2009/05/23(土) - 02:14
ツアー・オブ・ジャパン第5ステージ富士山が5月22日(金)、ふじあざみラインでTTにて行われ、セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)が40分21秒のコースレコードで優勝、個人総合でも首位に立った。清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)と佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)はステージ7位と8位、総合それぞれ6位と7位になった。なお、フォトギャラリーに全選手の写真を追加した。
誰よりもスムーズなペダリングでバルディージャは激坂区間を上ってきた。上ハンドルを持ち上体を動かさずにシッティングで回す。そして出したタイムはあのアンドレイ・ミズロフが05年のTOJで出したそれよりも6秒速いタイム。そしてゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)は昨年と同じ2位でも、タイムを大幅に更新している。昨年とあまり変わらないガロッファロらと比べると、富士山対策をしてタイムアップさせたことがうかがえる。それは清水と佐野にも言えることだ。二人とも純粋なヒルクライマーではないが、ここまでのタイムを出すとは誰が予想しただろうか。
リーダージャージのドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)はその座から陥落したがそれでも43分50秒。遅いタイムではない。もっともフォフォノフは、時差の関係でじつは睡眠不足が続いていた。チームにはマッサージャーもおらず、自分たちで行っている。そしてスプリンターのヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)は41分55秒でステージ3位。それでもプロチームに上がれない。日本選手たちは世界のレベルを実感しただろう。
日本人コースレコード42分31秒を持つ狩野智也(シマノレーシング)は47分05秒に終わり、総合はかなり厳しくなった。
日本人最高位の清水は「ここは苦手意識があったが、ベストタイムをかなり更新できたので、自分としては良くやったなと思う。今日で上位陣が大きく変わったので、明日の伊豆ステージはおもしろくなった。頭を使って積極的にいきたい。去年の自分より今ははるかに強い。自分は純粋なクライマーでないので、このタイムを出せたのは満足している」と語る。
ステージ優勝&総合トップのバルディージャは「スペインでも知られている富士山で勝つことも目標だった。走ってみて実際ハードなコースだった」と語る。
翌第6ステージ伊豆は修善寺のCSC8kmコースを回るハードなもの。分単位の差がつくステージだ。カザフ勢を中心に総攻撃がかかるだろうが、迎え撃つAスタイル勢の強さは半端でない。何しろ今日の富士山ステージではチームで一番遅いメンバーのタイムが45分55秒。もちろん6人全員が残っている。崩すのは簡単ではないが、各チームの攻撃に乗じて清水や佐野が食い込むことも可能だ。上位陣のメンバーがほぼ固定される伊豆ステージに注目だ。
結果
第5ステージ富士山
1位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)40分21秒
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)40分50秒
3位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)41分55秒
4位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)42分00秒
5位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)42分28秒
6位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)43分21秒
7位 清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)43分33秒
8位 佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)43分50秒
9位 ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)43分50秒
10位 増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)44分12秒
個人時間総合順位
1位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)13時間36分29秒
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)+2分03秒
3位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+2分32秒
4位 ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)+3分20秒
5位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)+4分21秒
6位 清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+4分31秒
7位 佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)+4分56秒
8位 マイケル・マシュー(チームAIS)+5分23秒
9位 ジャック・ボブリッジ(チームAIS)+5分48秒
10位 増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+6分25秒
個人総合ポイント賞
1位 リー・ハワード(チームAIS)40点
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)39点
3位 マイケル・マシュー(チームAIS)28点
個人総合山岳賞
1位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)19点
2位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)18点
3位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)17点
団体総合時間賞
1位 カザフスタンナショナルチーム41時間00分00秒
2位 カルミオーロ・Aスタイル+3分16秒
3位 アミーカチップス・クナウフ+5分47秒
誰よりもスムーズなペダリングでバルディージャは激坂区間を上ってきた。上ハンドルを持ち上体を動かさずにシッティングで回す。そして出したタイムはあのアンドレイ・ミズロフが05年のTOJで出したそれよりも6秒速いタイム。そしてゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)は昨年と同じ2位でも、タイムを大幅に更新している。昨年とあまり変わらないガロッファロらと比べると、富士山対策をしてタイムアップさせたことがうかがえる。それは清水と佐野にも言えることだ。二人とも純粋なヒルクライマーではないが、ここまでのタイムを出すとは誰が予想しただろうか。
リーダージャージのドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)はその座から陥落したがそれでも43分50秒。遅いタイムではない。もっともフォフォノフは、時差の関係でじつは睡眠不足が続いていた。チームにはマッサージャーもおらず、自分たちで行っている。そしてスプリンターのヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)は41分55秒でステージ3位。それでもプロチームに上がれない。日本選手たちは世界のレベルを実感しただろう。
日本人コースレコード42分31秒を持つ狩野智也(シマノレーシング)は47分05秒に終わり、総合はかなり厳しくなった。
日本人最高位の清水は「ここは苦手意識があったが、ベストタイムをかなり更新できたので、自分としては良くやったなと思う。今日で上位陣が大きく変わったので、明日の伊豆ステージはおもしろくなった。頭を使って積極的にいきたい。去年の自分より今ははるかに強い。自分は純粋なクライマーでないので、このタイムを出せたのは満足している」と語る。
ステージ優勝&総合トップのバルディージャは「スペインでも知られている富士山で勝つことも目標だった。走ってみて実際ハードなコースだった」と語る。
翌第6ステージ伊豆は修善寺のCSC8kmコースを回るハードなもの。分単位の差がつくステージだ。カザフ勢を中心に総攻撃がかかるだろうが、迎え撃つAスタイル勢の強さは半端でない。何しろ今日の富士山ステージではチームで一番遅いメンバーのタイムが45分55秒。もちろん6人全員が残っている。崩すのは簡単ではないが、各チームの攻撃に乗じて清水や佐野が食い込むことも可能だ。上位陣のメンバーがほぼ固定される伊豆ステージに注目だ。
結果
第5ステージ富士山
1位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)40分21秒
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)40分50秒
3位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)41分55秒
4位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)42分00秒
5位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)42分28秒
6位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)43分21秒
7位 清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)43分33秒
8位 佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)43分50秒
9位 ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)43分50秒
10位 増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)44分12秒
個人時間総合順位
1位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)13時間36分29秒
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)+2分03秒
3位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+2分32秒
4位 ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム)+3分20秒
5位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)+4分21秒
6位 清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+4分31秒
7位 佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)+4分56秒
8位 マイケル・マシュー(チームAIS)+5分23秒
9位 ジャック・ボブリッジ(チームAIS)+5分48秒
10位 増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+6分25秒
個人総合ポイント賞
1位 リー・ハワード(チームAIS)40点
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)39点
3位 マイケル・マシュー(チームAIS)28点
個人総合山岳賞
1位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)19点
2位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)18点
3位 ワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)17点
団体総合時間賞
1位 カザフスタンナショナルチーム41時間00分00秒
2位 カルミオーロ・Aスタイル+3分16秒
3位 アミーカチップス・クナウフ+5分47秒
フォトギャラリー