2009/12/09(水) - 14:36
12月5日、休日でいつもよりゆっくりと時間が流れる朝の東京。外苑前のバイクフォーラム青山を拠点に「クッキーライド」が開催された。主催はブリヂストンサイクル。
「クッキーライド」ってなんだろう? L.A.で行われているイベントから頂戴したネーミングとのことだが、イベントの内容は、都内を中心としたサイクリング。見慣れた都内の風景だけど、走る道の多くは新しい発見がたくさん待っている細い裏道。そして季節を感じられるポイントをつないでいく。
さらに、朝9時にスタートして、お昼前後に帰ってこられるというのも、このイベントのポイント。ついついゴロゴロしてしまいがちな休日の午前中だけど、自転車に乗ることで、気持ちのいい有意義な時間が過ごせるってわけ。「クッキー」ということばから連想するワクワク感がこのイベントにはつまっているのだ。
さて、この日の「クッキーライド」を紹介していこう。じつは具体的なコースは、朝の段階では決まっていない。おおむね20km~30kmというコース設定だが、参加者が集まってみて、参加者の脚力やニーズに応じて、コースを最終調整していく。
この日集まったのは、「会場まで自走で40km走ってきました?」なんていう“走れる”強者参加者ばかり。自転車も高級そうなロードバイクが並んだ。女性や初心者の参加を見込んでいたスタッフも驚きを隠せない様子(笑)。でも、そんなスポーツバイク上級者たちにも満足してもらえるイベントを提供できるかが、スタッフたちの腕の見せどころだ。
自己紹介をして、参加者同士も仲良くなったところでいざスタート! スタッフが先頭と最後尾について安全確認をしながら集団走行をしていく。そして、まず目に飛び込んできたのは、千駄ヶ谷付近のイチョウ並木。いつのまにか、真っ黄色に紅葉をして、街路樹は冬を迎えようとしていた。
原宿や代々木の街中をクネクネと走ったところでやってきたのは代々木公園。ここは、色づいたイチョウの葉が地面に落ちて、あたり一面が黄色いじゅうたんのよう!
季節ごとに変わる美しいポイントを知り尽くしたコースプランニングに、参加者たちは大満足。記念写真を撮って、再出発する。
そして、本日のメインイベント(!?)、代々木上原にある小さなパン屋さん「カタネベーカリー」で軽食をとる。お客さんが途絶えない噂の人気店だ。1階がいわゆるパン屋さん。階段を使って地下に降りると焼きたてのパンが楽しめるカフェになっている。
ここでいただいたのは「パリの朝食」セット。パンの盛り合わせを中心としたサイクリングの休憩にちょうどいいボリュームのセットだ。
初めて顔を合わせた参加者やスタッフたちも、美味しいパンに囲まれて会話が弾む。“自転車”という共通話題があるかぎり、すぐに打ち解けられるのも、自転車好きの強み。そんな楽しい時間を過ごして外に出ると、なんだか雲行きが怪しい。
バイクフォーラムに向けて帰る途中に、ポツポツと雨が降りだしてしまった。雨に濡れないように、と急きょコースをショートカット。なんとか無事にバイクフォーラム青山へ戻ってきた。
「自転車の楽しさを味わえるソフト面のサポートをしていきたい」
イベントを企画するブリヂストンサイクルの浦野さんに、「クッキーライド」についてより詳しくお話を伺った。
「このイベントは、自転車の楽しみ方や遊び方を自転車メーカーとして提供していきたいと考えています。自転車がブームと言われていますが、見た目のカッコよさだけで終わらせたくないんです。自転車って楽しいなぁって思ってもらえるソフト面でのサポートもしていきたい。
また、このイベントには積極的に社員も参加させてもらう予定です。お客さんや自転車に興味をもっている人たちと会話をして、リアルな声を製品作りにフィードバックしたいという意図もあります」。
参加者に感想を伺うと「知らない道ばかり走ったので楽しかったですね」「いろいろと収穫の多い時間でした」などまずますの好評価。
今後、バイクフォーラム青山を拠点に、毎月1回のペースで開催されていく「クッキーライド」。自転車&ヘルメットの持参が条件だが、自転車であれば、マウンテンバイクでも、クロスバイクでも、軽快車でもOKとのこと。コースは、テーマを設ける場合や季節ごとに同じ定番コースを回るなど、さまざまなアイデアが用意されているという。
今後どんなイベントに成長していくかが非常に楽しみな「クッキーライド」だった。
