2011/07/11(月) - 14:28
ツール・ド・フランス2011第9ステージ。落車が続出し、有力選手のリタイヤが続いた悲運の一日だった。ステージを制したのはサンチェス。マイヨジョーヌはヴォクレールに移動した。
ステージ優勝したルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)
フレチャとフーガーランドの事故はとても残念だ。あのときには、もう最悪の事態は起きないだろうと思っていた。事故が起きたとき、ぼくたちは速度を落として彼らが逃げから脱落したことを確認し、彼らが追いつけるかをチェックした。でも、追走してないことはすぐにわかった。ステージ優勝が懸かっていたから、ヴォクレールとカザールとぼくは、そのまま走り続けることにしたんだ。
ゴール前では、カザールと去年の(ツール第9ステージの)再現になった。でも、去年のサン・ジャン・ド・モリエンヌとは大きく状況が異なっている。あのとき、ぼくはゴール地点をあまり知らなかった。今日はコースを研究して、ゴールに登りとカーブがひとつずつあることを知っていた。ともかく、ぼくには大きな自信があった——気力も充実していた。
ぼくたちはメイン集団のアクシデント(102km地点で発生した大落車)は、まったく知らなかった。集団との差が急速に開き始めて、8分差近くになったときには、ガーミンが牽くのを止めてレースの主導権を他のチームに譲ったと思ったんだ。実際、落車のことを知ったのは、サン・フルールにゴールした後だった。
7年ぶりにマイヨ・ジョーヌを着たトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)
このステージのあいだ、つまり丸一日、道路沿いの観客たちが、ぼくに向かって叫んでいたんだ。「行け、トマ! マイヨジョーヌだ!」ってね。「もちろん、そうなったらすごいよ。でも難しい」と思っていた。7分差がついているのに気づいて「もしかしたら……」と思った。
残り60kmで、スポーツディレクターに相談したんだ。「どうしたらいい? ステージを狙うべき? それともマイヨジョーヌだけを視野に入れるべき? でも、どっちも保証できないよ」 そしたら彼はこう答えたんだ。「じゃあ、総合を目指して走ってくれ」
だから、走って走って走り続けた。最後の数キロとゴールを越えたときは幸せな気分だったよ。マイヨジョーヌを獲得できるってわかってたんで。
総合ではカデル・エヴァンスのような選手との差はわずか2分しかない。現実的にならないといけない。ぼくは夢想家じゃないんだ。でも、戦ってできる限りのことはする。2004年のようにこのジャージを10日間もキープするのは無理だってわかってる。でも、ひとつ確実なことはあるよ。明日はジャージを維持できる。だって休養日だからね。
マイヨヴェールのフィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
とても悪い日だ。ユルゲン・ファンデンブロックを落車で失ってしまったんだ。あの下りはかなり速かった。かなりの速度で走っていたんだ。左側を見るだけの余裕はあったので、なんとか他の選手を避けられた。あちこちに選手がいたんだよ。落車は息を呑む光景だった。ヴィレムスに何が起こったのかはわからない。その後で、ファンデンブロックがレースをやめたことがわかったんだ。
その後、ステージで勝とうとした。でも、ガーミンは逃げ集団に追いつくのに協力してくれなかった。彼らは集団前方に来ただけだったし、その後は先頭から下がっていった……。
車との接触事故後に完走し、山岳賞と敢闘賞を獲得したジョニー・フーガーランド(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
ぼくとフレチャがいま生きていることだけで満足だ。恐ろしかった。誰かを責めてもいいけど、こんな事故を故意に起こそうとする人もいないだろう。あの車に乗っていた人たちは、大きな罪の意識を感じているだろうし、ぼくとフレチャにきっと謝ってくれるだろう。
フアンアントニオ(フレチャ)は、ぼくのところに来て謝ってくれた。起こってはならないことだったけれど、こういうことはいつ起こってもおかしくないんだ。
