2015/04/06(月) - 09:09
ホイールからライトまで、幅広いサイクルアクセサリーをラインアップするボントレガーより、テールライト「Flare R」が登場した。デイライトとして、日中での使用をコンセプトに開発された新型ライトを紹介しよう。
今回ボントレガーが発表したテールライト「Flare R」はこれまでの自転車用テールライトとは全く違ったコンセプトに基づいて設計された新機軸のアイテム。通常のライトが夜間での使用を前提として、暗闇の中での視認性を求めたものとなっているのに対し、Flare Rは明るい日中での使用をコンセプトとする「デイライト」という新たなカテゴリーの製品として誕生した。
なぜ明るい日中にテールライトが必要なのか不思議に思う人もいるかもしれない。しかし、自転車事故に関しては下記の様な統計データが発表されている。死傷事故の約80%が日中に発生すること。後方からの追突事故による致死率は、出会い頭の衝突事故に比べ、約10倍高まること。そして、サイクリストは自身に対するドライバーからの視認性を700%も過大評価していること。
これらの研究データを受けて、ボントレガーは日中の後方への被視認性を高めることこそが、サイクリング中の事故を防ぎ、サイクリストの身の安全を守るために必要で重要なファクターと考えるようになったのだ。
日中の後方へのアピールを十全のものとすべく、Flare Rは最大65ルーメンの光量を持っている。昼夜問わず、2km先からはっきりと視認出来るだけの明るいライトになっているのだ。また、日中と夜間それぞれに点灯と点滅の2パターン、合計4パターンの点灯モードが用意され、様々なシチュエーションに対応するようになっている。
もっとも明るい日中モードでも、点灯で4時間15分、点滅で5時間45分のランタイムを持っている。日中よりも明るさが必要ない夜間モードでは、より長時間駆動が可能となっており、点灯で21時間、点滅で23時間の連続使用が可能となっている。充電は付属のマイクロUSBケーブルで行うことができるため、PCやモバイルバッテリーからの給電も可能だ。他に、角度調整が容易なSyncブラケット、バッグなどに装着できるクリップ型ブラケットが付属する。価格は6,900円。それではインプレッションをお届けしよう。
―インプレッション
ボントレガーが新しいコンセプトのテールライトを出すと聞いてかなり期待していた。なぜなら、ボントレガーはフロントライトのION700をはじめとして、コンパクトで明るく、しかもリーズナブルな価格のライトを開発してきた実績があるから。
結論から言えば、このFlare Rも非常に完成度の高いプロダクトだ。テールライトで何を重視するかと言えば、人それぞれかもしれないが、まずは明るさと視認可能な角度、そして自転車のシルエットを崩さないコンパクトなシルエットといったところが大きいのではないだろうか。このライトは、それらの要素を高いレベルでバランスさせている。
最も重要なファクターである明るさに関して、Flare Rは文句が付けようがない。ボントレガーが「デイライト」と謳う通り、夜間はおろか日中でも後続の車両に認識してもらえるだけの光量を備えている。レンズの配光は遠くまでの視認性を重視した飛び重視の設計となっている一方で、全面にレッドクリアパーツを採用することと、両側面にもLEDを配置することで、幅広い角度からの被視認性が高められている。
実際、通勤時に使用してみたが、日中でもライトを点灯していることによって、車がより大きく車間をとって抜いていくことが増えたと感じる。併せて前照灯も昼間点灯するようにすると、車や歩行者の飛び出しなどに遭遇する頻度もグッと下がったように感じた。
夜間に加えて日中も点灯していると、電池の消耗は激しくなるのは事実だが、そこは充電式のバッテリーを採用しているため、気兼ねなく使用できる。とはいえ、片道45分程度の通勤であれば、朝と夜両方で使用しても、3日間は十分使用できるだけのランタイムを持っている。
ライトとしても非常にコンパクトにまとまっており、整ったルックスでバイクのシルエットを崩すこともない。付属のSyncブラケットは台座を回転させることで角度調整が可能となっているが、シートピラーに取り付けるにあたって、絶妙な角度で装着できるようになっている。ライトの取り外しもしやすく、総じて出来のいいブラケットと言えるだろう。ただ、基本的には丸断面のパイプにのみ対応しているため、翼断面のエアロシートピラーとは少し相性が悪そうだ。
上面に配置されるモード切り替えボタンも押しやすく、乗車中でも容易に点灯パターンを切り替えられる。あえて、残念な点を挙げるならば、充電用のマイクロUSB端子がライト下部に設置されているため、水しぶきがかかりやすそうなことだろうか。とはいえ、防水パッキンもしっかり装備されているので実際の使用環境で問題になることはそうそうないだろう。
このFlare Rは総じてコンパクトなボディながら、非常に目立つライトとして完成している。そのコンセプトにもあるように、日中点灯においても十分な被視認性を持つため、ライディング中は常時点灯しておくことで、より安全に自転車を楽しむことが出来るようになるだろう。
Flare R
光束:最大65ルーメン
点灯モード:1)Day Flash(日中点滅):5時間45分
2)Day Steady(日中点灯):4時間15分
3)Night Flash(夜間点滅):23時間
4)Night Steady(夜間点灯):21時間
バッテリーセーブモード(電池の残量が5%になると省エネモードに変更)
付属品:Syncブラケット、シートステーブラケット、USB充電ケーブル
価格: 6,900円(税込)
※ボントレガー30日満足保証対象製品(下記参照)
■ボントレガー30日満足保証とは?
