11月4・5・6日の3日間、千葉県の幕張メッセを舞台に開催されたサイクルモード東京。日本最大の自転車ショーであると同時に、自転車界の景気を占うバロメーターとも言われるこのイベントの動員数をもとにサイクルモード東京を振り返ってみよう。

広々とした幕張メッセの会場広々とした幕張メッセの会場 (c)Makoto.AYANO

来場者数は1248人の減少。前年比マイナス約3.4%

自転車ブームが続いていると言われる。そして最近はノーブレーキピストバイクの問題が一般マスコミで大きく取り上げられるなど、自転車を取り巻くマナー、そして自転車、スポーツバイクそのものの存在意義が問われている。
そして3月の東北関東大震災、原発の問題などが日本経済に大きな影を落とし、レジャーやレクレーション全般への意識が変化している。

日本の自転車ビジネスのメインイベント的な存在とも言えるサイクルモード。入場者数は自転車ビジネスの今を測るひとつの指標と言えるだろう。
今年は東京モード初日の金曜日に、2年ぶりにプレミアムタイムおよび女性無料デーが設定された。
まずは東京会場の入場者数により傾向を見てみよう。下記数字はサイクルモード広報事務局発表の資料による。

数字でみるサイクルモード2011東京

展示規模

出店社数 174社・団体 前年比-9社・団体
出展小間数(飲食出展含まず) 734小間 前年比-24小間
出展ブランド数 519 前年比-96
出品自転車数(フレームのみを含む) 2,194 前年比+154 
うち試乗車数 866 前年比+224

入場者数と前年比

11月4日(金) 9,445人  前年比+785人
11月5日(土)  13,305人  前年比-1,126人
11月6日(日) 13,168人 前年比-907人

3日間合計来場者数:35,918人  前年比-1,248人(96.6%)

過去6年間の推移
2006年 23,469人
2007年 29,255人
2008年 33,256人
2009年 37,610人
2010年 37,166人
2011年 35,918人

目を引いたイベントやブースの動き、気になる新製品の数々はライフ.シクロワイアードのホットトピックスで詳細にお伝えしていきます。お楽しみに。

写真で見るサイクルモード2011東京

試乗を前に、初心者向けの乗り方レッスンも開催試乗を前に、初心者向けの乗り方レッスンも開催 (c)Makoto.AYANOお目当ての自転車にまたがって試乗コースへお目当ての自転車にまたがって試乗コースへ (c)Makoto.AYANO

海外有名選手の愛用グッズのオークションも開催された海外有名選手の愛用グッズのオークションも開催された (c)So.Isobe急遽来日したダニーロ・ディルーカ(カチューシャ)のトークショーも開催急遽来日したダニーロ・ディルーカ(カチューシャ)のトークショーも開催 (c)Makoto.AYANO


text&photo:Makoto.AYANO

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