これは誰のせいでもない。恐ろしい事故で、ぼくはその渦中にいた。ぼくはフレチャに、こう言ったんだ。「ぼくたちはまだ生きているけど、ワウテル・ウェイラントは落車事故で死んだんだ」
自転車レースはますます熱狂的なブームになっている。これはとてもいいことだ。観戦する人の数が増えているからね。だけど、かならずこんなことを言う人も出てくるんだ。「事故が起きる可能性があったんだ、なぜなら……」 ああ、うまく言えないや。でも、ぼくが考えるに、ほとんどの人は、こんな事態を悲しんでいるはずだ。
7cmぐらいの深い切り傷が3つある。これから病院に行くんだけど、少なくとも30針ぐらいは縫わなきゃならないんじゃないかと思う。宙を何回転かしたと思う。車がどこから来たのかわからない。車に気をつけるより前にフレチャが落車していて、自分にできることは何もなかった。(有刺鉄線の)柵の上に落ちて、自分の脚を見て思ったよ。「これで走れるんだろうか?」
山岳賞の赤玉ジャージは手にした。でも、明日の休養日はひどい痛みとともに過ごすことになるね。
新人賞のロバート・ヘーシンク (オランダ、ラボバンク)
スタートしたときは状態が悪かったけど、走っているうちによくなってきた。ぼくを励ましたり助けたりしてくれたチームのみんなに感謝したい。今日はみんながぼくのためにいてくれた。そばにいてもらうことが、とても大事だったんだ。
ルイス(サンチェス)が逃げてステージ優勝したので、忘れられない一日になったよ。この数日はチームにとって辛かったけど、今日は結果的にとてもすばらしい一日になった。
今日のステージやその前の2〜3ステージは、完走するのが少し辛かった。でも、ぼくたちは課題に取り組み続けている。いま言ったように、少しずつ状況はよくなっているよ。
落車を見たときは、巻き込まれなくてよかったと思った。ぼくが来たときには、現場は騒然としてた。いたるところに選手が倒れていた。路上に倒れている選手もいたし、道路の脇に倒れている選手もいた。すでに凄絶な状況だったんだよ。木の茂みから這い出してくる選手もいて、ほんとうにひどい落車だった。彼らがレースを止めざるを得なかったのは、彼らにとっても、ツールにとっても痛手だよ。ぼくも数日前に落車の犠牲になった。残念ながら、落車も自転車レースの一部なんだ。
車と接触したフレチャが属するチームスカイのデイヴ・ブレールスフォード監督
正直に言って、フレチャは最高の状態とは言えない。とてもひどい傷を受けた。膝には裂傷があるし、肘もよくない。あらゆるところがむち打ちになっている。
まるでちょっとした自動車事故だよ。レースを続けられるかどうかは、まだわからない。明日は休養日だから、彼の様子を見て決める。話はそれからだ。
こういう事態が起きたときは、冷静さを保つのが肝心だ。もちろんチーム内にはさまざまな感情が沸き起こっている。しかし、われわれはこのような状況でベストな行動を取るために、落ち着いて状況を把握することにしたんだ。
レースオーガナイザーと連絡を取りつつ、われわれがとるべき行動を決めている最中だ。コメントを出すのは明日以降になる。
リタイヤしたアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
ツール・ド・フランスでこんな劇的な終わり方をするなんて予想していなかった。ひどくがっかりしているし、今はとても悲しい。
だが、もっとひどいことになる可能性もあったんだと、自分に言いきかせて安心することにしたい。このケガで、かなりのあいだ休むことになる。これからはテレビでツールを見て、アスタナを支えることにするよ。
チームの友人たちが、ぼくを忘れることなく、最低でもステージ1勝をあげることに全力を尽くすことを信じているよ。
落車が続くアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)
(カルペツとの接触について)アクシデントだ。でも、ステージが進むにつれて、右膝の痛みが強くなってきて、少し心配になった。数日前に右膝の同じ場所に違和感を覚えたんだ。今は内側が痛い。たくさんアイシングするんで今日か明日には回復すると思う。