ボントレガー製品を購入いただいたお客様がその製品に対していかなる理由であれ満足されなかった場合に、30日以内であればレシートの提示を条件に商品の交換もしくはご返品していただけるシステムです。
今回ボントレガーが発表したテールライト「Flare R」はこれまでの自転車用テールライトとは全く違ったコンセプトに基づいて設計された新機軸のアイテム。通常のライトが夜間での使用を前提として、暗闇の中での視認性を求めたものとなっているのに対し、Flare Rは明るい日中での使用をコンセプトとする「デイライト」という新たなカテゴリーの製品として誕生した。
なぜ明るい日中にテールライトが必要なのか不思議に思う人もいるかもしれない。しかし、自転車事故に関しては下記の様な統計データが発表されている。死傷事故の約80%が日中に発生すること。後方からの追突事故による致死率は、出会い頭の衝突事故に比べ、約10倍高まること。そして、サイクリストは自身に対するドライバーからの視認性を700%も過大評価していること。
これらの研究データを受けて、ボントレガーは日中の後方への被視認性を高めることこそが、サイクリング中の事故を防ぎ、サイクリストの身の安全を守るために必要で重要なファクターと考えるようになったのだ。
日中の後方へのアピールを十全のものとすべく、Flare Rは最大65ルーメンの光量を持っている。昼夜問わず、2km先からはっきりと視認出来るだけの明るいライトになっているのだ。また、日中と夜間それぞれに点灯と点滅の2パターン、合計4パターンの点灯モードが用意され、様々なシチュエーションに対応するようになっている。
もっとも明るい日中モードでも、点灯で4時間15分、点滅で5時間45分のランタイムを持っている。日中よりも明るさが必要ない夜間モードでは、より長時間駆動が可能となっており、点灯で21時間、点滅で23時間の連続使用が可能となっている。充電は付属のマイクロUSBケーブルで行うことができるため、PCやモバイルバッテリーからの給電も可能だ。他に、角度調整が容易なSyncブラケット、バッグなどに装着できるクリップ型ブラケットが付属する。価格は6,900円。それではインプレッションをお届けしよう。
―インプレッション
ボントレガーが新しいコンセプトのテールライトを出すと聞いてかなり期待していた。なぜなら、ボントレガーはフロントライトのION700をはじめとして、コンパクトで明るく、しかもリーズナブルな価格のライトを開発してきた実績があるから。
結論から言えば、このFlare Rも非常に完成度の高いプロダクトだ。テールライトで何を重視するかと言えば、人それぞれかもしれないが、まずは明るさと視認可能な角度、そして自転車のシルエットを崩さないコンパクトなシルエットといったところが大きいのではないだろうか。このライトは、それらの要素を高いレベルでバランスさせている。
最も重要なファクターである明るさに関して、Flare Rは文句が付けようがない。ボントレガーが「デイライト」と謳う通り、夜間はおろか日中でも後続の車両に認識してもらえるだけの光量を備えている。レンズの配光は遠くまでの視認性を重視した飛び重視の設計となっている一方で、全面にレッドクリアパーツを採用することと、両側面にもLEDを配置することで、幅広い角度からの被視認性が高められている。
実際、通勤時に使用してみたが、日中でもライトを点灯していることによって、車がより大きく車間をとって抜いていくことが増えたと感じる。併せて前照灯も昼間点灯するようにすると、車や歩行者の飛び出しなどに遭遇する頻度もグッと下がったように感じた。
夜間に加えて日中も点灯していると、電池の消耗は激しくなるのは事実だが、そこは充電式のバッテリーを採用しているため、気兼ねなく使用できる。とはいえ、片道45分程度の通勤であれば、朝と夜両方で使用しても、3日間は十分使用できるだけのランタイムを持っている。
ライトとしても非常にコンパクトにまとまっており、整ったルックスでバイクのシルエットを崩すこともない。付属のSyncブラケットは台座を回転させることで角度調整が可能となっているが、シートピラーに取り付けるにあたって、絶妙な角度で装着できるようになっている。ライトの取り外しもしやすく、総じて出来のいいブラケットと言えるだろう。ただ、基本的には丸断面のパイプにのみ対応しているため、翼断面のエアロシートピラーとは少し相性が悪そうだ。
上面に配置されるモード切り替えボタンも押しやすく、乗車中でも容易に点灯パターンを切り替えられる。あえて、残念な点を挙げるならば、充電用のマイクロUSB端子がライト下部に設置されているため、水しぶきがかかりやすそうなことだろうか。とはいえ、防水パッキンもしっかり装備されているので実際の使用環境で問題になることはそうそうないだろう。
このFlare Rは総じてコンパクトなボディながら、非常に目立つライトとして完成している。そのコンセプトにもあるように、日中点灯においても十分な被視認性を持つため、ライディング中は常時点灯しておくことで、より安全に自転車を楽しむことが出来るようになるだろう。
Flare R
光束:最大65ルーメン
点灯モード:1)Day Flash(日中点滅):5時間45分
2)Day Steady(日中点灯):4時間15分
3)Night Flash(夜間点滅):23時間
4)Night Steady(夜間点灯):21時間
バッテリーセーブモード(電池の残量が5%になると省エネモードに変更)
付属品:Syncブラケット、シートステーブラケット、USB充電ケーブル
価格: 6,900円(税込)
※ボントレガー30日満足保証対象製品(下記参照)
■ボントレガー30日満足保証とは?
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