2017/09/25(月) - 09:13
ヨーロッパでのサイクリングツアーなどを開催しているフェローサイクルのブエルタ・ア・エスパーニャ観戦ツアーにCW編集部員のカマタが帯同。vol.2となる今回は超級山岳ロス・マチュコスを舞台にした第17ステージ観戦の様子をお伝えしよう。vol.1はこちら
あいにくの雨となったブエルタ観戦ツアー3日目
3日目となった9月6日(水)の天気は雨。今日の予定は本来の行程表であれば午前中サンタンデール周辺をサイクリングしてから、午後に超級山岳ロス・マチュコスへレース観戦に行くというものだったが、午前中のサイクリングは変更を余儀なくされた。しかし雨も本降りというわけではなく、パラパラと少量降るような天候だったため、サンタンデールの街を徒歩で観光することに。
朝食は昨日同様ホテルでのビュッフェ形式。といっても内容は生ハム、スクランブルエッグ、ベーコン、チーズと前のホテルとあまり変わらない。変わったところといえばソーセージと甘いパンが増えたことだろうか。スペイン人と思われる他のお客さんの食事を見る限り、パンとコーヒーだけで済ませている人も多く、スペインではこれがスタンダードなメニューなのかもしれない。それと、昨日オムレツの上に載せたトマトソースは実はパンに載せるものだったらしい。ロベルトが食べ方を教えてくれた。
朝食のメニューは甘いパンが多めとなった
フランスパンにトマトソースとにんにくを塗るのがスペイン流らしい
朝食を済ませたら準備をしてサンタンデールの中心地へ。雨の中の移動だが、車でのため楽ちんだ。そのまま港町に出てセーリングのスペインナショナルトレーニングセンター前で車を降りる。
ここサンタンデールはスペイン北部の港町でカンタブリア州都にあたる街。イギリスに渡るフェリー乗り場やイギリスやドイツとを結ぶ国際空港があり、ヨーロッパ最大級の銀行グループであるサンタンデール銀行本店があるなど、交通や経済の発信地である。また1900年代には王族が別荘を建て過ごしたこともあり、高級リゾート地としても発展した風光明媚な美しいビーチリゾートだ。
ヨットが盛んでセーリングのスペインナショナルトレーニングセンターがある
美しいフォームの銅像
ヨーロッパ最大級の金融機関、サンタンデール銀行の本店
サンタンデール銀行本店の真ん中は通り抜けができる
曇り空の海をバックに記念写真
モビスターのポスターを見つけた
有料のトイレがあった
街の中心部には先程記した通り大きく立派なサンタンデール銀行本店があり、中央部をアーチ状にくり抜いたヴィクトリア朝風の建物は圧巻の一言。アーチ部分は普通に道路となっているため通り抜けが可能だ。因みにここはサンタンデール銀行の本店ということになっているが、本拠地としてマドリードに街1つ全てがサンタンデール銀行となっているサンタンデールグループシティを持っているのだ。すごい!
次に向かったのがサンタンデール中心地から10分程度のマグダレーナ半島。ここには1900年台に当時の王族が夏の間を過ごす離宮、マグダレーナ宮殿があるサンタンデールの主要な観光地。いわゆる別荘であるため豪華絢爛とまではいかないものの、こじんまりと可愛い感じのお城だ。現在ではメンデス・ペラヨ国際大学の夏期講座が行われているとのこと。ここで勉強するなんてお洒落である。
王族が夏の間を過ごす離宮、マグダレーナ宮殿
マグダレーナ半島には動物園みたいなのがありペンギンがいた
シンバル収集家である伊藤さんの話に耳を傾ける一行
今日は生憎の雨だが、普段は多くの人で賑わうビーチリゾートだ
半島全体は徒歩30分程度で周ることができ、お散歩コースとしてぴったりである。また宮殿から少し離れたところにはアシカやペンギンがいる動物園があり、無料で動物達を見ることが出来る。ここでみな写真撮影に勤しむ。また車に乗り込み少し移動したところでカフェ休憩。サンドイッチとコーヒーというスペインスタイルの軽食で小腹を満たす。各々準備が出来た所で今日の観戦ポイントである超級山岳ゴール地点であるロス・マチュコスに移動する。
サンタンデールからロス・マチュコスの山頂までは車で約1時間。午前中しっかりと観光しつつも渋滞もなく山頂までアクセスし易いのはブエルタの特徴だろう。また、普通の一般客は麓に車を置き、徒歩で山頂を目指す他ないが、今回はブエルタの公式ツアー車両となるため、徒歩で歩く観客を尻目に山頂まで車で登頂。ツール・ド・フランスであればいくら公式ツアー車両でも、こういったアクセスの仕方は難しいが、これも少し雰囲気がゆるいブエルタならでは。
