フレンドリーでポップな雰囲気が魅力のイベント「バイクロア」が、新たに山梨県北杜市の「白州尾白の森 名水公園べるが」を舞台に開催される。5月23~24日にかけて行われるイベントの様子を紹介しよう。



5月23日(土)、24日(日)に開催される「白州の森バイクロア」5月23日(土)、24日(日)に開催される「白州の森バイクロア」 (c)バイクロア実行委員会
毎年人気を呼び続けるバイクロア。写真は昨年の秋ヶ瀬公園大会の様子毎年人気を呼び続けるバイクロア。写真は昨年の秋ヶ瀬公園大会の様子 そもそも「バイクロア」とは、オープンでポップな雰囲気が話題を呼び、ファミリーからレーサーまで幅広く参加者を増やし続けている人気シクロクロスイベント。都心にほど近いさいたま市秋ヶ瀬公園で毎年秋に開催され、昨年大会で4回目を数えている。

家族でのんびりレース観戦できるのはバイクロアならでは家族でのんびりレース観戦できるのはバイクロアならでは そんなバイクロアが秋ヶ瀬公園を飛び出した先こそ、山梨県は北杜市「白州尾白の森 名水公園べるが」。シクロクロスレースというと通常秋〜冬がオンシーズンだが、5月という絶好の新緑シーズンに開催されることも特徴だ。

「べるがはとにかく素晴しい自然に囲まれた場所。遠くには冠雪した山々が続き、辺りは白樺の緑が映える甲州らしいロケーションが広がる場所です。」とは、バイクロア実行委員会の増田拓己さん。起伏に富む20ヘクタールの敷地内には渓流が流れ、家族を連れての川遊びにも最適だそうだ。

コース設計は野辺山シクロクロスオーガナイザーである矢野大介氏(八ヶ岳バイシクルスタジオ)が担当し、「楽しさ」を前面に打ち出したレイアウトを作成予定。秋ヶ瀬のコース同様に誰にでも走りやすいコースにするつもりという。

またレースイベントのみならず、周辺に広がる広大な自然を活かしたツーリングも用意され、矢野氏をはじめとする面々が距離別に2つ(予定)の絶景コースをアテンドしてくれる。長距離コースは未舗装路をミックスしたものを予定し、走り応えもバッチリだ。さらにバイクロア名物となったコスプレ自由の「オウルクラス」やカーゴバイクレース、サンセットレースなど、工夫を凝らした各種目を2日間に渡って開催する。

夜景の中を走るサンセットレース。これもバイクロアならではの名物レースだ夜景の中を走るサンセットレース。これもバイクロアならではの名物レースだ
他にもバームクーヘンやキャンドル製作体験、木工工作、キャンプファイアーなど様々なワークショップも行われ、充実した飲食ブース、全国コンクールで最優秀賞を受賞した北杜高校ギター部やミュージシャンによる生演奏も行われる。「とにかく参加者の皆さんに楽しんで欲しい。だからただ走るだけではなく、さまざまなサイドメニューを用意しました。きっと充実した一日になると思いますよ。」と増田さんは言う。

お話を伺った実行委員会の増田さん。バイクロア4では自身もレースを楽しんだお話を伺った実行委員会の増田さん。バイクロア4では自身もレースを楽しんだ (c)バイクロア実行委員会「まだ計画段階ではありますが、バイクロアらしい楽しさに満ちた大会を目指しています。上手く走れなくても、速く走れなくたって別に良いんです。甲州の素晴しい自然に身をゆだねて、ゆったりと楽しんでもらいたい。童心に帰って、自転車の楽しさを再発見できる大会にしたいですね。」

実行委員会では現在べるがの宿泊施設やテントサイトを使ったエントリーフィー込みの宿泊プランも予定しており、エントリーは4月から行われる予定だ。詳細は決まり次第ホームページやSNSで告知が行われる。確実にファンを増やしているバイクロアだけに、ぜひとも期待して待ちたいところだ。



白州の森バイクロア
開催日: 2015年5月23日(土)、24日(日)
会場: 白州尾白の森 名水公園べるが(山梨県北杜市白州町白須8056)
主催: バイクロア実行委員会
協力: 株式会社アルプス
後援: 北杜市(予定)、山梨県(予定)