2009/10/13(火) - 21:57
今年で10回目を迎えた狩野川100kmサイクリングが10月4日に静岡県 伊豆の国市周辺に行われ、750人のサイクリストたちが伊豆の変化多彩な風景を楽しんだ。
狩野川は伊豆半島中央に位置する、天城山系から駿河湾へ流れる一級河川。おとりを使った鮎の友釣りや、その流域ではわさび栽培が盛んなことでも知られる。そんな狩野川の流れを眺めながら、秋の伊豆の景色を楽しむ事ができるのがこのイベントの魅力だ。
狩野川100kmサイクリングには、メインイベントの100kmコースだけでなく、初心者や親子連れでも気軽に楽しめる50kmコースも用意されており、地元静岡県のサイクリストを中心に成長してきた。
さらに今年は10回目の節目として、100kmの前日に60kmのヒルクライムコースを走る、2日間で160kmコースが新設されたが、初日は天候不良により初日のイベントは残念ながら中止に。西伊豆スカイラインからの絶景が楽しめるヒルクライムコースを走ることは来年のお楽しみとなった。
午前は天城の山へ、そして午後は駿河湾を目指す
スタート地点は狩野川の中流にある伊豆の国市 大仁の中島運動公園。狩野川の対岸には高さ280mの岩壁を持つ大仁城山(ジョウヤマ)がそびえ立つ。
参加者全員でブリーフィングを受けた後、朝8時から100kmコースのサイクリングがスタートする。10名程度の小グループに分れて、まずは狩野川の上流方面へ向かう。
日本サイクルスポーツセンターでもお馴染みの修善寺までは堤防をのんびりと走る。この先に始まる山岳コースへのウォーミングアップといったところだ。
修善寺に着くと一度狩野川とはお別れして、支流の大見川を上流へと向かう。目指すのは最初のチェックポイントである萬城の滝キャンプ場。ここまでの標高差はおよそ300m。なだらかな上り基調だが、時おり急勾配も現れる、かなり走り応えのあるコースだ。
萬城の滝キャンプ場を出発するとルートは折り返し、ここまで上ってきた大見川を下っていく。ルートの途中には幾つかの分岐点があるが、スタッフが案内してくれるので安心して走れる。
のどかな田園風景を楽しみながら第2チェックポイントの狩野ドームで折返すと、一度スタート地点へ戻ることになる。狩野川の流れに沿ったゆるやかな下り基調が続き、気持ちよく走れる。そしてお昼を迎える頃には、再び城山の姿が近づく。
スタート地点に戻るとお楽しみのお弁当の時間。主催者から配られたおにぎりで後半の走りのエネルギーを蓄える。
後半は狩野川を下り、海へ向けて走る
後半は狩野川を下流へと走る。ゆったりと流れる狩野川と、流域に広がる田畑の風景を眺めながらのサイクリングは実に気持ち良い。前半のような上り坂も無く、川の流れとともにのんびりと海を目指していく。そして沼津の市街地に入ると狩野川の流れもそろそろゴール。
最後のチェックポイントの千本公園に到着すると、目の前には駿河湾が広がる!