サンドイッチにビールというスタイリッシュな軽食で小腹を満たす
コース途中の1級山岳では現地の子供たちがレースの到来を待っていた
ロス・マチュコスの麓にあるカフェには人だかりが
激坂を登りレースが白熱する登坂の後半部分を目指す観戦客たち
山頂で記念写真を撮り、集合時間だけ決めて各自散開。ここからは皆好きな場所でプロトンが来るのを待つ。私は豊富なグランツール観戦経験を持つ中村夫妻に同行。残り1kmとなるエリアで観戦することにした。ここでなんと日本人の方に遭遇。そういえば車で登ってくる時、日本人ぽい人を見たなぁと思っていたら、案の定その方々だったのである。
麓から自転車で登ってきたという藤井夫妻は、遅めの夏休みと奥さんの誕生日祝いを兼ねたヨーロッパ旅行中。普段は夫婦でトライアスロンに取り組んでいるとのことで、練習がてら自転車にも乗っているという。月に一度は淡路島一周をこなすというアスリート夫婦である。スペインにはもともと来たかったのことだが、イベントがあったほうが楽しいだろうということで、ブエルタに合わせて計画を立てたとのこと。
麓から自転車で登ってきたという藤井夫妻はビールとワインを飲みながら観戦
バグパイプを演奏する人たちが登場
更に凄いのは奥さんのサトコさん。日本で200名ほどしかいない希少ガンを発病し、ステージ4まで進行したにも関わらず回復したキャンサーサバイバーだという。今回の旅行はその病魔に打ち勝った5年目の節目に当たるということで、それを記念してやってきたという。お二人とも非常に強く格好いい夫婦であった。まだまだ未熟な私にとって、こういった夫婦は憧れの対象である。
降ったりやんだりの雨の中、しばらく中村さんとのレース談義に花を咲かせていると、ヘリコプターの音が聞こえ始めた。霧が立ち込める山頂付近ではレースの接近を知らせる合図の1つだ。警備に当たる警官が周囲を警戒し始め、テレビやラジオに耳を傾ける観衆達がザワザワし出す。どうやら先頭の選手がこのロス・マチュコスの登りに入ったようだ。
フラムルージュの設営で軽く渋滞が発生
レースが近づくに連れお巡りさんの笛がよく鳴る
中村さん夫妻はモビスターの電波を掴んだ!!
チームカーの先遣隊が到着すると選手が来るのはもうすぐだ
現地での海外レース観戦はこういったときの情報収集のために現地でデータローミングが出来るサービスに加入しておいた方がいいかもしれない。最近ではモバイルWi-Fiや各キャリアの海外データローミングサービスも充実しているため、一昔前よりは海外でも高速で低額かつ安定したデータローミングを利用することが出来る。海外旅行に行く際は是非検討しておきたい。
ということで我々はデータ通信が可能な中村さんのスマートフォンからの情報を頼りにレースを待つ。ヘリコプターの音が近づき始め、白バイと大会車両が上がってくれば選手はもうすぐだ。一番最初に登ってきたのはアクアブルースポーツのステファン・デニフル。見下ろす谷部分にデニフルが見えた時は正直、周りの観衆と共に、誰だあれ?という雰囲気になったのは否めないが、目の前を通る時は全力で応援するのがスペイン流だ。
ステファン・デニフルが先頭で残り1kmを通過
ニーバリはフルームからタイムを奪うことに成功
コンタドールが目の前を通過。少年の応援にも気合が入る
苦戦を強いられたクリストファー・フルーム
なんとなくカッコよく撮れたサンウェブのウィルコ・ケルデルマン
その次にやってきたのがアルベルト・コンタドール。このときの盛り上がりと言ったら本当に凄かった。遠巻きに見えた時点で地割れのような大歓声で、目の前に来た時にはもうごちゃごちゃで、正直私はカメラを向けるのに必死であまり覚えていない。その後きたコミッセールカーに当たりそうになったのは覚えている。それほどまでに近いのだ。
その後はニーバリ、フルームと総合上位勢が前を通過するが、どの選手も人の物とは思えない気迫を出しながら全開走行をしている。これはブエルタ・ア・エスパーニャなのだから当たり前かもしれないが、ツアー・オブ・ジャパンやジャパンカップではこの気迫を持って走る選手を見ることはなかなか出来ないだろう。そんな彼らの姿を見ただけでもスペインまで来た価値があるということだ。
今日もコンタドールのアシストに徹したパンタノとステティーナ
