2016/12/15(木) - 09:02
今年も大盛況のうちに幕を下ろしたもてぎエンデューロ秋大会。ツインリンクもてぎに集まった3000人を越える参加者の中から、ひときわ目立つ女性たちの愛車をピックアップして紹介します。
高橋瑠奈さん(高崎経済大学) スペシャライズド Venge
高崎経済大学のサイクリング部の仲間たちと表彰台に乗っていた高橋さん。すらりとしたスタイルの彼女の愛車はスペシャライズドのエアロマシン、Vengeである。愛車との出会いは昨年の9月のことで、「最初はビアンキを探していたんですが、このサガンカラーに一目惚れして。絶対自分の物にする!と決めて、バイト漬けの生活でした(笑)」とその瞬間を振り返る。
もともと、小さなころからスポーツバイクへ憧れていたものの、「自分で買いなさい」というご両親の教えに従い、このバイクのためにバイトを始めたのだそう。ちなみに4か月の努力の結晶とのことで、苦労した分愛着もひとしおでしょう。
既にクランクやハンドル、ステムなどはアップグレード済みで、次はホイールが欲しいのだとか。「やっぱりエアロロードなのでディープリムが良いですねー、コスミックカーボンがカッコいいと思うんですけど、ちょっと予算が(汗)」とのことで、コストとルックスを天秤にかけながら理想のホイールを選び中。ちなみに、筆者の持論でいえば、買ってから考える、です。
お気に入りのポイントはバーテープ。サガンカラーに合わせた、都市迷彩柄のバーテープに巻き替え、トータルでまとまったルックスに仕上げていました。「さいたまクリテへ観戦に行ったのですが、サガンが勝った時はかなり興奮しました!」というほどのサガンファン。これからも愛車と一緒に走り続けてほしいですね。
宮田知枝さん(ブランシュ)トレック Emonda ALR
4時間エンデューロをソロで走り切った健脚の持ち主がこちらの宮田さん。ブラックにネオンイエローのロゴが映えるトレックのアルミロード、Emonda ALR5と共に、4時間の長丁場を走り抜きました。
実は街乗り用のバイクを探していたはずが、いつのまにやらロードバイクを購入することになってしまったんです、という宮田さん。「間違えちゃったんですよ!?お洒落なお散歩用の自転車を探していたはずなんですけど、いつの間にかビンディングシューズを買って、チームに入って練習して(笑)」。
そうおっしゃいますが、アップダウンの激しいもてぎで4時間走り切るあたり、かなりの体育会系とお見受けしました。今回は、チームの男性陣がサポートして一緒に走ってくれたとのことで、大分助かったとのこと。ちぎり合いでなく助け合いとはジェントルですね。
ちなみに愛車には名前を付けているんだそう。「『オスカー』という名前なんですよ。」ん、ベルバラかな?「いえ、熱帯魚、とくに肉食魚が好きで、凶暴なワイルドオスカーという魚が好きなんですよ。そこから名前をもらいました!」と、まさかの肉食(魚)系女子宣言。レース中も、どんどんと前にいるライダーを飲み込む、凶暴な走りを見せてくれていたはずです。
滝沢里井さん(スズパワー) ウィリエール LUNA
イタリアの老舗、ウィリエールの女性用カーボンモデル、LUNAと共に走った滝沢さん。さわやかなブルーが印象的な一台です。今年の夏ごろに前に乗っていたアンカーのアルミバイクからパーツを移植し、組み上げたのだそう。
「ブルーが好きなので、このフレームはとても気に入っています。バーテープやボトルケージも合わせてブルーのものを選んでいるんですよ。」と滝沢さん。「あと、ブランドロゴの『W』の部分がとってもカッコいいところもお気に入りです!」とのことだった。
普段は荒川サイクリングロードや秩父方面へと走っている滝沢さん。チームのライドイベントへ参加したことはあるものの、こういったレースイベントは初めて。「7時間男女混合で走っていますけど、本当に楽しいです。」という滝沢さん、以前の趣味はランニングだったという。
「ジョギングって、結構孤独なので、こういったイベントでみんなで走るというのがとても楽しいんです。あと、スピード感が違うのも新鮮ですね。」とのこと。これから、いろんなイベントで、自転車の楽しみを知っていってください!
