2012/07/04(水) - 12:19
落車が多発したツール・ド・フランス2012の第3ステージ。壁のような坂を乗り越えてゴールしたのは初出場で早くもステージ2勝目を飾ったペーター・サガン。パリでのマイヨヴェール獲得を目標としていることを口にした。
ステージ優勝・ポイント賞のペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
2つめのステージ優勝に満足している。パリでこのマイヨヴェールを着ていたい。そうできたらいいし、それが目標だ。ぼくにとって大きな目標になると思う。ステージ1勝は目標の1つでもあった。この先ステージ優勝できなくても、マイヨヴェールのために頑張りたい。獲得したいと思う。
今日はガッツポーズを考えていた。夕食のときの友人との会話で、ゴールで『フォレスト・ガンプ』の真似をすることになったんだ。
落車のあとはバイク交換が必要だった。チェーンが壊れたんだ。勝てたときはとても嬉しい。今日は強い選手向けのゴールで、ぼくには充分に脚が残っていた。
総合1位のファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)
今日のようなステージでは全力を出さなきゃいけない。道は細いし、蛇行やカーブも多かった。ぼくの好きなツール・デ・フランドルに少し似ている。終盤の数kmはとても危険だったので、ぼくがベストポジションを維持できるようにチーム全員が仕事する必要があった。もちろん今までもそうしていたけど、実際には簡単な仕事じゃない。チームの働きに感謝したい。
シャヴァネルがアタックしたときは、厄介になりそうだと思った。彼がとても強いのはわかっているから、クリス・ホーナーに集団からアタックさせて、シャヴァネルを追いかけさせた。それで、シャヴァネルは秒差を7秒以内にできなかった。
ステージ優勝については、ぼくは少し位置取りが悪かった。でも、これは言い訳じゃない。マイヨジョーヌを着てゴールしたことに満足している。トラブルもなかった。今はサガンのほうが上だ。彼はこのような勝ち方が得意だからね。彼の勝利を目にした今となっては、驚くべきことじゃない。これが当たり前だ。
プロローグで勝つのは、ぼく。スプリントステージだと、勝つのはカヴェンディッシュ。こんなゴールなら、勝つのはサガンだ。彼は優秀だし、意欲も実力もある。将来も有望だ。今目にしているのは彼の序章に過ぎない。
マイヨジョーヌは、スイス(第8ステージのゴール)までずっと着続けられるとは思わない。(1級山岳の)プランシェ・デ・ベルフィーユがゴールのステージがある……売り切れた脚が「板(プランシェ)」になるはずだ。このステージはクライマーたちが大活躍するだろう。だから、マイヨジョーヌを維持するのは不可能だと思う。
山岳賞・敢闘賞のミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク・ティンコフ)
今日の目標は逃げて(山岳賞ジャージのために)山岳ポイントを稼いで、あと2〜3日は今のリードを確実にキープすることだった。でも、ぼくのアタックはこれで終わり。ぼくは約600kmも逃げていた。初めて参加したツールの序盤600kmのほとんどすべてだ。だから、もう充分。必要なポイントも取ったし、山岳賞ジャージを着ていた日々は本当に誇らしい。
今日は敢闘賞も獲得した。もちろん、これもうれしい。よい走りをして、みんながそれを支持してくれたことになる。ツールで走ったのは初めてだけど、本当にいい経験になっている。
今のところ、このツールの総合敢闘賞の候補になっているし、山岳賞ジャージを毎日着て出走できて満足している。今はもうフラフラだよ。今日は本当に過酷な1日だった。でも、山岳賞ジャージをどうしても手に入れたかった。今日までに獲得したポイントがあれば、本格的な山岳ステージまでジャージをキープできるからね。
終盤にアタックしたシルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
ジルベールや、他の集団内にいたライダー達と一緒にクラッシュに巻き込まれてしまったんだ。再びメイン集団に追いつくのにエネルギーを使ってしまったんだ。あそこでアタックをかけようと考えていたよ。
先頭に少し抜け出してから全開でダウンヒルをこなし、メイン集団とのタイムギャップを稼ぎだすプランでいたんだ。できたけれど、充分ではなかったね。
どんな場合でも僕はアタックして、そして勝利を狙っていく。サガンと一緒にスプリントをしたのでは勝つのはほとんど不可能だよ。明日からまた一日が楽しみだ。
13秒遅れでゴールしたステージ優勝候補のフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)
(落車でシューズが壊れてしまったので)左足のシューズを交換する必要があったけど、落車現場の後方へは全車両が入れなくなってしまった。だから、シューズの交換ができたときには、ぼくの今日のレースは終わっていた。
コメントはプレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより。
text: Taiko.YAMASAKI + Seiya.YAMASAKI