チームカーは観客とスレスレを通る
ウィリーを披露するマッテオ・トレンティン
ゴールに戻るとゲートが既に下がっており撤収作業中だった
総合上位陣が通り過ぎれば後はここまで仕事をこなしてきたアシスト勢が登ってくる。観衆は皆拍手で迎え、選手に対するリスペクトが感じれれるのも自転車文化が古くからあるスペインならでは。ウィリーをして観衆を湧かしてくれる選手も数名おり、最後まで楽しめる。最後の選手を大きな歓声で迎えたら、ゴール地点に歩いて戻る。コースは既に撤収作業が進められており、ゴールゲートも下げられていた。やはり撤収スピードが速い。
そのまま車に乗りサンタンデールのホテルまで帰る。帰りの道もスムーズに進み小1時間でホテルに到着。今日の晩御飯はホテルから少し車を走らせ、昨日、ロベルトが見つけてきたというレストランに行くことに。
ロベルトが昨日見つけてきたレストラン
料理の注文はロベルトが行ってくれる
まずはドリンクで乾杯
今夜はアンチョビやツナを使った盛りだくさんのサラダに、ホワイトクリームとお肉のコロッケ、イカのフライ、タコとポテトを使ったメニューとなった。特に人気だったのがタコの料理で、タコのくせに非常に柔らかいのが特徴的な一品だった。どうやらタコを叩いて柔らかくするようで、日本にはない調理法に少し勉強になった。お腹いっぱいになったところで、シェフのおじさんがデザートもあるというのでお願いすると、ケーキやムース、プリンの盛り合わせがドンドンと2皿。かなりの量でトドメを刺されたが、甘いものが大好きな小林夫妻が2皿ともぺろりと食べ、称賛の嵐で今晩の夕食は幕を閉じたのであった。
前菜はアヒージョとツナのサラダから
タコとじゃがいもを煮た?料理が好評だった
甘いケーキやムースがてんこ盛りのデザートプレート
二人共甘党の小林夫婦がぺろりと平らげた
次回は4日目となる第17ステージをレポート。午前中はレースで走るコースをサイクリングした。
vol.3はこちら
text&photo:Kosuke.Kamata
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3日目となった9月6日(水)の天気は雨。今日の予定は本来の行程表であれば午前中サンタンデール周辺をサイクリングしてから、午後に超級山岳ロス・マチュコスへレース観戦に行くというものだったが、午前中のサイクリングは変更を余儀なくされた。しかし雨も本降りというわけではなく、パラパラと少量降るような天候だったため、サンタンデールの街を徒歩で観光することに。
朝食は昨日同様ホテルでのビュッフェ形式。といっても内容は生ハム、スクランブルエッグ、ベーコン、チーズと前のホテルとあまり変わらない。変わったところといえばソーセージと甘いパンが増えたことだろうか。スペイン人と思われる他のお客さんの食事を見る限り、パンとコーヒーだけで済ませている人も多く、スペインではこれがスタンダードなメニューなのかもしれない。それと、昨日オムレツの上に載せたトマトソースは実はパンに載せるものだったらしい。ロベルトが食べ方を教えてくれた。
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朝食を済ませたら準備をしてサンタンデールの中心地へ。雨の中の移動だが、車でのため楽ちんだ。そのまま港町に出てセーリングのスペインナショナルトレーニングセンター前で車を降りる。
ここサンタンデールはスペイン北部の港町でカンタブリア州都にあたる街。イギリスに渡るフェリー乗り場やイギリスやドイツとを結ぶ国際空港があり、ヨーロッパ最大級の銀行グループであるサンタンデール銀行本店があるなど、交通や経済の発信地である。また1900年代には王族が別荘を建て過ごしたこともあり、高級リゾート地としても発展した風光明媚な美しいビーチリゾートだ。
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街の中心部には先程記した通り大きく立派なサンタンデール銀行本店があり、中央部をアーチ状にくり抜いたヴィクトリア朝風の建物は圧巻の一言。アーチ部分は普通に道路となっているため通り抜けが可能だ。因みにここはサンタンデール銀行の本店ということになっているが、本拠地としてマドリードに街1つ全てがサンタンデール銀行となっているサンタンデールグループシティを持っているのだ。すごい!
