナンサイクリングチームがホストを務めるヴェロフェスタinモリコロパークが開かれている。東海地方のホビーサイクリストにとってシーズンを締めくくるエンデューロイベントだ。
今年は寒さも緩み、天候にも恵まれて絶好のレース日和だ。とはいえ、ガチンコ勢はそれほど多くなく、どちらかというと“楽しく走る”という雰囲気が色濃いイベントだ。
そう感じさせるのは、短いオフシーズンを迎えているキナンサイクリングチームの選手たちもフルメンバーがそろってはいるものの、サンタクロースの帽子をヘルメットに付け、シーズン中とはちょっと違うリラックスした雰囲気で臨んでいるから。中島康晴キャプテンに至っては、全身サンタクロースの真っ赤なコスチュームに髭まで付けた気合いの入ったコスプレをしているのだ。
キナンの選手たちもコスプレをするぐらいだから、コスプレでの参加も歓迎だといい、毎年コスプレを楽しむ参加者もいる。今年もクリスマスらしくサンタクロースの衣装で全身決めた選手や、ヘルメットにトナカイの角やサンタクロースの赤い三角帽子を付けた控えめなコスプレを楽しむ選手ももちらほら見られた。
レースは120分&60分と短く、ペアの部も。キッズレースも併催。
「このイベントでは、キナンサイクリングチームの選手とふれあっていただくのも目的。毎月AACAのレースでも選手たちは走りますが、あちらはガチンコのレースなので参加するにも敷居が少し高いです。ヴェロフェスタinモリコロパークは参加しやすい雰囲気を目指しています」
キナンサイクリングチームの加藤康則監督がこう話すように、このエンデューロは競技時間は120分と60分の2カテゴリーと短めに設定されているため、初心者にも比較的参加しやすい。さらにソロだけでなく、2人が同時に出走して合計の周回数とタイムで順位を決めるペア部門があるのもポイント。親子や男女ペア、女性ペアも参戦している。
レースは午前中に120分エンデューロ、間に小学生対象のキッズレースをはさんで午後から60分エンデューロが行われた。時間が短いので、たっぷり走りたいと120分と60分のダブルエントリーをする選手もいるし、午前中のレース、午後のレースだけ楽しんで後は家族サービスや仕事……という選手もいる。あらゆるレベルの参加者に懐が広いのだ。
表彰区分だって細かい。エンデューロは120分、60分ともソロ、男子ペア、男女ペア、女子ペアの3位までを表彰。キッズレースもビンディングペダルの部とフラットペダルの部とも1~2年生、3~4年生、5~6年生の1位の選手が表彰される。表彰台に立つチャンスも結構ある。
また、このレースは愛・地球博記念公園内の常設サイクリングコースを使って行われるが、園内は家族連れの憩いの場にもなっており、園内の随所からサイクリングコースを見ることができるため、一般の方が観戦する場面も見られた。中には自作の応援グッズを持って知人の応援をする人もいて、ひときわ存在感を放っていた。
おかっぴのMTBショー、試乗会、じゃんけん大会などサブイベントも充実
楽しむことに主眼を置いたイベントなので、レースだけが魅力ではない。レースの合間や終了後にもお楽しみイベントがたくさん用意されていた。
おかっぴのMTBショーは、マウンテンバイクプレイヤー&パフォーマーのおかっぴこと岡村周治さんが、高さも形もさまざまな台に自転車で飛び乗ったり、台から台へ飛び移ったりするアクロバティックな技を次々と披露。キナンサイクリングチームの選手に大縄を回してもらって自転車に乗ったまま縄跳びしたり、大人5人が仰向けに並んで寝ている上をジャンプで飛び越えたりする大技も飛び出し、ギャラリーを大いに盛り上げた。
また、会場には自転車関係ブランドのブースも出展。ケミカルを使った洗車の実演、インソールの履き比べ、サイクルトレーナーの試乗など、さまざまな催しが各ブースで行われた。また、BMCやヨネックスは試乗車も用意し、試走時間にコースでバイクを試乗することもできた。
大会のフィナーレを飾るお楽しみイベントとして行われたのがじゃんけん大会。ステージ上のちゃりん娘メンバーとじゃんけんを繰り広げ、勝ち抜けた人がライトやサイクルコンピューターをはじめとする豪華賞品を手に入れられるというもの。ここでは脚力は全く関係なく、運だけがものをいうため、女性やキッズも商品をゲットしていた。
このほか、キナンサイクリングチームの選手によるランニングバイク教室も開催された。レースだけでなく、家族で参加しても1日中楽しめるヴェロフェスタinモリコロパーク。モリコロパーク内には来年もこの時期に開催予定なので、リピーターはもちろん、まだ参加したことのない方もぜひ参加してみては?