千本浜公園で休憩していたのは、映画「そらそい」に出演のポテンテの皆さん。映像制作以外にもお気に入りの伊豆地域でのボランティア活動行う彼らは、今日はイベントの運営をお手伝いしながら、50kmのサイクリングに初挑戦。「疲れました~」と口にしながらも、元気な笑顔を見せて頂きました。
海から折り返し、ゴールを目指す。ペダルを一心に回し、狩野川を遡る。
日が傾き、影が長くなる頃になると、ロングライドを終えたサイクリストたちが続々とゴール地点の中島公園に戻ってくる。そしてここで参加者たちを待っていたのは、おしるこのサービス。ロングライドを終えて疲れた身体には何ともありがたいもの。
今年の大会には最年少6歳から最年長は75歳と幅広い年代層が参加している事からも、誰でもチャレンジできるサイクリングイベントと言える。残念ながら今年は中止となった60kmのヒルクライムコースも、来年も引続き企画が検討されるとのこと。今後もより幅広い層から人気を集める大会へ成長していきそうだ。
イベントの様子は約50枚の写真で振返るフォトギャラリーでお楽しみください。
Photo&text:福島 治男
狩野川は伊豆半島中央に位置する、天城山系から駿河湾へ流れる一級河川。おとりを使った鮎の友釣りや、その流域ではわさび栽培が盛んなことでも知られる。そんな狩野川の流れを眺めながら、秋の伊豆の景色を楽しむ事ができるのがこのイベントの魅力だ。
狩野川100kmサイクリングには、メインイベントの100kmコースだけでなく、初心者や親子連れでも気軽に楽しめる50kmコースも用意されており、地元静岡県のサイクリストを中心に成長してきた。
さらに今年は10回目の節目として、100kmの前日に60kmのヒルクライムコースを走る、2日間で160kmコースが新設されたが、初日は天候不良により初日のイベントは残念ながら中止に。西伊豆スカイラインからの絶景が楽しめるヒルクライムコースを走ることは来年のお楽しみとなった。
午前は天城の山へ、そして午後は駿河湾を目指す
スタート地点は狩野川の中流にある伊豆の国市 大仁の中島運動公園。狩野川の対岸には高さ280mの岩壁を持つ大仁城山(ジョウヤマ)がそびえ立つ。
参加者全員でブリーフィングを受けた後、朝8時から100kmコースのサイクリングがスタートする。10名程度の小グループに分れて、まずは狩野川の上流方面へ向かう。
日本サイクルスポーツセンターでもお馴染みの修善寺までは堤防をのんびりと走る。この先に始まる山岳コースへのウォーミングアップといったところだ。
修善寺に着くと一度狩野川とはお別れして、支流の大見川を上流へと向かう。目指すのは最初のチェックポイントである萬城の滝キャンプ場。ここまでの標高差はおよそ300m。なだらかな上り基調だが、時おり急勾配も現れる、かなり走り応えのあるコースだ。
萬城の滝キャンプ場を出発するとルートは折り返し、ここまで上ってきた大見川を下っていく。ルートの途中には幾つかの分岐点があるが、スタッフが案内してくれるので安心して走れる。
のどかな田園風景を楽しみながら第2チェックポイントの狩野ドームで折返すと、一度スタート地点へ戻ることになる。狩野川の流れに沿ったゆるやかな下り基調が続き、気持ちよく走れる。そしてお昼を迎える頃には、再び城山の姿が近づく。
スタート地点に戻るとお楽しみのお弁当の時間。主催者から配られたおにぎりで後半の走りのエネルギーを蓄える。
後半は狩野川を下り、海へ向けて走る
後半は狩野川を下流へと走る。ゆったりと流れる狩野川と、流域に広がる田畑の風景を眺めながらのサイクリングは実に気持ち良い。前半のような上り坂も無く、川の流れとともにのんびりと海を目指していく。そして沼津の市街地に入ると狩野川の流れもそろそろゴール。
最後のチェックポイントの千本公園に到着すると、目の前には駿河湾が広がる!
千本浜公園で休憩していたのは、映画「そらそい」に出演のポテンテの皆さん。映像制作以外にもお気に入りの伊豆地域でのボランティア活動行う彼らは、今日はイベントの運営をお手伝いしながら、50kmのサイクリングに初挑戦。「疲れました~」と口にしながらも、元気な笑顔を見せて頂きました。
海から折り返し、ゴールを目指す。ペダルを一心に回し、狩野川を遡る。
日が傾き、影が長くなる頃になると、ロングライドを終えたサイクリストたちが続々とゴール地点の中島公園に戻ってくる。そしてここで参加者たちを待っていたのは、おしるこのサービス。ロングライドを終えて疲れた身体には何ともありがたいもの。
今年の大会には最年少6歳から最年長は75歳と幅広い年代層が参加している事からも、誰でもチャレンジできるサイクリングイベントと言える。残念ながら今年は中止となった60kmのヒルクライムコースも、来年も引続き企画が検討されるとのこと。今後もより幅広い層から人気を集める大会へ成長していきそうだ。
イベントの様子は約50枚の写真で振返るフォトギャラリーでお楽しみください。
Photo&text:福島 治男
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