次に向かったのがサンタンデール中心地から10分程度のマグダレーナ半島。ここには1900年台に当時の王族が夏の間を過ごす離宮、マグダレーナ宮殿があるサンタンデールの主要な観光地。いわゆる別荘であるため豪華絢爛とまではいかないものの、こじんまりと可愛い感じのお城だ。現在ではメンデス・ペラヨ国際大学の夏期講座が行われているとのこと。ここで勉強するなんてお洒落である。
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サンタンデールからロス・マチュコスの山頂までは車で約1時間。午前中しっかりと観光しつつも渋滞もなく山頂までアクセスし易いのはブエルタの特徴だろう。また、普通の一般客は麓に車を置き、徒歩で山頂を目指す他ないが、今回はブエルタの公式ツアー車両となるため、徒歩で歩く観客を尻目に山頂まで車で登頂。ツール・ド・フランスであればいくら公式ツアー車両でも、こういったアクセスの仕方は難しいが、これも少し雰囲気がゆるいブエルタならでは。
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山頂で記念写真を撮り、集合時間だけ決めて各自散開。ここからは皆好きな場所でプロトンが来るのを待つ。私は豊富なグランツール観戦経験を持つ中村夫妻に同行。残り1kmとなるエリアで観戦することにした。ここでなんと日本人の方に遭遇。そういえば車で登ってくる時、日本人ぽい人を見たなぁと思っていたら、案の定その方々だったのである。
麓から自転車で登ってきたという藤井夫妻は、遅めの夏休みと奥さんの誕生日祝いを兼ねたヨーロッパ旅行中。普段は夫婦でトライアスロンに取り組んでいるとのことで、練習がてら自転車にも乗っているという。月に一度は淡路島一周をこなすというアスリート夫婦である。スペインにはもともと来たかったのことだが、イベントがあったほうが楽しいだろうということで、ブエルタに合わせて計画を立てたとのこと。
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降ったりやんだりの雨の中、しばらく中村さんとのレース談義に花を咲かせていると、ヘリコプターの音が聞こえ始めた。霧が立ち込める山頂付近ではレースの接近を知らせる合図の1つだ。警備に当たる警官が周囲を警戒し始め、テレビやラジオに耳を傾ける観衆達がザワザワし出す。どうやら先頭の選手がこのロス・マチュコスの登りに入ったようだ。
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ということで我々はデータ通信が可能な中村さんのスマートフォンからの情報を頼りにレースを待つ。ヘリコプターの音が近づき始め、白バイと大会車両が上がってくれば選手はもうすぐだ。一番最初に登ってきたのはアクアブルースポーツのステファン・デニフル。見下ろす谷部分にデニフルが見えた時は正直、周りの観衆と共に、誰だあれ?という雰囲気になったのは否めないが、目の前を通る時は全力で応援するのがスペイン流だ。
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その後はニーバリ、フルームと総合上位勢が前を通過するが、どの選手も人の物とは思えない気迫を出しながら全開走行をしている。これはブエルタ・ア・エスパーニャなのだから当たり前かもしれないが、ツアー・オブ・ジャパンやジャパンカップではこの気迫を持って走る選手を見ることはなかなか出来ないだろう。そんな彼らの姿を見ただけでもスペインまで来た価値があるということだ。
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そのまま車に乗りサンタンデールのホテルまで帰る。帰りの道もスムーズに進み小1時間でホテルに到着。今日の晩御飯はホテルから少し車を走らせ、昨日、ロベルトが見つけてきたというレストランに行くことに。
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次回は4日目となる第17ステージをレポート。午前中はレースで走るコースをサイクリングした。
vol.3はこちら
text&photo:Kosuke.Kamata
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