2011/06/01(水) - 12:24
ブエルタ・ア・エスパーニャのオーガイザー、Unipublicが8月に開催される2011年ブエルタの招待チームを発表した。発表した22チームには既に出場権があるUCIワールドツアーライセンスを保持する18のプロチームの他に、ジェオックスTMC、スキル・シマノ、コフィディス、アンダルシア・カハ・グラナダの4つのプロコンチネンタルチームが名を連ねた。
ジロ、ツールと並ぶ世界3大ツールのひとつ、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャ2011は8月20日にベニドルムでスタートを切る。ワイルドカードで出場権の幸運を仕留めた4チームと、リザーブとして地元スペインのカハ・ルラルが指定された。このなかから1チームを除く22チームが、直前までの調整を経て実際に2011ブエルタに出場することになる。
今回選出されたプロコンチームの中では、コフィディスとアンダルシア・カハグラナダ(2010年はアンダルシア・カハスールの名前で出場)は去年に引き続き出場する。
今季結成されたジェオックスTMCはジロ・デ・イタリアに続く嬉しい選出だ。ツール・ド・フランス2011の出場権は逃したが、スペインの誇るスター、カルロス・サストレと2005年ブエルタ覇者デニス・メンショフをエースとするチームにとっては、先のジロが成績不振だったぶんまで奮起したいところだ。
初のブエルタ出場を決めたオランダのスキル・シマノにとっては、2009年ツール・ド・フランス以来の3年ぶりのグランツール出場だ。日本人ライダーとしてチームに所属する土井雪広の出場にも期待が集まる。
今回のワイルドカードの出場権をめぐっては、スキル・シマノとFDJ(フランセーズデジュー)が枠を争ったと言われている。昨年第2ステージでヤウヘニ・フタロヴィッチ(ベラルーシ、フランセーズデジュー)がステージ優勝を挙げる活躍をしたが、今季の同チームはUCIワールドツアーライセンスを失っていた。
初のブエルタ出場を決めたスキルシマノのゼネラルマネジャー、イヴァン・スペークンブリンク氏はチーム選出の喜びを次のように語る。
「ブエルタ主催者Unipublicのシャビエル・ギレン氏が我々チームの選手、そしてその組織力とチームポリシーに寄せてくれた信頼に深く感謝の意を表したい。彼は我々チームの進化とクリアなビジョンに賛同してくれた」。
チーム監督のルディ・ケムナは「スキル・シマノの才能とやる気に満ちた選手たちにとってブエルタのようなビッグレースに参戦して成功をおさめることに対するモチベーションは本当に高い。誰もが挑戦したがっている。選手たちはすでにこの世界で3つの規模に数えられるグランツールに向けてさらに進化することを楽しみにしている。我々のゴールは最低でもステージ1勝を挙げることだ」と語っている。
そして、昨年はプロツアーチームだったにも関わらず招待されなかったレディオシャックが、今年は自動選出で出場を果たす。ジロ・デ・イタリアで活躍した別府史之の参戦スケジュールは未定だが、ツール・ド・フランスよりもブエルタのメンバーに選ばれる確率は高そうだ。
スキル・シマノの日本人選手、土井雪広は春に負った膝蓋骨骨折の怪我から復調中。6月中旬以降のレース復帰を睨み日本でリハビリトレーニングに励んでいたが、再び渡欧する移動中のタイミングでの発表。
「なんとしてもセレクションに残らなければ。あーーーゾクゾクする」と、オランダ到着直後のツイッターに綴っている。土井選手のブエルタを目指す抱負コメントは現在取材中につき、入り次第お伝えする。
text Makoto.AYANO
ジロ、ツールと並ぶ世界3大ツールのひとつ、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャ2011は8月20日にベニドルムでスタートを切る。ワイルドカードで出場権の幸運を仕留めた4チームと、リザーブとして地元スペインのカハ・ルラルが指定された。このなかから1チームを除く22チームが、直前までの調整を経て実際に2011ブエルタに出場することになる。
今回選出されたプロコンチームの中では、コフィディスとアンダルシア・カハグラナダ(2010年はアンダルシア・カハスールの名前で出場)は去年に引き続き出場する。
今季結成されたジェオックスTMCはジロ・デ・イタリアに続く嬉しい選出だ。ツール・ド・フランス2011の出場権は逃したが、スペインの誇るスター、カルロス・サストレと2005年ブエルタ覇者デニス・メンショフをエースとするチームにとっては、先のジロが成績不振だったぶんまで奮起したいところだ。
初のブエルタ出場を決めたオランダのスキル・シマノにとっては、2009年ツール・ド・フランス以来の3年ぶりのグランツール出場だ。日本人ライダーとしてチームに所属する土井雪広の出場にも期待が集まる。
今回のワイルドカードの出場権をめぐっては、スキル・シマノとFDJ(フランセーズデジュー)が枠を争ったと言われている。昨年第2ステージでヤウヘニ・フタロヴィッチ(ベラルーシ、フランセーズデジュー)がステージ優勝を挙げる活躍をしたが、今季の同チームはUCIワールドツアーライセンスを失っていた。
初のブエルタ出場を決めたスキルシマノのゼネラルマネジャー、イヴァン・スペークンブリンク氏はチーム選出の喜びを次のように語る。
「ブエルタ主催者Unipublicのシャビエル・ギレン氏が我々チームの選手、そしてその組織力とチームポリシーに寄せてくれた信頼に深く感謝の意を表したい。彼は我々チームの進化とクリアなビジョンに賛同してくれた」。
チーム監督のルディ・ケムナは「スキル・シマノの才能とやる気に満ちた選手たちにとってブエルタのようなビッグレースに参戦して成功をおさめることに対するモチベーションは本当に高い。誰もが挑戦したがっている。選手たちはすでにこの世界で3つの規模に数えられるグランツールに向けてさらに進化することを楽しみにしている。我々のゴールは最低でもステージ1勝を挙げることだ」と語っている。
そして、昨年はプロツアーチームだったにも関わらず招待されなかったレディオシャックが、今年は自動選出で出場を果たす。ジロ・デ・イタリアで活躍した別府史之の参戦スケジュールは未定だが、ツール・ド・フランスよりもブエルタのメンバーに選ばれる確率は高そうだ。
スキル・シマノの日本人選手、土井雪広は春に負った膝蓋骨骨折の怪我から復調中。6月中旬以降のレース復帰を睨み日本でリハビリトレーニングに励んでいたが、再び渡欧する移動中のタイミングでの発表。
「なんとしてもセレクションに残らなければ。あーーーゾクゾクする」と、オランダ到着直後のツイッターに綴っている。土井選手のブエルタを目指す抱負コメントは現在取材中につき、入り次第お伝えする。
text Makoto.AYANO
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