(有力選手のリタイヤについて)思い通りにならないツールだ。状況は複雑だね。アクシデントも多いし、不運もある。でも、ぼくは楽観視している。やるべきことはまだまだある。まずはピレネーのステージに向けて、できるだけ速く回復に集中しないと。
(休養日について)この休養日はうれしい。炎症が大きくなってきていたからね。ストレッチ以上の効果があるよ。
(落車の多さについて)ぼくたちはとても狭い道を走っている。いつもより狭いんだ。たぶん北部を走っていたからだと思う。たしかに雨も多いと、落車になりやすいんだよね。
(今日の大落車について)みんなが高速で走っているとカーブが見えないんだ。ぼくを怖がっている選手を見たことがあるよ。みんなが早く回復することを祈るよ。
(今日のカルペツとの接触原因について)自転車のハンドルが、他の選手にひっかかったんだ。路上に観戦客がいて、彼らにも接触してしまった。不運なことに、膝で自転車のパーツを蹴り上げてしまったんだ。今日のステージ中ずっと痛かったよ。
ガーミン・サーヴェロのジョナサン・ヴォーターズGM
(レース中に落車の一報を受けて)ミラーは無事。メイン集団にいる。ザブ(ザブリスキー)も無事。手を骨折しているかもしれない。レースはリタイヤするが、みんな無事だ。
誰も頭へのケガはなかった。ザブは、ぼくにコロラドのレースに出たいとお願いしてから、救急車に乗り込んだ。彼は大丈夫だね。手首を骨折した。
とても辛い一日だった。とても辛い。前に進もう。
プロの自転車競技は、荒々しさと美しさが同居する。どちらも欠くことはできない。
手首を骨折してリタイヤしたデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
もう仕方がないね……。
ソースは現地取材、記者会見、主催者公式サイト、チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイトおよびTwitter、Facebookなど。
translation & text : Taiko.YAMASAKI + Seiya.YAMASAKI
ステージ優勝したルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)
フレチャとフーガーランドの事故はとても残念だ。あのときには、もう最悪の事態は起きないだろうと思っていた。事故が起きたとき、ぼくたちは速度を落として彼らが逃げから脱落したことを確認し、彼らが追いつけるかをチェックした。でも、追走してないことはすぐにわかった。ステージ優勝が懸かっていたから、ヴォクレールとカザールとぼくは、そのまま走り続けることにしたんだ。
ゴール前では、カザールと去年の(ツール第9ステージの)再現になった。でも、去年のサン・ジャン・ド・モリエンヌとは大きく状況が異なっている。あのとき、ぼくはゴール地点をあまり知らなかった。今日はコースを研究して、ゴールに登りとカーブがひとつずつあることを知っていた。ともかく、ぼくには大きな自信があった——気力も充実していた。
ぼくたちはメイン集団のアクシデント(102km地点で発生した大落車)は、まったく知らなかった。集団との差が急速に開き始めて、8分差近くになったときには、ガーミンが牽くのを止めてレースの主導権を他のチームに譲ったと思ったんだ。実際、落車のことを知ったのは、サン・フルールにゴールした後だった。
7年ぶりにマイヨ・ジョーヌを着たトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)
このステージのあいだ、つまり丸一日、道路沿いの観客たちが、ぼくに向かって叫んでいたんだ。「行け、トマ! マイヨジョーヌだ!」ってね。「もちろん、そうなったらすごいよ。でも難しい」と思っていた。7分差がついているのに気づいて「もしかしたら……」と思った。
残り60kmで、スポーツディレクターに相談したんだ。「どうしたらいい? ステージを狙うべき? それともマイヨジョーヌだけを視野に入れるべき? でも、どっちも保証できないよ」 そしたら彼はこう答えたんだ。「じゃあ、総合を目指して走ってくれ」