photo:Makoto.Ayano,CorVos
ステージ優勝・ポイント賞のペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
2つめのステージ優勝に満足している。パリでこのマイヨヴェールを着ていたい。そうできたらいいし、それが目標だ。ぼくにとって大きな目標になると思う。ステージ1勝は目標の1つでもあった。この先ステージ優勝できなくても、マイヨヴェールのために頑張りたい。獲得したいと思う。
今日はガッツポーズを考えていた。夕食のときの友人との会話で、ゴールで『フォレスト・ガンプ』の真似をすることになったんだ。
落車のあとはバイク交換が必要だった。チェーンが壊れたんだ。勝てたときはとても嬉しい。今日は強い選手向けのゴールで、ぼくには充分に脚が残っていた。
総合1位のファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)
今日のようなステージでは全力を出さなきゃいけない。道は細いし、蛇行やカーブも多かった。ぼくの好きなツール・デ・フランドルに少し似ている。終盤の数kmはとても危険だったので、ぼくがベストポジションを維持できるようにチーム全員が仕事する必要があった。もちろん今までもそうしていたけど、実際には簡単な仕事じゃない。チームの働きに感謝したい。
シャヴァネルがアタックしたときは、厄介になりそうだと思った。彼がとても強いのはわかっているから、クリス・ホーナーに集団からアタックさせて、シャヴァネルを追いかけさせた。それで、シャヴァネルは秒差を7秒以内にできなかった。
ステージ優勝については、ぼくは少し位置取りが悪かった。でも、これは言い訳じゃない。マイヨジョーヌを着てゴールしたことに満足している。トラブルもなかった。今はサガンのほうが上だ。彼はこのような勝ち方が得意だからね。彼の勝利を目にした今となっては、驚くべきことじゃない。これが当たり前だ。
プロローグで勝つのは、ぼく。スプリントステージだと、勝つのはカヴェンディッシュ。こんなゴールなら、勝つのはサガンだ。彼は優秀だし、意欲も実力もある。将来も有望だ。今目にしているのは彼の序章に過ぎない。
マイヨジョーヌは、スイス(第8ステージのゴール)までずっと着続けられるとは思わない。(1級山岳の)プランシェ・デ・ベルフィーユがゴールのステージがある……売り切れた脚が「板(プランシェ)」になるはずだ。このステージはクライマーたちが大活躍するだろう。だから、マイヨジョーヌを維持するのは不可能だと思う。
山岳賞・敢闘賞のミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク・ティンコフ)
今日の目標は逃げて(山岳賞ジャージのために)山岳ポイントを稼いで、あと2〜3日は今のリードを確実にキープすることだった。でも、ぼくのアタックはこれで終わり。ぼくは約600kmも逃げていた。初めて参加したツールの序盤600kmのほとんどすべてだ。だから、もう充分。必要なポイントも取ったし、山岳賞ジャージを着ていた日々は本当に誇らしい。
今日は敢闘賞も獲得した。もちろん、これもうれしい。よい走りをして、みんながそれを支持してくれたことになる。ツールで走ったのは初めてだけど、本当にいい経験になっている。
今のところ、このツールの総合敢闘賞の候補になっているし、山岳賞ジャージを毎日着て出走できて満足している。今はもうフラフラだよ。今日は本当に過酷な1日だった。でも、山岳賞ジャージをどうしても手に入れたかった。今日までに獲得したポイントがあれば、本格的な山岳ステージまでジャージをキープできるからね。
終盤にアタックしたシルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
ジルベールや、他の集団内にいたライダー達と一緒にクラッシュに巻き込まれてしまったんだ。再びメイン集団に追いつくのにエネルギーを使ってしまったんだ。あそこでアタックをかけようと考えていたよ。
先頭に少し抜け出してから全開でダウンヒルをこなし、メイン集団とのタイムギャップを稼ぎだすプランでいたんだ。できたけれど、充分ではなかったね。
どんな場合でも僕はアタックして、そして勝利を狙っていく。サガンと一緒にスプリントをしたのでは勝つのはほとんど不可能だよ。明日からまた一日が楽しみだ。
13秒遅れでゴールしたステージ優勝候補のフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)
(落車でシューズが壊れてしまったので)左足のシューズを交換する必要があったけど、落車現場の後方へは全車両が入れなくなってしまった。だから、シューズの交換ができたときには、ぼくの今日のレースは終わっていた。
コメントはプレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより。
text: Taiko.YAMASAKI + Seiya.YAMASAKI
photo:Makoto.Ayano,CorVos
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