2011/02/28(月) - 13:56
2011年2月27日にスイスで開催されたGPルガーノ(UCI1.1)で、昨年のジロ・デ・イタリア覇者イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)が優勝を飾った。バッソは念願のツール・ド・フランス制覇に向けて着実にコンディションを上げている。
スイス南部のルガーノを中心とした周回コースで行なわれたGPルガーノ。レース中盤にアタックし、逃げメンバーのファビオアンドレス・ドゥアルテ(コロンビア、ジェオックス・TMC)をスプリントで下したバッソが勝利した。
バッソは1月にアルゼンチンで開催されたツール・ド・サンルイスでシーズンイン。その時のインタビューでバッソは「何も持たずに(他のレースで勝利せずに)ツールに挑むつもりはない。それまでにイタリアレースで結果を残したい」と語っていた。
昨年バッソはジロ・デ・イタリアで2度目の総合優勝を果たした。しかし今年はツールに集中するために、ジロをスキップする予定だ。リクイガス・キャノンデールは昨年ブエルタ・ア・エスパーニャを制したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)をチームリーダーに据えて、チームとしてジロ連覇を目指す。
バッソはツールの勝利をある人物に捧げたいという強い使命感を背負っている。その人物とは、バッソの復活に力を与えながら、昨年12月に脳腫瘍が原因で亡くなったトレーナーのアルド・サッシ氏だ。
GPルガーノはサッシ氏の死後初めて手にした勝利。バッソは「この勝利をアルド・サッシに捧げたい」と語る。そして同時に「もっと大きな勝利を彼に捧げたいんだ」とも。
バッソは2006年のジロ・デ・イタリアで初優勝。ツール・ド・フランスでは2004年から2年連続で表彰台に登っている。ドーピング容疑で2年間の出場停止処分を受けたバッソは、2008年のジャパンカップでレースに復帰。2009年ジロを総合4位で終えた。
昨年ジロを制したバッソは7月まで好調を維持した。しかしツール期間中に体調を崩し、発熱によってレース中盤に総合争いから脱落した。
今シーズン、バッソは4月末まで積極的にレースに出場して調子を上げ、少しの休養を取る予定。5月に再始動し、ツールに向けての最終調整期間に入る。
バッソは3月9日から15日までイタリアで開催されるティレーノ〜アドリアティコにリクイガス・キャノンデールのチームリーダーとして出場する。7日間の短いステージレースだが、2つのタイムトライアルと3つの山岳ステージが設定された“濃い”レースだ。
ティレーノの後は、3月21日開幕のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャと4月4日開幕のブエルタ・アル・パイスバスコを連戦。アルデンヌのフレーシュ・ワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュにも出場する予定だ。
「前から言っているように、春に良い成績を残したいんだ。ティレーノ〜アドリアティコにはモチベーションと自信を胸に出場する。もちろん成績を残すためには運が必要だと思う。でもコンディションが整っていなければ結果は出ない。」バッソはツール初制覇に向けて好スタートを切った。
GPルガーノ2011結果
1位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 4h23'04"
2位 ファビオアンドレス・ドゥアルテ(コロンビア、ジェオックス・TMC)
3位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・ネーリ) +16"
4位 ユーレ・コチャン(スロベニア、チームタイプ1)
5位 レオナルド・ドゥケ(コロンビア、コフィディス)
6位 フォルトゥナート・バリアーニ(イタリア、ダンジェロアンテヌッチ・ニッポ)
7位 リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)
8位 アレクサンドル・エフィムキン(ロシア、チームタイプ1)
9位 マウロ・フィネット(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
10位 ダビド・ブランコロドリゲス(スペイン、ジェオックス・TMC)
text:Gregor Brown
photo:Cor Vos
translation:Kei Tsuji
スイス南部のルガーノを中心とした周回コースで行なわれたGPルガーノ。レース中盤にアタックし、逃げメンバーのファビオアンドレス・ドゥアルテ(コロンビア、ジェオックス・TMC)をスプリントで下したバッソが勝利した。
バッソは1月にアルゼンチンで開催されたツール・ド・サンルイスでシーズンイン。その時のインタビューでバッソは「何も持たずに(他のレースで勝利せずに)ツールに挑むつもりはない。それまでにイタリアレースで結果を残したい」と語っていた。
昨年バッソはジロ・デ・イタリアで2度目の総合優勝を果たした。しかし今年はツールに集中するために、ジロをスキップする予定だ。リクイガス・キャノンデールは昨年ブエルタ・ア・エスパーニャを制したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)をチームリーダーに据えて、チームとしてジロ連覇を目指す。
バッソはツールの勝利をある人物に捧げたいという強い使命感を背負っている。その人物とは、バッソの復活に力を与えながら、昨年12月に脳腫瘍が原因で亡くなったトレーナーのアルド・サッシ氏だ。
GPルガーノはサッシ氏の死後初めて手にした勝利。バッソは「この勝利をアルド・サッシに捧げたい」と語る。そして同時に「もっと大きな勝利を彼に捧げたいんだ」とも。
バッソは2006年のジロ・デ・イタリアで初優勝。ツール・ド・フランスでは2004年から2年連続で表彰台に登っている。ドーピング容疑で2年間の出場停止処分を受けたバッソは、2008年のジャパンカップでレースに復帰。2009年ジロを総合4位で終えた。
昨年ジロを制したバッソは7月まで好調を維持した。しかしツール期間中に体調を崩し、発熱によってレース中盤に総合争いから脱落した。
今シーズン、バッソは4月末まで積極的にレースに出場して調子を上げ、少しの休養を取る予定。5月に再始動し、ツールに向けての最終調整期間に入る。
バッソは3月9日から15日までイタリアで開催されるティレーノ〜アドリアティコにリクイガス・キャノンデールのチームリーダーとして出場する。7日間の短いステージレースだが、2つのタイムトライアルと3つの山岳ステージが設定された“濃い”レースだ。
ティレーノの後は、3月21日開幕のボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャと4月4日開幕のブエルタ・アル・パイスバスコを連戦。アルデンヌのフレーシュ・ワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュにも出場する予定だ。
「前から言っているように、春に良い成績を残したいんだ。ティレーノ〜アドリアティコにはモチベーションと自信を胸に出場する。もちろん成績を残すためには運が必要だと思う。でもコンディションが整っていなければ結果は出ない。」バッソはツール初制覇に向けて好スタートを切った。
GPルガーノ2011結果
1位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 4h23'04"
2位 ファビオアンドレス・ドゥアルテ(コロンビア、ジェオックス・TMC)
3位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・ネーリ) +16"
4位 ユーレ・コチャン(スロベニア、チームタイプ1)
5位 レオナルド・ドゥケ(コロンビア、コフィディス)
6位 フォルトゥナート・バリアーニ(イタリア、ダンジェロアンテヌッチ・ニッポ)
7位 リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)
8位 アレクサンドル・エフィムキン(ロシア、チームタイプ1)
9位 マウロ・フィネット(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
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