だから、走って走って走り続けた。最後の数キロとゴールを越えたときは幸せな気分だったよ。マイヨジョーヌを獲得できるってわかってたんで。
総合ではカデル・エヴァンスのような選手との差はわずか2分しかない。現実的にならないといけない。ぼくは夢想家じゃないんだ。でも、戦ってできる限りのことはする。2004年のようにこのジャージを10日間もキープするのは無理だってわかってる。でも、ひとつ確実なことはあるよ。明日はジャージを維持できる。だって休養日だからね。
マイヨヴェールのフィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
とても悪い日だ。ユルゲン・ファンデンブロックを落車で失ってしまったんだ。あの下りはかなり速かった。かなりの速度で走っていたんだ。左側を見るだけの余裕はあったので、なんとか他の選手を避けられた。あちこちに選手がいたんだよ。落車は息を呑む光景だった。ヴィレムスに何が起こったのかはわからない。その後で、ファンデンブロックがレースをやめたことがわかったんだ。
その後、ステージで勝とうとした。でも、ガーミンは逃げ集団に追いつくのに協力してくれなかった。彼らは集団前方に来ただけだったし、その後は先頭から下がっていった……。
車との接触事故後に完走し、山岳賞と敢闘賞を獲得したジョニー・フーガーランド(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
ぼくとフレチャがいま生きていることだけで満足だ。恐ろしかった。誰かを責めてもいいけど、こんな事故を故意に起こそうとする人もいないだろう。あの車に乗っていた人たちは、大きな罪の意識を感じているだろうし、ぼくとフレチャにきっと謝ってくれるだろう。
フアンアントニオ(フレチャ)は、ぼくのところに来て謝ってくれた。起こってはならないことだったけれど、こういうことはいつ起こってもおかしくないんだ。
これは誰のせいでもない。恐ろしい事故で、ぼくはその渦中にいた。ぼくはフレチャに、こう言ったんだ。「ぼくたちはまだ生きているけど、ワウテル・ウェイラントは落車事故で死んだんだ」
自転車レースはますます熱狂的なブームになっている。これはとてもいいことだ。観戦する人の数が増えているからね。だけど、かならずこんなことを言う人も出てくるんだ。「事故が起きる可能性があったんだ、なぜなら……」 ああ、うまく言えないや。でも、ぼくが考えるに、ほとんどの人は、こんな事態を悲しんでいるはずだ。
7cmぐらいの深い切り傷が3つある。これから病院に行くんだけど、少なくとも30針ぐらいは縫わなきゃならないんじゃないかと思う。宙を何回転かしたと思う。車がどこから来たのかわからない。車に気をつけるより前にフレチャが落車していて、自分にできることは何もなかった。(有刺鉄線の)柵の上に落ちて、自分の脚を見て思ったよ。「これで走れるんだろうか?」
山岳賞の赤玉ジャージは手にした。でも、明日の休養日はひどい痛みとともに過ごすことになるね。
新人賞のロバート・ヘーシンク (オランダ、ラボバンク)
スタートしたときは状態が悪かったけど、走っているうちによくなってきた。ぼくを励ましたり助けたりしてくれたチームのみんなに感謝したい。今日はみんながぼくのためにいてくれた。そばにいてもらうことが、とても大事だったんだ。
ルイス(サンチェス)が逃げてステージ優勝したので、忘れられない一日になったよ。この数日はチームにとって辛かったけど、今日は結果的にとてもすばらしい一日になった。
今日のステージやその前の2〜3ステージは、完走するのが少し辛かった。でも、ぼくたちは課題に取り組み続けている。いま言ったように、少しずつ状況はよくなっているよ。
落車を見たときは、巻き込まれなくてよかったと思った。ぼくが来たときには、現場は騒然としてた。いたるところに選手が倒れていた。路上に倒れている選手もいたし、道路の脇に倒れている選手もいた。すでに凄絶な状況だったんだよ。木の茂みから這い出してくる選手もいて、ほんとうにひどい落車だった。彼らがレースを止めざるを得なかったのは、彼らにとっても、ツールにとっても痛手だよ。ぼくも数日前に落車の犠牲になった。残念ながら、落車も自転車レースの一部なんだ。