野崎桃世さん(team 自転車処 風輪) サーヴェロ S3
4時間ロードウーマンで優勝した野崎さん。「今年はどこまで男子の先頭集団についていくことが出来るか
というレースでした、登りが苦手なのでホームストレートの後の直登区間は本当に辛かったです。」と今回のレースを振り返る。
弱虫ペダルから自転車にハマったという野崎さんだが、実業団レーサーも参戦したこのレースで優勝を果たすその実力は本物。来年は実業団への参戦を視野に入れているという野崎さんの熱い走りを支えたのはカナディアンブランド、サーヴェロのエアロロード「S3」だ。
シリアスなレースマシーンとして定評あるフレームに、フルデュラエースを組み合わせ、ホイールもエアロ効果に長けつつもアップダウンもこなすことが出来るオールラウンドなカンパニョーロ BORA35というアッセンブルは、まさにレーサーのそれだ。
今後はJ-フェミニンへと活動の軸足を移していくとのことだが、それでももてぎには参加し続けたいとのこと。「アップダウンのあるコースで、スピード練習になりますし、やっぱり優勝したレースですのでまた、来年も出たいですね」と語ってくれた。
加藤ひとみさん (精密審美会) ビアンキ IMPULSO
ブラックのビアンキ IMPULSOを駆る加藤さん。トライアスロンをメインに取り組まれており、もてぎは初めての参加とのことですが、「今年は富士チャレンジやつくばの8時間耐久、ツール・ド・おきなわにも出場予定なんです。」ということで、自転車レースにも積極的。
なんとチームは歯医者さんが集まったチームなんだとか。スプロケットやチェーンリングの歯までピカピカに掃除され、まるで新品のような輝きを放っていたのですが、人間に限らず歯は清潔にするのは職業柄なのでしょうか。
トライアスリートということもあり、サドルはフィジークのトライアスロンモデルであるTRITONEとなっており、ホイールもシマノのWH-9000-C50-CLとディープリムに。タイヤもIRCの高性能タイヤ、ASPITEがアッセンブルされ、高速巡航が得意そうな一台に仕上がっていました。
長南奈欧さん (精密審美会) トレック LEXA
北海道から最近関東に引っ越してきたという長南さん。北の国から一緒にやってきたという愛車はホワイトが映えるさわやかなトレックのアルミレディースバイク、LEXA。ツーリングを楽しむために購入した一台とのことで、あまりガツガツと走るようなことは無かったとのこと。
「去年東京に来て、本格的に自転車で走りだしたのは最近なんです」という長南さん。レース自体が初めてとのことですが、「仲間のみんなと一緒にワイワイ楽しめて、とっても良い雰囲気で楽しく過ごせました。また、来年参加したいです!」と今回のもてぎを振り返ってくれた。
カラーリングに一目惚れしたという愛車は、バーテープをピンクに交換しカラーアクセントに。キャットアイのピンクモデルのサイクルコンピューターでハンドル周りのイメージを統一しつつ、クイックはバイクカラーとマッチしたチェレステの軽量アルマイトクイックへ交換。女性らしいカラーリングにまとまった一台でした。
柳本愛奈さん Forzi:k山梨 デローザ R848
山梨県の強豪チーム、Forzi:k山梨から登場してくれた柳本さん。「今年も表彰台に乗ることができて、良かったです!来年は一位を狙っていきたいです!」とのことで、今年のもてぎ7耐も楽しみつくされたようでした。
愛車はブラックをベースにホワイトとレッドのアクセントが加えられたフレームは、奇しくもチームのカラーと共通で、そこがお気に入りポイント。乗り味も剛性が過剰ということは無く、身体に優しい乗り味でとても乗りやすいとのことでした。
ホイールはカンパニョーロのハイエンドアルミホイール、SHAMAL ULTRA。チームメイトから借り受けたものとのことですが登りも軽く走ることができて、良かったとのこと。カラーリング重視でホワイトモデルを選んだサドルはプロロゴのNAGO EVO X10。柔らかくて乗り心地が抜群なんだとか。バーテープもチネリのモノクロのマーブル模様に交換し、カラーコーディネートはばっちり。しっとりと手になじむグリップが気持ち良いとのことでした。
