ジロ・デ・イタリアやミラノ〜サンレモなどのオーガナイザーRCSスポルトがドバイ・スポーツ協議会と手を組み、新たなレースをスタートさせる。アルベルト・コンタドール(スペイン)らが出席したプレゼンテーションの中で、2014年の「ドバイツアー」初開催が発表された。

マルティン、ヘジダル、コンタドール、ニーバリがプレゼンテーションに出席マルティン、ヘジダル、コンタドール、ニーバリがプレゼンテーションに出席 photo:RCS Sportツール・ド・フランス主催者ASOがオーガナイズするツアー・オブ・カタールやツアー・オブ・オマーンに続いて、ジロ主催者RCSスポルトがドバイでレースをオーガナイズする。コンタドールやライダー・ヘジダル(カナダ)、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、トニ・マルティン(ドイツ)が招待されたプレゼンテーションの中で、2014年の第1回大会開催が発表された。

披露されたドバイツアージャージ披露されたドバイツアージャージ photo:RCS Sportドバイ・スポーツ協議会のアフマド・アルシャリフ代表はプレスリリースの中で「RCSスポルトとの同意によって協議会の動きを促進させるとともに、国際的なスタンダードを満たしたインターナショナルなレースとして、誰もが参加したくなるようなレースをオーガナイズすることが出来る」とコメントする。

また、全長68kmのドバイサイクリングコースも同時にお披露目。余興として、コンタドール、ヘジダル、ニーバリの3名が同コースの一部を使用して1kmのレースを行ない、コンタドールが勝利を収めている。

ガゼッタ紙によると開催予定期間は2月20日から23日までの4日間で、その中に個人タイムトライアルとチームタイムトライアル、平坦ステージ、難度の高いステージを詰め込む。平坦な土地柄、人工的に立体的なコースを作り出す可能性もあるという。

2月上旬のカタール、2月中旬のオマーン、そして2月下旬のドバイ。多くの選手がこの中東3レースでシーズンインすることになるだろう。

text:Kei Tsuji