スペインで行われた6箇所の未舗装路を走るクラシカ・ハエン。ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)が残り54.7km地点から飛び出し、独走勝利を決めた。



6箇所の未舗装路を巡るクラシカ・ハエン photo:Clásica Jaén

スペイン版「ストラーデビアンケ」と呼ばれているクラシカ・ハエンが、2月16日に開催された。1クラスのレースにもかかわらず、5つのワールドチームが出場するのは、2日後にブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)の開幕を控えるため。前哨戦と位置づけられる本大会は、コース後半から6箇所の未舗装路が設定されている。

ストラーデビアンケでも優勝経験のあるトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が本命と目されたレースが動いたのは、残り63.8km地点だった。1つ目の未舗装路区間と長い下りを終え、2つめの未舗装路に向かう集団から、ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)がアタック。それに唯一マーク・ドノヴァン(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が反応した。

残り54.7km地点から単独先頭に立ったティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

未舗装路でドノヴァンが一時ウェレンスを引き離すシーンもあったが、イーブンペースを守ったウェレンスが追いつくと、ドノヴァンを引き離し単独先頭に立つ。そのまま未舗装路区間をクリアし、残り54.7kmを独走して勝利した。

独走勝利を飾ったティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

今季初優勝となったティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) photo:Clásica Jaén

「ドノヴァンを振り切ることは大変だったが、脚の状態はとても良かった。自分のペースを守り、パワー値に従って走り続けた結果だ。危うく落車しかける場面もあったが、幸運にも回避できた」と、ウェレンスは圧巻の独走を振り返った。

ピドコックとブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)、イバン・ロメオ(スペイン、モビスター)に絞れた追走集団は、48秒遅れでフィニッシュした。そのスプリントをピドコックが先着し、コスヌフロワが3位。ロメオはフェンスに触れ、落車した。
クラシカ・ハエン2026結果
1位 ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) 3:29:31
2位 トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) +0:48
3位 ブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) +1:04
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos