イタリアと日本の混成チーム「チームNIPPO」が2013年度のチーム体制を発表した。チームにはデローザ社がサブスポンサーにつくため、名称を「チームNIPPO・デローザ」に変更。日本の石橋学と徳田鍛造を含む5名が新たにチームに合流する。

ツール・ド・北海道を制したチームNIPPOツール・ド・北海道を制したチームNIPPO photo:Hideaki TAKAGIイタリア側でのチームマネージャーを務めるアンドレア・トンティ氏は「テクニカルスポンサーとしての1年にわたる有益なコラボレーションを経て、こうしてデローザ社がチームNIPPOとの関係を強化するという決断に至ったことを大変嬉しく思う。デローザ社は素晴らしい製品を提供するだけでなく、我々のリクエストにも迅速かつ細かく応え、トップレースで闘う体制を整えてくれた」と、デローザとの関係強化を歓迎。同社のクリスティアーノ・デローザ氏も「これまでも大きな満足感を与えてくれたチームNIPPOへの出資継続は必然的な流れだった」と説明する。

デローザ社のマーケティング担当クリスティァーノ・デローザ氏。ウーゴ・デ・ローザ氏の直系の息子だデローザ社のマーケティング担当クリスティァーノ・デローザ氏。ウーゴ・デ・ローザ氏の直系の息子だ photo:Makoto.Ayano12月8日の発表の通り、2013年は日本人選手6名が所属する。中根英登が正式に加入し、榊原健一が引き続きUCIレースと学連レースを兼ねる。
鹿屋体育大学がVelofuturと契約し、山本元気と黒枝士揮が支援を受けることが発表されたが、同じく将来的に世界の舞台を目指すプロジェクトの一環として、鹿屋体育大学は更にTeam NIPPOとも提携し、来年3回生の石橋学と徳田鍛造が加わることになった。

佐野淳哉はファルネーゼヴィーニに移籍し、小森亮平はチームユーラシアへ。また、ツール・ド・北海道の覇者マッシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)はランプレ・メリダに移籍する。弟のマウロ・リケーゼに続いて、その弟のアドリアン・リケーゼが加入するため「リケーゼ兄弟」は健在。アルベルト・チェッキン(イタリア)が新加入する。

チームNIPPO・デローザ2013年度メンバー
2012年度からの継続選手
フォルトゥナート・バリアーニ(イタリア) 1974年7月6日生まれ
マウロ・リケーゼ(アルゼンチン) 1985年12月7日生まれ
シモーネ・カンパニャーロ(イタリア)1986年5月31日生まれ
ジュリアン・アレドンド(コロンビア) 1988年7月30日生まれ
内間 康平(日本) 1988年11月8日生まれ
早川 朋宏(日本) 1990年1月2日生まれ
中根 英登(日本) 1990年5月2日生まれ
榊原 健一(日本) 1991年11月2日生まれ

2013年度の新加入選手
アドリアン・リケーゼ(アルゼンチン) 1989年4月29日生まれ
アルベルト・チェッキン(イタリア) 1989年8月8日生まれ
徳田 鍛造(日本) 1992年4月13日生まれ
石橋 学(日本) 1992年11月30日生まれ

text:Kei Tsuji