A.S.Oが2月5日から開催されるツアー・オブ・カタールの招待16チームを発表した。今季大きく体勢を変えたブリヂストンアンカーが初選出された。

チームブリヂストンアンカー2012チームブリヂストンアンカー2012 (c)Makoto.AYANOツール・ド・フランス主催者A.S.O(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)が1月20日に発表した第11回ツアー・オブ・カタールのチームセレクションに、ブリヂストンアンカーの名前が入った。ブリヂストンアンカーのカタール出場はすでに日本でのチーム体制発表会で明らかにされていたが、今回の発表で招待が正式に決まった。

中東の国カタールで開催されるツアー・オブ・カタールは全6ステージのステージレース。まったく平坦な国土で開催されるこのレースは、本格シーズンイン前のトレーニングレースの意味合いが強いが、UCIワールドツアーチームのBMC、FDJ、ガーミン、カチューシャ、リクイガス、ロット、オメガファーマ、ラボバンク、レディオシャック、スカイも出場。
ブリヂストンアンカー2012 主要日本人選手たちブリヂストンアンカー2012 主要日本人選手たち (c)Makoto.AYANOプロコンチネンタルチームは、アジア初の同カテゴリーチームとなったチャンピオンシステム(中国)、プロジェクト1t4i(オランダ)、ファルネーゼヴィーニ(イタリア)らが出場。そしてコンチネンタルチームとして台湾のRTSレーシングチームとブリヂストンアンカーが出場することになった。

ブリヂストンアンカーがA.S.O主催レースに招待されたのは、今季フランスでのレース活動を行うというチーム方針が認められたことと、フランス人監督に起用したデニス・ルプルー監督の働きかけが大きい。ルプルー監督はかつてコフィディスなどで監督をつとめ、昨年はA.S.O.のレーススタッフとしてツール・ド・フランスなどにも帯同している。

久保信人監督はチームのカタール出場を次のように話す。
「ルプルー監督の働きかけがあったからこそ可能になった話ですが、チームがカタールに出場できるのは非常に光栄久保信人監督(ブリヂストンアンカー)久保信人監督(ブリヂストンアンカー) (c)Makoto.AYANOなことです。もっとも、急に決まった話ですので、私達にとってももう少し準備期間が欲しかったところです。一緒に走るのは世界トップクラスの選手たちですので、いかに平坦のレースとはいえ、かなりの苦戦を強いられることは間違いないでしょう。しかし、チームをアピールするこのチャンスを最大限に生かせるように頑張りたいと思います」。

ツアー・オブ・カタールに出場するチームは、そのまま続く日程のツアー・オブ・オマーンにも出場するのが恒例で、こちらにもブリヂストンアンカーの出場が内定している。


ツアー・オブ・カタール2012出場チーム

BMCレーシングチーム
ブリヂストンアンカー・プロサイクリングチーム
チャンピオンシステム
ファルネーゼヴィーニ・ネーリ
FDJビッグマット
ガーミン・バラクーダ
グリーンエッジ
カチューシャ
リクイガス・キャノンデール
ロット・ベリソル
オメガファーマ・クイックステップ
プロジェクト1t4i
ラボバンク
レディオシャック・ニッサン
RTSレーシングチーム
チームスカイ


text&photo:Makoto.AYANO