text&photo:Masanori.Asano
キナンサイクリングチームの選手もサンタのコスプレで登場
名古屋市郊外の長久手市にある愛・地球博記念公園、通称モリコロパーク。ここで毎年12月にキナンサイクリングチームがホストを務めるヴェロフェスタinモリコロパークが開かれている。東海地方のホビーサイクリストにとってシーズンを締めくくるエンデューロイベントだ。
今年は寒さも緩み、天候にも恵まれて絶好のレース日和だ。とはいえ、ガチンコ勢はそれほど多くなく、どちらかというと“楽しく走る”という雰囲気が色濃いイベントだ。
そう感じさせるのは、短いオフシーズンを迎えているキナンサイクリングチームの選手たちもフルメンバーがそろってはいるものの、サンタクロースの帽子をヘルメットに付け、シーズン中とはちょっと違うリラックスした雰囲気で臨んでいるから。中島康晴キャプテンに至っては、全身サンタクロースの真っ赤なコスチュームに髭まで付けた気合いの入ったコスプレをしているのだ。
キナンの選手たちもコスプレをするぐらいだから、コスプレでの参加も歓迎だといい、毎年コスプレを楽しむ参加者もいる。今年もクリスマスらしくサンタクロースの衣装で全身決めた選手や、ヘルメットにトナカイの角やサンタクロースの赤い三角帽子を付けた控えめなコスプレを楽しむ選手ももちらほら見られた。
レースは120分&60分と短く、ペアの部も。キッズレースも併催。
「このイベントでは、キナンサイクリングチームの選手とふれあっていただくのも目的。毎月AACAのレースでも選手たちは走りますが、あちらはガチンコのレースなので参加するにも敷居が少し高いです。ヴェロフェスタinモリコロパークは参加しやすい雰囲気を目指しています」
キナンサイクリングチームの加藤康則監督がこう話すように、このエンデューロは競技時間は120分と60分の2カテゴリーと短めに設定されているため、初心者にも比較的参加しやすい。さらにソロだけでなく、2人が同時に出走して合計の周回数とタイムで順位を決めるペア部門があるのもポイント。親子や男女ペア、女性ペアも参戦している。
レースは午前中に120分エンデューロ、間に小学生対象のキッズレースをはさんで午後から60分エンデューロが行われた。時間が短いので、たっぷり走りたいと120分と60分のダブルエントリーをする選手もいるし、午前中のレース、午後のレースだけ楽しんで後は家族サービスや仕事……という選手もいる。あらゆるレベルの参加者に懐が広いのだ。
表彰区分だって細かい。エンデューロは120分、60分ともソロ、男子ペア、男女ペア、女子ペアの3位までを表彰。キッズレースもビンディングペダルの部とフラットペダルの部とも1~2年生、3~4年生、5~6年生の1位の選手が表彰される。表彰台に立つチャンスも結構ある。
また、このレースは愛・地球博記念公園内の常設サイクリングコースを使って行われるが、園内は家族連れの憩いの場にもなっており、園内の随所からサイクリングコースを見ることができるため、一般の方が観戦する場面も見られた。中には自作の応援グッズを持って知人の応援をする人もいて、ひときわ存在感を放っていた。
おかっぴのMTBショー、試乗会、じゃんけん大会などサブイベントも充実
楽しむことに主眼を置いたイベントなので、レースだけが魅力ではない。レースの合間や終了後にもお楽しみイベントがたくさん用意されていた。
おかっぴのMTBショーは、マウンテンバイクプレイヤー&パフォーマーのおかっぴこと岡村周治さんが、高さも形もさまざまな台に自転車で飛び乗ったり、台から台へ飛び移ったりするアクロバティックな技を次々と披露。キナンサイクリングチームの選手に大縄を回してもらって自転車に乗ったまま縄跳びしたり、大人5人が仰向けに並んで寝ている上をジャンプで飛び越えたりする大技も飛び出し、ギャラリーを大いに盛り上げた。
また、会場には自転車関係ブランドのブースも出展。ケミカルを使った洗車の実演、インソールの履き比べ、サイクルトレーナーの試乗など、さまざまな催しが各ブースで行われた。また、BMCやヨネックスは試乗車も用意し、試走時間にコースでバイクを試乗することもできた。
大会のフィナーレを飾るお楽しみイベントとして行われたのがじゃんけん大会。ステージ上のちゃりん娘メンバーとじゃんけんを繰り広げ、勝ち抜けた人がライトやサイクルコンピューターをはじめとする豪華賞品を手に入れられるというもの。ここでは脚力は全く関係なく、運だけがものをいうため、女性やキッズも商品をゲットしていた。
このほか、キナンサイクリングチームの選手によるランニングバイク教室も開催された。レースだけでなく、家族で参加しても1日中楽しめるヴェロフェスタinモリコロパーク。モリコロパーク内には来年もこの時期に開催予定なので、リピーターはもちろん、まだ参加したことのない方もぜひ参加してみては?
text&photo:Masanori.Asano
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