text&photo:Naoki.YASUOKA
高橋瑠奈さん(高崎経済大学) スペシャライズド Venge
高崎経済大学のサイクリング部の仲間たちと表彰台に乗っていた高橋さん。すらりとしたスタイルの彼女の愛車はスペシャライズドのエアロマシン、Vengeである。愛車との出会いは昨年の9月のことで、「最初はビアンキを探していたんですが、このサガンカラーに一目惚れして。絶対自分の物にする!と決めて、バイト漬けの生活でした(笑)」とその瞬間を振り返る。
もともと、小さなころからスポーツバイクへ憧れていたものの、「自分で買いなさい」というご両親の教えに従い、このバイクのためにバイトを始めたのだそう。ちなみに4か月の努力の結晶とのことで、苦労した分愛着もひとしおでしょう。
既にクランクやハンドル、ステムなどはアップグレード済みで、次はホイールが欲しいのだとか。「やっぱりエアロロードなのでディープリムが良いですねー、コスミックカーボンがカッコいいと思うんですけど、ちょっと予算が(汗)」とのことで、コストとルックスを天秤にかけながら理想のホイールを選び中。ちなみに、筆者の持論でいえば、買ってから考える、です。
お気に入りのポイントはバーテープ。サガンカラーに合わせた、都市迷彩柄のバーテープに巻き替え、トータルでまとまったルックスに仕上げていました。「さいたまクリテへ観戦に行ったのですが、サガンが勝った時はかなり興奮しました!」というほどのサガンファン。これからも愛車と一緒に走り続けてほしいですね。
宮田知枝さん(ブランシュ)トレック Emonda ALR
4時間エンデューロをソロで走り切った健脚の持ち主がこちらの宮田さん。ブラックにネオンイエローのロゴが映えるトレックのアルミロード、Emonda ALR5と共に、4時間の長丁場を走り抜きました。
実は街乗り用のバイクを探していたはずが、いつのまにやらロードバイクを購入することになってしまったんです、という宮田さん。「間違えちゃったんですよ!?お洒落なお散歩用の自転車を探していたはずなんですけど、いつの間にかビンディングシューズを買って、チームに入って練習して(笑)」。
そうおっしゃいますが、アップダウンの激しいもてぎで4時間走り切るあたり、かなりの体育会系とお見受けしました。今回は、チームの男性陣がサポートして一緒に走ってくれたとのことで、大分助かったとのこと。ちぎり合いでなく助け合いとはジェントルですね。
ちなみに愛車には名前を付けているんだそう。「『オスカー』という名前なんですよ。」ん、ベルバラかな?「いえ、熱帯魚、とくに肉食魚が好きで、凶暴なワイルドオスカーという魚が好きなんですよ。そこから名前をもらいました!」と、まさかの肉食(魚)系女子宣言。レース中も、どんどんと前にいるライダーを飲み込む、凶暴な走りを見せてくれていたはずです。
滝沢里井さん(スズパワー) ウィリエール LUNA
イタリアの老舗、ウィリエールの女性用カーボンモデル、LUNAと共に走った滝沢さん。さわやかなブルーが印象的な一台です。今年の夏ごろに前に乗っていたアンカーのアルミバイクからパーツを移植し、組み上げたのだそう。
「ブルーが好きなので、このフレームはとても気に入っています。バーテープやボトルケージも合わせてブルーのものを選んでいるんですよ。」と滝沢さん。「あと、ブランドロゴの『W』の部分がとってもカッコいいところもお気に入りです!」とのことだった。
普段は荒川サイクリングロードや秩父方面へと走っている滝沢さん。チームのライドイベントへ参加したことはあるものの、こういったレースイベントは初めて。「7時間男女混合で走っていますけど、本当に楽しいです。」という滝沢さん、以前の趣味はランニングだったという。
「ジョギングって、結構孤独なので、こういったイベントでみんなで走るというのがとても楽しいんです。あと、スピード感が違うのも新鮮ですね。」とのこと。これから、いろんなイベントで、自転車の楽しみを知っていってください!