車と接触したフレチャが属するチームスカイのデイヴ・ブレールスフォード監督
正直に言って、フレチャは最高の状態とは言えない。とてもひどい傷を受けた。膝には裂傷があるし、肘もよくない。あらゆるところがむち打ちになっている。
まるでちょっとした自動車事故だよ。レースを続けられるかどうかは、まだわからない。明日は休養日だから、彼の様子を見て決める。話はそれからだ。
こういう事態が起きたときは、冷静さを保つのが肝心だ。もちろんチーム内にはさまざまな感情が沸き起こっている。しかし、われわれはこのような状況でベストな行動を取るために、落ち着いて状況を把握することにしたんだ。
レースオーガナイザーと連絡を取りつつ、われわれがとるべき行動を決めている最中だ。コメントを出すのは明日以降になる。
リタイヤしたアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
ツール・ド・フランスでこんな劇的な終わり方をするなんて予想していなかった。ひどくがっかりしているし、今はとても悲しい。
だが、もっとひどいことになる可能性もあったんだと、自分に言いきかせて安心することにしたい。このケガで、かなりのあいだ休むことになる。これからはテレビでツールを見て、アスタナを支えることにするよ。
チームの友人たちが、ぼくを忘れることなく、最低でもステージ1勝をあげることに全力を尽くすことを信じているよ。
落車が続くアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)
(カルペツとの接触について)アクシデントだ。でも、ステージが進むにつれて、右膝の痛みが強くなってきて、少し心配になった。数日前に右膝の同じ場所に違和感を覚えたんだ。今は内側が痛い。たくさんアイシングするんで今日か明日には回復すると思う。
(有力選手のリタイヤについて)思い通りにならないツールだ。状況は複雑だね。アクシデントも多いし、不運もある。でも、ぼくは楽観視している。やるべきことはまだまだある。まずはピレネーのステージに向けて、できるだけ速く回復に集中しないと。
(休養日について)この休養日はうれしい。炎症が大きくなってきていたからね。ストレッチ以上の効果があるよ。
(落車の多さについて)ぼくたちはとても狭い道を走っている。いつもより狭いんだ。たぶん北部を走っていたからだと思う。たしかに雨も多いと、落車になりやすいんだよね。
(今日の大落車について)みんなが高速で走っているとカーブが見えないんだ。ぼくを怖がっている選手を見たことがあるよ。みんなが早く回復することを祈るよ。
(今日のカルペツとの接触原因について)自転車のハンドルが、他の選手にひっかかったんだ。路上に観戦客がいて、彼らにも接触してしまった。不運なことに、膝で自転車のパーツを蹴り上げてしまったんだ。今日のステージ中ずっと痛かったよ。
ガーミン・サーヴェロのジョナサン・ヴォーターズGM
(レース中に落車の一報を受けて)ミラーは無事。メイン集団にいる。ザブ(ザブリスキー)も無事。手を骨折しているかもしれない。レースはリタイヤするが、みんな無事だ。
誰も頭へのケガはなかった。ザブは、ぼくにコロラドのレースに出たいとお願いしてから、救急車に乗り込んだ。彼は大丈夫だね。手首を骨折した。
とても辛い一日だった。とても辛い。前に進もう。
プロの自転車競技は、荒々しさと美しさが同居する。どちらも欠くことはできない。
手首を骨折してリタイヤしたデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
もう仕方がないね……。
ソースは現地取材、記者会見、主催者公式サイト、チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイトおよびTwitter、Facebookなど。
translation & text : Taiko.YAMASAKI + Seiya.YAMASAKI
Amazon.co.jp