photo&report:Sonoko.TANAKA
「クッキーライド」ってなんだろう? L.A.で行われているイベントから頂戴したネーミングとのことだが、イベントの内容は、都内を中心としたサイクリング。見慣れた都内の風景だけど、走る道の多くは新しい発見がたくさん待っている細い裏道。そして季節を感じられるポイントをつないでいく。
さらに、朝9時にスタートして、お昼前後に帰ってこられるというのも、このイベントのポイント。ついついゴロゴロしてしまいがちな休日の午前中だけど、自転車に乗ることで、気持ちのいい有意義な時間が過ごせるってわけ。「クッキー」ということばから連想するワクワク感がこのイベントにはつまっているのだ。
さて、この日の「クッキーライド」を紹介していこう。じつは具体的なコースは、朝の段階では決まっていない。おおむね20km~30kmというコース設定だが、参加者が集まってみて、参加者の脚力やニーズに応じて、コースを最終調整していく。
この日集まったのは、「会場まで自走で40km走ってきました?」なんていう“走れる”強者参加者ばかり。自転車も高級そうなロードバイクが並んだ。女性や初心者の参加を見込んでいたスタッフも驚きを隠せない様子(笑)。でも、そんなスポーツバイク上級者たちにも満足してもらえるイベントを提供できるかが、スタッフたちの腕の見せどころだ。
自己紹介をして、参加者同士も仲良くなったところでいざスタート! スタッフが先頭と最後尾について安全確認をしながら集団走行をしていく。そして、まず目に飛び込んできたのは、千駄ヶ谷付近のイチョウ並木。いつのまにか、真っ黄色に紅葉をして、街路樹は冬を迎えようとしていた。
原宿や代々木の街中をクネクネと走ったところでやってきたのは代々木公園。ここは、色づいたイチョウの葉が地面に落ちて、あたり一面が黄色いじゅうたんのよう!
季節ごとに変わる美しいポイントを知り尽くしたコースプランニングに、参加者たちは大満足。記念写真を撮って、再出発する。
そして、本日のメインイベント(!?)、代々木上原にある小さなパン屋さん「カタネベーカリー」で軽食をとる。お客さんが途絶えない噂の人気店だ。1階がいわゆるパン屋さん。階段を使って地下に降りると焼きたてのパンが楽しめるカフェになっている。
ここでいただいたのは「パリの朝食」セット。パンの盛り合わせを中心としたサイクリングの休憩にちょうどいいボリュームのセットだ。
初めて顔を合わせた参加者やスタッフたちも、美味しいパンに囲まれて会話が弾む。“自転車”という共通話題があるかぎり、すぐに打ち解けられるのも、自転車好きの強み。そんな楽しい時間を過ごして外に出ると、なんだか雲行きが怪しい。
バイクフォーラムに向けて帰る途中に、ポツポツと雨が降りだしてしまった。雨に濡れないように、と急きょコースをショートカット。なんとか無事にバイクフォーラム青山へ戻ってきた。
「自転車の楽しさを味わえるソフト面のサポートをしていきたい」
イベントを企画するブリヂストンサイクルの浦野さんに、「クッキーライド」についてより詳しくお話を伺った。
「このイベントは、自転車の楽しみ方や遊び方を自転車メーカーとして提供していきたいと考えています。自転車がブームと言われていますが、見た目のカッコよさだけで終わらせたくないんです。自転車って楽しいなぁって思ってもらえるソフト面でのサポートもしていきたい。
また、このイベントには積極的に社員も参加させてもらう予定です。お客さんや自転車に興味をもっている人たちと会話をして、リアルな声を製品作りにフィードバックしたいという意図もあります」。
参加者に感想を伺うと「知らない道ばかり走ったので楽しかったですね」「いろいろと収穫の多い時間でした」などまずますの好評価。
今後、バイクフォーラム青山を拠点に、毎月1回のペースで開催されていく「クッキーライド」。自転車&ヘルメットの持参が条件だが、自転車であれば、マウンテンバイクでも、クロスバイクでも、軽快車でもOKとのこと。コースは、テーマを設ける場合や季節ごとに同じ定番コースを回るなど、さまざまなアイデアが用意されているという。
今後どんなイベントに成長していくかが非常に楽しみな「クッキーライド」だった。
photo&report:Sonoko.TANAKA
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