野崎桃世さん(team 自転車処 風輪) サーヴェロ S3
4時間ロードウーマンで優勝した野崎さん。「今年はどこまで男子の先頭集団についていくことが出来るか
というレースでした、登りが苦手なのでホームストレートの後の直登区間は本当に辛かったです。」と今回のレースを振り返る。
弱虫ペダルから自転車にハマったという野崎さんだが、実業団レーサーも参戦したこのレースで優勝を果たすその実力は本物。来年は実業団への参戦を視野に入れているという野崎さんの熱い走りを支えたのはカナディアンブランド、サーヴェロのエアロロード「S3」だ。
シリアスなレースマシーンとして定評あるフレームに、フルデュラエースを組み合わせ、ホイールもエアロ効果に長けつつもアップダウンもこなすことが出来るオールラウンドなカンパニョーロ BORA35というアッセンブルは、まさにレーサーのそれだ。
今後はJ-フェミニンへと活動の軸足を移していくとのことだが、それでももてぎには参加し続けたいとのこと。「アップダウンのあるコースで、スピード練習になりますし、やっぱり優勝したレースですのでまた、来年も出たいですね」と語ってくれた。
加藤ひとみさん (精密審美会) ビアンキ IMPULSO
ブラックのビアンキ IMPULSOを駆る加藤さん。トライアスロンをメインに取り組まれており、もてぎは初めての参加とのことですが、「今年は富士チャレンジやつくばの8時間耐久、ツール・ド・おきなわにも出場予定なんです。」ということで、自転車レースにも積極的。
なんとチームは歯医者さんが集まったチームなんだとか。スプロケットやチェーンリングの歯までピカピカに掃除され、まるで新品のような輝きを放っていたのですが、人間に限らず歯は清潔にするのは職業柄なのでしょうか。
トライアスリートということもあり、サドルはフィジークのトライアスロンモデルであるTRITONEとなっており、ホイールもシマノのWH-9000-C50-CLとディープリムに。タイヤもIRCの高性能タイヤ、ASPITEがアッセンブルされ、高速巡航が得意そうな一台に仕上がっていました。
長南奈欧さん (精密審美会) トレック LEXA
北海道から最近関東に引っ越してきたという長南さん。北の国から一緒にやってきたという愛車はホワイトが映えるさわやかなトレックのアルミレディースバイク、LEXA。ツーリングを楽しむために購入した一台とのことで、あまりガツガツと走るようなことは無かったとのこと。
「去年東京に来て、本格的に自転車で走りだしたのは最近なんです」という長南さん。レース自体が初めてとのことですが、「仲間のみんなと一緒にワイワイ楽しめて、とっても良い雰囲気で楽しく過ごせました。また、来年参加したいです!」と今回のもてぎを振り返ってくれた。
カラーリングに一目惚れしたという愛車は、バーテープをピンクに交換しカラーアクセントに。キャットアイのピンクモデルのサイクルコンピューターでハンドル周りのイメージを統一しつつ、クイックはバイクカラーとマッチしたチェレステの軽量アルマイトクイックへ交換。女性らしいカラーリングにまとまった一台でした。
柳本愛奈さん Forzi:k山梨 デローザ R848
山梨県の強豪チーム、Forzi:k山梨から登場してくれた柳本さん。「今年も表彰台に乗ることができて、良かったです!来年は一位を狙っていきたいです!」とのことで、今年のもてぎ7耐も楽しみつくされたようでした。
愛車はブラックをベースにホワイトとレッドのアクセントが加えられたフレームは、奇しくもチームのカラーと共通で、そこがお気に入りポイント。乗り味も剛性が過剰ということは無く、身体に優しい乗り味でとても乗りやすいとのことでした。
ホイールはカンパニョーロのハイエンドアルミホイール、SHAMAL ULTRA。チームメイトから借り受けたものとのことですが登りも軽く走ることができて、良かったとのこと。カラーリング重視でホワイトモデルを選んだサドルはプロロゴのNAGO EVO X10。柔らかくて乗り心地が抜群なんだとか。バーテープもチネリのモノクロのマーブル模様に交換し、カラーコーディネートはばっちり。しっとりと手になじむグリップが気持ち良いとのことでした。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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