2012/02/13(月) - 18:39
四国・香川にはおもてなしの心がある。暖かく歓迎された選手たちは走りで応える。連戦で参加の竹之内悠と豊岡英子も走り、そして圧倒したのは世界選でも活躍した沢田時だ。
香川県善通寺市鉢伏ふれあい公園で2月12日(日)、第5回さぬきシクロクロス善通寺大会が行われた。四国でAJOCCのシクロクロスが始まって5年目。前回大会の倍近いおよそ200人がエントリー。C3やマスターの参加者が特に増えているのが特徴だ。
香川といえばさぬきうどん。今年もこがね製麺所が出店して会場でうどんを振舞う。もちろんてんぷらなどのトッピングも出来る。昨年からは香川の名産、骨付鶏も「ひうら」が出店し振舞う。うどんと骨付鶏があるので昼ご飯は買わずに行くのが正解だ。
選手も豪華。辻浦圭一(ブリヂストン・アンカー)、竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest bikes)、豊岡英子(パナソニックレディース)、沢田時(ブリヂストン・アンカー)らが参加。竹之内と豊岡は前日のシクロクロス東京からの連戦。竹之内はなんと車での移動だ。
コースは丘を利用したアップダウンと路面の変化に富むもので、上りと芝地のパワーと、路面対応のテクニックの両方が要るもの。
C1は竹之内、沢田、そして愛媛県在住の門田基志(TEAM GIANT)らが出場。スタートから竹之内が先頭に、そして沢田の2人が先行。この2人が後続を離して大きく先行し、沢田が先頭に立つとそのまま竹之内を引き離しにかかる。連戦+移動の竹之内に沢田がパワー部分で離していく。40分経過で沢田は規程により降りたが、その時点での2番手竹之内との差は38秒。初めて竹之内に先行した状態でレースを終えた沢田は確実に力を伸ばしている。
その後は竹之内が独走。いっぽうの2番手は門田、飯野嘉則(シマノ)、菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)の3人がパックになって進む。後半になって門田が抜け出し2位でゴール。
優勝の竹之内は、今シーズンのシクロクロスをこれで終えて、次週からはベルギーに渡ってロードのシーズンインを迎える。
CL1はスタートから先頭の豊岡英子(パナソニックレディース)が圧勝。前日の疲れも見せない華麗な走りを披露。
香川県自転車競技連盟を中心に、真鍋和幸(マトリックスパワータグ)ら選手、そして地元政財界も支援する大会はとにかくアットホーム。香川には「おもてなしの心」があるのだ。お遍路さんやこんぴら参りの人たちを飲食などで接待する習慣は受け継がれており、来場者も暖かな気持ちになれる。体調を考えレースには出走しなかった辻浦も、朝一番から会場入りしてうどんを振舞う側に回る。居心地のいい雰囲気は、快晴の天気だけによるものではないはずだ。
結果
C1
1位 竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest bikes)59分12秒
2位 門田基志(TEAM GIANT)+2分51秒
3位 飯野嘉則(シマノ)+2分56秒
4位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)+3分11秒
5位 藤川正人(武運長久/ワット)+4分46秒
CL1
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)37分40秒
2位 埜真賢美(Teamクルーズ)+3分20秒
3位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト)+4分22秒
C2
1位 加藤俊介(TyrellKagawaRacing)41分55秒
2位 梶田晋(チームレグルス男前)+02秒
3位 神谷基成(JPスポーツテストチーム)+10秒
CM1
1位 石井宗徳(焼鳥山鳥R)36分11秒
2位 佐野光宏(ストラーダR)+42秒
3位 山本雅一(on mac)+1分23秒
photo&text:高木秀彰
香川県善通寺市鉢伏ふれあい公園で2月12日(日)、第5回さぬきシクロクロス善通寺大会が行われた。四国でAJOCCのシクロクロスが始まって5年目。前回大会の倍近いおよそ200人がエントリー。C3やマスターの参加者が特に増えているのが特徴だ。
香川といえばさぬきうどん。今年もこがね製麺所が出店して会場でうどんを振舞う。もちろんてんぷらなどのトッピングも出来る。昨年からは香川の名産、骨付鶏も「ひうら」が出店し振舞う。うどんと骨付鶏があるので昼ご飯は買わずに行くのが正解だ。
選手も豪華。辻浦圭一(ブリヂストン・アンカー)、竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest bikes)、豊岡英子(パナソニックレディース)、沢田時(ブリヂストン・アンカー)らが参加。竹之内と豊岡は前日のシクロクロス東京からの連戦。竹之内はなんと車での移動だ。
コースは丘を利用したアップダウンと路面の変化に富むもので、上りと芝地のパワーと、路面対応のテクニックの両方が要るもの。
C1は竹之内、沢田、そして愛媛県在住の門田基志(TEAM GIANT)らが出場。スタートから竹之内が先頭に、そして沢田の2人が先行。この2人が後続を離して大きく先行し、沢田が先頭に立つとそのまま竹之内を引き離しにかかる。連戦+移動の竹之内に沢田がパワー部分で離していく。40分経過で沢田は規程により降りたが、その時点での2番手竹之内との差は38秒。初めて竹之内に先行した状態でレースを終えた沢田は確実に力を伸ばしている。
その後は竹之内が独走。いっぽうの2番手は門田、飯野嘉則(シマノ)、菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)の3人がパックになって進む。後半になって門田が抜け出し2位でゴール。
優勝の竹之内は、今シーズンのシクロクロスをこれで終えて、次週からはベルギーに渡ってロードのシーズンインを迎える。
CL1はスタートから先頭の豊岡英子(パナソニックレディース)が圧勝。前日の疲れも見せない華麗な走りを披露。
香川県自転車競技連盟を中心に、真鍋和幸(マトリックスパワータグ)ら選手、そして地元政財界も支援する大会はとにかくアットホーム。香川には「おもてなしの心」があるのだ。お遍路さんやこんぴら参りの人たちを飲食などで接待する習慣は受け継がれており、来場者も暖かな気持ちになれる。体調を考えレースには出走しなかった辻浦も、朝一番から会場入りしてうどんを振舞う側に回る。居心地のいい雰囲気は、快晴の天気だけによるものではないはずだ。
結果
C1
1位 竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest bikes)59分12秒
2位 門田基志(TEAM GIANT)+2分51秒
3位 飯野嘉則(シマノ)+2分56秒
4位 菅原成典(八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB)+3分11秒
5位 藤川正人(武運長久/ワット)+4分46秒
CL1
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)37分40秒
2位 埜真賢美(Teamクルーズ)+3分20秒
3位 上田順子(TEAM884獣遊/シルベスト)+4分22秒
C2
1位 加藤俊介(TyrellKagawaRacing)41分55秒
2位 梶田晋(チームレグルス男前)+02秒
3位 神谷基成(JPスポーツテストチーム)+10秒
CM1
1位 石井宗徳(焼鳥山鳥R)36分11秒
2位 佐野光宏(ストラーダR)+42秒
3位 山本雅一(on mac)+1分23秒
photo&text:高木秀彰
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