2018/03/13(火) - 09:16
首都圏のサイクリストに春の到来を告げるシーズン開幕の耐久レースとして人気を集めるTOKYOエンデューロ。埼玉県戸田市の彩湖に集まったライダーから5人の愛車をピックアップして紹介しよう。
佐久間亜蘭さん サーヴェロ P3
TOKYOエンデューロといえば併催されるTTレース「みんなのタイムトライアルジャパン」も注目のイベントだ。スタート台から一人一人出発していくその姿はさながらプロ選手のよう。その1人が今回ご登場いただいた佐久間亜蘭さんだ。
愛車はエアロダイナミクスを駆使した自転車の開発巧者であるサーヴェロのミドルグレードTTモデル「P3」だ。佐久間さんは昨年のタイムトライアルジャパンよりTTを始めており、このバイクが最初の一台。
「もともとTTに興味があったんです。そんな時にタイムトライアルジャパンが開催されたり、バイクを譲ってくれるという知人が現れたりし、タイミングよくTTを始めることができました」と佐久間さん。タイムトライアルはロードレースとは違う魅力があり、楽しめているとも言う。
こだわりのポイントは「かなり奮発してしまいました」というホイールだ。PROの3-spoke WheelとTeXtream Carbon Wheelの組み合わせは、BMCレーシングやチームスカイなどTT強豪と同じ。サドルはロードバイクで使い慣れているというスペシャライズドの新型POWER。ルックス、性能ともに戦闘力の高い1台でした。
醍醐貴徳さん ジャイアント TRINITY
タイムトライアルジャパンに参加した選手の中から醍醐貴徳さんにもご登場いただいた。醍醐さんは千葉県のプロショップ「サイクルフリーダム」のチームで実業団E1を走るバリバリのレーサーだ。
タイムトライアルを始めたきっかけは渡良瀬川で毎年開催される実業団のTTレースで結果を残すため。魅力は一発勝負であり、半年かけて目標レースに向けトレーニングを積み重ねていくところだという。
そんな醍醐さんの愛車は、ジャイアントのTTバイク「TRINITY(トリニティ)」だ。本来は黒オンリーで塗られたステルス戦闘機のようなルックスだったが、アクセントを求めた醍醐さんはカッティングシートでオリジナルカスタマイズを施した。ドライブトレインは違和感なく仕上げられているが、半ドライブサイドが未処理なのはご愛嬌。
バイクパーツのこだわりポイントは知人に制作してもらったというビッグプーリー。ケージはチタン製で、プーリー自体もお手製というオリジナルアイテムなのだとか。「ビッグプーリーはタイムトライアルの方が如実に効果を感じられますね。」と醍醐さんはいう。
磯崎翔一さん ジャイアント PROPEL ADVANCED PRO DISC
「この前のバイクはANYROADだったので、はじめてのロードバイクです」と言いながら愛車「PROPEL ADVANCED PRODISC」を紹介してくれたのは、Bike Portの磯崎翔一さん。これまではジャイアントのFASTROADに乗っていたが、ロードバイクの仲間が速く走ってしまうため、悔しい思いをしたため衝動買いをしてしまったという。
「このバイクを選んだのは、緑色でカッコよかったので一目惚れしてしまったからですね。貯めていた資金を一気に使っちゃいました」と磯崎さん。2018年モデルに切り替わる前から、PROPELのスピード感は試乗して実感していたと言うが、新型PROPELも速く走れるのを実感しているとか。
ディスクブレーキもFASTROADで既に使用していたため、違和感もなく乗れているそう。「もう、この自転車が大好きで、いつも乗っています」と磯崎さん。普段は横浜みなとみらいエリアで気持ちよくサイクリングを楽しんでいるという。
金澤啓司さん オルベア ORCA BRONZE
2世代前のオルベア ORCAを駆るのはチームハルヒルの金澤啓司さん。まだエウスカルテル・エウスカディに供給していた当時のバイクだが、フロントフォークがエンヴィ製品にリプレイスされていることが特徴の1台だ。
「フロントフォークなんですけど、元々のは400kmのブルベで夜走行している時に落車して割ってしまったんです。だから取り替えたんですよ」とフォークが変更されている理由を教えてくれた。「でも、ハンドリングがクイックになったり、レーシーな感じになったりして気に入っていますよ。」とも。
ORCAを選んだ理由はカタログを見ていてデザインにビビッときたから。シルバーの渋いカラーリングとマッチするエンヴィのフォーク、そしてファストフォワードF4Rの赤色がアクセントとなっている。チームハルヒルというだけありスプロケットはスラムREDを使用し、軽量化を狙った。
和澤裕美さん スコット FOIL DISC
スコット FOIL DISCをカッコよく乗りこなしていたDKYoshiokaの和澤裕美さん。あまりの愛車との馴染んでいたのでご登場をお願いしたところ、実はこの自転車は借り物で、本当の愛車はコルナゴとのこと。
「次の自転車を考えていて…」という和澤さんが選択肢を色々探している時に、バイクを貸してくれたのは東京都昭島市にある創業90年の老舗プロショップ「サイクルセンター吉岡」の店長さん。「普段から仲良くさせていただいていて、そのご縁もありお借りすることができました」という。
「特に次はディスクブレーキにしてみようという考えはなく、オススメしていただいたので試してみようかなと思い借りてみました。今回のレースが初めて乗る機会だったんですけど、初めてと思わないくらい安心して乗ることができました。凄くいいバイクですね。次の有力候補として考えたいと思います!」と和澤さん。次のバイクが見つかるといいですね。
