2011/11/09(水) - 00:24
11月6日、台湾自転車フェスティバルが台湾の花蓮市で開催され、日本の青柳憲輝(シマノレーシング)が4時間47分01秒で優勝。黄色いジャージを獲得した。台湾から届いた公式日本語レポートで紹介する。
台湾自転車産業を象徴する「台湾カップ」は、ジャイアントやシマノがスポンサードするラボバンクの選手や、エウスカルテル・エウスカディの選手が参加するなど、非UCIレースながら出場メンバーの豪華さでステイタスの高い大会だ。
11月6日、朝10時に台湾東部の花蓮でスタート。ワンデーレースに加え、コースの前半は追い風だったため、選手たちのスピードは時速60km/hにもおよんだ。
鳳林のスプリントポイントでは先頭を走るグループが出ていた。CJAM CKT Novatecチームのエミリヤーノ・イッバーラがトップで通過した。
舞鶴山岳ポイントに到着する直前、先頭を走る選手は合計21人に。シマノレーシングの阿部嵩之が舞鶴山岳ポイントをトップ通過。
その後、山岳ポイントが一番難しいと言われる玉長公道に入った。アメツ・チュルカ(エウスカルテル・エウスカディ)とカルロス・バレド(ラボバンク)が先頭グループに入っていた。
玉長公道の山岳ポイントは難易度が高いぶん獲得できるポイントも多い。台湾の馮俊凱が11ポイントを獲得し、山岳王にリーチ。先頭を走る21人のうち、台湾選手は馮俊凱と李偉誠の2名が入った。
玉長公道の後、選手たちは台11線に沿って、太平洋の向かい風を抵抗しながら北へと向かう。台11線の北回帰線スプリントポイントではCJAM CKT NovatecチームのOriol Escolano Navesがトップで通過。獲得ポイント合わせて6ポイントで、スプリント王を決めた。
残り60キロ地点で、カルロス・バレド(ラボバンク)の足が攣るというハプニングが起きた。今年の台湾カップの難しさが伺える。
残り50キロ時点で先頭を走る選手はわずか9人で、山岳ポイントは残り1つとなった。馮俊凱がトップで山岳ポイントを通過し、累計15ポイントで台湾カップの山岳王獲得が確定された。
山岳ポイント水璉を通過後残りわずか25キロとなり、先頭を走る9人がダウンヒルを終えると、激しい戦いが再び始まった。終点直前で先頭を走る選手は6人になり、それぞれ台湾の馮俊凱と李偉誠、中国万勝チームの焦鵬達、そしてシマノレーシングの青柳憲輝、ウクライナのKolssチームのプリヴァ・オレクサンドル、フランスのヴェロクラブ・マルセイユのマチュー・デラロジエーだった。
ゴール前、馮、青柳、デラロジエー、そしてオレクサンドルの4人だけの激戦となった。
最後の200メートルで4人がスプリントで勝負を見せる。まずがデラロジエーが加速し、青柳が負けじと後ろを走る。最後の100メートルで青柳が逆転し、4時間47分01秒のタイムで2011台湾カップの優勝と、スプリント賞を獲得した。2位にオレクサンドル、3位に馮俊凱だった。
台湾の馮がコースにある3つの山岳ポイントのうち2つをトップで通過。山岳王の他にも、総合順位3位そして台湾のベスト選手賞を獲得した。青柳憲輝が4時間47分01秒で2011台湾カップの優勝とスプリント賞を獲得した。
text&photo:TaiwanCup2011 交通部観光局
edit:Makoto.AYANO
台湾自転車産業を象徴する「台湾カップ」は、ジャイアントやシマノがスポンサードするラボバンクの選手や、エウスカルテル・エウスカディの選手が参加するなど、非UCIレースながら出場メンバーの豪華さでステイタスの高い大会だ。
11月6日、朝10時に台湾東部の花蓮でスタート。ワンデーレースに加え、コースの前半は追い風だったため、選手たちのスピードは時速60km/hにもおよんだ。
鳳林のスプリントポイントでは先頭を走るグループが出ていた。CJAM CKT Novatecチームのエミリヤーノ・イッバーラがトップで通過した。
舞鶴山岳ポイントに到着する直前、先頭を走る選手は合計21人に。シマノレーシングの阿部嵩之が舞鶴山岳ポイントをトップ通過。
その後、山岳ポイントが一番難しいと言われる玉長公道に入った。アメツ・チュルカ(エウスカルテル・エウスカディ)とカルロス・バレド(ラボバンク)が先頭グループに入っていた。
玉長公道の山岳ポイントは難易度が高いぶん獲得できるポイントも多い。台湾の馮俊凱が11ポイントを獲得し、山岳王にリーチ。先頭を走る21人のうち、台湾選手は馮俊凱と李偉誠の2名が入った。
玉長公道の後、選手たちは台11線に沿って、太平洋の向かい風を抵抗しながら北へと向かう。台11線の北回帰線スプリントポイントではCJAM CKT NovatecチームのOriol Escolano Navesがトップで通過。獲得ポイント合わせて6ポイントで、スプリント王を決めた。
残り60キロ地点で、カルロス・バレド(ラボバンク)の足が攣るというハプニングが起きた。今年の台湾カップの難しさが伺える。
残り50キロ時点で先頭を走る選手はわずか9人で、山岳ポイントは残り1つとなった。馮俊凱がトップで山岳ポイントを通過し、累計15ポイントで台湾カップの山岳王獲得が確定された。
山岳ポイント水璉を通過後残りわずか25キロとなり、先頭を走る9人がダウンヒルを終えると、激しい戦いが再び始まった。終点直前で先頭を走る選手は6人になり、それぞれ台湾の馮俊凱と李偉誠、中国万勝チームの焦鵬達、そしてシマノレーシングの青柳憲輝、ウクライナのKolssチームのプリヴァ・オレクサンドル、フランスのヴェロクラブ・マルセイユのマチュー・デラロジエーだった。
ゴール前、馮、青柳、デラロジエー、そしてオレクサンドルの4人だけの激戦となった。
最後の200メートルで4人がスプリントで勝負を見せる。まずがデラロジエーが加速し、青柳が負けじと後ろを走る。最後の100メートルで青柳が逆転し、4時間47分01秒のタイムで2011台湾カップの優勝と、スプリント賞を獲得した。2位にオレクサンドル、3位に馮俊凱だった。
台湾の馮がコースにある3つの山岳ポイントのうち2つをトップで通過。山岳王の他にも、総合順位3位そして台湾のベスト選手賞を獲得した。青柳憲輝が4時間47分01秒で2011台湾カップの優勝とスプリント賞を獲得した。
text&photo:TaiwanCup2011 交通部観光局
edit:Makoto.AYANO
関連ファイル
Taiwan Cup2011 Result.pdf
(323.82 KB)
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