text&photo:Gakuto Fujiwara
佐久間亜蘭さん サーヴェロ P3
TOKYOエンデューロといえば併催されるTTレース「みんなのタイムトライアルジャパン」も注目のイベントだ。スタート台から一人一人出発していくその姿はさながらプロ選手のよう。その1人が今回ご登場いただいた佐久間亜蘭さんだ。
愛車はエアロダイナミクスを駆使した自転車の開発巧者であるサーヴェロのミドルグレードTTモデル「P3」だ。佐久間さんは昨年のタイムトライアルジャパンよりTTを始めており、このバイクが最初の一台。
「もともとTTに興味があったんです。そんな時にタイムトライアルジャパンが開催されたり、バイクを譲ってくれるという知人が現れたりし、タイミングよくTTを始めることができました」と佐久間さん。タイムトライアルはロードレースとは違う魅力があり、楽しめているとも言う。
こだわりのポイントは「かなり奮発してしまいました」というホイールだ。PROの3-spoke WheelとTeXtream Carbon Wheelの組み合わせは、BMCレーシングやチームスカイなどTT強豪と同じ。サドルはロードバイクで使い慣れているというスペシャライズドの新型POWER。ルックス、性能ともに戦闘力の高い1台でした。
醍醐貴徳さん ジャイアント TRINITY
タイムトライアルジャパンに参加した選手の中から醍醐貴徳さんにもご登場いただいた。醍醐さんは千葉県のプロショップ「サイクルフリーダム」のチームで実業団E1を走るバリバリのレーサーだ。
タイムトライアルを始めたきっかけは渡良瀬川で毎年開催される実業団のTTレースで結果を残すため。魅力は一発勝負であり、半年かけて目標レースに向けトレーニングを積み重ねていくところだという。
そんな醍醐さんの愛車は、ジャイアントのTTバイク「TRINITY(トリニティ)」だ。本来は黒オンリーで塗られたステルス戦闘機のようなルックスだったが、アクセントを求めた醍醐さんはカッティングシートでオリジナルカスタマイズを施した。ドライブトレインは違和感なく仕上げられているが、半ドライブサイドが未処理なのはご愛嬌。
バイクパーツのこだわりポイントは知人に制作してもらったというビッグプーリー。ケージはチタン製で、プーリー自体もお手製というオリジナルアイテムなのだとか。「ビッグプーリーはタイムトライアルの方が如実に効果を感じられますね。」と醍醐さんはいう。
磯崎翔一さん ジャイアント PROPEL ADVANCED PRO DISC
「この前のバイクはANYROADだったので、はじめてのロードバイクです」と言いながら愛車「PROPEL ADVANCED PRODISC」を紹介してくれたのは、Bike Portの磯崎翔一さん。これまではジャイアントのFASTROADに乗っていたが、ロードバイクの仲間が速く走ってしまうため、悔しい思いをしたため衝動買いをしてしまったという。
「このバイクを選んだのは、緑色でカッコよかったので一目惚れしてしまったからですね。貯めていた資金を一気に使っちゃいました」と磯崎さん。2018年モデルに切り替わる前から、PROPELのスピード感は試乗して実感していたと言うが、新型PROPELも速く走れるのを実感しているとか。
ディスクブレーキもFASTROADで既に使用していたため、違和感もなく乗れているそう。「もう、この自転車が大好きで、いつも乗っています」と磯崎さん。普段は横浜みなとみらいエリアで気持ちよくサイクリングを楽しんでいるという。
金澤啓司さん オルベア ORCA BRONZE
2世代前のオルベア ORCAを駆るのはチームハルヒルの金澤啓司さん。まだエウスカルテル・エウスカディに供給していた当時のバイクだが、フロントフォークがエンヴィ製品にリプレイスされていることが特徴の1台だ。
「フロントフォークなんですけど、元々のは400kmのブルベで夜走行している時に落車して割ってしまったんです。だから取り替えたんですよ」とフォークが変更されている理由を教えてくれた。「でも、ハンドリングがクイックになったり、レーシーな感じになったりして気に入っていますよ。」とも。
ORCAを選んだ理由はカタログを見ていてデザインにビビッときたから。シルバーの渋いカラーリングとマッチするエンヴィのフォーク、そしてファストフォワードF4Rの赤色がアクセントとなっている。チームハルヒルというだけありスプロケットはスラムREDを使用し、軽量化を狙った。
和澤裕美さん スコット FOIL DISC
スコット FOIL DISCをカッコよく乗りこなしていたDKYoshiokaの和澤裕美さん。あまりの愛車との馴染んでいたのでご登場をお願いしたところ、実はこの自転車は借り物で、本当の愛車はコルナゴとのこと。
「次の自転車を考えていて…」という和澤さんが選択肢を色々探している時に、バイクを貸してくれたのは東京都昭島市にある創業90年の老舗プロショップ「サイクルセンター吉岡」の店長さん。「普段から仲良くさせていただいていて、そのご縁もありお借りすることができました」という。
「特に次はディスクブレーキにしてみようという考えはなく、オススメしていただいたので試してみようかなと思い借りてみました。今回のレースが初めて乗る機会だったんですけど、初めてと思わないくらい安心して乗ることができました。凄くいいバイクですね。次の有力候補として考えたいと思います!」と和澤さん。次のバイクが見つかるといいですね。
text&photo:Gakuto Fujiwara
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